美しい肌Vol.348

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2013-09-13 21:27:27

カテゴリー:女性の美容と健康

プチベール

 
 
写真はプチヴェールです。

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美肌の野菜&果物(各論:プチヴェール)

 
 
 
 
プチヴェールの正体

プチヴェールについては、「日本生まれの野菜」

としてameblo.jp/eitokukai51/
entry-11517852703.html
で解説いたしましたが、さらに詳細な情報を

加えてお届けします。

つぼみがバラの花びらのように開いた

「プチヴェール」は、平成2年に株式会社

増田採種場(種苗メーカー)がケールと

芽キャベツを交配して誕生させたアブラナ科

の野菜です。株式会社増田採種場は、

日夜同じ種類の野菜でも、より栄養価が高い

もの、より味のいいものを求めて新しい品種を

開発しているそうです。そのため、増田採種場

のケールは増田採種場の品種開発の技術を

駆使して作られたオリジナルケールだそう

です。「ケール」と「プチヴェール」のどちらが

良いのか?という問いに対して、一般ケール

とプチヴェールを比較するとプチヴェールの

勝ちだそうです。増田採種場のオリジナル

ケールとプチヴェールはものいいがつきそうな

くらいいい勝負だそうです。ケールと

芽キャベツの良い部分を受け継いでおり、

ケールより栄養価が高く、芽キャベツのような

味わいを持ちます。1本の苗から50~80個

のつぼみが収穫され、その名の由来は

フランス語で‘小さな緑’を意味します。

加熱するとほんのり甘い「プチヴェール」は、

苦みや癖がないのが特徴です。特に霜に

当たって生育したものは甘みが増します。

ビタミンCをはじめとしたビタミン類、鉄分、

カリウムなどの栄養素を豊富に含んでおり、

葉はジュース、つぼみはゆでて食べると

シャキッとした歯応えが楽しめます。

近年では「プチヴェールルージュ」や

「プチヴェールホワイト」といった新しい

品種も登場しており、カラフルな色合い

も楽しめます。外葉と実はもちろん、葉柄

や軸もむだなく食べられる多機能野菜

(ファンクショナル・ベジタブル)です。

 
 
プチヴェールの歴史

平成2年誕生なので、まだ23年しか経って

いない(平成25年現在)歴史の新しい

野菜です。プチヴェールは静岡県で

品種改良の末生まれました。現在では

静岡県だけでなく、新潟県など全国各地で

栽培されています。芽キャベツと同じように

本葉のわきにいくつもの芽を出しますが、

芽キャベツと違い結球(植物の葉が重なり

合って球のようになること)はしません。

 
 
プチヴェールの雑学

12月~3月に旬を迎えます。寒さの中で

育てることにより糖度や栄養が蓄えられ、

甘みが増します。プチヴェールは、外葉

や実だけではなく、葉柄や軸も無駄なく

食べることができます。

クセがないので塩を入れた熱湯で2~3

分茹で、ドレッシングをかけるだけで

美味しく食べることができます。ゴマ和え

やおひたしなどの和食にも、シチューや

グラタンなどの洋食にも簡単に使用でき

ます。カルシウムの摂取不足は高血圧の

一因となります。カルシウム摂取が不足

すると、副甲状腺ホルモンが分泌され、

カルシウムの貯蔵庫である骨から

カルシウムが溶け出し、血液中の

カルシウム濃度を正常に戻そうとします。

また、副甲状腺ホルモンは、カルシウムを

細胞内に取り込む働きもするため、血管

の筋肉である平滑筋にカルシウムが入り、

筋肉を収縮させます。

この働きにより、血管の内側が狭くなり

高血圧を引き起こします。 また、高血圧症

の患者さんではカルシウムの摂取量が

少ない人ほど尿へのナトリウム排泄が少ない

ことが知られています。すなわち、カルシウム

を多く摂るとナトリウム利尿(尿中にナトリウム

が多く排泄)が起こり血圧が低下します。

高血圧を予防するためには、過度なナトリウム

摂取は控え、カルシウムを多く摂ることが重要

です。血中の脂肪が多すぎることで起こる

高血圧にも、プチヴェールは効果的に働きかけ

ます。プチヴェールは体内の活性酸素

(普通の酸素に比べ、著しく反応性が増す

ことで強い酸化力を持った酸素)を除去する

働きがあるβ-カロテンを豊富に含むため、

血中の脂質の酸化を防ぎ血管を若々しく保ち、

動脈硬化の改善や予防に効果を発揮すると

いわれています。さらに、プチヴェールに

含まれるビタミンEには活性酸素により酸化

した脂質を分解することで、血中に粘度のある

物質が流れ出ることを防ぎ血行を良くする

働きや、血管を丈夫にする働きがあります。

プチヴェールは動脈硬化の予防や冷え症の

改善にも期待できると考えられます。

食事の中に含まれる脂質であるトリグリセリド

は、摂取された際にほぼ全てが体内に

取り込まれます。しかし、プチヴェールを一緒

に摂取することで、トリグリセリドの排出が

促され、体内での脂質の蓄積が抑制される

ことがマウスを使った実験で証明されました。

また、摂取した脂質は消化吸収された後、

肝臓中の脂肪酸合成酵素が働くことにより、

肝臓で再び脂質に合成され蓄積されます。

プチヴェールには、脂肪酸合成酵素の活性

を抑制する働きがあることもわかっています。

この2つの働きにより、プチヴェールは脂肪の

吸収、蓄積を防止する働きがあると

考えられています。プチヴェールに含まれる

β-カロテンから変換されたビタミンAには

皮膚やのどなどの粘膜を正常に保つ働きが

あり免疫力を高めてくれるため、口内炎や

風邪の予防にも効果的です。また、

カロテノイドを多く含むプチヴェールには

感染症を予防する効果があることが証明

されています。骨粗しょう症とは、骨密度が

低下することにより骨がもろくなり、骨折

しやすくなる病気です。年齢や閉経、

カルシウム不足など様々な原因があり、

日本では65歳以上の女性の2人に1人が

骨粗しょう症であるといわれています。

骨粗しょう症を予防するためには、日常的

に十分な量のカルシウムを摂取する必要が

あります。プチヴェールには、牛乳の4倍

ものカルシウムが含まれています。さらに、

他の野菜に比べカルシウムの吸収を阻害

するシュウ酸の量が少なく、牛乳よりも

プチヴェールに含まれているカルシウム

の方が体内で吸収されやすいといわれて

います。また、プチヴェールには骨を構成

しているコラーゲンを形成する働きがある

ビタミンCも含まれています。カルシウムと

ビタミンCが含まれるプチヴェールには、

より丈夫な骨を生成する働きがあると

いえます。現代社会には、ストレスの要因

が多く存在します。継続的にストレスを

感じていると、心と体の両方の健康に影響

し、胃潰瘍やうつ病を引き起こす場合も

あります。プチヴェールには、β-カロテンや

ルテインなどの抗酸化作用(たんぱく質や

脂質、DNAなどが酸素によって酸化される

のを防ぐ作用)を持つカロテノイドや胃潰瘍

を予防する働きがあるビタミンU(ビタミン様

物質と呼ばれる、ビタミンと似た働きを行う

物質の一種で、「U」は、ulcus(潰瘍)の
言葉の頭文字を取ったもので、潰瘍を防ぐ

ビタミン)が豊富に含まれているため、

ストレスを軽減する効果があるといわれて

います。ビタミンUについてもう少し詳しく

説明しますと「キャベツから発見された

ビタミン様物質で、そのことからキャベジン

とも呼ばれます。まだ、不明な部分のある

栄養素ですが、おもな働きは胃酸の

分泌抑制(ぶんぴつよくせい)や、胃粘膜

(いねんまく)の新陳代謝(しんちんたいしゃ)

の促進などがあげられます。そのため、

胃潰瘍(いかいよう)や胃炎などの回復に

効果が認められ、医薬品として利用されて

います。また、肝臓障害にも効果があると

いわれます。ビタミンUを食品から摂取する

場合はキャベツやパセリ、レタス、

プチヴェールなどに多く含まれています。

野菜がきらいな人は、ビタミンU不足に

注意したいものです。熱に弱いので、

調理の際は生か、短時間の加熱にとどめ

ましょう。所要量はとくに決められていません。」

ということです。プチヴェールは、芽キャベツ

とケールの交配なので、ビタミンUの含有量

が多いと考えられます。β-カロテンから変換

されたビタミンAは、目が網膜で光を感じる

時に必要なロドプシンというたんぱく質の

生成に必要な成分で、夜盲症や眼精疲労

の予防に効果があります。また、プチヴェール

にはルテインが含まれています。ルテインは

目の水晶体や黄斑部に多く存在し、強い

抗酸化作用を持つカロテノイド色素で、

紫外線などのダメ-ジから目を守ります。脳に

おける神経成長因子(神経細胞の成長を

促す活性物質の一種)は、脳の老化防止

や新しい神経細胞の産生、維持など大変

重要な働きをしています。神経成長因子は

体内の細胞から産生されます。マウスを

用いた実験により、プチヴェールには

神経成長因子の産生を促進する働きがある

ことが証明されました。この働きにより、

アルツハイマー病(脳の神経細胞が少なく

なり脳が萎縮する病気)などで失われた

神経細胞を修復するために必要な

神経成長因子の産生が促進されること

により、認知症などの改善につながる

可能性があるとされています。

 
 
プチヴェールの有効成分

プチヴェールにはβ-カロテン、ビタミンC、鉄、

カルシウム、食物繊維など現代人に不足

しがちな栄養素がバランス良く含まれて

います。特にカルシウムが牛乳の4倍と豊富

に含まれており、牛乳よりも体内で吸収され

やすいという研究結果が出ています。

その他にも食物繊維がさつまいもの3倍、

ビタミンEがほうれんそうの2倍、β-カロテンは

かぼちゃの6倍と様々な栄養素が豊富に

含まれています。β-カロテンは体内で

ビタミンAに変換されます。必要な分のみ

変換されるので、脂溶性ビタミンである

ビタミンAの過剰症の心配がいりません。

β-カロテン以外のカロテノイドとしてルテイン

がプチヴェールに含まれます。また上記

雑学の項でも述べましたが、ビタミンUも豊富

に含まれます。プチヴェールのことを紹介した

動画がありましたので、紹介させて頂きます。

www.youtube.com/watch?v=r_213UCKJW4
 
プチヴェールの美肌効果

プチヴェールには、さつまいもの3倍の

食物繊維が含まれています。食物繊維は

腸内の不要なものを吸着し、腸の動きを

促進する働きがあるため、便秘の解消に

効果的です。この食物繊維の便秘解消

効果は、有害物質の排出であるデトックス

効果につながります。デトックス効果が

有効になれば、美肌へと導かれます。

プチヴェールにはβ-カロテンが豊富に

含まれています。β-カロテンから変換された

ビタミンAには皮膚や粘膜を丈夫に保って

くれる働きがあるため肌のカサつきや肌荒れ

を改善する効果があると期待されています。

β-カロテンには紫外線によって発生した

活性酸素を無効化する働きがあり、シミや

そばかすの原因となるメラニン色素の発生

を抑制する効果があります。プチヴェール

には、β-カロテンの他にも若返りのビタミン

といわれているビタミンEが豊富に含まれて

います。また、実験によりプチヴェールには

肌のハリを保つコラーゲンを産生する効果

があることが証明されています。

今回は、ここまでとさせて頂きます。

小さい(プチ)ベールに包まれた

プチヴェール。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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皮膚科にて承ります。

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