美しい肌Vol.308

2013-08-04 18:52:58

カテゴリー:女性の美容と健康

あさがお12

写真は、あさがおの花です。

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美肌の野菜&果物(各論:えごま)

 
 
えごまの正体

エゴマ(荏胡麻)は東アジア原産のシソ科の

植物で、ゴマという名前を冠していますが、

香味野菜のシソの同種です。エゴマの葉は

シソの葉によく似た形をしており、種は絞られ

エゴマ油として、また葉は食用として使われ

ます。茎の高さは約1mにもなり、横断面は

四角形で、シソに似ていますが、シソよりも

少し大きい葉をしています。茎葉には白い毛

があり、秋に茎頂と葉腋(茎と葉の境目の

ところで、芽が生まれる部分)から多数の花

を穂状につけます。

エゴマの種子から得られる油は「エゴマ油」、

「ペリーラオイル」、「エノ油」などの名称が

付けられています。

 
 
えごまの歴史

エゴマの歴史は古く、日本では縄文時代から

食べられてきたといわれており、日本最古の

作物のひとつとして日本の農耕文化に貢献

しました。長野県諏訪市にある荒神山遺跡

からは、エゴマの種子の塊が出土されて

います。

エゴマの搾油(植物の種子などを絞り、油を

得ること)が始まったのは、平安時代初期だ

とされています。エゴマの種子は35~40%

もの油性成分を含むため、食用のほかにも

油紙や提灯などに塗布油として使われて

きました。また、灯火以外にも、和紙に撥水

を期待してエゴマ油を塗付し、雨傘や雨合羽

などの雨具の防水を支えてきました。

菜種油が全国的に広がる江戸時代後期

までの約800年間はエゴマ油が広く使われ

ました。非常に安価なエゴマが海外から輸入

されるようになると、栽培者が急激に減少し、

自家用での栽培が各地に残るのみに

なりました。

1990年代には、現代人に不足しがちな

αリノレン酸やカルシウム、ビタミンなどを

豊富に含むエゴマ油は食用油として家庭に

普及していきました。エゴマは「ジュウネン、

ジュウ、ジュウネ」「アブラ、アブラツブ、

ツブアブラ、アブラギ、アブラエ」「イ、イゴマ、

イクサ、エグサ」、「エコ、エゴ」、「シロジソ」、

「オオエノミ」など地方によって呼び名が異なり

ます。

エゴマは、古来より食されており、貴重な脂肪

の供給源として用いられてきました。

エゴマの「ゴマ」は、種子がゴマの実に似て

いることから、また、「エ」は油をとるということ

から「え(得)」に由来して命名されたと考え

られています。

漢字の「荏(ジン・ニン)」は、種を柔らかく

包み込んだ植物という意味で用いられています。

 
 
えごまの油

エゴマ油は熱に弱く、酸化しやすいという性質

をもっています。これはエゴマ油に含まれる

αリノレン酸の性質によるもので、炒めものなど

より、ドレッシングや料理の風味づけに使用

すると効率よく栄養を摂取できるそうです。

これは、シソの油や亜麻仁油と似ています。

食用としてのエゴマは、和え物やおもちと

しても食されており、木曽地域ではエゴマを

五平餅のたれに利用しています。また、エゴマ

の若い葉を漬物にする食べ方もあります。

 
 
えごまの有効成分

エゴマの種子から採れるエゴマ油には、

αリノレン酸が多く含まれており、生活習慣病

の予防やアレルギーの予防に良いそうです。

αリノレン酸は、スムーズな血液の循環に

働きかけるエイコサペンタエン酸(EPA)や

健やかな脳神経の働きを支持する

ドコサヘキサエン酸(DHA)に体内で変化

します。エゴマの葉には、カルシウムや鉄と

いったミネラルが多く含まれ、さらに

β-カロテンやビタミンCも含まれています。

 
 
えごまの美肌効果

エゴマ油に含まれるαリノレン酸には、

血小板の凝集を防いだり、血管をしなやか

にする働きがあります。αリノレン酸は体内

に入ると、DHAやEPAに変換されます。

DHAやEPAはスムーズな血液の循環を

促し、動脈硬化や心筋梗塞などの血管の

トラブルを予防します。また、DHAは脳内

の細胞膜に必要な物質で、脳細胞を

活性化する作用があります。そのせいで

お魚のうたは、歌われています。以上のこと

から、エゴマ油には血管を丈夫にする作用

が期待できます。肌の血液の循環が促進

されれば、美肌へと導かれます。

悪玉コレステロールを減らす作用があること

から健康効果が高い油として注目されて

いますが、美肌にもよくシミやそばかすの

予防効果もあると言われています。さらに

化粧をおとすクレンジングオイルとしても使う

ことができます。最近、多くのクレンジング

オイルが出回っていますが、合成ポリマーや

合成界面活性剤など、はだに刺激となる

成分が含まれているのがほとんどです。

油汚れを落とすには油が効果的ですが、

考えてみると油を顔に塗るとベタベタします。

そういった使用感を軽減するために様々な

成分が配合されていますので、肌にダメージ

を与えてしまうことが心配されます。肌に

優しいクレンジングを行うためには、天然の

オイルを使うことをおすすめします。オイル

クレンジングはどうしてもベタついて苦手

という方もいらっしゃると思いますが、

エゴマ油は比較的さっぱりと使えます。

今回は、ここまでとさせて頂きます。

えごまって、えーごまじゃないの。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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皮膚科にて承ります。

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