美しい肌Vol.333

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2013-08-29 20:50:30

カテゴリー:女性の美容と健康

カボチャ

写真はかぼちゃです。

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美肌の野菜&果物(各論:かぼちゃ)

 
 
かぼちゃの正体

かぼちゃについては、「シンデレラの馬車」

としてameblo.jp/eitokukai51/
entry-11514415023.html
で解説いたしましたが、さらに詳細な情報を

加えてお届けします。

かぼちゃは、ウリ科カボチャ属に属している

野菜で、原産地は、南北アメリカ大陸です。

かぼちゃには大きく分けて、日本かぼちゃ

(東洋種)、西洋かぼちゃ(西洋種)、

ペポかぼちゃの3つの品種があります。

日本かぼちゃ(東洋種)
日本かぼちゃは、メキシコ及び中央アメリカ

北西部付近が原産の品種です。関東では

唐茄子(とうなす)とも呼ばれます。

日本かぼちゃには、皮がごつごつと硬い

「黒皮かぼちゃ」、福島・会津地方で改良

された小型の「会津かぼちゃ」、煮崩れ

しにくく、煮物や蒸し物など日本料理に向く

「菊座かぼちゃ」、京都の農家が伝統野菜

として保存に努めている日本古来のかぼちゃ

で、ひょうたんのような形をした「鹿ケ谷

かぼちゃ」などがあります。

西洋かぼちゃ(西洋種)
西洋かぼちゃは、アンデス山脈の冷涼な土地

が原産の品種です。

西洋かぼちゃは、一般的に「栗かぼちゃ」という

品種が知られています。「栗かぼちゃ」は、

糖質が多くて甘みが強く、果肉がホクホクと

しているのが特徴です。果皮色は、黒皮系、

青皮系、赤皮系、白皮系と様々です。

ペポかぼちゃ
ペポかぼちゃは、北米南部の乾燥地帯で栽培

されている品種です。

果皮色は、黄色やオレンジ色、緑色など様々で、

形は細長いものや手の平サイズのものが多く

あります。観賞用としても人気が高く、ハロウィン

で使用されるオレンジ色のかぼちゃは

ペポかぼちゃです。「金糸瓜」や「テーブル

クイーン」などがあり、「ズッキーニ」もこの仲間

に入ります。ペポかぼちゃの種は、殻がない

ため、そのまま食べることができます。一般に

かぼちゃの種として売られているのは、この

ペポカボチャの種のことです。

東洋種と西洋種の種間雑種
種間雑種(東洋種と西洋種の交配された

雑種のこと)には、「鉄かぶと」があります。現在

では、自家菜園用がほとんどです。かぼちゃの

英名は、pumpkin(パンプキン)ですが、実際
に北米では、果皮がオレンジ色の種類のみが

pumpkinであり、その他のかぼちゃ類は全て
squash(スクウォッシュ)と総称されています。

このため、北米で日本のかぼちゃは

kabocha squash(かぼちゃ・スクウォッシュ)

などと呼ばれるそうです。

 
 
かぼちゃの歴史

日本かぼちゃは16世紀にポルトガル船によって

九州に伝えられました。当時の人々に

「カンボジア産の野菜」と伝えられ、それが転じて

「かぼちゃ」になったといわれています。日本の

気候に適していた日本かぼちゃは、急速に日本

各地に広がりました。一方、西洋かぼちゃは

19世紀頃日本に渡来しました。アメリカから

伝えられ、北海道を中心に分布しました。

日本に伝わった時代が日本かぼちゃより遅かった

にも関わらず、今では日本かぼちゃよりも、

西洋かぼちゃの方が流通しています。これは、

食生活の洋風化や嗜好の変化によるものです。

今では西洋かぼちゃが市場の9割を占めて

います。その中でも、最も一般的なかぼちゃは

「栗かぼちゃ」です。

 
 
かぼちゃの雑学

かぼちゃの主要生産地は、中国、インド、ウクライナ、

アフリカです。日本では、主に北海道で多く生産

されています。かぼちゃの旬は、国産のかぼちゃ

であれば5~9月、輸入のかぼちゃであれば1~5月

です。かぼちゃを選ぶ際は、大きく3つに分けてヘタ、

皮、果肉に着目して選びます。ヘタを見るときには、

ヘタ自体がよく乾燥しており、ヘタの周りがやや

へこんでいるものが完熟している証です。皮は硬く、

ずっしりと重いものが良品です。また、西洋かぼちゃ

であれば、皮の緑色が濃いものが良いとされて

います。果肉は厚く、黄色が濃いものがβ-カロテン

が多く含まれていることを表しています。また果肉に

ついている種は厚みがあり、ふっくらしているものが

良いそうです。かぼちゃは完全に熟してから食べます。

皮は硬いですが、長く煮ることでやわらかくなり食べる

ことができます。かぼちゃを煮物にする場合は、

ホクホク感を大切にするために煮すぎないようにする

ことがポイントです。また、ところどころ皮をむき、

面取りをすることで味が染み込みやすく、煮崩れ

しにくくなります。日本かぼちゃは繊維が多く、

粘り気が強いため、型崩れしにくいという特徴を

持ちます。そのため天ぷらや、味噌汁の具、煮物

に適しています。西洋かぼちゃはホクホクとした

粉質のため、お菓子やポタージュに適しています。

かぼちゃを丸ごと保存する場合は、新聞紙に包み

風通しの良い涼しい場所で保存します。

よく育ったかぼちゃは、厚く硬い外側の外皮で

覆われているおかげで、夏に採れたものを冬まで

保存しておいてもビタミン類は失われません。

切ったかぼちゃを保存する場合は、種とわたを

取り除き、ラップを密着させて包み冷蔵庫の

野菜室で保存します。硬くて包丁が入りにくい

かぼちゃは、種を取り、ラップで包んで電子レンジ

で加熱するとやわらかくなって包丁が入りやすく

なります。数日以内に食べきれないときは、

加熱してつぶしてから冷凍する方法もとられて

います。かぼちゃに含まれているβ-カロテンは、

体内でビタミンAとして働き、皮膚・粘膜を丈夫

にすることで体の免疫力を高めてくれます。

皮膚や粘膜は、ウイルスから体を守ってくれる

大切な役割を果たしています。また、かぼちゃ

にはビタミンCも豊富に含まれています。

ビタミンCは、白血球(血液に含まれる細胞の

ひとつです。体内に侵入したウイルスや細菌

などの異物を排除する役割があります)の働きを

強化し、自らもウイルスに攻撃する役割も

果たしているため、β-カロテンとの相乗効果が

期待できます。免疫力が高まることで、風邪を

引きにくく、回復力の高い丈夫な体をつくること

ができます。かぼちゃは鉄分を多く含みます。

鉄の補給源としてかぼちゃを摂ることで、貧血の

予防にも役立ちます。冷え性や肩こりは、血流

が悪くなることが原因で起こりやすくなります。

かぼちゃに含まれているビタミンEが、体の

すみずみの血管にまで血液が流れるように

赤血球を変形させたり、血管を広げる役割を

果たすことで、血行の改善が期待されます。

したがって、ビタミンEの含有量が野菜の中でも

トップクラスであるかぼちゃには、冷え性や肩こり

を効果的に軽減させる作用があると考えられて

います。

 
 
かぼちゃの有効成分

かぼちゃには、β-カロテンが多く含まれるほか、

抗酸化作用があるビタミンEやビタミンCをはじめ、

食物繊維、ビタミンB群、カリウムなどがバランス

よく含まれています。かぼちゃの果肉の黄色い色

の元となっているのはβ-カロテンです。β-カロテン

はカロテノイドといわれる天然色素のひとつで、

体内で必要に応じてビタミンAに変換されます。

そのため、ビタミンA過剰症は、心配いりません。

また、かぼちゃは野菜の中でも比較的多くの

ビタミンEを含みます。成人でかぼちゃを200g

程度食べれば、1日に必要なビタミンEを摂れる

ほどです。β-カロテンとビタミンEは、油と一緒に

摂取すると体内での吸収率が高まるという性質

を持っているため、油を使用して調理することで、

効率的に栄養が摂取できます。ただし、油の

種類を選びましょう。加熱が必要な場合は、

オリーブ油などのω-9系の不飽和脂肪酸が

適していると、考えられます。まちがっても、

飽和脂肪酸や、加熱に弱い、ω-3系の不飽和

脂肪酸や、トランス脂肪酸は、選ばないように

して下さい。脱線は、ここまでとします。

話をもとに戻しますと、西洋かぼちゃと

日本かぼちゃを比較すると、栄養的には

西洋かぼちゃの方が優れています。茹でたもの

を比べると、日本かぼちゃ100g中に含まれる

β-カロテンは830μg(マイクログラム)なのに対し、

西洋かぼちゃは4000μg、またビタミンCは

日本かぼちゃの約2倍も多く含まれています。

かぼちゃ100gで、1日に必要なビタミンC、

ビタミンEの約半分の量が摂れるといわれて

いるほどです。また、ミネラルも豊富で、カリウム、

カルシウム、ナトリウム、亜鉛、鉄を多く含みます。

 
 
かぼちゃの美肌効果

かぼちゃには、腸内環境を整える働きを持つ

食物繊維が豊富に含まれています。便秘とは、

便の水分が減り、硬くなることで、なかなか排泄

ができない状態をいいます。食物繊維は、

腸のぜん動運動(腸に入ってきた食べ物を排泄

するために、内容物を移動させる腸の運動)

を高め、便の排泄を促進します。その際、

食物繊維が有毒物質を便とともに排泄してくれる

ので食物繊維は、デトックス効果につながり、

デトックスが有効になれば、おのずと美肌に

導かれるということです。

かぼちゃには非常に多くのビタミンCとビタミンEが

含まれています。また、β-カロテン由来の

ビタミンAも大量に含まれています。どのビタミン

も、水溶性、親油性の違いは、あるものの体内の

細胞の酸化を防いでくれる大切な抗酸化ビタミン

です。とくにビタミンCは「美容のビタミン」と呼ばれ、

コラーゲン生成に不可欠なビタミンです。

コラーゲンは、細胞の結合を強くすることで、

皮膚などを丈夫にして肌のハリを保ちます。

さらに、シミの元であるメラニン色素の生成を防ぐ

作用があるため、美肌効果が期待できます。

ビタミンEは「若返りのビタミン」といわれており、

老化の原因である過酸化脂質(コレステロールや

中性脂肪などの脂質が活性酸素によって酸化

されたものの総称)を生成しないように活性酸素

(普通の酸素に比べ、著しく反応性が増したこと

で強い酸化力を持った酸素)から細胞を

守ります。ビタミンEが、活性酸素により、酸化

されても、ビタミンCが共存すれば、すぐに、

還元されて、もとのビタミンEに戻ることができます。

これが、抗酸化ビタミンの相加相乗作用に、

つながるわけです。この相加相乗作用が皮膚に

現れると美肌へと導かれます。

今回は、ここまでとさせて頂きます。

南京で軟禁された時、南瓜を食べた。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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皮膚科にて承ります。

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