美しい肌Vol.249

  1. Home
  2. 美しい肌Vol.249

2013-06-06 19:47:10

カテゴリー:女性の美容と健康

カーネション

藤田のブログランキングアップにご協力お願いします。
以下のバナーをぽちっとクリックお願いします。


美白・美肌 ブログランキングへ

美肌の野菜&果物(各論:サフラン)

 
 
サフランの正体

サフランとは、アヤメ科サフラン属に属している

多年草です。

サフランは秋咲きの球根植物で、淡い紫色の

6弁の花をつけます。花びらを中心に黄色い

雄しべと強い芳香を放つ細長い赤い雌しべを

1本ずつ持っています。雌しべの先は3本に

分岐しています。雌しべの柱頭の赤色の部分

だけを集めて乾燥させたものが一般に

「サフラン」と呼ばれ、香辛料や薬、染料として

使用されています。ヨーロッパ中南部から

中央アジア、北アフリカなどでは料理の色付け

としても使われています。

サフランはカロテノイド色素を含有し、水に

溶かすと鮮やかな黄色になります。そのため

食品や化粧品、薬品の着色料にも使われて

います。

サフランの収穫は開花時期である15~20

日間の間にひとつひとつ手摘みで行われます。

1本の花から取れるスパイスの量が

極端に少なく、1kgのサフランをつくるのに

約17万個の花が必要とされるので、非常に

高価なスパイスとして認知されています。

サフランの花は薬用やスパイスとして用いられ

別名は、「薬用サフラン」「番紅花」です。

サフランの名はアラビア語で黄色を意味する

「ザフラーン」から命名されました。

学名になっているクロッカス(Crocus)は赤い

雌しべが糸状に長く伸びることからギリシャ語

で糸を意味する「クロケー」から命名された

ということです。日本ではサフラン属の秋咲き種

をサフラン、春咲き種をクロッカスとして区別して

います。クロッカスは別名「春サフラン」

「花サフラン」と呼ばれ、食用ではなく観賞用

としてのみ栽培されます。

 
 
サフランの歴史

サフランの歴史は古く、すでに紀元前の時代

から香辛料や染料として使われていました。

古代ギリシャではサフランの黄色が珍重されて

おり、王族だけが使うことを許されていた時代

もありました。高価なため、王族しか使うことが

できなかったのでしょう。逆に富と権力の象徴

として、王族が使っていたのかもしれません。

サフランが最初に栽培されたのは、イランや

インドのカシミール地方と推測されています。

日本へは江戸時代末期に漢方薬として

伝来しました。国内での栽培は1800年代

頃に始められたそうです。サフランは、

旧約聖書の中で「芳香を放つハーブ」

として記されているように、魅惑的な香りとほろ

苦いような独特の風味を持っており、昔から人々

に愛されてきました。一方、古代エジプトの

薬物書にも、サフランの薬効について記述が

あります。古代ギリシャやローマ時代では香水

としてサフランが重宝されていました。劇場や

公会堂の床にサフランを散布し、香りを楽しんで

いたといわれています。東洋では何世紀もの間、

客を歓迎する意を表すためにサフランを来客の

衣服にふりかけ使用していました。

また、サフランは貴重なスパイスであるため

昔から偽造品が出回ることがしばしばあった

といわれています。ヨーロッパではこのような

犯罪を犯した人間に厳しい刑を課したという

ことです。

 
 
サフランの原産地

サフランの原産地はヨーロッパ南部から

西南アジアであると推測されています。

現在では、イランがサフランの生産と輸出の

中心地となっています。世界のサフラン

総生産量の約90%がイランで生産されて

います。本当に独占状態ですね。これだけ

の貴重なスパイスや香油を保持している誇り

があるからこそ、イランはアメリカに対して

強硬な姿勢を崩さないのかもしれません。

日本では国内のサフラン生産量の8割以上

を占める大分県竹田市を中心に、宮城県

塩竈市(しおがまし)などの一部の地域でも

生産されています。塩竈市は、東日本大

震災後もサフランを生産しているかどうかは、

定かではありません。

 
 
サフランの有効成分

サフランに含まれる主な栄養成分はα-カロテン、

β-カロテン、γ-カロテンです。また、黄色の色素

であるクロセチン、苦味成分のピクロクロシン、

香り成分のサフラナールなども含まれています。

 
 
サフランの婦人病改善効果

生薬としては「番紅花(ばんこうか)」と呼ばれて

いるサフランには鎮痛や鎮静、月経の誘発など

の作用があるとされています。そのため更年期

障害や月経困難、無月経、月経過多、冷え性、

生理痛などの予防・改善に効果があるといわれ

主に婦人病の薬として使用されています。また、

睡眠障害や頭痛、めまいを改善したり、ストレス

やイライラなどの気分が憂鬱な時の気持ちの

高ぶりを沈める効果があるといわれています。

ただし、子宮の動きを活発にする働きがある

ため、妊娠中の女性は摂取量に注意が必要です。

サフランの精油には、サフナールという香り成分が

含まれています。サフナールはわずかな量で体を

温め発汗を促す作用を持つため、女性特有の体の

不調の改善に効果的に働くとされています。

 
 
サフランの美容効果

サフランには、お肌によい作用があるとされ、美肌

美容液としてインドでは活用されています。ご使用

になった方からは「ばっちりとお肌が膨らみますし、

色白になります。」と好評です。インドでは特に

目の下のクマがある女性が多く、この黒ずみを防止

するために使われる方が多いそうです。

今回は、ここまでとさせて頂きます。

晩に降下する、番紅花。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

女性の美容と健康についてのご相談は、当クリニック

皮膚科にて承ります。

当クリニックのホームページとフェイスブック

ページおよびメルマガ登録ページのURLは以下の通りです。

ホームページURL:www.eitokukaisalanuma.or.jp/
フェイスブックページURL:www.facebook.com/Eitokukai

メルマガ登録ページURL:www.eitokukaisalanuma.or.jp/min_zhaokurinikku/merumaga.html
 
 
 
 
 
このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント

コメント

コメントがありません。お気軽にどうぞ。