美しい肌Vol.252

2013-06-09 08:50:18

カテゴリー:女性の美容と健康

アイリス

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美肌の野菜&果物(各論:カモミール)

 
 
カモミールの正体

カモミールとは、ヨーロッパ原産のキク科植物で、

ハーブティーなどで親しまれている最もポピュラー

なハーブのひとつです。一般にカモミールと

呼ばれ、オランダ語ではカミツレ、フランス語では

カモミーユと呼ばれます。ハーブとして

知られているものには、小型で多年草の

ジャーマン・カモミールと、大型で一年草の

ローマン・カモミールの2種類があります。

香りの性質は少し異なりますが、花や葉姿、

また、ハーブとしての効能はよく似ています。

一般的にカモミールというと、ジャーマン・

カモミールを指します。草丈は

15cm~60cm、茎は多く枝分かれし、羽状

に細かく切れ込んだ葉が互生(植物の葉が、

茎の一つの節に1枚ずつ方向をたがえてつく

こと。)しています。初夏から夏にかけて白い

花びらをもつマーガレットのような小花をつけ

ます。カモミールの語源は古代ギリシア語で、

「地上のりんご」を意味する「カマイメロン」に

由来しています。カモミールの花には甘い蜜

のような芳香があり、りんごの香りに似ています。

 
 
カモミールの歴史

カモミールは、4000年以上前のバビロニアでは

すでに薬草として使われていたそうです。

ヨーロッパでは「医者の薬」といわれる代表的な

医療用ハーブです。

日本へは、ポルトガルやオランダから医学の薬

として、江戸時代に渡来しました。

イギリスの童話「ピーターラビット」の話の中にも

カモミールティーが出てきます。おなかを

こわしたピーターにお母さんがつくってくれた

のが、カモミールティーです。

また、クレオパトラが安眠の薬として利用していた

など、古代エジプトや古代ローマの時代から、

痛みの鎮静薬、婦人病の薬として、その薬効が

知られていました。月経痛などの女性特有の

症状の緩和に用いられていたことから、別名

「マザーハーブ」です。

 
 
カモミールの使い方

カモミールは、花が開ききる前に花の部分を

摘んで、生または乾燥させたものをハーブティー

として飲むほか、精油をお風呂に入れるなど

の使い方があります。

不安や緊張を取り除く鎮静効果や消化促進効果、

眠りを促す催眠作用といったリラックス効果を

はじめ、風邪の初期症状には発汗・保温・解熱

作用といった即効性をあらわす薬として知られて

います。

また、ドイツでは、カモミールが歯肉炎の予防や

治療に有効と承認されています。

カモミールエキスや、濃いめに入れたカモミール

ティーをマウス・ウオッシュなどにも使われて

います。

ジャーマン・カモミールはドイツのコミッションE

で治療目的での使用が承認されています。

カモミールは人間の健康に良いだけでなくほか

の植物を健やかに保つ力も持っています。

弱った植物の近くにカモミールを植えると、

その植物が元気を取り戻すといわれ、別名

「植物のお医者さん」です。カモミールは、

古くからヨーロッパで使われてきたハーブで、

民間での伝承的な効用は多岐にわたっています。

特に消化管の健康を維持する効果や抗炎症

作用、鎮静作用、抗菌作用などがあるそうです。

リラックス効果があり、不眠症や不安神経症等の

治療に使われてきました。

また、平滑筋(血管、気管、腸管、胃、膀胱、子宮

などの臓器壁を構成している筋肉の一種で

自分の意思で動かせない筋肉)を落ち着かせる

効果があるため、ストレスからくる腹痛、胃痛、

生理痛等に効果を表します。

カモミールの使用方法として有名なのは、

ハーブティーとしての飲用です。香りが良く

リラックス効果にも優れていますが、催眠効果

が強いため、一日の終わりである夜に飲まれる

ことが多いようです。

また、抗炎症作用・抗菌作用を持ち、皮膚に

やさしく保湿効果も高いことから、入浴剤を

はじめ、シャンプーやスキンケア用品にも

配合されています。シャンプーでは、髪に

ハリとツヤを与えるだけでなく、抜け毛を防ぐ

作用もあるので、注目が集まっています。

カモミール配合の入浴剤やスキンケア用品

を使う場合には特に問題はありませんが、

ハーブティーとして摂取するときは、まれに

アレルギーや気管に異常が出る場合がある

ので、注意が必要です。

 
 
カモミールの有効成分

カモミールの主成分は、独特の香り成分

であるアズレンを含む美しい青色の揮発性

精油です。

カモミールについてはどの成分がどのように

働くかについて、多くの科学的な研究が

されています。

例えば、抗アレルギー、抗炎症、鎮痙、痒み

の緩和、皮膚組織再生作用がある

「カマズレン」、 抗菌・抗真菌や抗炎症、

鎮痙作用がある精油成分「α-ビサボロール」、

精油蒸留の際にカマズレンに変化する

セスキテルペンラクトンの「マトリシン」、

鎮静、鎮痙作用に優れているフラボノイド

の「アピゲニン」などが代表的です。

「α-ビサボロール」は、皮膚のローション

などでよく用いられています。

また、口内炎や歯肉炎に口内洗浄剤

としても使われています。

「アピゲニン」は、ジャーマンカモミール

などのような白色や黄色の花の花弁に

含まれるフラボノイドの一種で、 神経系に

働きかけます。不安をやわらげ、緊張、

ストレス緩和に役立ちます。

「ルテオリン」は、抗酸化物質である

フラボノイドの中でも抗炎症・抗アレルギー

に優れているといわれ、 神経細胞などの

細胞膜にもなる成分「コリン」の主な働き

には、血管壁へのコレステロール沈着

予防、肝炎や脂肪肝予防します。

 
 
カモミールの美肌効果

カモミールには、にきびや湿疹、皮膚炎、

日焼け、やけどなど、炎症をおこした創傷

や潰瘍、おできに効果があります。乾燥肌

やかゆみがあるときにも効果を発揮します。

カモミールの精油成分である、

α-ビサボロールは、抗炎症・抗菌・抗真

菌性・消炎・抗アレルギー作用を持って

おり、防腐効果と皮膚への保湿効果もある

ことから、化粧品や入浴剤に積極的に

使用されています。アトピー、ニキビ、湿疹、

あせも、乾燥などの緩和効果が期待

できます。抜け毛を防いで毛髪にツヤや

ハリを与えかせる効果もあるため、

シャンプーによく利用されます。

本日は、ここまでとさせて頂きます。

カモミールは、いいかも!笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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皮膚科にて承ります。

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