美しい肌Vol.260

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2013-06-17 17:58:40

カテゴリー:女性の美容と健康

紫陽花10

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美肌の野菜&果物(各論:いわし)

 
 
イワシの正体

イワシ(鰯・鰛・鰮、英: Sardine)は、狭義には

魚類ニシン目ニシン亜目の複数種の小魚の

総称です。日本で「イワシ」といえば、ニシン科

のマイワシとウルメイワシ、カタクチイワシ科の

カタクチイワシ計3種のことをいいます。世界的

な話題ではこれらの近縁種のことをいいます。

ただし、他にも名前に「イワシ」とついた魚は

数多くあります。日本を含む世界各地で漁獲

され、食用や飼料・肥料などに使われています。

漢字では「真鰯」、「真鰮」と表記されます。

マイワシは東京や新潟での呼び名です。「真」

はイワシ類(カタクチイワシ、ウルメイワシなど)

の代表的なものという意味です。「いわし」は

「卑しい(いやしい)」の訛ったものです。「いわし」

は「弱し(よわし)」もので、水から揚げるとすぐ

死ぬことから命名されました。他の魚に食べ

られることからも弱しと名付けられたといわれて

います。いわしの形は、紡錘形、細長い形を

しています。いわゆるイワシ型です。背は黒く、

腹は銀白色です。鰭(ひれ)に棘(とげ)がなく、

背鰭は身体の中心にあります。胸鰭、腹鰭、

尻鰭が離れてあります。体側に縦に並ぶ黒い

斑紋があります。30センチ前後になることも

あります。日本最大のマイワシは1988年に

島根県浜田市にあがった35.8センチ、重さ

343グラムだったそうです。

 
 
イワシの歴史

私たちの祖先はいったい、いつごろからイワシ

を食べるようになったのでしょうか。

古代人のごみすて場だった貝塚は、日本の

太平洋岸で700か所以上も発見されて

いますが、約350種の貝にまじって40種

ほどの魚の骨が見つかっています。タイ・フグ・

カツオなどにまじってイワシの骨も見つかって

いますので、イワシは縄文時代から食用に

されていたものと推測されています。

奈良時代や平安時代になると、宮中のみつぎ物

のなかにイワシの乾物が使われていました。

江戸時代に入ると、イワシ漁がたいへん盛んに

なりました。それは、イワシが食用よりも農作物の

肥料として用いられ、大量に必要とされたから

です。マットレス大手の「いわしや」の社名は、

加賀藩の農作物の肥料として、いわしを取引

していた経緯から付けられたと聞いています。

とくに、房総半島は、江戸時代からイワシ

漁業の中心地でした。

房総半島におけるイワシ漁のはじまりは、16

世紀のなかばの1555年で、九十九里浜へ

やってきた紀州(現在の和歌山県)の漁師が、

「地引き網」をひろめたといわれています。

しかし、イワシ漁が本格化したのは17世紀

(江戸時代のはじめ)になってからのことです。

当時の漁法は、地引き網のほかに、おもに

銚子の近くで行われた大きなふろしきを

ひろげたような「八手網」が中心でした。

銚子の八手網漁や九十九里浜の地引き網漁

は、18世紀はじめには従事する人が数万人を

かぞえ、全国一の規模になっていました。

当時の網元たちは、十万石の大名なみの

ぜいたくな暮らしをしていたそうです。

 
 
いわしの有効成分

いわし100gあたり、DHAが1.1g、EPAが1.4g、

鉄が1.7mg、カリウムが340mg、カルシウムが

70mg、ビタミンB2が0.36mg、ビタミンDが

390IU含まれています。またいわしのタンパク質

からイワシペプチドが作られます。これは、

アミノ酸が2~3個つながった小さなペプチドが

主体で、生体内消化酵素でも分解されにくいの

が特徴です。 ペプチドの効果が速やかに体内で

発揮されるため、バストアップ効果、美肌効果

などが期待されます。また同じく豊富に含まれる

ビタミンB6は、バストアップに重要な女性ホルモン、

エストロゲンの代謝にも欠かせないビタミンとしても

知られています。これらの栄養素のほか、いわし

には、血液をサラサラにしたり、血栓などを防いで

くれるEPA(エイコサペンタエン酸)、DHA

(ドコサヘキサエン酸)という不飽和脂肪酸、

骨粗鬆症を防ぐカルシウムも冒頭のように多く

含まれています。

 
 
いわしの美肌効果

ビタミンB2は、細胞の呼吸を助け、また細胞の

再生にも力を貸してきます。ビタミンB2は、皮膚や

粘膜の健康を維持する上で大切な栄養素で、

不足すると肌荒れや、眼の充血のもとになります。

なかでも粘膜への影響が大きく、理由として粘膜

は、他の細胞と較べ新陳代謝が活発な

ため、ビタミンB2不足に陥りやすいということが

挙げられます。またビタミンB2が充分にあれば、

脂肪酸の代謝が滞って脂肪がたまるといった

事態も防げるため、肥満予防にもつながります。

さらにビタミンB2には、過酸化脂質を分解する

働きがあり、動脈硬化の主な原因である

コレステロールを減らす働きもあるので、動脈硬化

には、有効といえましょう。ビタミンB6はタンパク質

および女性ホルモンの代謝に関係します。

全タンパク質の3割が、コラーゲンであり、

コラーゲンの合成が促進されれば、当然美肌へと

導かれます。またイワシペプチドは、血液の流れ

を改善し 冷えやしもやけ、肩こりが改善されると

言われています 。腸も活発に動くようになり、

いつもすっきりと、便秘が解消されます。その

デトックス効果で血液も浄化されるので、

バストアップ効果のほかにも、吹き出物、シミ、

ソバカスが改善されるそうです。いわしの美肌

効果についてお話しましたが、1点だけお願い

があります。いわしは、ビタミンB2を含め、核酸

物質(プリン体)が豊富な食材です。女性の方

は、血液中の尿酸の濃度が高くなることは、

めったにありませんが、女性でも尿酸値が高く

なることが絶対ないとは、いえません。なおさら、

男性で美肌を目指している方は、ぜひご注意

下さい。当クリニックの男性患者さんの中で、

いわし(特にいわしの干物)を食べすぎて痛風

発作を起こした人がいます。美肌健康にいいから

といって、ひとつの食品ばかり食べすぎるとこの

ようなことが起こります。いわしは、美肌健康に

貢献することは間違いないのですが、ぜひ食べる

量を考えて食事していただくようお願い致します。

過ぎたるは、及ばざるが如しです。

今回は、ここまでとさせて頂きます。

いい鷲が、いわしを捕獲した。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

女性の美容と健康についてのご相談は、当クリニック

皮膚科にて承ります。

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