美しい肌Vol.346

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2013-09-11 21:23:43

カテゴリー:女性の美容と健康

ねぎ

写真はねぎです。

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美肌の野菜&果物(各論:ねぎ)

 
 
ねぎの正体

ねぎは、ねぎ科ねぎ属の野菜です。原産地

は中国西部です。今では一年中手に入ります

が、旬は冬です。寒い時期に、低温でゆっくり

成長することで甘みと栄養価が増します。

古名(古い名前)では、「冬葱」・「比止毛之」・

「祢木」とされ、「き(紀)」と言うこともあるそうです。

別名の「ひともじぐさ」は「き」の一文字で表される

からとも、枝分れした形が「人」の字に似ている

からともいわれています。ネギの花は坊主頭や

擬宝珠を連想させるため「葱坊主」(ねぎぼうず)

や「擬宝珠」(ぎぼし)と呼ばれます。

「擬宝珠」は別科別属の植物「ギボウシ(ギボシ)」

を表すことがあるので注意が必要です。萌葱色は

葱の若芽のような黄色を帯びた緑色のことです。

日本では古くから味噌汁、冷奴、蕎麦、うどんなど

の薬味として用いられてきました。鍋料理に

欠かせない食材のひとつとなっています。

硫化アリルを成分とする特有の辛味と匂いを持って

います。料理の脇役として扱われる事が一般的

ですが、葉ネギはねぎ焼き、根深ネギはスープ

などで主食材としても扱われています。ネギの茎は

下にある根から上1cmまでで、そこから上全部は葉

です。よって食材に用いられる白い部分も青い部分

も全て葉の部分です。単に「ネギ」と言うと「根深ネギ」

です。成長とともに土を盛上げて陽に当てないよう

にして作った風味が強く太いということが根深ネギ

(長葱・白ネギ)の特徴です。根深ネギの以外の

他のネギは「ワケギ」「アサツキ」「万能ネギ」

「九条ネギ」などの固有名で呼んで区別をします。

西日本では陽に当てて作った細い葉ネギを単に

「ネギ」と言い、根深ネギは「白ネギ」、「ネブカ」

「京ネギ」などと呼びます。ちなみに、私の故郷

の兵庫県神戸市では、「京ネギ」と呼んでいました。

ねぎは、他の野菜と比較して、非常に塩害に強い

とされており、2002年に台風21号が関東地方に

上陸後、九十九里浜周辺の畑では塩害によって

野菜や街路樹が枯れたのに対し、ネギだけは

枯れずに残っていたという逸話があります。

JA山武郡市ではこれをヒントに海水をかけて栽培

した「九十九里 海っ子ねぎ」を販売しています。

食材としてのねぎは、利用部位によって、

根深ねぎ(長ねぎ)、葉ねぎ(青ねぎ)と分ける

ことができます。以前は関東では根深ねぎ、

関西では葉ねぎと地域による好みが明確でしたが、

最近では料理によって使い分けをします。

また、赤ねぎという辛みが少なく、ポリフェノール

を多く含んだものや、西洋料理で使われる洋種

のねぎ、リーキ(別名、ポロねぎ)などがあります。

赤ねぎは、茨城県那珂川流域の沖積土で作られ

ます。赤紫色はポリフェノールの一種、ケルセチン

とアントシアニンで、表皮を数枚むくとだんだん色

が薄れ、中心部は白くなります。やわらかく甘みが

あるネギです。赤ねぎは、茨城県以外でも、栽培

されており、山形県酒田市の「平田赤ねぎ」などが

あります。赤ねぎ外皮ポリフェノール素材には、

サプリメント並みのケルセチンが含まれることが、

分かっています。赤ねぎを使った料理の解説が

ユーチューブにありましたので、下記までアクセス

してご覧ください。(赤ねぎとハタハタの湯あげ)

www.youtube.com/watch?v=smeqmjCpfQY
 
ねぎの歴史

ねぎの歴史は古く、紀元前から栽培されて

いました。原産地に関しては諸説ありますが、

有力な説として中国西部が挙げられます。

日本へは朝鮮半島を経て渡来したと、

奈良時代に編纂(へんさん)された

『日本書紀』(720年ごろ)に記述があります。

その記述というのは、ねぎのことを指している

「秋葱(あきぎ)」という名前だそうです。

中国では古代から栽培されていて、6世紀頃

の書物には栽培法が記されているそうです。

ヨーロッパへは16世紀の終わり頃に伝わり、

アメリカへは19世紀に入ったと考えられて

います。ただしヨーロッパでは西洋ねぎの

「リーキ」が好まれたため、ねぎは普及しません

でした。ちなみにリーキの原種は古くから存在

し、古代エジプトやギリシャ、ローマなどで栽培

されていたといわれています。日本では、ねぎ

は、江戸時代にはすでに栽培法も確立し、

日本各地で作られていたと考えられています。

下仁田ねぎが特に有名ですが、下仁田で

いつ頃からネギが栽培されていたかも明らか

ではありません。下仁田町の桜井家には、

「ねぎ御用につき江戸急送方達」というタイトル

の古文書(文化2年[1805]年11月)が所蔵

されています。書かれている文面を現代語で

要約すると「御用につき(公務で使うから)ねぎ

200本、きぬ3疋半を至急送れ。運賃はいくら

かかっても構わない。」とあるそうで、これが多く

の書物に引用されている部分です。

下仁田ネギが別名、殿様ねぎと言われるように

なったのはこの事からだと言われています。

下仁田ネギは群馬県甘楽郡下仁田町を中心

として、その周辺に栽培される根深、夏型ネギ

の品種です。一本ネギで株分れはは少なく白根

の長さ20cmあまりで直径は6cm~9cmのものも

あります。他の同型品種に比べて白根が特に

深く太いのが特徴です。一般的には白いところを

食べ、青い部分はあまり食べません。また生では

辛味が強すぎて食べられないほどですが熱を

通すと甘くなり、その特有の風味ととろりとした

食感が食通をうならせます。

 
 
ねぎの雑学

ねぎは日本各地で栽培されていますが、

生産量が多いのは千葉県、埼玉県、

茨城県の関東3県です。ちなみに北海道

は、この関東3県につぐ、全国第4位の

収穫量(27,100t)を誇っており、シェアー

は、5.6%です。中でも埼玉県草加市方面

では古くからねぎが栽培されていました。

ねぎの旬は冬ですが、秋から冬の間では

必要に応じて収穫することができます。

ねぎを選ぶときには、まず緑の葉の部分と

白い部分との境目に注目します。

この境目がくっきりしており、葉先から根元

まで全体的に張りがあるものを選びましょう。

また、白い茎の部分がふかふかしている

ものは味が落ちてしまうので、弾力があるか

どうかも触って確認してみましょう。ねぎを

丸ごと保存する場合には新聞紙で丸ごと

包んで、風通しの良い涼しい場所で保存

します。冷蔵庫で保存する場合には長さ

を半分くらいに切り、乾燥を防ぐ為にポリ袋

の中へ入れて野菜室へいれましょう。また、

土の中に埋めたり、冷凍することで長期間

の保存も可能です。

硫化アリルはビタミンB1の吸収を高めます。

ビタミンB1を豊富に含む豚肉と組み合わせ

れば、スタミナ補給だけでなく、睡眠改善や

疲労回復などの効果が期待されます。

硫化アリルにはさらに血液をきれいにして、

血糖値を下げる働きがあります。そのため、

糖尿病や動脈硬化といった生活習慣病の

予防をすることができます。

香りや辛みのもとである硫化アリルは、胃の

消化液の分泌を促します。そのため、

食欲増進や消化促進、胃腸を健康にする

効果があるといわれています。ねぎには

免疫力を高めるビタミンCが含まれています。

さらに、ねぎの白い部分には殺菌作用の

あるネギオール、緑の葉の部分には粘膜

を丈夫にするβ—カロテンが含まれている

ので、風邪に効果的です。風邪をひいた時

にねぎ湯を飲むという民間療法はとても

理にかなっているのです。ねぎを日常的に

食べて10Kgのダイエットに成功した人が

いました。その人の体験談を述べてみたい

と思います。「白い部分は夏に薬味に使おう

と細かくきざんだものと、加熱用にある程度

大きく切ったものと2パターンで冷凍しました。

青い部分から食べ始めました。ネバネバの

ムチンを取りこぼしないよう汁ごと食べる調理で。

具だくさんの豚汁や、ひき肉とネギと甘味噌

を少ない油でいためて、そこに豆腐を加えて

スープにしていただいたり。冷凍した白い部分

は納豆の薬味にして食べました。一旦冷凍

すると、辛みがなくなり甘さが強いように感じ

ました。毎日ねぎを摂っていると、何故か

食べる量が落ち着き、間食しようという気も

起らなくなり、何の苦労もせず10kg痩せました。

お菓子、特に洋菓子類が大好きなのに、

不思議とケーキを食べたいと思わなくなり

ました。」ねぎの臭気には、鎮静作用もあり、

不眠症のとき、白根を鼻に入れて寝ると寝つき

がよくなることもあるそうです

 
 
ねぎの有効成分

ねぎには、香りと辛みのもととなる硫化アリル

をはじめ、β—カロテン、ビタミンC、カルシウム、

カリウム、ネギオール、食物繊維などが含まれ

ています。香り、辛み成分である硫化アリル

にはビタミンB1の吸収を高める働きがあります。

また、この成分が胃の消化液の分泌を促し、

食欲増進や消化促進、胃腸を健康にすること

ができます。さらに、辛みには体温を上昇させ

発汗を促し、血行をよくする働きがあります。

白い茎の部分に含まれているネギオールには、

抗菌作用があるのでウイルスに対する抵抗力

を高めることができます。また、ビタミンCには

免疫力を高める効果があるので風邪の予防に

おすすめです。緑色の葉の部分に含まれる

β—カロテンは、体内でビタミンAに変換され、

皮膚を正常に保つ働きがあります。また、ねぎ

の葉の青い部分には、β-クリプトキサンチン

という抗酸化作用のある色素(カロテノイドに

分類)が多く含まれています。ただし、一般的

な根深ねぎより、わけぎに多く含まれるようです。

 
 
ねぎの美肌効果

ねぎにはβカロテンが多く含まれ、乾燥から肌を

守る効果があります。βカロテンは、肌の粘膜

保護の役割をもっています。ねぎにはビタミンC

が多く含まれます。ビタミンCはシミやソバカスを

つくる原因となるメラニン色素を減少させる

作用があります。ねぎにの色素成分である

β-クリプトキサンチンは抗酸化作用があるため、

若返りが期待できます。β-クリプトキサンチンは

白い部分より青い葉の部分に多く含まれる成分

です。β-クリプトキサンチンは、みかんや

パパイヤなどの果物ほど多くありませんが、ねぎ

にも含まれています。β-クリプトキサンチンは

皮膚にも比較的多く存在していることが知られて

います。ヒトの表皮細胞を用いた実験で、

β-クリプトキサンチンはヒアルロン酸合成酵素の

活性化を誘発し、ヒアルロン酸の量を増やすこと

が分かりました。また、表皮の水分保持のために

存在しているアクアポリンという器官の発現量が

増えるということもわかっており、美肌の維持に

有効であることが示されています。

今回は、ここまでとさせて頂きます。

ねぎを値切って、購入し、部下をねぎらった。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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