美しい肌Vol.254

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2013-06-10 21:45:15

カテゴリー:女性の美容と健康

紫陽花8

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美肌の野菜&果物(各論:杜仲茶)

 
 
杜仲茶の正体
杜仲茶とは、中国西南部からベトナムにかけて
育つ杜仲の木の葉を煎じてお茶にしたものです。
杜仲は、古代中国人が健康維持に欠かせない
生薬として使用されていました。一科一属一種の
世界でも珍しい樹木で、20年~30年で直立した
巨木になり、樹皮は漢方薬の原料として、若葉を
お茶として使っています。
中国では、漢方薬の中でも最も高貴なものと
されてきました。杜仲が日本に渡来したのは、奈良
時代から平安時代とされています。樹木が日本に
導入されたのは20世紀になってからです。杜仲の
葉を手で割くと、断面から粘液質の白い糸を引く
ことが特徴です。これがグッタペルカというものです。
杜仲茶には現代人に不足しがちなミネラルの鉄、
亜鉛、カリウム、カルシウム、マグネシウムや
ビタミンCなどを含むため、珍重されてきました。
血圧を下げる効果が示唆されており、特定保健用
食品(トクホ)にも指定されています。
プーアール茶に似た特有の香りと風味がありますが、
渋みがなくさっぱりしていて飲みやすいお茶です。
杜仲茶の歴史
杜仲茶は中国4000年もの歴史の中で長い間珍重
されて来ました。
中国、明時代に杜仲という人がある薬木の葉を煎じて
飲んだところ病気が治ったという伝説から、この木は
杜仲と命名されました。古代中国の「神農本草経」
という薬学書には、当時収録されていた365種類の
生薬の中でも杜仲は「毎日服用すれば長生きでき、
副作用の心配もない」という上薬(上品)の区分に分類
されています。
日本では918年に書かれた「本草和名」にも杜仲と
いう名前が出ており、貴族の間で不老長寿のための
高貴薬とされていたようです。中国の伝統医学では
杜仲の樹皮を生薬として用いますが、樹皮の産出量
には限りがあるため、中国では太古の昔から杜仲の
若葉を煎じたものが健康のために飲まれていました。
また、「樹木和名考」という記録書には、杜仲を明治
中期に林業試験場で栽培したという記録がありますが、
本格的な栽培が長野県で始まったのは、昭和50年
代頃からです。古代中国の人の知恵は、計り知れない
ものがあるようです。経験則で、医療に益する材料を
ことごとく言い当てています。
杜仲茶の有効成分
杜仲の葉をちぎるとグッタペルカといわれるネバネバ
している液体が出ます。グッタペルカは活性酸素を
除去し、血液をサラサラにします。すなわち抗酸化
物質といえます。なお杜仲茶に含まれる杜仲葉
配糖体は血圧やコレステロール値を下げる働きが
あります。他にもイリドイドは認知症予防に効果
を発揮します。他の植物では、イリドイドを含むもの
には、ノニがあるようです。
杜仲茶の美肌作用
杜仲茶は、「血圧が高め」の人へとの表示が許可

されている特定保健用食品素材です。これは、通称

トクホと呼ばれているものです。杜仲茶には、これまで

にも血圧降下や老化防止、ダイエット効果などの作用

が報告されています。その杜仲茶に新陳代謝の促進に

不可欠なコラーゲン合成を促進させる作用があること

が確認されました。

栄養素や酸素は、大動脈から毛細血管を通り、

毛細血管の壁からコラーゲン層にしみ出すことで細胞

に取り込まれる一方、細胞からは老廃物が毛細血管・

大動脈を通って排泄されます。これが細胞の入れ変わり

すなわち新陳代謝のメカニズムです。コラーゲンが細胞

の周囲に網目状に正しく並んでいる状態では、

新陳代謝を良好にするとの研究結果も出され、

コラーゲンの働きは一層注目されています。

杜仲茶にコラーゲンの合成を促進させ、運動時と同様

に柔軟なコラーゲンを作り出す働きも実験から明らかに

されています。運動不足の養殖ウナギのエサに杜仲を

混ぜ、コラーゲンの性質を調べた比較対照試験では、

試験食を食べたウナギでコラーゲンの分子が非常に

小さく、加熱しても柔らかかった反面、対照食では

コラーゲンが高分子で、加熱すると肉質が固くなること等

が報告されています。杜仲茶のコラーゲン合成促進が

どの有効成分によるものなのかは、分かっていません。

これからの研究課題であると思われます。

今回は、ここまでとさせて頂きます。

杜仲茶を飲むのを途中でやめた。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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皮膚科にて承ります。

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