美しい肌Vol.247
2013-06-06 00:27:13
カテゴリー:女性の美容と健康
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美肌の野菜&果物(各論:ひじき)
ひじきの正体
ヒジキとは、ホンダワラ科ホンダワラ属に
属している海藻です。生のヒジキは
黄褐色を呈しているため、海藻の中でも
褐藻類に分類されます。ヒジキは岩場
に生育しており、全長20~100cm程度まで
成長します。ヒジキの体は茎と葉からなる
一年生植物ですが、根は糸状で5~8年
生き続ける多年生植物です。茎と葉と根で
全く異なる寿命というのは、あまりきいたこと
がありません。
ヒジキは日本では北海道から本州、四国、
九州、南西諸島(奄美大島、沖縄)にまで
分布しています。また、日本国外では朝鮮
半島や中国南部にも分布しています。
ヒジキの名前の由来ははっきりとわかって
いませんが、古名のヒズキモが転じてヒジキ
となったそうです。漢字名の鹿尾菜
はヒジキの形状が鹿の黒くて短いしっぽに
似ていることから名づけられました。
太古の昔からヒジキを食べると長生きすると
いわれており、敬老の日にちなみ9月15日
はヒジキの日にも定められています。現在
は敬老の日が9月の第3月曜日と定められ
ているため、ヒジキの日=敬老の日では、
なくなってしまいました。
ひじきの歴史
ヒジキは約1万年前の縄文時代の遺跡に
見られることから、日本人は古くからヒジキ
を食べていたと考えられています。
平安時代初期に書かれた歌物語である
「伊勢物語」には、鹿尾菜藻と古名で記載
されています。また、927年頃に書かれて
いる「延喜式(えんぎしき)」にはヒジキが
朝廷への貢納品として選ばれたことが
記されています。また、934年頃に
書かれた「和名類聚抄(わみょうるい
じゅしょう)」にもヒジキの記載があります。
寛永20年、徳川三代将軍家光の時代に
書かれた料理所である寛永料理物語には、
ヒジキの調理法として「にもの、あへもの」と
記載されています。伊勢ヒジキとは三重県
の伊勢志摩で採取されたヒジキのことです。
1638年に発行されたと推測されている
「毛吹草(けふきぐさ)」に、鹿尾菜(ヒジキ)
が伊勢の国の名産品として紹介されています。
志摩地方より海路約120㎞の三重県伊勢市
北部周辺は水はけの良い土地、広い干し場、
適切な風量、雨量などヒジキの加工に必要
な条件がそろっていたため、本格生産が
行われるようになりました。
ひじきの種類
代表的なヒジキの種類には芽ヒジキ、長ヒジキ、
寒ヒジキの3種類が挙げられます。
芽ヒジキは米ヒジキ、姫ヒジキとも呼ばれて
おり、ヒジキの葉の部分を指します。芽ヒジキ
は口あたりの良い独特の食感があり、サラダや
混ぜご飯、炊き込みご飯によろしいようです。
長ヒジキは茎ヒジキとも呼ばれており、ヒジキ
の茎の部分のことをいいます。長ヒジキは太くて
長めで、芽ヒジキと比較すると、歯ごたえがあり
ます。炒め物や煮物に適しているそうです。
1本のヒジキから芽ヒジキは約80%、
長ヒジキは約20%の割合で採取可能です。
寒ヒジキは早どれヒジキともいわれています。
冬の寒い時期に若いヒジキを刈り取って
加工したものです。素干しヒジキはヒジキ
を採集後海水でよく洗い、そのまま浜辺
の小石や砂地に干して作ります。
素干しヒジキには渋み成分が含まれて
いるため、食用には適しません。
干しヒジキは素干しヒジキを適量の淡水と
ともに鉄釜中で4~5時間煮沸します。
その際に、ヒジキの藻体中の褐色色素が
分解されたり流出したりして減少するため、
それを補う目的で10分の1程度のアラメ
を一緒に煮ます。煮沸したヒジキを5cm
程度に短く切ってから天日干しで
乾かします。これを干しヒジキと呼び、
素干しヒジキと区別しています。
ひじきの生産地
ヒジキの採取時期は地域によって異なり
ます。主な産地は日本国内であれば
長崎県や三重県、愛知県、熊本県、
千葉県、宮城県、神奈川県、愛媛県
などです。特に千葉県や三重県、
長崎県の3県で採取されるヒジキは
国内収穫量全体の約65%を占めています。
国内生産ヒジキが100%天然のヒジキで
あるのに対し、輸入品のほとんどは韓国や
中国で養殖されたヒジキです。現在、日本
で流通しているヒジキは約5割が韓国産、
約3割が中国産、約2割が国内産です。
ひじきの有効成分
ヒジキにはカルシウムや鉄、ヨウ素、
マグネシウム、マンガンなどのミネラル類、
ビタミンB1やビタミンB2(美肌ビタミン)、
食物繊維などが含まれています。
カルシウムはマグネシウムとともに骨や
歯の強化を促す重要な働きを担うミネラル
です。カルシウムとマグネシウムがより
効率良く働く比率は、カルシウム:マグネ
シウム=2:1だそうです。ヒジキは
カルシウムとマグネシウムの比率が良く、
私たちの体内に効率的に吸収されます。
ひじきの美肌効果
ヒジキに豊富に含まれているヨウ素は、
甲状腺ホルモンの一種である
サイロキシンとトリヨードサイロニンの材料
になります。この2つのホルモンには
エネルギー代謝を活発にし、新陳代謝
を促進する働きがあります。
私たちの体は約60兆個もの細胞から
できており、髪や爪、肌もそのうちのひとつ
です。新陳代謝が活発になると、常に
新しい細胞ができるため髪や爪、肌を
美しく保つことができます。つまり美肌に
導かれます。
今回は、ここまでとさせて頂きます。
ヒジキで肘鉄を喰らう。笑
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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