美しい肌Vol.332

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2013-08-28 20:33:54

カテゴリー:女性の美容と健康

バラの花31

写真は、バラの花です。

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美肌の野菜&果物(各論:ギムネマ)

 
 
ギムネマの正体

ギムネマとはガガイモ科のツル状の多年草

であり、学名はギムネマ・シルベスタです。

ギムネマは、原産地であるインドの中南部

のほか、タイやインドネシア、中国南部、

アフリカの亜熱帯地域の標高1000m

くらいまでの丘陵地や、山岳地の水はけの

良い土壌にも自生しています。ギムネマの

葉は、卵型や楕円形の形をしており、長さ

3~8cm、幅1.5~4cmほどの大きさが

あります。雨期が始まる頃に芽を出し、成長

するとツル状となってほかの木に絡み付く

ようになります。このツルの長さは3~4m

にも達するそうです。

 
 
ギムネマの歴史

古くから、ギムネマの葉を噛むと砂糖の甘味

を感じにくくなることが知られており、ギムネマ

はヒンズー語で「グルマール(砂糖を壊すもの

)」とも呼ばれていました。インドの伝統医学

であるアーユルヴェーダ(インドで古くから語り

継がれている東洋医学のひとつです。「予防

医学」の考え方を重視し、世界保健機構

(WHO)が正式に奨励している医学です)では、

2000年以上も前から、ギムネマが糖尿病の

治療薬や、健胃・利尿・強壮作用がある薬草

として使われてきました。19世紀の半ばには、

インドに駐在していたイギリス人将校が、

ギムネマの甘味を消す不思議な作用について

本国に報告したことをきっかけに、ギムネマが

研究者たちの脚光を浴びることとなりました。

その後、イギリスの化学者であるフーパーが、

ギムネマの葉から甘味を抑える物質の抽出

に成功し、その物質を「ギムネマ酸」と名付け

ました。

 
 
ギムネマの雑学

ギムネマは食事に含まれる糖質の吸収

を抑える働きがあるため、食前に摂取すると

効果的です。また、ギムネマは血糖値を

コントロールする作用があるため、糖尿病

患者さんがギムネマを摂取する際には、

医師への相談が必要です。ギムネマには、

血糖値を下げる効果があると期待されて

います。血糖値とは、血液中に含まれる

ブドウ糖の量を表す数値です。肥満や

運動不足などの生活習慣が原因で、

血糖値が正常に保てなくなると、糖尿病

が引き起こされます。糖尿病が悪化すると、

全身の血管や神経などに悪影響を及ぼし、

合併症や動脈硬化を引き起こしてしまい

ます。食事中の糖質が体内に吸収される

と、血糖値の急激な上昇を抑えるために、

インスリンという血糖値を正常に保つ

ホルモンが必要な量だけ分泌されます。

しかし、糖尿病になると、インスリンの分泌

が低下するため、血液中のブドウ糖が処理

されず、食後に血糖値が急激に上昇する

ようになります。ギムネマは、小腸での糖の

吸収を抑えるという働きがあり、血糖値の

上昇を抑える効果があります。また、8人の

糖尿病患者にギムネマ葉粉砕物を摂取

させた所、8人中2人は血糖値が正常に

戻ったという試験結果が報告されています。

肥満は、カロリーの高い食事による摂取

エネルギーの増加のほかに、朝食を抜く、

夜食を食べるといった不規則な食生活や、

運動不足が原因となって引き起こされます。

肥満には、皮下に脂肪がつく

「皮下脂肪型肥満」と、内臓の周りに脂肪

がつく「内臓脂肪型肥満」があります。

内臓脂肪型肥満は、一見肥満には

見えない体型でも、内臓に脂肪が溜まって

いる「隠れ肥満」となっているケースもあり、

生活習慣病にかかりやすくなるといわれて

います。肥満では中性脂肪、コレステロール

などの脂質が血液中に流れ出し、動脈硬化

を引き起こします。また、動脈硬化が進むと

血管の弾力が失われ、高血圧につながり

ます。動脈硬化で細くなった血管には、

血栓ができやすくなるため、心筋梗塞や

脳梗塞などの命に関わる病気が発生する

可能性が高まります。ギムネマは、摂りすぎた

糖を中性脂肪として体に蓄積されにくくする

働きがあります。糖を吸収する小腸の受容体

(細胞表面や内部に存在している物質です。

ホルモン・神経伝達物質・ウイルスなどと結合

することにより、細胞の機能に影響を与えます)

にギムネマ酸が先回りして、吸収を抑えること

によって、余分な糖を体の外へと排出させる

ことができるため、肥満を予防する効果が

あります。砂糖の摂りすぎが原因となって発生

する虫歯は、最も身近な生活習慣病のひとつ

といわれています。虫歯が進行すると、痛みを

感じたり歯が失われたりするだけではなく、

長期間放置することによって、敗血症(傷や

できものなどから細菌が血管に入り、血液の

中をめぐることにより起こる病気のことです。

高熱が出たり、呼吸困難や意識障害など、

重篤な症状が引き起こされたりします)などの

病気を引き起こすことがあります。虫歯は、

口の中のストレプトコッカス・ミュータンス菌に

由来するグルカンスクラーゼという酵素が、

砂糖から歯垢(しこう:食べかすに虫歯や

歯周病を引き起こす口の中の細菌が結合した

もので、プラークとも呼ばれます。歯の表面に

付着し、長期間経つと石灰化して歯石となり、

口臭や歯周病、歯肉炎の原因となります)の

もととなるグルカンを合成することによって発生

します。グルカンは食べかすなどを材料にして

歯垢を作り、口の中で細菌が増殖します。

そして、歯垢の中で細菌により酸がつくられ、

歯の表面にあるエナメル質の内側から

カルシウムやリン酸などが溶かし出され、虫歯

が進行します。つまり、虫歯を予防するため

には、グルカンの働きを抑えることが重要

となります。ギムネマは、虫歯菌によるグルカン

の合成を抑え、虫歯の発生を予防する効果が

あります。

 
 
ギムネマの有効成分

イギリスの化学者であるフーパーが、ギムネマの

葉から甘味を抑える物質の抽出に成功し、その

物質を「ギムネマ酸」と名付けました。ギムネマの

葉を噛むことで、一時的に砂糖などの甘味を

感じにくくなる作用は、ギムネマに含まれる

有効成分である、ギムネマ酸によるものだと考え

られています。ギムネマ酸には、グルクロン酸

(体内に入った有害物質を尿中に排出する解毒

作用を持つ成分です。ヒアルロン酸などのムコ

多糖類を構成する成分でもあります)という

ブドウ糖によく似た構造の物質が含まれるため、

舌の味蕾(みらい:味を感じるための器官であり、

花の蕾(つぼみ)のような形をしています。主に

舌の上面に存在しており、人間の場合は約1万個

あるといわれ、甘味・酸味・苦味・塩味をそれぞれ

別の味蕾が受容しています。)にある甘味を感じる

部分に結合して、その感覚を麻痺させるという

作用があります。また、ギムネマ酸は甘味に

対してのみ作用し、苦味や酸味、塩味には影響

しないという特徴があります。さらに、ギムネマは

小腸での糖の吸収を抑える働きもあります。

このような特性から、ギムネマは肥満を予防するため

の食品素材として使われています。主なギムネマ

の利用法としては、ギムネマの葉を乾燥させた

ハーブティーや、ギムネマから抽出された成分を

配合したサプリメントがあります。

 
 
ギムネマの美肌効果

年齢を重ねるとともに気になるのがお顔のたるみ

ですね。お顔のたるみが起こる原因には、

新陳代謝(古いものが新しいものと入れ替わること

自体を指します)の低下、表情筋をあまり使わなく

なったこと、コラーゲン・ヒアルロン酸の減少など

が挙げられます。まず、新陳代謝が

低下するとターンオーバー(肌の新陳代謝、肌の

細胞の入れ変わりをターンオーバーといいます)

の周期が徐々に遅くなり、古い角質が剥がれ

にくくなります。古い角質が肌表面に蓄積されると、

皮膚が厚く硬くなることで重力に引っ張られ

やすくなるためたるみの原因となることがあります。

また、お顔には40種類以上ものたくさんの筋肉

が存在しています。その筋肉があるおかげで、

笑ったり怒ったりさまざまな表情をすることが

できます。しかし、老化や紫外線、ストレス

により、お肌のハリや弾力を担う真皮層の

コラーゲン(たんぱく質の一種で、身体の皮膚や

筋肉・内臓・骨・関節・目・髪等あらゆる全身の

組織に含まれており、主にそれらの細胞をつなぎ

とめる働きをしているものやエラスチン

(弾性線維)は少しずつ減少してしまいます。

その結果、ハリや弾力が失われやすくなって

しまいます。コラーゲンとエラスチンは加齢により

自然と減少してしまうものですから、ある程度は

仕方のないことですが、ハリの失われたお肌は

表情筋を支える力が弱くなり、皮膚が下に下がり

やすくなってしまいます。さらに年齢を重ねると

皮下脂肪がつきやすくなり、顔の筋肉や皮膚が

重みに耐えられなくなり、重力で下に

引っ張られることで、少しずつたるみが増して

しまいます。そして、皮膚が下がってしまう

と毛穴も下に引っ張られ、毛穴が涙型に広がった

状態になるのが「たるみ毛穴」と呼ばれるものです。

よって、太ることも顔のたるみを招く原因の一つと

考えられます。ただし、反対に太っていた人が

急激に痩せてしまうと、皮膚が余ってたるんでしまう

ということもありますので、急激なダイエットで体重を

減らすことはあまりお勧めできません。そこで、

ダイエットや肥満防止の効果を与えてくれるのが

ギムネマです。ギムネマの葉には苦味があり、

その後に食べたお砂糖などの甘味をあまり感じなく

させるという特徴があります。雑学のところでお話

したとおり、甘味を一時的に抑える効果の他にも、

ブドウ糖の吸収を抑える作用、インスリンの分泌を

抑える作用、血糖値の上昇を抑える作用などが

あることから、ダイエットや肥満防止に効果がある

と言われ、現在では粉末、ギムネマ茶、サプリメント

などの健康食品として幅広く使われています。

今回は、ここまでとさせて頂きます。

シルベスター・スタローンがキムネマ・シルベスタ

を摂取した。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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皮膚科にて承ります。

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