美しい肌Vol.299

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2013-07-26 21:52:58

カテゴリー:女性の美容と健康

あさがお2

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美肌の野菜&果物(各論:ローズマリー)

 
 
ローズマリーの正体

ローズマリーとは、シソ科マンネンロウ属の

植物で、ハーブの中でも1、2を争うほど、

美しい花をつけることで有名です。

ローズマリーという名前は、ラテン語の

ros marinus(海のしずく)を意味しており、

海岸にごく近い所に育つことに由来します。

ローズマリーは60㎝~150㎝の高さに

育つ灌木です。その葉は細い針に似て

いて、上のほうは暗緑色で下のほうは

白っぽい色をしています。生葉もしくは

乾燥葉をオリーブ油やワインビネガーに

つけたり、葉をそのままもしくは粉末にし、

料理のスパイスとして使います。甘い香りと

ほろ苦さが魚や肉料理の香りづけに良く

合います。特にラムとの相性が良いです。

集中力・記憶力を高めるハーブとしてよく

知られて、花言葉も「記憶」です。フレッシュ

でもドライでも利用可能で、抗菌作用や

酸化防止作用があって、食べ物のもちを

良くし、肉料理をはじめさまざまな料理に

広く利用できます。お茶として使えば脳を

刺激する香りに意識がはっきりして、元気を

取り戻せます。また、抽出したティーは、

化粧水として使うと肌を引き締め、殺菌して

若さを取り戻すそうです。乾燥しても香り

が持続するので、刈り取った枝をそのまま

部屋に吊るしたり、かごなどに入れておくだけ

でも消臭効果があるので、ペットのいる家庭

では非常に役に立ちます。

扇状の小さな青、あるいは白い花はミツバチ

を引きつけハチミツが採れます。また、

ローズマリーは香水を作るためにも使用され、

様々な軟膏やせっけん、シャンプーの香り

づけのための基本材料であるともいわれて

います。幅広く使用されているローズマリーは

駆風(腸管内にたまったガスを排出させる作用)

や精神の安定にも効果的とされており、

心身に対する効果が数多くあるハーブです。

食物に含まれる量を摂取するのは安全です

が濃度を調節していないオイルを使用する

のは安全ではありません。特に精油を使用する

場合、妊婦の方、高血圧の方、てんかんの方

は使用をお控えください。

 
 
ローズマリーの歴史

ローズマリーは薬効ゆえに、古代から使われて

きました。古代ローマ人やエジプト人を含むある

文明圏では、ローズマリーは万能薬であると

考えられていました。ヨーロッパでは魔除けの

聖木として古くから知られており、花嫁が一枝

身につけるという習慣もありました。古代ギリシャ

では、頭の働きをよくするハーブとされ、受験を

迎えた学生たちは、髪にローズマリーの花輪を

飾って好成績を祈っていました。

また、ハンガリーの女王が若さを保つために

ローズマリーを使用していたという伝説もあり、

現代でも若返りのハーブとして人気があります。

このことをもっと詳しく申し上げますと、14世紀、

ハンガリー王カーロイ1世の王妃エリザベート

Ⅰ世は、70歳を過ぎるころから老齢のために

健康を害していました。ところが、僧院から

献上されたローズマリーとライムをアルコール

に漬けて抽出した治療水を使ったところ

みるみる若返って健康を取り戻し、72歳の時

に20代のポーランド王子からプロポーズ

されました。これは、すごいことですね。

日本には、江戸時代に渡来し、現在は

観賞用、調味料、香料用に各地で栽培

されています。

 
 
ローズマリーの生産地

ローズマリーは地中海沿岸地域の、特に

フランス、ユーゴスラビアの西部海岸地方の

石灰質の丘陵上に広く分布している多年草

の常緑樹です。花期は5月~6月で、全草を

採集します。

 
 
ローズマリーの有効成分

香りのもととなる精油成分が豊富です。

抗菌作用のあるシネオールや、活性酸素を抑制

するカルノシン酸(ロスマリネシン)などが含まれて

います。ローズマリーの香りは持続性が高く、

樟脳に似ています。調理に使う場合は他の材料

の味や香りを隠してしまうほど強いため、控え目に

使用してください。他にもフラボノイドやタンニン

なども含みます。主要成分のロズマリン酸は

抗菌作用を示しますが、活性酸素生成能も示し

ます。また、アレルギー抑制効果も知られて

います。(シソ科植物のアレルギー抑制作用)

ロズマリン酸の他には、次のような成分があります。

カフェ酸 (caffeic acid)

クロロゲン酸 (chlorogenic acid)

ゲンクワニン(genkwanin)

ルテオリン (luteolin)
カルノシン酸 (carnosic acid)

カルノソール (carnosol)
ロスマノール (rosmanol)
ウルソール酸 (ursolic acid)
オレアノール酸 (oleanolic acid)
ベルベノン (verbenone)

α-ピネン (alpha-pinene)
 
 
ローズマリーの美肌効果

ローズマリー葉から得られるジテルペンは酸化物

の生成や脂質過酸化も抑制する働きがあります。

また、カルノシン酸は酸化的ストレスから生物組織

を保護するという働きがあり、体のサビつきや

動脈硬化を予防する効果が期待されています。

ローズマリーのジオスミンというフラボノイド類の成分

は、弱った血管を強くし、体の血行を促進したり

代謝を良くしてくれます。また、ローズマリーには、

駆風作用、胆汁の分泌促進作用があるので、

食欲不振や消化不良に有効で体調を整えて

くれます。ローズマリーは化粧品としても肌の毛穴

を引き締める効果があります。

収れん作用で毛穴をひきしめ炎症を抑えて

くれます。特に、脂性肌の方のケアに向いている

といわれています。

今回は、ここまでとさせて頂きます。

魔除けの聖木は、聖僕でした。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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皮膚科にて承ります。

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