美しい肌Vol.313

2013-08-09 21:03:14

カテゴリー:女性の美容と健康

バラの花53

写真は、バラの花です。

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美肌の野菜&果物(各論:シナモン)

 
 
シナモンの正体

シナモンについては、漢方生薬(桂枝)として、

ameblo.jp/eitokukai51/
entry-11506843686.htmlで解説いたしました

が、さらに詳細な情報を加えてお届けします。

シナモンはクスノキ科に属している常緑樹で、

幹や枝の樹皮をナイフで細長い形状に

はぎ取り、コルク層を除去して乾燥させた

ものがシナモンとして使っています。シナモン

には多くの種がありますが、一般的にシナモン

というとセイロンシナモンを指します。

シナモンは用途によって種類が変わり、カシアや

ニッキと呼ばれる種類も使われます。シナモン

は清涼感を伴うキリリとした芳香が特徴的で、

甘みの中にわずかな辛みがある独特の風味を

持ちます。香り高いシナモンはスパイスの王様

として有名です。スパイスとして利用される

シナモンには樹皮をそのまま長く巻いたシナモン

スティックと、粉末状に加工したシナモンパウダー

がありますが、市販されているシナモンは

複数の種からつくられているものがほとんどです。

日本では古くから縁日のお菓子などに使われて

おり「ニッキ」の名前で呼ばれてきました。ニッキ飴

という屋台を見たことのある人も多いのではないで

しょうか?私は毎年、浅草のほおづき市にでかけて

いますが、必ずニッキ飴の屋台を見かけます。

消化促進作用のほか、健胃、整腸、解毒、鎮痛

などの作用を持つことから漢方生薬としても

使われています。シナモンの原産地はインド、

マレーシア、スリランカです。

現在では主にスリランカ、インド、インドネシア、

ビルマ、ベトナム、ボルネオ、ブラジル、

ジャマイカなどの熱帯各地で幅広く栽培されて

います。

 
 
シナモンの歴史

シナモンは人間との関わりが深く、世界最古の

スパイスのひとつといわれています。

紀元前4000年頃からエジプトでミイラを保存する

ための防腐剤として使われていました。

また、儀礼にもシナモンが頻繁に使われていた

といわれています。日本には8世紀前半に乾燥

させたシナモンが伝えられました。シナモンは

「桂心」という名で薬物としてやってきました。

現在でも正倉院の御物の中に保存されています。

また、防腐剤としてだけではなく香料としても使われ、

大航海時代の冒険者たちが命をかけて求めた

スパイスでもあったといわれています。江戸時代の

亨保年間(1716~1735年)頃には樹木として

日本に伝えられました。このとき伝えられたシナモン

はシーボルディー種であったと推測されています。

 
 
シナモンの使い方

シナモンは甘いものや甘い香りが特徴的な料理

に用いることで、より一層甘みが強まるという相乗

効果があります。したがって砂糖を多く使った

ケーキやパイ類、ドーナッツなどに使うと良いと

いわれています。また、紅茶やコーヒーを混ぜる

際にシナモンスティックを利用し、香りを楽しみ

ながら風味をつける方法もあります。この場合、

シナモンコーヒーと呼ばれています。シナモンは

砂糖と一緒に使用することでより甘みを感じる

ため、シナモンシュガーとして紅茶やコーヒーに

使われることもあります。フルーツの甘い香りとも

相性が良く、リンゴやピーチ、洋ナシなどの

コンポートにも合います。特にリンゴの風味に合う

ため、アメリカではリンゴジャムにも用いられて

います。メキシコではホットチョコレートにシナモン

が欠かせません。中国ではシナモンがミックス

スパイスである五香粉(シナモン、クローブ、

カホクザンショウ、フェンネル、八角、陳皮などを

混合したもの)のひとつとして使われています。

カシア(上記にありますが、用途による分類)は

カレーやピラフ、炒めものなどの塩味系の料理に

使われています。

 
 
シナモンの雑学

シナモンはお屠蘇(とそ)にも含まれています。

お屠蘇に含まれているシナモンは、カシアと

呼ばれる種類が使用されています。4世紀に

書かれた中国の文献である「肘後法(ちょうごほう)」

には、お屠蘇は三国時代の名医である華陀が

つくったもので、元旦にこれを飲めば病気や

全ての不正の気を避けることができると記載

されています。お屠蘇が日本に伝わったのは

奈良時代~平安時代にかけてといわれています。

当時は宮中の儀式として飲まれていました。

江戸時代になると広く庶民の間に浸透して

いきました。シナモンは京都を代表する和菓子

である八つ橋の原料です。八つ橋に含まれている

シナモンは一般的なセイロンシナモンではなく、

ニッキと呼ばれる種類が使用されています。

八つ橋は米粉、砂糖、ニッキを混ぜて蒸し、

その生地を薄く伸ばして焼き上げた堅焼き煎餅の

一種です。生地を焼き上げずに一定のサイズに

切りだしたものは生八つ橋と呼ばれています。

八つ橋は江戸時代中期にはすでにつくられて

おり、古くから食用にされています。シナモンは

スパイスとしてのみならず、アロマオイルとしても

有効な働きがあると考えられています。

シナモンオイルはシナモンそのものに比べ、

より濃厚で甘くスパイシーな香りを持ちます。

シナモンオイルには気分を高揚させる作用がある

といわれており、元気がない時や気分が沈んで

いる時などに良いとされています。

さらに、シナモンオイルには体調を整える効果や、

体の痛みをとる効果があるともいわれています。

気力を回復させて何か物事に取り組む前や、

何か新しい物事を始める際などに良いと考え

られています。また、アロマオイルとして室内を

香らせることで、カビ臭を抑える抗菌作用を発揮

するとされています。レモンやオレンジなどの

柑橘系のエッセンシャルオイルと相性が良く、

合わせて使うことで、より心地よい香りを楽しむ

ことができます。このように、シナモンはスパイス

としてだけではなく、とても優れた効能を持つ

アロマオイルとしても使用されています。

 
 
シナモンの有効成分

シナモンの主成分は桂皮アルデヒドで、

シンナミックアルデヒドとも呼ばれています。

40℃前後でもっとも香りを発散します。

 
 
シナモンの美肌効果

大阪大学微生物研究所教授・高倉伸幸先生

によると、『肌老化の重要な鍵を握るのは毛細血管

で、毛細血管が減るとシミやしわなどができやすく

なる。また、加齢によって毛細血管は簡単に消滅

する』そうです。毛細血管の壁細胞から、

アンジオポエチンという分子が分泌されています。

これが毛細血管を強化する元となるのですが、

酸化ストレスなどで活性化されず毛細血管の

内皮細胞と壁細胞の間に大きな隙間を作って

しまいます。そうすると、栄養分や老廃物が漏れて

しまい、血管に炎症→毛細血管が消滅してしまい、

シミやしわ・たるみが発生します。先ほど紹介した、

アンジオポエチンの作用に似た働きをするのが

シナモンです。シナモンを取ることで、わずか2~3

時間で血管を修復してしまいます。高倉伸幸先生

によると、シナモンは長年の血管研究を通して、

数百種類もの天然食材から選びぬかれた食材で

安全性も高いそうです。最強の美肌天然スパイスと

考えられているそうです。しかし、どんなに良いもの

でもそうですが、過剰摂取は体に害をもたらします。

シナモンの場合は、シナモンは1日2gまでが上限

となっており、それを超えた摂取を続けると肝障害

が起こる危険があります。

今回は、ここまでとさせて頂きます。

品物のシナモンを摂取した。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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