美しい肌Vol.270

2013-06-27 22:12:27

カテゴリー:女性の美容と健康

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美しい肌の条件

 
 
 
伝統的和食の落とし穴

以前にご紹介したミスユニバース公式栄養

コンサルタントの「世界一のアンチエイジング

フードであり、生活習慣病も予防できる

伝統的な和食」というほめ言葉は、大変

ありがたいのですが、和食にも欠点短所が

存在します。これを具体的に申し上げると、

以下の箇条書きのようになります。この欠点

を上手に補えば、美肌・健康に最高に近づく

食生活を手に入れることができるでしょう。

 
 
1) 塩分が高いこと(例:とんかつをファミレス

で頼むと塩分8~10gと一日量上限の塩分

を一回の食事で摂取してしまいます。)

日本の伝統的な朝食のメニューを思い浮か

べてください。焼き魚におみそ汁、納豆、

玉子焼きに、海苔や梅干、漬物などで

しょうか。メニューを書きだしただけでも塩分

が多いのは、誰の眼にも明白でしょう。さらに、

濃い味に慣れた人はこれらのメニューの一つ

一つにしょうゆをかけたりするので、ますます

塩分を摂りすぎてしまうことになります。塩分を

減らすコツは、野菜や果物をたっぷりとること

で、野菜や果物の中に含まれるカリウムという

電解質の働きを利用することです。カリウムを

摂取すると塩分のナトリウムは、腎臓から排出

されていきます。過剰摂取されたナトリウムと

水分は、むくみの原因になるので、その意味

でもカリウムを含む食品を多くとる必要があり

ます。カリウムを多く含む食品は、次のような物

です。

野菜類…ホウレン草、ニンジンなど
イモ類…ジャガイモ、サツマイモ、サトイモなど
豆類…納豆、枝豆など
海草類…ワカメ、昆布など
その他…シイタケ、バナナなど

本来の日本食に慣れ親しんでいる人であれば、

少しの塩加減でも充分おいしさを感じることが

できるはずなのですが、商業主義の濃い味に

なれてしまい味覚がおかしくなっている人が

多くなってしまいました。その原因は次にあげ

るようなダシのうま味成分が味をマイルドにする

ため、塩分が濃くても美味しく感じてしまうことに

あるようです。そうした理由で、外食でも薄味だ

とテーブルに置いてある塩や醤油などをかける

人がたくさんいますね。しかし、そうすることは、

さらなる塩分摂取の原因となるため、絶対に

やめましょう。その代わりに酢を適量かけるように

しましょう。酢は、黒酢や香酢、もろみ酢

などの健康酢ブームでもご存知のように、カラダ

に良い成分がたくさん含まれている素晴らしい

調味料です。このブログでも、黒酢や香酢に

ついてその素晴らしさを書いたことがあります。

黒酢は、美しい肌Vol.169で香酢は美しい肌
Vol189で書いてあります。ぜひ、ご参照下さい。
さらに酢には、薄味をカバーしてくれるだけの

酸味を与えてくれるため、濃い味を好む人でも

充分おいしく食べることができます。

そのため、中華料理などの、お酢を使った料理

は、実は塩分は控えめです。唐揚げに塩を

つけるかわりにレモン汁をしぼったりするのも同じ

理由です。醤油やソースをかけたいときも同様に、

それぞれの量を減らし、酢と同じく酸味のある

レモンやお酢を賢く利用してみましょう。少し前

にマイマヨネーズが流行ったように、マイ酢を

持ち歩くようにするのもオススメです。ただし、酢

を大量摂取すると、胃腸の細胞が破壊されます。

ですから、適量を使うということを忘れないで下さい。

たとえば、潰瘍性大腸炎という腸の難病のモデル

マウスは、大量に酢を飲ませて作るということを

聞いたことがあります。人間でも同じように酢を大量

に摂取すると、この病気を必ず発症するというわけ

ではありませんが、胃腸の内容物が酸性に傾いて

細胞が壊れるということは明らかです。また、塩分

摂取量を抑えるために香辛料を使う方法もあります。

元々の味が薄く(塩分が少なく)ても、香辛料の

存在で味の薄さを感じなくなります。例えば、カレー

などがそうです。飽きがこないように、お酢や香辛料

を上手に使って、味に変化をつけると、より健康的に

おいしく食べることが可能となります。

 
 
 
2)   ダシのうま味成分が味をマイルドにする

ため、塩分が濃くても美味しく感じてしまう。

最近では、外食産業および、簡単に食べられる

加工食品の業界では、消費者の食欲をそそって

「自分の会社の食品をものすごくたくさん売りたい」

という、恐るべき商業主義が横行しています。

消費者の健康への影響などは眼中にありません。

その影響で、うま味強化食というような、天然

あるいは、人工のうま味調味料がたくさん入った

加工食品を目にします。これはダシを多く取った上

で、塩分を多くして濃厚な味わいを消費者に

押し付けようとするものです。一旦この濃厚な味

に慣れてしまうと、ご家庭でたべる薄味の食べ物は、

ものたりないという印象を与える訳です。味の濃い

外食をしたあと、やたらとのどが渇いて、水分を

無意識に多くとるという経験をされたことがある人

は多いと思います。何事も過ぎたるは及ばざるが

如しです。こうして摂り過ぎた塩分と水分は、血管

の外に漏出し、むくみとなってしまいます。朝起きた

時に、身体に筋のようなむくみの模様が出た経験

をした人も多いと思います。前の晩を振り返って

みれば、うま味成分のせいで、それほど塩辛い

ものを食べていないのに、やたら食べた後のどが

渇いて水を飲んでしまったという記憶が明らかに

なってくるはずです。同じ失敗の繰り返しは、絶対

に止めましょう。巷のラーメン店で、うま味成分が

含まれるダシをとらずに同じ量の塩分を加えて、

お客さんに食べてもらったところ、食べられない程、

塩辛かったといわれたという有名な話が

あります。今回はここまでとさせて頂きます。

うまかった、牛負けた、でもしょっぱかった。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

女性の美容と健康についてのご相談は、当クリニック

皮膚科にて承ります。

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2013-06-27 15:35:11

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診療マル秘裏話 Vol.399 平成23年7月28日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
目次

1) 「モヤモヤ病」を発症する可能性が高まる遺伝子
2) 「骨髄増殖性腫瘍」が起こるメカニズム

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を
増やして欲しいという要望もあるのですが、私の能力の
なさから1週間に1回が限度となっています。これからも
当たり前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識
を吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思って
おります。不撓不屈の精神で取り組む所存ですので
どうかお許し下さい。

1】 「モヤモヤ病」を発症する可能性が高まる遺伝子

脳の血管が細くなり、脳出血や脳梗塞を引き起こす「モヤモヤ病」
を発症する可能性が高まる遺伝子を、京都大などのチームが特定し、
7月20日付の米科学誌プロスワン電子版に発表しました。チームは
今後、予防や治療に役立てられると話しています。

モヤモヤ病は脳に異常な血管網ができる難病です。患者は東アジア
が中心で日本では約1万人に1人の頻度で発症、血管形成の異常で
起こるということです。

チームは日本と韓国、中国の患者さん251人と健常者751人の
DNAを比較しました。日本人で約9割、韓国人で約8割、中国人で
約2割の患者さんで「RNF213」という遺伝子に変異がありました。
ドイツ人など白人の場合は、患者さん、健常者のいずれにも変異は
見られませんでした。

日中韓の健常者の約2~3%では変異があっても発症せず、チーム
の小泉昭夫(こいずみ・あきお)京都大教授(遺伝疫学)は「感染症
など環境要因の関与も考えられる」と話しています。

遺伝子は「mysterin」と名付けられました。

チームはゼブラフィッシュでこの遺伝子の働きを抑えると、脳の血管
につながる目の動脈が増える異常を確認しました。遺伝子が血管形成と
関わっていることも明らかにしました。

形勢がよいように形成する。笑

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

2】 「骨髄増殖性腫瘍」が起こるメカニズム

滋賀県立成人病センター(同県守山市)のチームが血液のガン
「骨髄増殖性腫瘍」が起こるメカニズムの一つを解明したと7月
20日発表しました。7月18日付の米科学誌プロスワン電子版
に掲載されました。

センターによると、外部からの信号を細胞内に伝達するJAK2
という遺伝子に変異が起きると、PU・1というタンパク質が
増えることが分かりました。

PU・1の増量が血液ガンの原因となることは分かっていました
が、センターは「なぜ増えるのかが明らかになったのは初めて。
診断や治療にも応用できる」と話しています。

センターで受診した20人以上の血液を調べる中でJAK2の
変異とPU・1の増量に因果関係があるとみて、細胞を使って研究
を続けてきました。

センターによると、骨髄増殖性腫瘍は高齢者に比較的多く、
欧米では人口1万人につき年間1人程度の割合で起きます。日本の
割合は欧米より少し低いと言われています。

奸計が関係する。笑

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

編集後記

モヤモヤ病の遺伝子がかなりの確率で特定されたのは
素晴らしいことだと思います。現在の治療は対症療法が
主体であるので根本治療に結びつけば画期的発見と言える
でしょう。ただ根本治療に結びつくにはかなり時間が
かかりそうです。骨髄増殖性腫瘍の原因遺伝子変異が
特定されたのも素晴らしい発見です。ただこの発見も
遺伝子治療に応用されるには、時間がかかりそうです。

画期的発見が活気を生む。笑

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