美しい肌Vol.331

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2013-08-27 19:27:11

カテゴリー:女性の美容と健康

プルーン

 
 
写真はプルーンです。

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美肌の野菜&果物(各論:プルーン)

 
 
プルーンの正体

プルーンについては、「西洋スモモ」

としてameblo.jp/eitokukai51/
entry-11518461492.html
で解説いたしましたが、さらに詳細な情報を

加えてお届けします。

プルーンとはバラ科サクラ属の西洋スモモ

の果実の総称です。西洋スモモには

早生種や中生種、晩生種それぞれに

いくつかの品種があります。早生種には

「アーリーリバース」、「トレジディ」、「ツアー」、

「オパール」、「サンタス」など中生種には

「シュガー」、「サンシュガー」、「チェーアン」

晩生種には「グランドプライズ」、

「サンプルーン」、「スタンレイ」、

「プレジデント」、「ベイラー」、

「ローブド・サージェン」、「くらしま」、

「バーバンク」などがあります。最もたくさん

作られている品種はサンプルーンで、次いで

スタンレイ、シュガー、アーリーバースと

続きます。「プラム」と「プルーン」の使い分け

には諸説ありますが、一般的に流通している

時の名称を見ると、生のスモモ類をプラム、

生の西洋スモモ類とドライフルーツや

ペースト状にした西洋スモモをプルーン

と呼ぶ傾向が強いようです。ちなみに、

フランスでは生の西洋スモモをプリュン

(Prune)、これに対し、ドライやペースト状

のものをプリュノー(pruneau)と呼んで
います。3~4月頃には木全体に梅に似た

白い花をつけます。7月~9月頃に旬を

迎えるプルーンは、赤ちゃんのこぶし程の

大きさで、果肉が厚く、芳しい香りを

放ちます。プルーンは、新鮮なものは

生のままでも食べられますが、多くは

半生状のドライフルーツや、ペースト状の

プルーンシロップ、ジャムなどに加工

されて食べられています。プルーンの

発祥の地であるコーカサス地方では

「命の果実」、欧米では「ミラクルフルーツ

(驚異の果物)」と呼ばれています。

 
 
プルーンの歴史

黒海とカスピ海にはさまれた西アジアの

コーカサス地方は、健康で、長寿の人が

多いことで世界的に知られています。

実は、プルーンのふるさともこのコーカサス

なのです。伝播の道を探ると、始めは

乾燥プルーンが、隊商の携帯食として

ヨーロッパに持ち込まれました。その後、

南フランスのアジャンで盛んに栽培され、

人々に広く愛されるようになりました。

アメリカ大陸の発見の後、ヨーロッパから

の移民とともにプルーンもアメリカへ渡って

いきました。19世紀中頃にはフランス人

のルイ・ペリエがカリフォルニアにプルーン

を移植しました。その後、アメリカ政府

農務省とカリフォルニア大学の共同研究

により、長い年月をかけ品種改良を繰り返し、

現在のカリフォルニアプルーンが生まれ

ました。現在、カリフォルニアプルーンは、

世界の75%のシェアーを独占している

そうです。ローマ帝国初期の頃、学者であり

政治家のプリニウスが著した「博物誌」に、

プルーンが栽培されていたことが書かれて

います。甘みがありおいしく、そのうえ

保存性にも優れているプルーンは、重要な

貯蔵食品でもあったようです。

 
 
プルーンの雑学

栄養素の中でも鉄は吸収されにくく、体内

の鉄が不足すると、めまいや立ちくらみなど

の貧血症状を引き起こすことがあります。

貧血は過激なダイエットや偏食などが原因

としてあげられ、特に若い女性に多い症状

です。プルーンには、赤血球のもととなる鉄

や銅、造血に必要な葉酸やビタミンB₆など

のビタミンB群、ビタミンCなどの成分が

バランスよく含まれており、鉄や葉酸が赤血球

の増殖を促進するため、貧血の予防や

改善に効果があります。1993年にアメリカ

で行われた研究では、プルーンは貧血

改善効果が高いといわれるホウレンソウ

よりも優れた効果を発揮したことが報告

されています。プルーンが動脈硬化の

発症を抑えるという研究が報告されて

います。プルーンは悪玉(LDL

)コレステロールを低下させる働きがあり、

また、ネオクロロゲン酸などの

ポリフェノールの持つ抗酸化作用

によってコレステロールの酸化を抑えます。

そのため、動脈硬化などの生活習慣病

の予防に効果があると考えられています。

プルーンにはカリウムが豊富に含まれて

います。味の濃い食事などによって過剰

に塩分を摂り続けると血液中のナトリウム

が増え、高血圧を引き起こす原因と

なります。カリウムは体内でナトリウムと

バランスを取り合って存在しており、

ナトリウムを体外に排泄する働きがある

ため、プルーンは高血圧の予防・改善に

効果が期待できます。破骨細胞により

古い骨が吸収され、骨芽細胞により

新しい骨が形成されることで、骨は常に

古い骨から新しい骨に入れ変わって

います。この2つの細胞は女性ホルモン

によってバランスが保たれています。

この吸収と形成のバランスが崩れると、

骨量が減少し骨はもろくなって

しまいます。特に閉経後の女性は、

女性ホルモンが乱れがちになること

から骨の吸収と形成のバランスが

崩れることで、骨が弱くなる傾向が

あるといわれています。プルーンに

含まれているカルシウムや

マグネシウムは、骨の構成成分であり、

骨の形成に効果があります。さらに、

アメリカの学会でプルーンの摂取が

閉経後の女性の骨の健康に効果的

であるという研究成果が発表されて

います。そのため、プルーンには、

女性ホルモンの乱れから骨がもろく

なることを抑制する効果があると

期待されています。プルーンは

β-カロテンが豊富に含まれています。

そのため、プルーンには免疫力を

高め風邪などの感染症を予防したり、

病気の回復を早める効果があると

いわれています。プルーンに含まれる

カリウムには、体内の余分な水分を

排出する働きがあります。そのため

細胞間に溜まる水分が原因で起こる

むくみの予防・改善に効果を発揮する

といわれています。プルーンには、

体内に吸収されやすい単糖類である

ブドウ糖や果糖が豊富に含まれて

います。ブドウ糖や果糖は摂取後、

体内で素早くエネルギーに変換される

ため、即効性のある優れたエネルギー

源になると考えられています。

そのため、疲労の蓄積が抑えられ、

疲労回復に素早く効果を発揮する

といわれています。ただ皆さんも

お感じであると思いますが、

ドライフルーツのプルーンを買ってくる

と、すぐに食べて一袋空けてしまい

ます。それだけ、後を引く味だという

ことです。それはつまり、ブドウ糖、

果糖の摂取量が大幅に増える

ということにつながりかねません。

ですから、ドライフルーツの

プルーンは、空腹時に、摂取個数を

決めて食べるようにしましょう。

 
 
プルーンの有効成分

プルーンには、鉄やカリウム、カルシウム

などのミネラル類、β-カロテンやビタミン

B群、ビタミンCなどのビタミン類、水溶性

食物繊維であるペクチンなどがバランス

よく含まれています。これらの成分は

乾燥させてドライプルーンにすることで、

より効率的に摂取できるようになります。

またポリフェノールとして、アントシアニン

やネオクロロゲン酸などが、豊富に

含まれます。

 
 
プルーンの美肌効果

欧米でプルーンは、便秘解消の妙薬として

知られています。プルーンには水溶性

食物繊維であるペクチンが豊富に含まれて

います。ペクチンは腸内で善玉菌のエサ

となり、腸内環境を整える働きがあります。

また、マグネシウムなどのミネラル類の

複合作用もあるため、便秘の予防・改善

に効果があります。アメリカの病院などでは、

妊婦にプルーンジュースを飲ませて便秘や

貧血の予防にに役立てているとのことです。

水溶性食物繊維が多いということは、

すなわちデトックス効果につながり、

このデトックス効果だけでも美肌に導かれる

と考えられます。ただ大量に食べると、

便がゆるくなる可能性があるので適量摂取

をおすすめします。逆に便秘の人には、

ちょっと多めに摂取するのが望ましいと

いえましょう。さらに、アメリカにおける近年

の研究により、ドライプルーンには、

ネオクロロゲン酸などの強力な抗酸化作用

を持つポリフェノールが豊富に含まれている

ことが明らかとなっています。

ネオクロロゲン酸=ヒドロキシ桂皮酸は、

あらゆる植物中に存在しています。特に、

多種多様な一般食品にかなりのレベルで

含まれています。プルーン 1 食分(約 5 粒、

42g)には、総量にして約 73mgのフェノール

類が含まれ、そのほとんどがヒドロキシ桂皮酸

です。現時点では、フェノール類の 1 日あたり

の推奨摂取量は確定していませんが、

カリフォルニア大学デーヴィス校研究チーム

によると、これまでの報告では、プルーンが

ヒドロキシ桂皮酸の含有量が最も多い食品

であるということがわかりました。ポリフェノール

やビタミンC、β-カロテンが持つ抗酸化作用

とは、紫外線や喫煙、ストレスなど生活の様々

な場面で発生する活性酸素を除去し、体が

酸化することを防ぐ働きのことです。

人間の体内に活性酸素が過剰に発生し酸化

が起こると、病気や老化、肌トラブルが

引き起こされます。プルーンに含まれる抗酸化

物質が体内で強い抗酸化力を発揮して酸化

から体を守ることで、病気や老化、肌トラブルを

予防することができます。肌トラブルが予防

できれば、美肌に導かれるのは、当然と

いえましょう。数ある果物や野菜類の中でも

ドライプルーンが持つ抗酸化力は、群を抜いて

強いといわれています。また、プルーンに

含まれるβ-カロテンは、体内で必要な量だけ

ビタミンAに変換され、ビタミンAとして働きます。

ビタミンAは脂溶性のビタミンであるため、

その性質上、過剰摂取に対し注意が必要な

成分ですが、β-カロテンは体内で必要な量

しかビタミンAに変換されないため、

過剰摂取の心配がありません。

今回は、ここまでとさせて頂きます。

ポパイは、ほうれん草を、プルートはプルーン

を食べるとか。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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皮膚科にて承ります。

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