美しい肌Vol.347

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2013-09-12 21:51:03

カテゴリー:女性の美容と健康

黒米

 
写真は黒米です。

 
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美肌の野菜&果物(各論:黒米)

 
 
黒米の正体

黒米とは、稲の原種で古代米の一種です。

白米に比べてたんぱく質、ビタミンB1、

ビタミンB2、ビタミンE、ナイアシン、リジン、

トリプトファンなどが豊富に含まれ、鉄分や

亜鉛、リン、カルシウム、マグネシウムなど

のミネラル類も豊富に含まれます。もともと

米はでんぷんの性質によってもち米と

うるち米に分けられます。さらに、うるち米は

玄米や胚芽精米、精白米などに分けられ

ます。いずれの米も主成分は糖質であり、

糖質をエネルギーに換えるビタミンB1が

含まれているため、疲労回復に役立ちます。

黒米は米の色が黒色で果皮・種皮の部分

に青紫色の天然色素、ポリフェノールの一種

であるアントシアニンを含んでおり、古くから

お祝いの米として珍重されてきたといわれて

います。独特の色から紫黒米、紫米とも

呼ばれ、表面は黒く、中は白い色をして

います。白米や赤米よりも高い抗酸化機能を

持っています。玄米の種皮または果皮の

少なくとも一方にアントシアニン系の紫黒色素

を含み、主に果皮部に含まれます。タンニン系

の赤色色素を併せもつ品種もありますが、

そうしたものは見かけの色から黒米に分類

されると考えられています。アントシアニンは

ポリフェノールの一種で、視力増強や肝機能

の強化の作用があるとされています。

着色の程度は栽培方法や栽培時の環境に

よって大きく左右され、高温や乾燥によって

着色が悪くなります。また、熟する期間を高温

の環境で迎えても着色が悪くなります。

稲穂の色は、出穂開花後1ないし2週間が

最も美しいとされています。肥料を吸い込む力

が強い、気候の変化などの環境変化に強い、

棚田などの環境不良田であっても育成が

比較的容易といった特徴があります。一方、

丈が長く倒れやすい、収量が少ないなどの

難点もあります。また、普通品種や赤米に

比べて室温に長期間保存した場合の発芽率

が高いことから、貯蔵性・保存性が高いと

されています。用途としては酒、酢、うどん、

蕎麦、餅、菓子、パンなどの食品に加工

されるほか、染色にも用いられ、藁はリース

や注連縄(しめなわ)、ドライフラワーなどに

加工されます。酒については、赤米をはじめ

とする有色米を使って着色酒を製造する方法

が1980年代に日本で考案され、特許を取得

しています。また、東京農業大学の門倉利守

らは、蒸した玄米を酸素剤により糖化し、乳酸

を加え、酵母を加えて発酵させる方法により、

黒米を原料とする赤色のライスワインを作ること

に成功しています。

 
 
黒米の歴史

黒米の原産地は中国・狭西省漢中地方で

2000年以上の歴史があります。漢の時代

の張騫(ちょうけん)がこの珍しい米を発見

して、そののち、順調に出世したことから、

縁起の良い出世米ともいわれ、歴代の皇帝

は縁起の良いこの黒米を宮廷料理として

常食していました。楊貴妃も美容食として

黒米を愛用したといわれています。

現代でも縁起の良い米とされています。

日本にも古くから伝来し、日本の米のルーツ

と呼ばれているほどです。

また、中国の中医学(独自の生理観や病理観、

および診断・治療の方法を持つ、ひとつの

体系化された中国伝統の医学)においては、

黒米には滋養強壮、精力増進作用がある

とされており、民間でも「薬用米」や「長寿米」、

「黒真珠」とも呼ばれているようで、現在でも

薬膳料理として伝わっています。中国では

「紫米」、「紫糯」、「黒糯」、「鶏血糯」などと

呼ばれ、古くから栽培されてきました。酒に

加工されたほか、漢方薬や産婦の栄養食品

としても用いられました。バリ島では古くから

在来種が栽培されており、ミャンマー・タイ・

マレーシア・カンボジア・ラオス・ベトナム・

フィリピン・台湾・ネパールなどでも栽培

されています。東南アジアでは吸水させた

黒米を石臼ですり潰し、ヤシ糖とココナッツ

ミルクを加えて鍋で炊いたケーキや、

竹筒の中に黒米と水またはココナッツミルク

を入れて焼いた飯(タイではカオ・ラームと

呼ばれる)が作られています。日本では

1989年以降進められた農林水産省による

プロジェクト研究「スーパーライス計画」

により、品種改良が進められました。

 
 
黒米の雑学

「黒米の正体」のところでも、簡単に述べ

ましたが、黒米は栽培中の脱粒性(種実が

成熟するにしたがって,母体から離れて

落ちる性質)が強く、稲の背丈が1.5m以上

になるため倒れやすく、収穫量としては

一般の白米に比べて多くありません。しかし、

生命力は極めて強く、荒れ地で無肥料・

無農薬の中でも丈夫に育ち、干ばつや冷害

にも強いことが特徴です。古代米である黒米

には、このような特徴があり、同じ面積の

田んぼに現代米と同じように植えても収穫

できるのは、わずか半分に程度だそうです。

黒米には青紫色の天然色素である

アントシアニンが豊富に含まれています。

そのため白米と一緒に炊くと水溶性の

アントシアニンが溶け出して、ご飯全体が

きれいな紫色になります。黒米の炊き方を

順を追って説明します。

①白米を3合はかり、黒米を大さじ2杯

入れる

②白米と黒米がまざった状態でよく洗う

③炊飯器で米を炊く。普通の白米の上に

少し黒米を足すだけでよく、水を増やしたり、

浸す時間を長めにとる必要もありません。

普段通りの炊き方でおいしく食べることが

できます。黒米には、視機能を改善する働き

や非常に強い抗酸化力を持つアントシアニン

が含まれています。パソコンや携帯電話を

毎日使用している現代人の目には、絶えず

目に活性酸素を発生させる光が入ってきて

います。また、紫外線が目に入ることによっても

活性酸素が発生し目にダメージを与えます。

このダメージが積み重なっていくと、慢性的な

眼精疲労や白内障・緑内障・黄斑変性症など

の病気の原因になってしまうのです。

アントシアニンは活性酸素を除去する作用に

優れており、眼病の予防にも効果を発揮する

と期待されています。黒米は胃腸を丈夫に

する効果があるといわれています。

胃腸の健康を保つ効果のほか、慢性病、

虚弱体質の改善など滋養強壮に効果があり、

造血作用もあるとされています。

また、黒米は特徴である消化の良さから

食欲不振の時でも食べることができ、胃腸の

機能を高める効果があります。

栄養素が多く、消化が良いので胃弱な人や

子ども、お年寄りなどにも食べやすい食材

です。糖尿病とは、血糖値が病的に高い

状態を指し、この病名は、血中の糖濃度が

高すぎる場合、尿とともに糖質が排泄される

現象に由来しています。糖尿病は症状にも

個人差があり、一般的には激しい喉の渇き、

大量の尿を排泄する状態などの症状が

現れます。黒米は、体内での糖質の吸収を

阻害する働きが研究されています。

デンプンなどの糖質は、体内に吸収される

際にアミラーゼやグルコシダーゼといった

糖質分解酵素によって分解されてから吸収

されます。黒米は、これらの糖質分解酵素の

活性を抑えることで、糖尿病を予防すると

考えられています。

 
 
黒米の有効成分

黒米は一般の米に比べてビタミンやミネラル類

が多いことが特徴です。白米に比べて

たんぱく質、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンE、

ナイアシン、リジン、トリプトファンなどが豊富に

含まれ、鉄分や亜鉛、リン、カルシウム、

マグネシウムなどのミネラル類も豊富に含まれ

ます。また、一般の米には含まれない

アントシアニンを含んでいることが特徴です。

黒米に含まれるアントシアニンは、体内に発生

する活性酸素(普通の酸素に比べ、著しく反応

が増すことで強い酸化力を持った酸素)を消去し、

眼精疲労回復にも働きかけます。またGABAも

多く含まれるそうです。

さらにアントシアニンには毛細血管を強くして

血流を良くし、目の疲れやなみだ眼、かすみ眼

などの回復にも効果があるといわれています。

黒米には、様々な効果・作用があるようです。

以下の動画をごらん下さい。実際に黒米が

生えているところも見られます。

www.youtube.com/watch?v=MA7aIInteDw
 
 
黒米の美肌効果

黒米を食べ続けると肌がなめらかになり、

髪の毛が黒くなって若返るといわれています。

これは、黒米には髪と肌に必要なビタミン類、

鉄分、カルシウム、マグネシウムや亜鉛と

いった栄養分が多く含まれているためです。

黒米を食べることで、髪と肌を健康に保つこと

ができます。黒米には、チロシナーゼ

(アミノ酸であるチロシンを酸化して、メラニン

をつくる酵素で、この酵素を阻害すること

により、メラニンの生成を食い止め美白効果

が働きます)、ヒアルロニダーゼ(ヒアルロン酸

を分解する酵素)、コラゲナーゼ(コラーゲン

を分解する酵素)、エラスターゼ(エラスチン

を分解する酵素)といった酵素の活性を抑制

する働きがあるといわれています。

これらの酵素は、シミやくすみの原因である

メラニンをつくり出す働きや、美肌成分である

ヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチンを壊す

働きを持っています。

黒米はこれらの酵素活性を抑制する働きが

あるため、ハリや弾力、潤いのある美しい肌

を保つことが期待できます。黒米に含まれる

アントシアニンには新陳代謝を促す作用が

あり、角質がスムーズに入れ替わることで

目詰まり毛穴やそれに伴う黒ずみ毛穴、

毛穴開き、にきびといった悩みを予防する

効果が期待できます。また、美肌の敵

「活性酸素」は紫外線やストレス、喫煙や

過激な運動、無理なダイエットなどで発生

すると考えられていますが、活性酸素が

肌の奥に存在するメラニンを刺激し黒色化

すると、メラニン毛穴の原因となることが

あります。アントシアニンには、活性酸素を

体外へ排出し色素沈着を防止することで

メラニン毛穴を予防する効果が期待できる

ほか、日焼けよる炎症やほてりを鎮める

効果も期待できます。黒米はビタミンや

ミネラルをたっぷり含んだごまと合わせて

摂ることで、抗酸化力アップに効果的です。

さらに、肌は紫外線を浴びると、潤い保持

に欠かせないヒアルロン酸が蒸発しやすく

なりますが、この状態では肌が乾燥し

やすくなり、たるみ毛穴や毛穴開きを招いて

しまう場合があります。黒米にはヒアルロン酸

の水分保持力を補助することで、潤いを

キープし肌の抵抗力を高める作用が期待

でき、肌の内側から潤いのあるふっくらとした

状態へ導くことで、老化による毛穴悩みの

予防に有効です。

今回は、ここまでとさせて頂きます。

黒米を食べて、濃く舞いましょう。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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