美しい肌Vol.320

2013-08-16 17:47:29

カテゴリー:女性の美容と健康

あさがお5

写真は、あさがおの花です。

 
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美肌の野菜&果物(各論:白嶺茸、バイリング茸)

 
 
白嶺茸の正体

エリンギは、ヒラタケ科ヒラタケ属のキノコで、

中国などで一年を通して収穫すること

ができるキノコです。白嶺茸の原産は

中国といわれており、エリンギの仲間です。

中国では病気の予防、治療に民間薬として

古くから使われてきました。

エリンギとの相違点は、トレハロースの

含有量です。これについては、後述します。

フランス及び中国のモンゴル、新彊ウイグル

地区の原野に自生し、エリンギに近い仲間

ですが、その味はクセがなく肉質のきめ細かさ

と歯ごたえから「神の茸」・「陸のアワビ」と

称され、現地では大変珍重されています。

高温多湿を好む亜熱帯性のきのこです。

 
白嶺茸の歴史

中国の天山山脈に自生する希少品種の高級

きのこです。『西片白霊芝』『神茸』『茸の王子』

として珍重されてきました。日本では、白嶺茸

の育つエリンジウム属の植物が自生しておらず、

すべて人工栽培で販売されています。

 
 
白嶺茸の使い方

白嶺茸はシンプルにフライパンでステーキ

の様に焼いて食べると美味しいです。バター

やオリーブオイルを使うと良いでしょう。

肉厚な特徴を活かし、カツレツにしても

美味しいです。平たい物を一つ丸ごとと、

縦長のものを厚くスライスして衣を付けて

揚げたものは、一見はチキンカツのように

見えます。歯ごたえがありとても美味しい

です。

 
 
白嶺茸の保存方法

白嶺茸は、水分が残っていると傷みやすいため、

濡れていないか確認した上、ラップで包んで

冷蔵室の野菜室で保存します。3~4日以内に

使い切る必要があります。料理に使いやすいように

カットし、保存用の袋に入れ、冷凍しておくと便利

です。

 
 
白嶺茸の脂質抑制効果

同じ環境で育てたラットに白嶺茸の煮だし液を

用量を変えて10週間投与した結果、ラットの肥満

抑制効果は飲用開始4週間から体重増加の抑制

として観察されました。またこの抑制結果は用量が

多いほど高く、正常モデルのラットにおいても正常

な範囲内での体重の抑制が確認されました。

脂肪肝は、脂肪の多い食事やアルコール

の飲みすぎなどによって、肝細胞の30%以上に

中性脂肪が蓄積されている状態のことをいいます。

脂肪肝の状態が長く続くと、動脈硬化などの

生活習慣病を引き起こす危険性があります。

脂肪肝から、脂肪肝炎(NASH:Non-alcoholic
steatohepatitis)となり、さらに脂肪肝硬変に
いたる可能性もあるわけです。

ちなみに脂肪肝炎は、脂肪肝になんらかの

ストレスが生じることにより起こると言われています。

このストレスとは、具体的には、活性酸素による

酸化ストレス、過酸化脂質、鉄、インスリン抵抗性、

サイトカインの放出などが考えられています。

白嶺茸には、脂肪のとりすぎによるこの脂肪肝を

予防する効果が期待できます。

さらに白嶺茸には中性脂肪の吸収を抑制する

効果があります。中性脂肪は小腸でリパーゼと

呼ばれる脂肪分解酵素によって分解され、体内

に吸収されますが、リパーゼの働きが弱まると、

中性脂肪の吸収が抑制されます。白嶺茸の

抽出物によって、リパーゼの働きが弱まることが

実験結果によって判明しています。

 
 
白嶺茸の有効成分

白嶺茸は、他のキノコに比べ糖の一種トレハロース

が最も多く、甘みがあることが特徴です。白嶺茸は

食物繊維を含む他、免疫力を向上させるβ-グルカン

や、ナトリウム(塩分)を排出するカリウムを豊富に

含んでいます。β-グルカンは、白嶺茸100gあたり、

23.7mgで、アガリスクより、はるかに高い量が

含まれています。また、白嶺茸には豊富に含まれる

トレハロースに骨粗しょう症を改善する効果がある

といわれています。

 
 
 
白嶺茸の美肌効果

白嶺茸に含まれる食物繊維はキノコの中でも多く、

100gあたり、37.5gです。きくらげの57.4gや干し

椎茸の41.0gには、かないませんが、非常に多いと

いえます。ちなみにエリンギは、4.3gです。エリンギ

の約8倍もの食物繊維を含んでいます。白嶺茸は

食物繊維を豊富に含むことから、便通を改善する

効果があります。食物繊維は腸のぜん動運動

を促し、腸の不要物を外に排出させる働きを持ちます。

体外に脂質を出す力がNo.1のキノコという研究結果

が出ています。

即ち、デトックス効果が強いということであり、

このデトックス効果ゆえに美肌へと導かれます。

さらに保水力が高く、肌の潤いを保ってくれる

トレハロースという成分も多く含まれているため、上手

に摂取すれば美肌効果が期待できます。

トレハロースは、保水性や保湿性を示す二糖類

であり、皮膚の荒れや乾燥肌の改善に効果をもつこと

が細胞を用いた機能性効果試験や肌への直接的な

塗布試験から確認されています。そのため

“食べる美容液”として最近注目を浴びています。

白嶺茸は、トレハロースの含有量は、白嶺茸100g

あたり、22.3gとトップです。ハタケシメジが、100g

あたり、16.9gと第2位で、第3位が、エリンギの100g

あたり、15.3gでした。ちなみに、第11位のエノキタケ

は、100gあたり、1.8gと白嶺茸の10分の1以下でした。

ちなみに倒産した、林原研究所の健康食品には、

このトレハロースが大量に使われており、鹿角霊芝

や中国パセリ(香菜、パクチーコリアンダーともいう)

などのくせのある健康食品でも、まるでお菓子のように

食べられました。中国パセリを自閉症のお子様に

食べて頂くのにも一役買っていました。

今回はここまでとさせて頂きます。

バイリング茸は、リングを買うきのこではありません。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

女性の美容と健康についてのご相談は、当クリニック

皮膚科にて承ります。

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2013-08-16 13:03:08

カテゴリー:ブログ

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診療マル秘裏話 Vol.406 平成23年9月15日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
目次

1) 関節リウマチの発症に関与する細胞内タンパク質
2) 悪性度が高いスキルス胃ガンを再現したマウスの作成

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を
増やして欲しいという要望もあるのですが、私の能力の
なさから1週間に1回が限度となっています。これからも
当たり前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識
を吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思って
おります。不撓不屈の精神で取り組む所存ですので
どうかお許し下さい。

1】 関節リウマチの発症に関与する細胞内タンパク質

免疫機能が過剰に働いて手足の関節に炎症や骨の破壊などが
起こる関節リウマチの発症に、細胞内の「Ahr」という
タンパク質が関与することを大阪大や慶応大、国立環境研究所
(茨城県)などのチームがマウスで解明しました。成果は
米科学アカデミー紀要電子版に掲載されました。

大阪大の岸本忠三(きしもと・ただみつ)教授(免疫学)は
「Ahrの働きを抑える薬剤をつくれれば、関節リウマチの
治療薬となるかもしれない」と話しています。

関節リウマチでは、リンパ球の一種「Th17細胞」が増え、
過剰に働いています。

チームは、関節リウマチのような症状を強制的に発症させ
られる手法をマウスに使い、解析しました。

Ahrを働かなくしたマウスではTh17細胞の数が減少し、
関節リウマチを起こそうとしても発症しませんでした。
このためチームはAhrが多くつくられることで、Th17
細胞が増えて発症すると推測しています。

Ahrが多くつくられる原因としては、さまざまな免疫細胞
が出す指令が過剰になることが考えられるということです。
Ahrは哺乳類や爬虫(はちゅう)類の細胞に存在しますが、
詳しい機能は分かっていませんでした。

箇条書きが過剰。笑

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

2】 悪性度が高いスキルス胃ガンを再現したマウスの作成

悪性度が高いスキルス胃ガンを再現したマウスを、湯浅保仁・
東京医科歯科大教授(分子腫瘍医学)らのチームが世界で初めて
作成し、国際科学誌ガット(8月26日付電子版)に発表し
ました。発症の仕組みの解明、予防や治療法開発に役立つ可能性
があります。

チームは、スキルス胃ガンの人に多くみられる遺伝子の異常に
注目しました。「Eカドヘリン」と「p53」と呼ばれる、
ガン抑制にかかわる二つの遺伝子が胃壁で働かないマウスを
作ると、生まれて1年後にはすべてのマウスが胃ガンを発症
しました。ガンは、人のスキルス胃ガンとそっくりの胃壁が
厚く、硬くなる特徴を持ち、遺伝子の働き方もよく似ていました。

スキルス胃ガンは、腫瘍を作らず胃壁に広がります。発見が
難しいうえ、転移しやすいため治療が困難です。日本人の
胃ガンの約2割を占め、若い人の発症が多いといわれています。

湯浅教授は「このマウスを使って、スキルス胃ガンの仕組み
を解明し、治療法の開発につなげたい」と話しています。

異壁の胃壁。笑

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

編集後記

慢性関節リュウマチの治療は、TNF-αに対する抗体が
できてから進歩したと言われています。しかし、抗体
製剤には、多くの副作用があり、中断しなければならない
ことも多いようです。根本の遺伝子である、「Ahr」
がコントロールできれば、リンパ球の一種「Th17細胞」
も増えることが無くなり治癒の方向に向かうのではないで
しょうか?ただ早く病気を発見して介入しないと関節の
破壊が進んでからでは、患者さんの満足度を得ることは
難しいでしょう。スキルス胃ガンの治療の難しいことは
今も昔も変わっていないと思います。モデルマウスを
使っての新治療法の発見が待たれます。

関節技が間接的に効いた。笑

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(イジニイワト)

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