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2013-07-27 20:33:29

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診療マル秘裏話 Vol.403 平成23年8月25日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

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目次

1) 老化で減る脳の神経幹細胞を増やす仕組み
2) 肥満になると血圧が高くなるメカニズム

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を
増やして欲しいという要望もあるのですが、私の能力の
なさから1週間に1回が限度となっています。これからも
当たり前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識
を吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思って
おります。不撓不屈の精神で取り組む所存ですので
どうかお許し下さい。

1】 老化で減る脳の神経幹細胞を増やす仕組み

老化で減る脳の神経幹細胞を増やす仕組みを産業技術総合
研究所(茨城県つくば市)と筑波大の研究チームが解明し、
8月8日発表しました。運動をすると、特定の細胞から分泌
されるたんぱく質の因子(Wnt3)が増え、これが起点と
なって神経が新生する現象をマウスの実験で突き止めました。
うつ病や認知症の新治療法や創薬開発に役立つということ
です。米実験生物学誌に掲載されました。

学習や記憶を担う脳の領域「海馬」にある神経幹細胞は
老化で数が減り、細胞を生み出す力も衰えます。実験では、
生後22カ月の老齢マウスと、9週間の若いマウスの海馬
からアストロサイト細胞(神経幹細胞を支える細胞)を
取り出して培養しました。比較すると老齢マウスのWnt3
産出量は若いマウスの30分の1しかありませんでした。
さらに、マウスにベルトコンベヤー上で毎日10分間2回
ずつ走らせる運動を2週間続けたところ、運動前と比べて
Wnt3産出量は若いマウスで10~15倍、老齢マウス
では20~30倍と飛躍的に増えました。

運動すると脳が活性化する事実は知られていますが、
老化で低下した神経を作る機能が復活し脳の「若返り」に
つながる仕組みを細胞レベルで解明したのは初めてということ
です。研究チームの産総研幹細胞工学研究センターの
桑原知子研究員は「アストロサイト細胞を活性化させれば
神経幹細胞を呼び戻すことができ創薬開発などに応用できる」
と説明しています。

機転をきかせて起点から終点に行く。笑

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2】 肥満になると血圧が高くなるメカニズム

肥満になると血圧が高くなるメカニズムを東北大大学院医学系
研究科の片桐秀樹教授(代謝学)らのグループが解明しました。
肝臓からの神経信号が一定の役割を果たしているとみられ、
メタボリックシンドロームの治療につながることが期待されます。
研究内容は8月9日付の欧州循環器学会誌電子版で発表され
ました。

グループはこれまでに、肝臓が発する神経信号が交感神経に
作用し、基礎代謝を活発にすることを発見しました。肝臓が
カロリー蓄積のセンサーとして働き、基礎代謝を活発にさせて
体重を調節するメカニズムを突き止めています。

今回、実験で非肥満マウスに肝臓の脂肪を増やす遺伝子を注入
したところ、血圧が上昇することを発見しました。ところが肝臓
が発信する神経信号を遮断すると、血圧は上昇しませんでした。
肥満のマウスでも、神経信号を遮断すると非肥満のマウスと
同様に血圧が上昇しないことを確認しました。肝臓からの神経信号
によって血圧が一定程度上昇することを突き止めました。
片桐教授は「(神経信号を)活性化させ、基礎代謝を上げれば、
一時的に血圧が上昇しても、肥満の治療につながる」と話して
います。

新郷から信号を発する。笑

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編集後記

脳の若返りを起こすメカニズムが分かるとは夢にも
考えていませんでした。運動は大事なことは分かって
いても年をとるとなかなか運動できないことが多いと
思います。また運動できない高齢者の方には、Wnt3
産出量を増やす薬ができれば、運動を介さずとも若返り
ができるようになるのではないでしょうか?肝臓が
血圧を上げているなんてあまり考えたことはありません。
基礎代謝を上げることで肥満の治療が成功すれば、
現在のような、胃の通過を狭めるような手術や胃の
切除をするような手術が不用になる可能性があります。

芙蓉が浮揚して、不用となる。笑

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