美しい肌Vol.321

2013-08-17 16:19:50

カテゴリー:女性の美容と健康

ヒソップの花

 
写真は、ヒソップの花です。

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美肌の野菜&果物(各論:ヒソップ)

 
 
ヒソップの正体

ヨーロッパ南部~アジア西部、地中海沿岸に多く

分布するハーブで、毎年花を咲かせる多年草です。

葉が細長くてツヤがあり、ミントのような清涼感がある

のでヤナギハッカの和名があります。ヒソップの名前

はヘブライ語に由来し、ユダヤ教では聖なるハーブ

として古代より利用されていました。旧約聖書の中

にも名前が登場しますが、それがこのヤナギハッカ

と言われるヒソップのことを指しているかどうかは、

正確には分からないようです。薬効は古くから

認められており、たとえば葉でつくったお茶は健胃

やひきはじめの風邪によいとされています。葉茎、

花から採れるエッセンシャルオイル(精油)は

非常に香りが高く入浴剤や香水をはじめ、

シャトリューズというリキュールの風味付けにも

使われます。花から採れた蜂蜜は香り高く、味も

非常に良いとされています。茎は直立してよく茂り、

生長すると高さ60cm、直径60cm~1m程の

低木状になります。基本は常緑性ですが、

寒い地域では冬に落葉します。年を経ると茎の

表面が木のようにごつごつとなります。梅雨から

夏にかけて茎の上部に小さな花を穂状に

つけます。花色は青紫、ピンク、白などカラフルで、

花壇にも使えます。

 
 
ヒソップの歴史

聖書の時代から浄化効果が認められていたようです。

10世紀頃ヨーロッパに導入され、リキュールの成分

として使われました。葉にハッカのような芳香があり、

その形がヤナギの葉に似ていることから、和名で

ヤナギハッカとも呼ばれ、旧約聖書にも登場する歴史

あるハーブです。聖書には「なんじヒソプをもて我を

清め給え。されば我清まらん」(詩篇51-7)とあります。

血液を浄化する効果をもつ薬草として、古代から重宝

されてきました。また中世ヨーロッパでは虫除けのため、

この葉を床にまいたそうです。

ハーブを踏みつけるとオレンジのような爽やかな甘い

香りがすることから、防虫を兼ねてストローイングハーブ

として、床にまき散らして部屋を香らせたり、家の中に

吊るして、厄除けや魔除けとして用いるようになり、

庶民の生活に深く結びついていきました。ギリシャ語の

ヒソポス(hyssopos)というのは、ヘブライ語のエゾブ
(ezob,聖なるハーブ)が由来です。日本名は葉の形

と香りから付けられています。1世紀のローマ帝国の

博物学者プリニウスの著書によると、ヒソップからは

ヒソポテスという名の酒が作られるとされています。

この記述の影響のため、かつては薬や酒作りに

用いられ、昔の本草書には薬効や作り方が掲載されて

います。それが10世紀にはヨーロッパに広まり、

修道院製のベネディクティンというリキュールが作られる

ことになりました。 近世では気管支系と消化器系に働く

薬草として、あるいはリウマチの治療などにも用いられ

ました。イギリスでも中世には、ガーデニングに取り入れ

られるようになり、エリザベス朝の頃になると、ハーブ

ガーデンには、かならずヒソップを植えることが流行した

そうです。日本には、明治時代に伝わったとされています。

 
ヒソップの雑学

よく日のあたる場所を好んで育ちます。水はけのよい、

比較的乾燥気味の、アルカリ性の土が適しています。

暑さと乾燥には強いのですが、過湿が苦手です。

梅雨時などに根が腐りやすいので、植えつけるときは

株間をあけて、日当たりと風通しがよくなるように工夫

します。温暖なところでは花のすんだあと、軽く

刈り込むとそのまま冬期も常緑で残ります。

収穫適期は6~9月です。葉を乾燥させて使う場合は、

開花前に枝ごと刈り取り、日陰で逆さに吊してよく

乾かします。葉や花を生のまま使う場合は、つぼみが

開きかけるころ摘み取りましょう。妊娠中および癲癇の

方は使用できません。 また、文献によっては

「高血圧の方も避けるべき」と書かれている場合も

あります。精油成分のピノカンフェンには比較的毒性

がありますので注意が必要です。(なお、刺激性

および感作作用はありません)小児への使用もなるべく

避けたほうが良いでしょう。アロマオイルの使用量は

少なめに、また頻度も適度に留めてください。ヒソップ

のハーブティーは、かすかに甘い香りがし、クセの

ない味で、後味がさわやかです。

タイムと似ていますが、タイムほどきつくはありません。

軽い感じのすっきり感があります。ヒソップは、乾燥

させた葉を使ったヒソップ酒や、香辛料として使うほか、

葉や花のハーブティーは、風邪や喘息に効果的です。

特に痰がからむときには効果的です。濃いめに入れて

冷ますとうがい薬にもできます。

 
 
ヒソップの有効成分

カンホン、イソカンホン、エストラゴール、ボルネオール、

ゲラニオール、リナロール、リモネン、ピネン、カジネン、

ツジョン、ピノカンフェン、ミルセン、カリオフィレンなど。

 
ヒソップの美肌効果

メディカルハーブとして、傷、切り傷、 内出血、炎症、

皮膚炎、湿疹の治療に使われていました。香水の

原料にも使われ、独特のクラシックな香りに人気が

あります。ハーブをお風呂に入れたり、精油なら

5~6滴を、ひと握り分の塩に混ぜてから、お風呂に

入れると、ストレスによる疲れを緩和し、身体の細胞

を活性化させて、とてもリフレッシュできます。

リフレッシュ効果、血行促進効果、消毒殺菌効果

から美肌へと導かれるようです。ただし、雑学の所で

申し上げた注意事項(高血圧、癲癇、小児、妊婦

には用いない、使用量を少なめになど)を厳守して

頂きたいと思います。

今回は、ここまでとさせて頂きます。

ヒソップは、ひっそりしており、イソップ物語には、

登場しません。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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皮膚科にて承ります。

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