美しい肌Vol.334

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2013-08-31 06:18:45

カテゴリー:女性の美容と健康

カリフラワー

写真は、カリフラワーです。

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美肌の野菜&果物(各論:カリフラワー)

 
 
カリフラワーの正体

カリフラワーとは、冬から春に旬を迎えるアブラナ科

アブラナ属の花野菜です。カリフラワーという名前

には「キャベツの花」という意味があります。

カリフラワーの白い部分はつぼみの集まりで、日本

では特にこのつぼみの白い品種が好んで

食べられます。そのためつぼみができると外葉で

つぼみを包むようにして日光を遮り、黄色く変色する

ことを抑えます。

・スノークラウン
日本国内で一般的に流通している早生の品種です。

スノーニューダイヤ
中早種で、収穫時期はスノークラウンよりもやや遅く、

12月以降に収穫されます。純白で形のよいつぼみ

が特徴です。

オレンジブーケ
名前の通りつぼみの表面がオレンジ色をしています。

加熱しても色は変化しません。

バイオレットクイン
日本国内での収穫量はごくわずかで、つぼみは

紫色をしています。この紫色はアントシアニンの

色素によるもので、つぼみが白い品種よりも

栄養価が高いそうです。加熱するとつぼみは

紫色から緑色に変化します。

ロマネスコ
黄緑色のつぼみをしており、形もゴツゴツとした

円錐状になっていることが特徴です。イタリアの

伝統的な品種で、カリフラワーとブロッコリーを

合わせたような味わいがあります。

 
 
 
カリフラワーの歴史

カリフラワーの起源はキャベツや白菜などと同じ

野生のケールといわれています。誕生した時期

は定かではありませんが、カリフラワーは

ブロッコリーの突然変異と考えられています。

ブロッコリーとカリフラワーは形が似ていますが、

歴史的にはカリフラワーのほうが後輩ということ

になります。カリフラワーは16~19世紀に

ヨーロッパで発達して普及し、19世紀になって

からアメリカやアジアに伝わったとされます。

日本へは明治時代の初め頃に観賞用として伝来

しましたが、当時はあまり普及しませんでした。

戦後になって食文化が変化したことで需要が増え、

1960年代に全国に広まりました。

 
 
カリフラワーの雑学

つぼみが開花しておらず、全体的に白く丸みがあり、

重みのあるものがよいようです。葉が新鮮で茎が

伸びすぎず、変色していないものが質がよく新鮮だ

そうです。20℃以上の暖かいところで保存

するとつぼみが開花してしまうことがあるので注意

が必要です。そのため濡らしたペーパータオルに

カリフラワーを包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室

に保管してください。時間が経つと白いつぼみが

くすんで変色してくるので2~3日で食べきることを

おすすめします。色が変わってしまったカリフラワー

は少量の小麦粉と牛乳または酢、レモン汁を加えて

茹でるとアクが抜け、白く戻ります。また、煮崩れも

防ぐことができおいしく食べられます。カリフラワーに

含まれるビタミンCは免疫力を高め、風邪の予防に

効果があります。風邪をひきやすい人は血中の

ビタミンC濃度が低いことや、風邪をひいたときには

低かったビタミンC濃度が、回復するにつれて徐々に

高くなるということがわかっています。ビタミンCは、

体内に侵入した病原菌を攻撃する白血球の働きを

強化し、さらにビタミンC自らも病原菌を攻撃して

免疫力を高めます。また、ビタミンCがコラーゲンを

生成し、細胞がしっかり固められることによって、

風邪などのウイルスを体内に侵入させにくくすること

ができます。人間の体はストレスにさらされると、

それに対抗するために副腎からアドレナリン(副腎

髄質から分泌され、血圧と血糖を上昇させる

ホルモン)を分泌して血圧や血糖を上昇させ、防衛

体制をとります。アドレナリンが使われると不足分

を補うために生成されますが、アドレナリンの生成

にビタミンCが使われるため、ビタミンCはストレス

で激しく消費されます。ストレスは、不安や

プレッシャー、緊張などの精神的なストレスだけでは

ありません。寒さ・暑さや睡眠不足、騒音、喫煙など

もストレスの要素です。激しい運動をした時や、

病原菌に感染した時にも通常よりビタミンCの必要量

が増加します。ストレスにさらされやすい環境で生活

をしている方は、しっかりとビタミンCを摂ることが大切

です。カリフラワーには老化や病気から体を守る効果

があります。カリフラワーには特有のMATS

(メチルアリルトリスルフィド)が含まれており、強い

抗酸化作用を持っています。MATSの持つ抗酸化力

(たんぱく質や脂質、DNAなどが酸素によって酸化

されるのを防ぐ力)は血管中に血栓ができることを

防止する作用があります。他にも辛み成分でもある

アリルイソチオシアネートやコレステロールの吸収を

抑制するフィトステロールも血栓の予防や動脈硬化

(動脈にコレステロールや脂質がたまって弾力性や

柔軟性がなくなった状態)の予防に役立ちます。

また、カリフラワーには解毒機能を強化してくれる

グルコシノレートが含まれています。

グルコシノレートは老化を促す物質を解毒する酵素

の作用を高めます。そして、体外に老化を促す物質

を排出します。人間は血管とともに老いるとも

いわれています。子どもの頃の血管はゴムのように

弾力性があり、柔軟性も高いのですが年齢とともに

だんだんと弾力性も柔軟性も低くなっていきます。

そして内側にコレステロールなどの脂質がたまると、

血管が古いゴムホースのように硬くなってしまいます。

血管の老化は狭心症や心筋梗塞(心臓を養って

いる動脈に血栓ができることによって血管が詰まり、

発生する病気)、脳卒中などにつながりますので、

栄養バランスのよい食生活や運動を適度に行う

など健康的な生活を送りましょう。

 
 
カリフラワーの有効成分

カリフラワーにはビタミンCや葉酸、ビタミンKが

豊富に含まれています。そのため、ファワリンを

内服している人は、納豆などと同じく食べること

ができません。特に、ビタミンCの含有量

は淡色野菜の中で非常に多いです。生食では

100gで1日の必要量の80%以上が摂取できる

といわれています。また、カリフラワーに含まれる

ビタミンCは加熱しても失われにくいという特性を

持っており、茹でても1日の必要量の50%以上

が摂取できるといわれています。他にも、

カリフラワー特有のイオウ化合物であるMATS

や血栓(血管の中の血の塊)を防止してくれる

アリルイソチオシアネート、解毒機能を持つ

グルコシノレートなどの成分が含まれています。

 
 
カリフラワーの美肌効果

カリフラワーに豊富に含まれるビタミンCは

美容効果が期待できるビタミンの代表的存在

です。人間の皮膚は、紫外線の刺激を受ける

とアミノ酸のひとつであるチロシンが、

チロシナーゼ(アミノ酸であるチロシンを酸化

して、メラニンをつくる酵素)という酵素の働き

によってメラニンという黒い色素に変わります。

シミ・そばかすは、このメラニン色素が沈着

することによって起こります。ビタミンCは

チロシナーゼの働きを阻害することで

メラニン色素の沈着 (シミ)を防ぎ、透明感

のある肌を維持する効果があるため美白効果

が期待できます。また、ビタミンCはコラーゲン

の合成を助けて肌のしわを防いだり、傷や

やけどの治りを良くします。カリフラワーには

特有のMATS(メチルアリルトリスルフィド)

が含まれており、強い抗酸化作用を持って

います。解毒機能を持つグルコシノレート、

アリルイソチオシアネートなどの抗酸化物質

もその抗酸化作用が皮膚に現れると美肌へ

と導かれます。

今回は、ここまでとさせて頂きます。

カリフラワーは、仮の花ではありません。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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皮膚科にて承ります。

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