美しい肌Vol.335

2013-08-31 19:18:39

カテゴリー:女性の美容と健康

あけび

写真はあけびです。

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美肌の野菜&果物(各論:あけび)

 
 
あけびの正体

あけびについては、漢方生薬「木通」

としてameblo.jp/eitokukai51/
entry-11509876157.html
で解説いたしましたが、さらに詳細な情報を

加えてお届けします。

あけびは、あけび科あけび属に属する

落葉性植物の一種です。木は雌雄同株です

が雌雄異花で淡紫色の花を4 月~5月に

つけます。長さが10cmくらいの果実をつけ、

熟すと果皮がぱっくり開き、中の果実は

そのまま食べることができます。乳白色の

ゼリー状の果実で、甘味があり、黒く小さな種

がたくさん入っています。また、果皮は揚げ物

や炒め物などにも使われ、春の新芽や

未熟果も東北地方の山菜として食卓に並んで

きました。あけびの名前の由来は、実が熟すと

口がぱっくり開くことから「開け実」という名前が

つけられました。また、あけびは漢字では「木通」

または「通草」と書きますが、あけびのつるに空洞

があり空気が通るからだそうです。

あけび
日本に昔から自生しているもので、市販されている

最もポピュラーな種類です。小葉の数は5枚で、

葉は楕円形をしています。果実は小さく、果皮は

紫のものと褐色のものがあります。

ミツバあけび(三葉あけび)
果実は大きめで色づきがよく、商業用としても品種

改良されています。小葉3枚で、葉が少しギザギザ

しています。あけびの中では一番甘味が強く、

5~15cmの俵型をしています。

代表的な品種として鷹紫や初ひめ、紫峰、秋月、

晩秋、白色の山初雪などがあります。

ゴヨウあけび(五葉あけび)
「あけび」と「ミツバあけび」の交雑種といわれて

います。小葉は5枚で、細長い楕円形をしており、

種類によっては葉の縁がギザギザしているものも

あります。

白あけび
果皮は着色しませんが、あけびと同様に熟すと

果皮が割れ、中の果実を食べることができます。

 
 
あけびの歴史

あけびはつる性の植物で、古くから日本や中国

などの東アジアの山に自生しており、その地域

の人々に食べられていました。江戸時代には

あけびの種から油を採取していたようですが、

商業植物として栽培されるようになったのは最近

になってからです。現在、市場に出荷されている

ものは山形県産が多く、その他の産地として

愛媛県や長野県、秋田県が有名です。

 
 
あけびの雑学

果皮の色づきがよく、ハリがあるものを選びましょう。

手に持った時に重量感ありずっしりとしたものが

美味しいあけびです。また、果皮が割れているもの

は完熟している証拠です。また、熟しても果皮が

紫色にならない白あけびという種類もあります。

あけびを保存する際の注意点として、ポリ袋に

入れて乾燥しないよう冷蔵庫で保存し、3~5日

以内に食べるようにします。完熟したあけびは

日持ちしないので、果肉はすぐに食べきり、皮も

なるべく早めに調理します。

あけびは、実の中の種を包んでいる白い部分、

皮の部分、若芽の三種を調理して食べることが

できます。

・果肉
果肉は種を包むように白いゼリー状になって

います。香りはあまりありませんが、ほのかな甘み

があります。

生のまま使ったり、果実酒をつくることもできます。

また、種を取り除いてアイスクリームやシャーベット

などのお菓子にしても美味しく食べることができます。

・果皮
やや苦味があり、東北地方、特に山形県では

古くから郷土料理として親しまれてきました。

あくが多いため、油や味噌を使った料理が適して

います。炒め物、揚げ物、焼き物のほか、味噌炒め

や味噌田楽などがおすすめです。そのほか、

塩もみし、湯通ししあく抜きをして、蒸し物や煮物

にも利用できます。地方料理では、中に山菜や

ごぼうなどを詰めて料理されることも多いようです。

・若芽
季節を感じさせる山菜のひとつとして、東北地方

の食卓に並んできました。 天ぷらや和え物などで

食べることができます。

あけびの果皮には高血圧を予防するカリウムが

多く含まれています。食塩の成分ナトリウムは摂り

過ぎると、高血圧を引き起こす原因となります。

体内のカリウムは腎臓の働きにより、汗や尿として

排出されます。カリウムが排出される際、同じ量

のナトリウムも排出されるため、バランスの良い

食事をしていれば多少ナトリウムの摂取量が

増えても摂り過ぎにはなりません。

しかし、偏った食事をすることによって、ナトリウムの

摂取量のみが過剰になってしまったり、アルコール

の飲み過ぎなどによって、カリウムが不足して

しまったりすると、高血圧を引き起こす危険性が

高まります。血中のナトリウムが増加すると、血中

のナトリウムを薄めようと細胞から水分が流れ出ます。

それが原因となり血液量が増え、血液を送り出す

にはより強い力が必要となります。その結果血圧

が上がり、高血圧となってしまいます。カリウムを

必要量摂ることによりナトリウムの排出を促し、

高血圧になるリスクを軽減する効果があります。

また、生活習慣病の発病には、活性酸素が関与

しているといわれています。活性酸素は、紫外線

や喫煙、ストレスなどが原因で体内に発生し、

細胞や血管など体の色々なところにダメージを

与えます。また、活性酸素は生活習慣病だけ

でなく、老化やその他の病気を引き起こす原因

の一つだといわれています。あけびのつるに

含まれるサポニンや皮に含まれるアントシアニン

には強い抗酸化力があるため、生活習慣病を

予防する作用があると考えられています。

さらに、あけびには食物繊維を豊富に含まれて

います。食物繊維はコレステロールを除去する

作用や善玉菌を腸内において活性化させる

作用があります。このように、あけびには

生活習慣病を予防することのできる栄養素が

豊富に含まれています。あけびの果皮やつる

にはカリウムが豊富に含まれています。ナトリウム

の過剰な摂取、またはカリウムの不足などで、

カリウムとナトリウムのバランスが調整できなく

なると、細胞内のナトリウムの濃度を下げるため

に細胞外から水分を取り入れます。血管の細胞

でこのようなことが起こると、血管壁が水分で

膨れるため血圧が高くなり、顔では組織液や

リンパ液が薄められることによりむくみが現れ

ます。このため、カリウムを豊富に含むあけびを

摂取することによりむくみの解消につながると

いえます。あけびには、貧血予防に効果が

あるとされる葉酸が豊富に含まれています。

葉酸は、ビタミンB12とともに補酵素として働き、

赤血球のもととなる赤芽球の合成に関わって

います。赤芽球が正常につくられないと、

赤血球も正常につくられないため、葉酸を豊富

にふくむあけびは、貧血の予防に効果がある

といえます。

 
あけびの有効成分

あけびは炭水化物が多く、甘みが強いことが

特徴です。果物としては水分が少なく、カロリー

はやや高めです。あけびにはコラーゲンの

生成を助けるビタミンCを豊富に含まれるため、

肌のハリをたもち、シミやそばかすを予防する

はたらきが期待されています。また、果皮には

強い抗酸化作用をもつポリフェノールの一種

であるアントシアニンや利尿作用のあるカリウム

が豊富に含まれています。あけびのつるには、

サポニンやカリウムが豊富に含まれており、

細かく切って乾燥させたものは木通(もくつう)

と呼ばれています。木通を煎じたものは膀胱炎

や尿道炎の改善、むくみの解消に良いとされ、

古くから漢方の生薬として利用されてきました。

配糖体のアケビンはツルに含まれ、頭痛鎮痛や

利尿作用に効果があるといわれています。

あけびには、ビタミンCやカリウム、アントシアニン、

あけびサポニンなどが豊富に含まれています。

 
 
あけびの美肌効果

あけびには、食物繊維が豊富に含まれています。

食物繊維は腸内に溜まった不要な老廃物を体外

へ排出する働きを持つほか、善玉菌を増やす働き

もあるため、腸内の環境を整える効果が期待されて

おり、特に便秘には効果的な成分です。食物繊維

は、排便の際に有毒物質を一緒に排泄してくれます。

すなわちあけびには、デトックス効果が存在すると

いうことです。このデトックス効果だけでも美肌へと

導かれます。あけびの果肉にはイチゴや柿と同じ

くらいビタミンCが含まれています。人間の皮膚は、

紫外線の刺激を受けるとアミノ酸のひとつである

チロシンが、チロシナーゼという酵素の働きによって

メラニンという黒い色素に変わります。シミ・そばかす

は、このメラニン色素が沈着することによって起こり

ます。ビタミンCはチロシナーゼの働きを阻害する

ことでメラニン色素の沈着 (シミ)を防ぎ、透明感の

ある肌を維持する効果があるため美白効果が期待

できます。また、ビタミンCはコラーゲンの合成を

助けて肌のしわを防いだり、傷ややけどの治りを

良くします。さらにアントシアニン、あけびサポニン

などの抗酸化物質が肌に作用すると美肌へと

導かれます。今回はここまでとさせて頂きます。

あけびを食べてもあくびは、でません。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

女性の美容と健康についてのご相談は、当クリニック

皮膚科にて承ります。

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美しい肌Vol.334

2013-08-31 06:18:45

カテゴリー:女性の美容と健康

カリフラワー

写真は、カリフラワーです。

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美肌の野菜&果物(各論:カリフラワー)

 
 
カリフラワーの正体

カリフラワーとは、冬から春に旬を迎えるアブラナ科

アブラナ属の花野菜です。カリフラワーという名前

には「キャベツの花」という意味があります。

カリフラワーの白い部分はつぼみの集まりで、日本

では特にこのつぼみの白い品種が好んで

食べられます。そのためつぼみができると外葉で

つぼみを包むようにして日光を遮り、黄色く変色する

ことを抑えます。

・スノークラウン
日本国内で一般的に流通している早生の品種です。

スノーニューダイヤ
中早種で、収穫時期はスノークラウンよりもやや遅く、

12月以降に収穫されます。純白で形のよいつぼみ

が特徴です。

オレンジブーケ
名前の通りつぼみの表面がオレンジ色をしています。

加熱しても色は変化しません。

バイオレットクイン
日本国内での収穫量はごくわずかで、つぼみは

紫色をしています。この紫色はアントシアニンの

色素によるもので、つぼみが白い品種よりも

栄養価が高いそうです。加熱するとつぼみは

紫色から緑色に変化します。

ロマネスコ
黄緑色のつぼみをしており、形もゴツゴツとした

円錐状になっていることが特徴です。イタリアの

伝統的な品種で、カリフラワーとブロッコリーを

合わせたような味わいがあります。

 
 
 
カリフラワーの歴史

カリフラワーの起源はキャベツや白菜などと同じ

野生のケールといわれています。誕生した時期

は定かではありませんが、カリフラワーは

ブロッコリーの突然変異と考えられています。

ブロッコリーとカリフラワーは形が似ていますが、

歴史的にはカリフラワーのほうが後輩ということ

になります。カリフラワーは16~19世紀に

ヨーロッパで発達して普及し、19世紀になって

からアメリカやアジアに伝わったとされます。

日本へは明治時代の初め頃に観賞用として伝来

しましたが、当時はあまり普及しませんでした。

戦後になって食文化が変化したことで需要が増え、

1960年代に全国に広まりました。

 
 
カリフラワーの雑学

つぼみが開花しておらず、全体的に白く丸みがあり、

重みのあるものがよいようです。葉が新鮮で茎が

伸びすぎず、変色していないものが質がよく新鮮だ

そうです。20℃以上の暖かいところで保存

するとつぼみが開花してしまうことがあるので注意

が必要です。そのため濡らしたペーパータオルに

カリフラワーを包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室

に保管してください。時間が経つと白いつぼみが

くすんで変色してくるので2~3日で食べきることを

おすすめします。色が変わってしまったカリフラワー

は少量の小麦粉と牛乳または酢、レモン汁を加えて

茹でるとアクが抜け、白く戻ります。また、煮崩れも

防ぐことができおいしく食べられます。カリフラワーに

含まれるビタミンCは免疫力を高め、風邪の予防に

効果があります。風邪をひきやすい人は血中の

ビタミンC濃度が低いことや、風邪をひいたときには

低かったビタミンC濃度が、回復するにつれて徐々に

高くなるということがわかっています。ビタミンCは、

体内に侵入した病原菌を攻撃する白血球の働きを

強化し、さらにビタミンC自らも病原菌を攻撃して

免疫力を高めます。また、ビタミンCがコラーゲンを

生成し、細胞がしっかり固められることによって、

風邪などのウイルスを体内に侵入させにくくすること

ができます。人間の体はストレスにさらされると、

それに対抗するために副腎からアドレナリン(副腎

髄質から分泌され、血圧と血糖を上昇させる

ホルモン)を分泌して血圧や血糖を上昇させ、防衛

体制をとります。アドレナリンが使われると不足分

を補うために生成されますが、アドレナリンの生成

にビタミンCが使われるため、ビタミンCはストレス

で激しく消費されます。ストレスは、不安や

プレッシャー、緊張などの精神的なストレスだけでは

ありません。寒さ・暑さや睡眠不足、騒音、喫煙など

もストレスの要素です。激しい運動をした時や、

病原菌に感染した時にも通常よりビタミンCの必要量

が増加します。ストレスにさらされやすい環境で生活

をしている方は、しっかりとビタミンCを摂ることが大切

です。カリフラワーには老化や病気から体を守る効果

があります。カリフラワーには特有のMATS

(メチルアリルトリスルフィド)が含まれており、強い

抗酸化作用を持っています。MATSの持つ抗酸化力

(たんぱく質や脂質、DNAなどが酸素によって酸化

されるのを防ぐ力)は血管中に血栓ができることを

防止する作用があります。他にも辛み成分でもある

アリルイソチオシアネートやコレステロールの吸収を

抑制するフィトステロールも血栓の予防や動脈硬化

(動脈にコレステロールや脂質がたまって弾力性や

柔軟性がなくなった状態)の予防に役立ちます。

また、カリフラワーには解毒機能を強化してくれる

グルコシノレートが含まれています。

グルコシノレートは老化を促す物質を解毒する酵素

の作用を高めます。そして、体外に老化を促す物質

を排出します。人間は血管とともに老いるとも

いわれています。子どもの頃の血管はゴムのように

弾力性があり、柔軟性も高いのですが年齢とともに

だんだんと弾力性も柔軟性も低くなっていきます。

そして内側にコレステロールなどの脂質がたまると、

血管が古いゴムホースのように硬くなってしまいます。

血管の老化は狭心症や心筋梗塞(心臓を養って

いる動脈に血栓ができることによって血管が詰まり、

発生する病気)、脳卒中などにつながりますので、

栄養バランスのよい食生活や運動を適度に行う

など健康的な生活を送りましょう。

 
 
カリフラワーの有効成分

カリフラワーにはビタミンCや葉酸、ビタミンKが

豊富に含まれています。そのため、ファワリンを

内服している人は、納豆などと同じく食べること

ができません。特に、ビタミンCの含有量

は淡色野菜の中で非常に多いです。生食では

100gで1日の必要量の80%以上が摂取できる

といわれています。また、カリフラワーに含まれる

ビタミンCは加熱しても失われにくいという特性を

持っており、茹でても1日の必要量の50%以上

が摂取できるといわれています。他にも、

カリフラワー特有のイオウ化合物であるMATS

や血栓(血管の中の血の塊)を防止してくれる

アリルイソチオシアネート、解毒機能を持つ

グルコシノレートなどの成分が含まれています。

 
 
カリフラワーの美肌効果

カリフラワーに豊富に含まれるビタミンCは

美容効果が期待できるビタミンの代表的存在

です。人間の皮膚は、紫外線の刺激を受ける

とアミノ酸のひとつであるチロシンが、

チロシナーゼ(アミノ酸であるチロシンを酸化

して、メラニンをつくる酵素)という酵素の働き

によってメラニンという黒い色素に変わります。

シミ・そばかすは、このメラニン色素が沈着

することによって起こります。ビタミンCは

チロシナーゼの働きを阻害することで

メラニン色素の沈着 (シミ)を防ぎ、透明感

のある肌を維持する効果があるため美白効果

が期待できます。また、ビタミンCはコラーゲン

の合成を助けて肌のしわを防いだり、傷や

やけどの治りを良くします。カリフラワーには

特有のMATS(メチルアリルトリスルフィド)

が含まれており、強い抗酸化作用を持って

います。解毒機能を持つグルコシノレート、

アリルイソチオシアネートなどの抗酸化物質

もその抗酸化作用が皮膚に現れると美肌へ

と導かれます。

今回は、ここまでとさせて頂きます。

カリフラワーは、仮の花ではありません。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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