美しい肌Vol.354

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2013-09-19 22:27:09

カテゴリー:女性の美容と健康

青梗菜

写真は青梗菜です。

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美肌の野菜&果物(各論:青梗菜)

 
 
 
 
青梗菜の正体

青梗菜については、「最も有名な中国野菜」

としてameblo.jp/eitokukai51/
entry-11515383668.html
で解説いたしましたが、さらに詳細な情報を

加えてお届けします。

青梗菜は、アブラナ科アブラナ属の

中国野菜で、中国南部の揚子江流域が原産

とされています。白菜の仲間である青梗菜は

20~25cm程の長さで、葉は大きめで丸みを

帯びており、大きなスプーンが重なったような

形をしています。白菜などと同じ仲間で、

不結球(葉が重なりあって球の形にならない)

タイプになります。「青美」や「冬賞味」などの

品種がありますが、特に明記されることは

ありません。青梗菜は中国料理には

欠かせない食材で、葉柄部分は加熱しても

シャキシャキとした歯ごたえが残り、まろやかな

甘みを持つため、炒め物や煮物、スープなど

様々な料理に用いられています。和名は

タイサイ(体菜)です。白軸のものはパクチョイ

(白菜)と呼ばれることももあります。アルカリ性

のミネラルが豊富な緑黄色野菜です。

露地ものでは秋が旬とされていますが、

生育期間が40〜50日と短く、また気温の変化

に比較的強いことから日本ではハウス栽培の

活用によって一年中市場に出回っています。

家庭でも栽培でき、露地栽培、プランター栽培

が適しています。日本国内での主産地は、

静岡県、長野県、埼玉県などです。葉は緑色、

肉厚な軸の部分は淡緑色をしており、

やわらかく歯切れが良いのが特徴です。

ミニチンゲンサイ
見た目は普通の青梗菜と同じですが、長さが

10~15cmと小ぶりの青梗菜です。青梗菜を

そのまま小さくした感じの野菜です。葉や葉柄

は柔らかく、株のまま丸ごと調理することが

できます。とても小さく、その姿のまま調理して

盛り付けられて、見た目も食感も良いです。

パクチョイ
青梗菜と同じ形をしていますが、葉は濃緑色で

葉柄部分が白いのが特徴です。中華料理の中

でも広東料理で愛用される野菜の一つで、

青梗菜と違い、軸と葉の色が白と緑にはっきりと

分かれていることもあり、コントラストの美しさから

使用されているそうです。そのままだとあまり味が

わかりませんが、乾燥させて、スープなどに戻す

調理法が中華料理では使われているそうです。

良い出汁(だし)がでるそうです。株のしまりは

青梗菜よりゆるやかです。育て方は基本的に

青梗菜とほぼ同じですが、青梗菜より、とう立ち

(「とう(花をつける花茎)」が伸びてくること)

しやすいそうです。虫がつきやすい野菜なので、

害虫発生期は寒冷紗や防虫ネットなどで覆って

虫がつかないようにします。

 
 
青梗菜の歴史

青梗菜は中国が原産の野菜です。アブラナ科の

原種は地中海沿岸が原産地とされていますが、

中国にはそこから分化した植物が伝わり、

華中・華南地域で発達し青梗菜が生まれ、

根付いたといわれています。日本に青梗菜が

紹介されたのは日中国交回復後の1972年以降、

中国野菜がブームになった時期です。その際、

葉柄の色が青いものと白いものが2種類あり

「青茎パクチョイ」、「白茎パクチョイ」などと

呼ばれていましたが、1983年に現在の

農林水産省が葉柄の緑のものを「青梗菜」と

命名しました。その後、栽培期間が短く栽培

しやすいことから、中国野菜の中心的な野菜

として青梗菜が日本でも広く普及しました。

 
 
青梗菜の雑学

青梗菜は寒暖差に強く生育が早いため、日本

でも盛んに栽培されています。年間を通して

出回っていますが旬は秋から冬にかけてです。

日本では茨城県、静岡県、群馬県、愛知県で

多く栽培されています。葉は厚みがあり濃い

緑色のもので、軸が伸びておらず太く短いもの

を選びます。また葉や葉柄に傷がなく張りがあり、

みずみずしいものが良品です。保存の際は

乾燥しないように、ラップか湿らせた新聞紙に

包んで冷蔵庫で保存します。長期保存の場合

は、軽くゆでた後、しっかりと水を切り冷凍します。

青梗菜にはビタミンAの前駆物質(ある物質が

できる前の段階の物質)であるβ-カロテンが

豊富に含まれています。ビタミンAには皮膚や

のど、鼻、肺、消化管などの粘膜を丈夫にする

働きがあります。粘膜には病原菌などの侵入

を防ぐバリアの役割があるため、ビタミンAが

不足し皮膚や呼吸器の粘膜が弱くなると、

感染症にかかりやすくなります。β-カロテンは

体内で必要に応じてビタミンAに変換される

ので、感染症を予防し免疫力を高める効果が

あります。また、ビタミンCが不足すると、

疲れやすい、風邪を引きやすいといった様々な

不調が出やすくなるため、積極的に摂取する

ことで体の健康維持に役立ちます。塩分の摂り

すぎなどで体内のナトリウムが多くなると、

細胞内外のミネラルのバランスが崩れ、高血圧

や胃ガンのリスクが高まると考えられています。

青梗菜に多く含まれるカリウムには、腎臓で

ナトリウムが吸収されるのを抑制し、尿への排泄

を促す働きがあり、血圧の上昇を抑制すること

から、高血圧予防に効果があります。

また、青梗菜に含まれるβ-カロテンやビタミンC

の抗酸化作用(たんぱく質や脂質、DNAなどが

酸素によって酸化されるのを防ぐ作用)により、

過酸化脂質(コレステロールや中性脂肪などの

脂質が活性酸素によって酸化されたもの)の生成

が抑制されるため、動脈硬化の予防にも効果を

発揮します。青梗菜にはカルシウムが豊富に

含まれています。カルシウムは体重の1~2%を

占め、体内で最も多く存在するミネラルで、その中

の約99%が骨や歯に存在しています。

カルシウムが不足すると、骨が弱くなり骨折や

骨粗しょう症を引き起こす可能性があることから、

カルシウムを積極的に摂取することで、健康維持

に役立ちます。

青梗菜を使った料理を紹介します。

パート1 青梗菜とほたての缶詰の炒め物

 
www.youtube.com/watch?v=75FpTbyq_AY
 
 





パート2 青梗菜と春雨のスープです。


https://www.youtube.com/watch?v=K_eg-3ur52c




 
 
 
青梗菜の有効成分

緑黄色野菜である青梗菜にはβ-カロテンが豊富

に含まれています。β-カロテンは抗酸化力

(たんぱく質や脂質、DNAなどが酸素によって

酸化されるのを防ぐ力)が高く、体内では必要に

応じてビタミンAに変換され、免疫力を高めて

くれます。βカロテンは抗発ガン作用や免疫賦活

作用で知られていますが、その他にも体内で

ビタミンAに変換され、髪の健康維持や、

視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、そして、

喉や肺など呼吸器系統を守る働きがあると

いわれています。またコラーゲンの生成を助ける

ビタミンCも豊富に含まれるので、美肌効果を持つ

ほか、風邪の予防などにも効果を発揮します。

その他にも青梗菜には血圧の上昇を抑える

カリウムや骨や歯を丈夫にするカルシウム、

ビタミンKなども含まれており、様々な健康機能

を持っています。

 
 
青梗菜の美肌効果

チンゲンンサイに含まれるビタミンCは皮膚や

軟骨、腱などの構成成分であるコラーゲンの

生成に不可欠なビタミンで、肌のシワを防い

だり、傷などの治りを良くします。またシミや

そばかすの原因となるメラニンを合成する際に

働くチロシナーゼという酵素を阻害し、透明感

のある肌を維持するので美白・美肌効果が

期待できます。β-カロテンは抗酸化力

(たんぱく質や脂質、DNAなどが酸素に

よって酸化されるのを防ぐ力)が高く、

体内では必要に応じてビタミンAに変換され、

ビタミンCの抗酸化作用との相乗作用が期待

できます。そのため、美肌に導かれると考え

られています。

今回は、ここまでとさせて頂きます。

青梗菜を食べて、珍言才を磨く。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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皮膚科にて承ります。

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