美しい肌Vol.343

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2013-09-08 18:51:47

カテゴリー:女性の美容と健康

だいこん

写真はだいこんです。

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美肌の野菜&果物(各論:だいこん)

 
 
 
 
だいこんの正体

だいこんについては、「大根(おおね)」

としてameblo.jp/eitokukai51/
entry-11520166614.html
で解説いたしましたが、さらに詳細な情報を

加えてお届けします。北海道のだいこんの

収穫量は、168,000tで、全国で第一位の

収穫量を誇っています。ちなみに、シェアー

は、11.3%です。

大根は、アブラナ科ダイコン属に属している

1・2年生草本です。根から葉が直接出ている

ような感じがする葉(根出葉という)ですが、

実際は、地上に出ている部分は、根ではなく

胚軸と呼ばれる茎の一種だそうです。胚軸も

含めて非常に茎が短いので、上記のように、

まるで根から直接、葉が出ている感じがする

わけです。胚軸から生えている、葉の付け根

の低い三角錐部分が、茎にあたるということ

ですが、この部分は食用には、されないよう

です。下記の青首だいこんという種類の胚軸

に光があたると、胚軸の部分が緑色となり、

葉緑素(クロロフィル)が作られることから

胚軸は、茎の性質をもっていることが分かる

そうです。茎、胚軸、根の区別は、導管(水分

の通り道)の位置で区別できるそうです。根の

部分は、両側一列ずつ細い二次的な根が

発生するようですが、これは店頭のだいこん

では、くぼんだ点の列になっているということ

です。栽培される種類のだいこんは、変種と

されています。それは、アブラナ科の植物が

非常に交配しやすいことが原因であり、もとの

原種という種類は、はっきりしないそうです。

遺伝的研究から日本のダイコンはヨーロッパ

系統、ネパール系統とは差が大きく、

中国南方系統に近い事が確認されています。

大根は大きくヨーロッパ大根、中国大根、

日本大根の3つの品種に分けられます。

中でも日本大根は品種が多く、一年中栽培

されています。

大根は主に肥大した胚軸が食用とされます

が、大根の葉が食用とされる葉大根と呼ばれる

品種もあります。また、かいわれ大根は大根

の芽を15cm弱まで伸ばしたもので、品種

ではありません。以下はよく知られている

品種です。

青首(あおくび)大根
青首大根は愛知県春日井群宮重の

青首宮重(あおくびみやしげ)を中心に育成

されました。首の部分が緑色なので「青首」

と呼ばれています。別名で宮重大根とも

呼ばれています。

青首大根は季節を問わずに収穫できるよう

改良された品種で、全国で最も多く栽培

されています。青首大根は1970年代頃

から主流になり、店頭に出回っている大根

のほとんどを占めています。

青首大根は円筒形で根の太さが均一で

長細く、重さが1~2kg程あります。辛みが

少なく甘みが強いことが特徴で、水分が

多いためおでんやふろふき大根、サラダ、

漬けもの、切干大根などに幅広く使われて

います。一年中出回っていますが、最も

美味しい時期は冬です。

亀戸(かめいど)大根
亀戸大根は種をまいてから40日程で育ち、

春に出荷されている品種です。長さが30

cm程度の小さい短根大根です。

亀戸大根は伝統野菜の一つで江戸時代~

大正時代まで東京の江東区亀戸で栽培

されていましたが、近年は生産が激減

しています。現在は葛飾区でごく少量生産

されています。

きめ細やかな乳白色をしており、少し辛み

がある味が特徴です。亀戸大根は浅漬け

や糠味噌にすると美味しいそうです。

みの早生(わせ)大根
みの早生大根は白大根とも呼ばれています

が、現在はほとんど出回っていません。根の

長さが40cm前後で先が細くなっていること

が特徴です。暑さに強いため栽培しやすく、

多汁で辛みのある夏の大根の代表品種です。

三浦(みうら)大根
三浦大根は明治時代~昭和初期に人気の

あった練馬大根を改良した大根です。神奈川

県三浦半島で栽培されたことから三浦大根と

呼ばれるようになりました。三浦大根は長さ50

~60cm程度の中央部がやや太めの大型で、

首の部分まで白色をしています。大きいものは

4kgにもなるといわれています。

三浦大根はたっぷりの水分を含み、甘みと

やや強い辛みを持ちます。煮物やたくあんなど

の漬けもの、大根おろしなどに適している

そうです。

守口(もりぐち)大根
守口大根の原産地は大阪府守口市ですが、

現在は名古屋や岐阜の名産とされています。

世界最長の大根といわれており、標準とされる

大きさでも太さ2.5cm、長さ120cmにも

なります。

さらに長いものでは長さが150cmを超える

ものもあり、日本一細長い大根として知られて

います。

桜島(さくらじま)大根
桜島大根は鹿児島県桜島の火山灰土で育つ

世界最大の大根で、約200年もの歴史がある

といわれています。かぶのような丸い形をして

おり、太さ40cm、重さ15~20kg以上にもなる

冬の大根のひとつです。甘みが強く肉質が

緻密なため味がしみ込みやすく、煮崩れ

しにくい特徴を持つことから、煮物に適している

そうです。

大根おろしや漬けもの、切り干し大根などにも

向いています。1~2月に旬を迎えます。

親田(おやだ)辛み大根
親田辛み大根は長野県下伊那郡下條村の

特産品です。太さ6cm前後で辛みの中にある

甘みが特徴で、おろしそば用の大根として

200年前から使用されています。主に

おろしてそばや焼き魚の薬味として使用され

ます。

紅しぐれ大根
紅しぐれ大根は赤大根とも呼ばれています。

表面はポリフェノールの一種である

アントシアニンによって赤紫色を帯びています。

ムラサキ大根
ムラサキ大根は青首大根より小ぶりで辛みが

ある大根です。煮くずれしにくく、酢をかける

とほんのりとピンク色を呈します。

聖護院(しょうごいん)大根
聖護院大根はかぶのように丸い形をしており、

伝統的な京野菜のひとつとして知られて

います。重さは1~2kg程度で甘みがあり、

肉質はやや緻密で柔らかく煮崩れしにくい

ため煮物に向いています。千枚漬けにも使用

されている品種です。

黒大根
黒大根の原産地はヨーロッパで、皮の部分は

黒く中身が白い珍しいだいこんです。苦みと

甘みがあり、生でも加熱しても美味しく食べる

ことができます。

辛み大根
辛み大根は京都府や群馬県、長野県などで

栽培されている、全長10~20cmの小さめの

大根です。辛みが強く、すりおろしてそばや

うどんなどの薬味に使われています。

ラディッシュ(ヨーロッパ大根)
ラディッシュは20日程度で収穫が可能なこと

から二十日大根とも呼ばれています。

ヨーロッパ大根の中で、唯一国内でも栽培

されている品種です。

皮が赤く中身が白いことが特徴で、重さ

10~15g、直径2cm程度の小型で丸い大根

です。表面は鮮やかな赤色をしているため、

サラダなどの彩りに使われたり、甘酢づけなど

に使用されています。

だいこんの歴史

大根の歴史は古く、紀元前2700~2200年頃

のエジプトではピラミッドを建築する際の食物

として二十日大根が支給されていたといわれて

います。ピラミッド建設労働者の食料とされていた

のが最古の栽培記録とされ、その後ユーラシア

大陸の各地へ伝わりました。中国でも紀元前500

年頃には栽培がおこなわれていました。一方、

ヨーロッパ各地への普及は遅くイギリスでは15

世紀、フランスでは16世紀頃から栽培される

ようになったといわれています。

日本へは中国、朝鮮半島を経て伝播しました。

日本には弥生時代には伝わっており、平安時代

中期の『和名類聚抄』巻17菜蔬部には、園菜類

として於保禰(おほね)として記載されています。

ちなみにハマダイコンまたはノダイコンと見られる

古保禰(こほね)も栽培され、現在のカイワレ

ダイコンとして用いられていました。江戸時代には

関東の江戸近郊である板橋・練馬・浦和・

三浦半島辺りが特産地となり、その中で練馬大根

は特に有名でした。

 
 
だいこんの雑学

大根は全国的に栽培されています。主な生産地

は北海道、千葉県、青森県、宮崎県、神奈川県

などです。冬は暖地、夏は寒冷地の出荷量が多く、

季節によって生産地が入れ替わります。大根は

季節ごとに栽培に適した品種があり、一年中安定

して出荷されますが一般的には冬が旬といわれて

います。また、北海道産は5~12月、千葉県産は

2~6月・10~12月、青森県産は7~11月・

10~12月に旬を迎えます。

大根は部位によって食感や味が異なります。

大根の根は葉に近い上部に甘みがあり、

先端の下部に辛みがあります。これは地上に

近い上部は寒さで凍らないように糖度を

上げるため甘く、先端の下部は土中の虫よけ

のために辛みがあるといわれています。

これらの性質を利用して料理によって使い

分けるとより美味しく食べることができます。

大根の根を葉のつけ根から下に向かって

三等分します。葉に近い上部には甘みがある

ためサラダや大根おろしなど生食に向きます。

中央部は少し固めなので、おでんやふろふき

大根などじっくり煮込む料理に、先端の下部

には辛みがあるため炒め物や味の濃い料理

などに使用すると良いといわれています。

大根おろしは二日酔いの解消に役立つと

いわれています。特に皮つきの大根をよく洗い、

そのままおろすと効果的です。大根の皮部分

に多く含まれているビタミンCが、肝臓の働き

を助けアルコールの分解を促進します。

大根をおろしてから20分後にはビタミンCの

8割が減ってしまうため、食べる前におろした

方が良いとされています。

大根の漢方的な働きとしては、次のようなもの

があります。大根の葉には様々な薬効がある

といわれています。大根の葉を干したものを

お風呂に入れて入浴すると、体が温まり

神経痛や冷え性などに効果的だといわれて

います。また、生の葉の絞り汁は切り傷や

虫刺されなどによるかゆみを抑えることが

知られています。大根に含まれているアミラーゼ

には、でんぷんを分解し、胃腸の機能を高める

効果があります。アミラーゼが消化を助け、胃酸

をコントロールすることで胃もたれや胸やけが

予防されます。アミラーゼは市販の消化整腸剤

にも使われています。また、辛み成分である

イソチオシアネートも胃液の分泌を促し、胃の

健康を保ちます。大根に含まれているビタミンC

には免疫力を高める効果があります。免疫力

とは細菌やウイルスなどから身を守る能力のこと

です。ビタミンCは体内に入ってきた細菌や

ウイルスなどを攻撃する白血球(血液に含まれる

細胞のひとつです。体内に侵入したウイルスや

細菌などの異物を排除の働きを助けるとともに、

自らも細菌やウイルスと闘い体内への侵入を

防ぎます。また、大根の葉にはビタミンAが

含まれており、皮膚や粘膜を丈夫にする働き

をします。ウイルスから体を守ってくれる大切な

役割を果たしている皮膚や粘膜が丈夫に

なると、体の免疫力が高まります。大根に

含まれるビタミンCとビタミンAの相乗効果に

よって免疫力が高まり、風邪を引きにくく回復力

の高い丈夫な体をつくることができます。

大根の芽(カイワレ大根)を摂取することにより、

血糖値やコレステロールを低下させる作用が

報告されており、糖尿病予防効果や

高コレステロール血症予防効果、生活習慣病

予防効果が期待されています。生の大根は

水分が豊富なので分析しますとカルシウムや

鉄などが非常に少ない値を示します。一方、

切干大根は水分が蒸発しているので

カルシウムや鉄が一見濃縮されているように

みえますが、実際は増えているのでは

ありません。カルシウムは20倍、鉄は50倍

などと書いてあり、干すとカルシウムより

鉄の方が増え率が大きいというような、

ちょっと驚いた結果になります。しかし

これには分析のマジックが隠されています。

もともとカルシウムは鉄に比べ圧倒的に多く

含まれているので、かなり正確に測れます。

それに比べ生の大根の鉄を正確に測定

することは難しく、分析誤差が生じやすく、

生の数値がかなり低い値を示したものと

考えられます。基本的には生の大根を

干してもカルシウムも鉄も同じような濃度比率

で濃縮されていき、だいたい20倍程度に

見た目上増えると推測されています。

ただ食物繊維は若干増える可能性が

あります。生の大根に含まれている低分子

のポリフェノールが、干すことにより縮合反応

というものを起こし、高分子のリグニンという

食物繊維に変化します。切干大根の茶色の

色素の正体はリグニンです。しかし増えても

若干量だと思います。これは紫外線や

ポリフェノールオキシダーゼという酵素に

よって起きる反応です。低分子の

ポリフェノールは抗酸化作用、高分子の

リグニンは整腸作用があり、いずれも健康には

よいようです。生の大根より干した大根は一度

にたくさんの量をたべられますし、保存も

できますのでお勧めです。しかし、焼き魚に

添える大根おろしはさずがに生大根でないと

あのおいしさは出せないようです。

 
 
だいこんの有効成分

大根の根にはアミラーゼ、オキシターゼ、

ビタミンCが多く含まれています。アミラーゼ

はでんぷん消化酵素のひとつで、別名

ジアスターゼとも呼ばれています。アミラーゼ

は熱に弱く酸化しやすい性質を持ちます。

オキシターゼはたんぱく質や脂質の消化を

助ける働きをします。ビタミンCは根の皮部分

に多く含まれているといわれています。

これらの成分は熱に弱いため、大根を生で

食べた方が効果的に摂取することができます。

大根おろしにして食べると味も良く手軽です。

大根のピリっとした辛さは辛み成分である

イソチオシアネートによるものです。大根の葉

にはビタミンAやビタミンB2、ビタミンC、

カルシウム、鉄、食物繊維などが含まれて

います。また、大根の葉は殺菌力を持ち、

食中毒予防に効果的だといわれています。

 
 
だいこんの美肌効果

 
 
だいこんに豊富に含まれている食物繊維が

腸内の老廃物を体外に出す役割を果たして

くれます。さらに切干し大根にすると、ワイン

などに含まれるポリフェノールと野菜などに

多い食物繊維の機能を兼ね備えた成分

である、リグニンが増えます。リグニンには、

老化の原因となる肌の酸化(サビつき)を還元

してくれたり、有害物質や老廃物を排出して

くれる機能があります。生の大根の食物繊維も、

切干しだいこんのリグニンも、デトックス効果を

有効にする作用があります。デトックス効果が

有効になれば、美肌へと導かれます。

さらに大根には美肌ビタミンと呼ばれている

ビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンC

はコラーゲンの生成に欠かせない成分です。

コラーゲンは動物の細胞や組織をつなぎ

合わせる接着剤の役割を果たしている

たんぱく質の一種で、体内のたんぱく質の

30~40%を占めており、体の形成や機能の

正常化に不可欠の成分です。コラーゲンが

不足すると、肌の水分量が減り老化が進み

ます。ビタミンCにはシミの原因となるメラニン

色素の生成を防ぐ働きもあるため、若々しい肌

を保つ効果があります。さらに生のだいこん

として食べる場合は、辛み成分

イソチオシアネートが、切干大根として食べる

場合は、リグニンが抗酸化作用を発揮します。

これらの抗酸化物質の抗酸化作用がお肌に

現れると美肌へと導かれます。また大根の葉を

一緒に食べると、ビタミンA,ビタミンB2

(美容ビタミン)などの抗酸化ビタミンの

相乗作用を得ることができます。

今回は、ここまでとさせて頂きます。

だいこんは、めったに食あたりしないことから、

当たらない役者を「大根役者」というように、

なったそうです。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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