美しい肌Vol.329

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2013-08-26 00:01:11

カテゴリー:女性の美容と健康

あさがお5

写真は、あさがおの花です。

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美肌の野菜&果物(各論:アセロラ)

 
 
アセロラの正体

アセロラについては、「美肌フルーツ」

としてameblo.jp/eitokukai51/
entry-11519256035.html
で解説いたしましたが、さらに詳細な情報を

加えてお届けします。

西インド諸島、南アメリカ北部から中央アメリカ

が原産とされる常緑低木で、鮮やかな赤色の

果皮のサクランボに似た果実を食べます。

葉は全縁(鋸葉がない)で、長さ10cm程度です。

果実の形からバルバドスサクラ(Barbados

Cherry)の別名がありますが、バラ科のサクラ

とは類縁関係にありません。果実はビタミンC

を豊富に含み、清涼飲料水、ジャム、ゼリー

などに加工されます。ただし、熟した果実は

傷みやすいため一般にはほとんど

市販されておらず、加工用には未熟果が

使われます。また、果実は種類によって

酸味が強い酸味種と甘みが強い甘味種に

分けられます。

ビタミンCが豊富な果実として有名なアセロラ

は、直径が2cm前後、重さは5~8gくらいと

小さく、少しデコボコとした形をしています。

日本ではアセロラドリンクの登場でよく

知られるようになりました。また、熟した果実

は生で食べることもできます。ただし皮が薄く

2~3日しか持たないので、熟したらすぐに

食べるようにしましょう。さわやかな

甘酸っぱさが楽しめます。

日本では1958年に沖縄県に導入されて以降、

同県で栽培されています。現在、加工品

としてはサントリーフーズよりニチレイアセロラ

ドリンクとして販売され一般に普及しています。

なお、ブラジルでも飲料にされることも多く、

アセロラそのものの風味を強く感じることが

できます。しかし日本の関連飲料などは

かなり希釈されておりアセロラ本来の味は

あまりしません。

プエルトリコでは、アセロラは珍重されており、

国外に持ち出される場合には、特別な手続き

が必要となります。

 
 
アセロラの歴史

カリブ海に浮かぶ西インド諸島では、はるか昔

から食べられていたようです。15世紀の

大航海時代にスペイン人やイギリス人によって

世界へ広がっていき、日本へは1958年に沖縄

に導入されたのが最初だそうです。

西インド諸島や熱帯アメリカでは、昔から風邪を

ひくなど身体が弱ったときにアセロラを食べると

元気が出るといわれ、健康維持に効果的な

食べ物として、知られてきました。アセロラに関心

が持たれるようになったきっかけは、1940年代、

プエルトリコの科学者がアセロラの果実に

アスコルビン酸(ビタミンC)が多く含まれている

ことを発見したことです。

 
 
アセロラの雑学

アセロラは、酸っぱさが強く甘さが少ない

「酸味種」と甘さが多く酸っぱさが少ない

「甘味種」があります。アセロラの種類に

よって、ビタミンC量など若干異なりますが、

いずれの品種も太陽の恵みを受けて

育ちます。

日本で栽培されているアセロラは、

園芸業者の間で葉の形から、丸葉系や

長葉系と呼ばれて区別されている程度で、

厳密な品種名の特定はできていない

のが現状です。

酸味種
酸っぱさが強い分、ビタミンCがたっぷり

入っており、実つきも良く「バーモンド」

「レーボルク」「プエルトリコ」などの品種

があります。

甘味種
生食に適しています。

フロリダが原産地で甘くみずみずしい大粒

の「フロリダスウィート」、ハワイ・オワフ島が

原産地で大きい実をつけ、甘酸っぱさが

ある「マノアスウィート」、ほか

「ルビートロピカル」や「チェリースペイン」、

「チェリータイ」などの品種があります。

花も実もかわいらしいことから観賞性が高く、

海外ではアセロラの盆栽も流行しています。

アセロラは開花から20~30日で実るため、

5月から11月頃まで開花結実を繰り返し、

年5回収穫が可能です。春から秋の間に

枝の先を切り、風通しをよくすることで、開花

を促進するといわれています。また、開花時

にホルモン処理をすることが着果率の向上

につながるともいわれています。

皮の色がきれいな赤色で、果実にハリがあり、

傷がないものを選ぶことが大切です。

生のアセロラはとても傷みやすく、冷蔵で

保存する場合2~3日で傷み始めてしまい

ます。冷凍で保存すると傷みにくくなり、

栄養分も比較的保たれます。

アセロラに含まれるビタミンのひとつである

ビタミンCは、ドーパミンやアドレナリンなど

の神経伝達物質の合成、ストレスを緩和

するホルモンである副腎皮質ホルモンの

生成に働きかけ、精神的な抵抗力をアップ

させます。

ビタミンCは、食べ物に含まれる非ヘム鉄

が体内に吸収される際、体に吸収され

やすい鉄に変える働きがあります。

さらに、アセロラはビタミンCだけではなく、

ミネラルも多く含んでいるため、貧血改善

に効果を発揮するといわれています。

生活習慣病は、食生活の欧米化や運動、

休養などの生活習慣の変化によって近年

患者数が増加しています。

マウスを使った研究で、糖尿病のマウス

から生まれた子マウスにアセロラジュースを

飲ませたところ、アセロラジュースを飲んだ

マウスではコレステロール値や中性脂肪、

血糖値の減少がみられ、

善玉コレステロールも増加していました。

アセロラは、糖尿病や脂質異常といった

生活習慣病の症状の予防に役立つことが

期待されています。アセロラに多く含まれる

ビタミンCは、免疫力を高め、風邪などの

感染症を予防し、回復を早めることで

知られています。

ビタミンCは、体内に侵入した異物(細菌や

ウイルスなど)を撃退する働きをもつ血液中の

白血球、特に好中球に大量に含まれて

います。感染症にかかると、この白血球の中

のビタミンCが使われ減ってしまうことから、

白血球の機能を高める作用が、ビタミンCには

あると考えられています。アセロラには、目の

健康に役立つアントシアニンが含まれている

ため、視力を保つ効果もあるといわれて

います。

 
 
アセロラの有効成分

アセロラの持つビタミンC量は驚くほど豊富で、

アセロラ100g中に1700mgも含まれています。

その量は、100g中に50mgのビタミンCを含む

レモンの約34倍にも匹敵し、成人の1日に

必要なビタミンC量をアセロラ果汁10%の飲料

100ccで取れてしまうほどです。

それ程までにアセロラにビタミンCが多く

含まれる理由の1つとして、アセロラ自身が

強い紫外線から自分の身(実)を守るために、

自らビタミンCをつくり出すためです。

他の同量の果実と比較してもビタミンCの

含有量は圧倒的に多く、身体にとって重要

なミネラルの含有量も優れています。

ナトリウムを体外へ排出する働きを持つ

カリウムの含有量も比較的多いため、

高血圧などの予防にも効果的です。

また、アセロラは脂質をほとんど含みませんが、

脂溶性のβ‐カロテンとビタミンEが多めである

という珍しい果実でもあります。

アセロラはポリフェノールの一種である

「アントシアニン」や「ケルセチン」も含んでおり、

体内のサビつきの原因となる活性酸素の働き

を抑え酸化を防ぎ、老化や病気の予防効果

があります。

例えば、りんごを切ってそのままにしておくと

りんごの色は茶色くなってしまいます。それが

酸化です。酸化は体内でもおこり、病気や

肌トラブルの原因にもなってしまうのです。

酸化から体を守り、ポリフェノール

(アントシアニン)とビタミンCとβ‐カロテンと

ビタミンEが助け合って相乗効果となり

生まれる強い抗酸化作用は、老化や病気

の予防効果から美肌効果までと様々です。

さらには「造血のビタミン」ともよばれ、血液

を造ることに欠かせない葉酸も比較的多く

含んでいます。

エネルギー(カロリー)は、水分が多いため

野菜と同じくらい低いです。またβ-カロテン

由来のビタミンAは、過剰にβ-カロテンから

転換されることがないので、過剰症の心配

はいりません。

 
 
アセロラの美肌効果

アセロラに豊富に含まれるビタミンCや

アントシアニンは、シミ・そばかすを防ぎ、

ハリのある肌をつくる働きがあります。

メラニンの生成を抑える働きがあると

最近注目されているのが、ポリフェノール

の一種であるアントシアニンの抗酸化力

です。シミ・そばかすの原因となる

メラニンは、チロシンというアミノ酸の

一種からできています。メラニンをつくる

酵素であるチロシナーゼの活性を

アントシアニンが抑えることで、メラニン

の生成が抑制されるのです。

つまり、以前から美肌に高い働きがある

といわれていたビタミンCと最近注目の

ポリフェノール、どちらも含まれるアセロラ

はまさに「美肌フルーツ」としての可能性

を秘めているといえます。また、ビタミンC

は肌や筋肉、骨に欠かせない細胞結合

組織であるコラーゲンの生成を促進します。

さらに、アセロラに含まれるケルセチン

には抗炎症作用があります。皮膚炎など

の炎症は活性酸素が一因とされています

が、ケルセチンはその活性酸素を除去

することによって、炎症を鎮め、美肌へと

導いてくれます。

今回は、ここまでとさせて頂きます。

汗をかいたローラがアセロラを飲んだ。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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