美しい肌Vol.349

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2013-09-14 19:16:49

カテゴリー:女性の美容と健康

パパイヤ

写真はパパイヤです。

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美肌の野菜&果物(各論:パパイヤ)

 
 
 
 
パパイヤの正体

パパイヤについては、「乳瓜(ちちうり)」

としてameblo.jp/eitokukai51/
entry-11516655908.html
で解説いたしましたが、さらに詳細な情報を

加えてお届けします。

パパイヤは、パパイヤ科パパイヤ属に

属する植物です。樹高は2~10mで、まっすぐ

に伸びた茎の先には、掌状(指を開いた

手のひらのような形)に切れ込んだヤツデの葉

に似た大きな葉をつかせます。果実は、品種

により大きさが様々で、熟すにつれて緑色から

黄色に変化します。果実の中央部分には黒色

の種子が100~1000個程入っています。

味や食感は柔らかい柿に似ており、一般的に

果実が大きいほど甘みは薄くなります。

未熟なうちに収穫された青パパイヤは、酵素

が豊富で野菜として利用されています。

パパイヤの木は高さ1.5m程になると実をつけ

始めます。他の植物であれば、実をつけ始める

と果実に栄養を送るため、木の成長は

止まります。しかし、パパイヤの木は実をつけて

も成長は止まらず、どんどん大きく成長し続け

ます。パパイヤの木の幹は、繊維質で硬い

スポンジのような構造をしているため、あまり頑丈

ではありません。パパイヤという名前は、カリブ

海沿岸での呼び名である「アババイ」がなまった

ものであるといわれています。スペイン人が

初めてパパイヤをみた時、果実が幹の上部から

垂れ下がる様子が赤ん坊にお乳を飲ませる

乳房のように見えたため「これは母(ママ)の乳房

のようだ」といったことから、スペインやポルトガル

では「ママオ」と呼ばれることもあります。

日本では、パパイヤの茎や葉、果実などあらゆる

ところに乳液が多く含まれていることから

「乳瓜(ちちうり)」と呼ばれることもあります。他にも、

木になる瓜という意味から「木瓜(もっか)」という

別名もあります。ハワイなどで多く生産され、日本に

輸入されるパパイヤの多くがソロと呼ばれる品種

のパパイヤです。果肉は黄色く、ねっとりとした

食感が特徴です。一年中安定して輸入されて

いるため、いつでも店頭で見かけることができます。

また、日本ではあまり出回っていませんが、果肉が

赤色のサンライズなどの品種もあります。

パパイヤの原産地は、熱帯アメリカです。一般に

日本の市場で見かけるほとんどのパパイヤは

フィリピンから輸入されています。日本国内

では、沖縄や鹿児島などの気候が温暖な地域

で生産され5月~8月に旬を迎えますが、パパイヤ

の木は台風に弱く生産量が不安定なため国内産

のパパイヤはあまり出回っていません。

 
 
パパイヤの歴史

メキシコのユカタン半島にあるマヤの人々が

つくったとされる2万以上にも及ぶピラミッドの

周辺には、パパイヤが群生しており、

医療技術がとても発達していたと言われる

マヤの人々は、薬用となる植物を、あらかじめ

ピラミッドの周りに栽培し、食料や薬用に

使ったと考えられています。チリ山中にも

パパイヤの群生が見られ、インディオたちに

食用されており、現在もチリでは、パパイヤ

は海岸近くから山岳高地まで広く分布

しています。暑い地方の市場では、魚や肉、

衣類などとの交易商品ともなっているのです。

植物が進化してきた歴史の最も重要な課題

は、太陽光線の、とりわけ紫外線という

殺人光線に、いかに打ち勝つかということ

でした。当初、紫外線のあたらない海中での

活動だけだった古代植物は、その後、

何千万年の時間をかけDNAを改良し、

紫外線に打ち勝つ力を得て、世界中に繁殖

していきました。地球上で、最も紫外線が

あたる時間の長い赤道付近のジャングルで、

パパイヤは強力な繁殖力で成長を続けて

きたのです。パパイヤをはじめ、古代より

生き続ける植物には、酵素や多糖類や

希有元素などを含む生理活性物質などが

蓄えられており、これらは長い進化の過程

で、人間も含めた動物一般にとって、とても

大切なものとなりました。16世紀の

大航海時代、パパイヤはアメリカ大陸を

発見した探検家であるコロンブスによって

発見されました。隊の一員が胃痙攣で

倒れた際、原住民が差し出したパパイヤ

を食べるとすぐに治ったことに驚いた

コロンブスは、パパイヤを魔法の木の実

として持ち帰りました。スペイン領である

マジョルカ島に植えられたパパイヤは、

ヨーロッパ各地に広まりました。特に

未熟な果実である青パパイヤは、保存性

が良く、船乗りたちの大切な栄養源として

重宝されていました。その後、キリスト教

の宣教師等によってアフリカやアジアに

伝えられました。オランダやイギリスの船

に乗って、アジア各地に運ばれた、その

「魔法の木の実」は、港近くに根をおろし、

川筋沿いに広がっていったのです。

日本には明治時代に伝えられ、沖縄や

小笠原諸島、鹿児島などで栽培され

始めました。外国から輸入されるように

なってからは市場でもよく見かけるように

なりました。市場に多く出回るようになった

のは輸入が許可された1968年以降

のことです。

 
 
パパイヤの雑学

パパイヤは、デザートとして生で食べたり、

ドライフルーツなどに加工され食べられ

ます。牛乳と果肉をミキサーにかけて

混ぜたパパイヤ牛乳は、台湾の名物

として販売されています。沖縄やフィリピン、

タイなどでは、未完熟な青パパイヤが

野菜として料理に利用されています。

青パパイヤの千切りの袋詰めが

スーパーマーケットで売られたり、総菜

や弁当の具としても使用されています。

青パパイヤを傷つけると出てくる

白い液体に多く含まれるたんぱく質

分解酵素には、肉を柔らかくする効果

があります。そのため、パパイヤの果汁

に肉をつけるなどして肉料理に使われ

ます。未熟果である青パパイヤには、

パパインをはじめとする三大栄養素

(炭水化物、たんぱく質、脂質)の分解

を促進して消化させやすくする酵素が

豊富に含まれています。そのため、

食べ物を消化する胃の負担が減り、

胃もたれの予防・改善に効果的です。

血液中の悪玉(LDL)コレステロールが

増加すると、血管の内壁が脂質で

分厚くなり、こぶのようにせり出して

血管を狭めるため、高血圧や動脈硬化

などが引き起こされます。パパインには、

血中の悪玉(LDL)コレステロールを

減少させる働きがあります。さらに、

パパイヤには、カリウムが豊富に含まれて

いるため、ナトリウムの排泄を促し、血圧の

上昇を抑える働きがあります。そのため、

これらの成分がバランス良く含まれている

パパイヤは高血圧を防ぎ、動脈硬化など

の生活習慣病の予防に効果的であると

考えられています。青パパイヤに含まれる

パパインをはじめとする酵素には、消化を

促進させる働きがあります。体内では

消化酵素と代謝酵素は一定量しか

つくられません。食べ過ぎなどにより体内

の消化酵素が大量に使われると、体内で

つくられる酵素の多くが消化酵素となり、

糖質や脂肪をエネルギーに変換する

代謝酵素が不足するため、体脂肪が

溜まりやすくなります。青パパイヤには、

消化酵素が豊富に含まれているため、

体内の消化酵素を補い代謝酵素の不足を

防ぐため、脂肪燃焼に効果があります。

さらに、ビタミンB群やペクチンなどが

含まれるパパイヤには太りにくい体づくり

を補助する働きもあるため、肥満を予防

する効果が期待できます。パパイヤには

ビタミンCが豊富に含まれています。

ビタミンCは白血球の働きを高め、体外

から侵入してきた細菌やウイルスなどの

病原体の撃退に関与しています。

また、ビタミンCそのものにも細菌や

ウイルスに対抗する力があるため、

ビタミンCの積極的な摂取は免疫力を

高め、風邪などの感染症を予防し、

病気の回復を早める効果があります。

さらに、リコピンの働きによって、

呼吸器系疾患を起こす細菌の増殖が

抑制されるため、のどの痛みや咳、

風邪などの感染症の予防・改善にも

効果が期待できます。青パパイヤに

豊富に含まれているパパインには、

殺菌作用や傷ついた箇所の修復を

促進させる働きがあります。そのため、

原産地では、傷や火傷をパパイヤの葉

で包んだり、うすく切ったパパイヤの果肉

を傷口に当てる民間療法があります。

欧米や日本の医学界においてもパパイン

の殺菌効果が注目され、傷や火傷の

治療薬としても期待されています。

パパイヤには、クエン酸などの有機酸が

豊富に含まれます。クエン酸は、体内で

エネルギーに変換されるため、疲労を

軽減します。さらに、パパイヤに含まれる

ビタミンB群には、糖質などの代謝に関わり

エネルギーを効率よく生産し、神経や筋肉

へエネルギーを運ぶ働きがあるため、

疲労回復に効果があります。パパイヤの

紹介動画とグリーンピース(環境保護団体)

の遺伝子組み換えパパイヤの問題の動画、

パパイヤの切り方の動画をお届けします。

パパイヤの紹介動画

www.youtube.com/watch?v=gkaRxs6aKy4


遺伝子組み換えパパイヤについて

https://www.youtube.com/watch?v=j5H4s1si6xI


パパイヤの切り方

https://www.youtube.com/watch?v=lHLhEniQyJc
 
パパイヤの有効成分

パパイヤは、ビタミンCを豊富に含んでいます。

果肉が熟したパパイヤはカロテンやリコピンを

多く含んでいます。熟すにつれてカロテンや

リコピンの含有量は増加し、特にカロテンは

未熟なパパイヤの4倍以上にもなります。

これらの成分は強い抗酸化力(たんぱく質や

脂質、DNAなどが酸素によって酸化されるの

を防ぐ力)を有しています。他にも、パパイヤ

にはビタミンB群、クエン酸やリンゴ酸などの

有機酸、カリウムやリンなどのミネラル類、

食物繊維であるペクチンなどが含まれて

います。また、未熟果である青パパイヤには、

たんぱく質分解酵素(たんぱく質を分解して

細かく複数個のアミノ酸などにして、体内に

吸収されやすくする酵素)であるパパインを

はじめ、脂質や炭水化物を分解する酵素が

豊富に含まれています。パパイヤは、最も

栄養価の高い果物の一つです。

ワシントンD.C.に本部を置く消費者のための

監視機関「公益科学センター」は、

食品成分表に基づいて「ファンタスティック・

フルーツ」というランキングを作成し、果物が

含むビタミンC、葉酸、カリウム、鉄分、

カルシウム、食物繊維、及びカロチノイドの

6つの重要栄養素の一日の摂取量率を合計

した得点で様々な果物を評価しました。

すると、パパイヤは、今まで健康に良いと

されていたオレンジ、りんご、バナナなどの

得点を上回り、グアバ、スイカ、

グレープフルーツ、キーウィと並んで見事に

ベスト5入りしました。

 
 
パパイヤの美肌効果

ペクチンなどが豊富にふくまれている

パパイヤには、腸内でビフィズス菌などの

善玉菌(ヒトの腸内に住む細菌の一種です。

健康に役立つ働きを行っています)を増やし、

腸内環境を良くする働きがあります。

さらに、ペクチンが持つ強い粘性で腸内の

有害物質を吸着して体外に排泄する作用

もあるため、便秘の解消に効果があります。

さらに、みずみずしいフルーツに優れた

解毒パワーがあることが最近わかって

きました。そして毒消し力トップに輝いたのは、

南国の果物「パパイヤ」です。1日2分の1個

でその効果が期待できます。パパイヤには

イソチオシアネートという毒消し成分が

含まれておりイソチオシアネートは、肝臓の

解毒酵素の働きを良くして、有害物質を

無毒化するのに役立ちます。解毒力の強い

パパイヤなら1日200g食べると効果が

期待でき、一度食べると解毒作用は3日

近く続きます。ラットの肝細胞を培養し、

果物(全果200g)の抽出物を加えてGST

という解毒酵素をどれだけ、活性化できるか

という実験では、最もその活性が強かった

のは、パパイヤ(活性の値は、1.95)でした。

パパイヤ以外の二位以下の果物を列挙

しますと、アボカド(1.68)、イチジク(1.37)、

レモン(1.30)、なし(1.21)、

グレープフルーツ(1.21)、リンゴ(1.18)、

キウイフルーツ(1.18)、ブドウ(1.16)、

マンゴー(1.12)の順でした。ペクチンの

便秘解消効果に加え、上記の

イソチオシアネートの解毒作用が加わると、

デトックスには、最適な果物ということになり

ます。デトックス効果が有効になれば、美肌

へと導かれます。ビタミンCやリコピン、

カロテンなどが豊富に含まれているパパイヤ

には、シミやそばかすを予防し、ハリのある

若々しい肌を保つ効果があります。日光に

当たり続けると、紫外線が原因となって

作られるチロシンと呼ばれるメラニン色素の

もとのアミノ酸が生成されます。チロシンから

メラニン色素が体内で合成されます。

このメラニン色素が皮膚に沈着することで

シミやそばかすが発生します。ビタミンCや

リコピンには、チロシンをつくりだす酵素

であるチロシナーゼの働きを抑制しメラニン

色素の沈着を防ぐ働きがあるため、

シミ・そばかすの予防に効果的です。

さらに、パパイヤに含まれている酵素である

パパインには毛穴の奥にある汚れや、不要な

角質をおだやかに取り除く働きがあり、

シミやニキビ、肌荒れの予防・改善に効果が

期待できます。

今回は、ここまでとさせて頂きます。

パパイヤを食べて娘に「パパ嫌」と言われ

続ける私です。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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皮膚科にて承ります。

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