美しい肌Vol.243

2013-06-03 20:13:12

カテゴリー:女性の美容と健康

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美肌の野菜&果物(各論:アムラ)

 
 
アムラの正体

アムラとはトウダイグサ科コミカンソウ属の

落葉性の小高木で、日本では別名

「インドスグリ」とも呼ばれています。

サンスクリット語では看護婦(母のように

治療ができる人)との意味から

「アムラキ(Amlaki)」、英語では、

「インディアング―ズベリー(Indian

Gooseberry)」という名前です。 アムラ

の果実は、3~4㎝の球形や卵形 の

小さな果実で、葉柄は非常に短く1つ

の刺があります。収穫時は宝石のような

透明感のある薄い黄緑色ですが、乾燥

すると黒色になります。中には種が6個

入っており、食べると強烈な酸っぱさの

中に、苦みと渋みがあります。

アムラの木は高さ7~10mほどで、幹は

細く、葉は長さ約10mm、幅約2~3

mmの長方形型をしていて、小枝に2列

に互生しています。そして4~5月に黄色

の花をつけます。

 
 
アムラの歴史

アムラは昔から、健康のシンボル、縁起

のいい木として人々から尊重されて

てきました。 ヴェーダ(西紀前1500年頃)

の時代、聖者 チャヴァンがアムラに滋養

強壮の作用が あることを発見し、アムラの

素晴らしさを 人々に伝えたことが始まりだ

とされています。

近年、日本でも雑誌やテレビなどで頻繁

に取り上げられ関心を集めているインドの

伝承医学「アーユルヴェーダ」でも、重要

なハーブのひとつとして位置付けられて

います。「生命を活性化させ、

活力を取り戻す」とされるアムラの果実は、

アーユルヴェーダにおいて頻繁に使われ、

伝統的な若返りのハーブだと考えられて

います。 ヒンドゥー教では、4月に

「Amla Navami」 という自然と生物への

慈愛の祭りがあります。 Amla Navamiで

アムラは“繁殖と豊穣の 象徴”とされ崇め

られます。アムラの果実 のペーストを含む

水がヒンドゥー教の神 ヴィシュヌ像に注がれ、

アムラの木の下で 作られた料理が

ヴィシュヌ神に捧げられます。 アムラの木の

周りに人々は集まり、花が 咲いて実がなる

ことを祈ります。

 
アムラの摂取法

アムラには、食用、薬用、美容と様々な用途

があります。果実・種・葉・根・幹・花などほぼ

すべてが利用されます。最もよく利用される

部分は果実でサプリメントや食品、お茶に

使われています。 インドでは熟した果実を

生で食べることも ありますが、一般的には、

酸味と苦味がある ため、塩や油・スパイスと

ともにアチャールに したり、サラダやジャムに

して食べられ珍重 されています。インドでは

体調が悪い時、ムラッパ (murabba)という、

アムラの新鮮な果実を 煮つめて砂糖につけ

込んだ砂糖漬けを食べます。 また、南インド

では漬物として食べられることが、あるようです。

アーユルヴェーダでは、アムラは様々な症状

に対して使われています。その効能は、

糖尿病、肝機能障害、貧血、痛風、動脈硬化、

様々な炎症、眼病、喘息、骨粗しょう症、便秘

など多岐にわたっています。 中国では

アムラの乾燥果実を下痢、胆石などの治療薬

に使用し、西洋医学でも消化機能の亢進や

心疾患などに用いることがあります。 アムラの

実を一晩水に浸けたもので目を洗うと、目の疲れ

が早く回復するといわれ、アムラの汁をはちみつ

と混ぜて毎日飲むと、視力回復を助け、緑内障

にも良いといわれています。 葉や樹皮・幹を

染色剤としたり、タンニンを多く含む未熟果実や

樹皮を染色の色止めにしたりしています。

その他、肌や口腔内の洗浄や抗酸化作用を

期待して日焼け止めにも使われています。

アムラの原産地

アムラの原産地はインドです。 アムラは、インド、

インドシナ、台湾、中国南部の海抜1500m

以上の山の斜面に自生し、熱帯・亜熱帯の

気候の地域でよく見かけます。

果実を採る時期は、アムラの果実が熟す

秋から冬にかけてです。アムラの果実の栄養

成分は乾燥させても低下しにくいことから、

乾燥果実がインドでは流通しており、年間

を通して食べられます。

 
 
 
アムラの有効成分

アーユルヴェーダでは、食べ物の

味を6種類(甘味・苦味・酸味・塩味・渋味・

辛味)に分けますが、アムラはそのうち

「塩味」以外の5種類の味を持っている唯一

の食べ物とされています。これは、多岐に

わたって有効成分を持っているということ

ですが、その中でも、ポリフェノール、

ビタミンC、さらに食物繊維であるペクチンを

豊富に含みます。 その他にも私たちの体に

必要不可欠なミネラルである鉄など様々な

成分を含んでいます。

ポリフェノール :

アムラには、β-グルカゴリンをはじめとする

ポリフェノールが100g中に3000mg以上

も含まれています。

ビタミンC:

アムラのビタミンCは果実100g中に800mg

以上含まれています。

ペクチン:

アムラには食物繊維の一種であるペクチンを

豊富に含みます。ペクチンとは、様々な野菜

や果物に含まれ、植物の細胞壁を構成する

多糖類の1つです。

 
 
 
アムラの美肌効果

アムラの持つポリフェノールやビタミンCには、

肌や筋肉、骨に欠かせない細胞結合組織

であるコラーゲンの生成を促進させる働き

があります。 さらにポリフェノールには、

コラーゲンの分解酵素であるコラゲナーゼの

働きを阻害し、コラーゲンの減少を抑えて

くれるので美容効果は群を抜いています。

またペクチンには、デトックス作用があり、

身体の中の毒素を排出してくれるので、益々

美肌へと導かれます。

今回は、ここまでとさせて頂きます。

アムラは、安室奈美恵のファンではありません。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

女性の美容と健康についてのご相談は、当クリニック

皮膚科にて承ります。

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美しい肌Vol.242

2013-06-03 13:18:01

カテゴリー:女性の美容と健康

チューリップ25

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美肌の野菜&果物(各論:さやいんげん)

 
 
さやいんげんの正体

成熟前のいんげん豆をさやごと収穫したものをさや

いんげんと呼びます。さやいんげんは、マメ科の

野菜です。マメ科の植物は熱帯から寒帯まで

地球上の多様な環境によく適応します。中でも

つくりやすいいんげんは家庭菜園に適した豆野菜

です。

 
 
さやいんげんの歴史

さやいんげんは中央アメリカからメキシコが原産

です。品種分化は南アメリカにおいてなされた

そうです。ヨーロッパに伝わってから

いんげん豆の若いさやの食用が始まりました。

日本には江戸時代に明(中国)から招かれた

隠元禅師によって伝えられ、「いんげん豆」

という名前は隠元禅師の名前に由来している

といわれています。

明治時代には政府が欧米からさやいんげん

を導入し、現在全国で栽培されているものは

その当時のものが原型になっています。

 
 
さやいんげんの旬

生長が早く、暖かい地域では収穫が1年に

3度あることから別名「サンドマメ」とも

呼ばれいます。6月~9月が旬の時期です。

 
 
さやいんげんの作り方

さやいんげんは、マメ科の野菜を3年~4年

つくっていない日当たりのよい場所で育て

ます。よく耕した畑に幅70㎝ほどの畝(うね)

をつくり、中央に溝を掘って元肥を入れて

埋め戻し、その両側に種をまきます。株間は

35㎝ほどです。つるいんげんは、つるが長く

伸びるため長い支柱が必要です。草丈が

15㎝くらいになったら、合掌式の支柱をたて

花が咲いたら追肥を開始します。つるは2㎝

ほどまで伸びさやの長さは開花してから

1~2週間で10㎝まで伸びます。さやが少し

ふくらんできたら収穫時期となります。

 
 
さやいんげんの種類

さやいんげんの中でもよく出回る種類は

「どじょういんげん」とやや小ぶりで丸み

を帯びた「丸さやいんげん」です。昔は

かたい筋がありましたが近年は品種

改良が進んで筋がないものがほとんど

です。私も子供の頃、筋をとるのを

手伝った記憶があります。つるの有無

やさやのかたちで種類が分けられます。

さやは丸さやと平さやの2種類があります。

どじょういんげん
ケンタッキーワンダーや尺五寸とも

呼ばれます。つるがあり、丸さやの

代表的な品種です。やわらかく独特の

香りで味が良いということです。

モロッコいんげん
幅が広く、扁平な形が特徴の平ざや

種です。花豆の若ざやで良質の

たんぱく質、ビタミン、ミネラルを

含み、やわらかく味も良いのが特徴です。

平ざやいんげんは、さやが扁平で

筋が少なく、甘みが強いので味が濃厚

です。曲がりが少なく、まっすぐなので

切りやすいのが特徴です。

 
 
サヤインゲンの保存方法

さやいんげんを選ぶ時のポイントは、緑色が

濃いもの、しっとりしたつやのあるもの、豆が

大き過ぎないもの、ハリがあり、さやの先

までピンとしている細めのものです。保存

するときは向きをそろえてラップでくるみ、

冷蔵庫の野菜室に3日~4日、または

かために茹でてから冷凍庫で保存します。

時間がたつと香りや甘みが失われるので、

早めに使いきり、一度に食べ切れないときは

新鮮なうちに保存しましょう。

 
 
さやいんげんの食べ方

和え物、揚げ物、煮物、汁物、サラダ、炒め物

に適しています。筋がある場合は、調理をする

ときに両先端を折り、そこから筋をスッと

引っ張って取り除きます。長時間茹でると

柔らかくなるので歯ごたえを残したいなら加熱

時間を短めにしましょう。ゆでて薄味の調味料

につけておくとおひたしとしてそのまま食べ

られます。油といっしょに摂るとβ‐カロテンが

体内で吸収されやすくなるので、ごまや

ピーナッツ、クルミなどで和えるのが理想です。

便秘の予防にはヒジキや納豆、ヨーグルト

と一緒に食べることをおすすめします。

 
 
さやいんげんの有効成分

さやいんげんには抗酸化作用を持つβカロテン

やビタミンCをはじめ、エネルギー代謝を助ける

ビタミンB群、食物繊維が豊富に含まれています。

部位別に見るとさやにはたんぱく質や

アスパラギン酸、必須アミノ酸、豆の部分には

たんぱく質やでんぷん、糖分などが含まれて

います。さやと豆を一緒に摂ることでこれらの

栄養をまるごととることができ、疲労回復や

夏バテ防止、便秘解消など様々な効果が

期待されます。

 
 
さやいんげんの美肌効果

さやいんげんに含まれるリジンは、必須アミノ酸

のひとつです。体内で合成できない成分で、

たんぱく質の吸収を助け、ブドウ糖の代謝を

促して血管を丈夫にしたり、肌を整えたりと

いった新陳代謝を高める働きも期待されます。

β-カロテンから変換されたビタミンAには皮膚

や粘膜を丈夫に保ってくれる働きがあるため

肌のカサつきや肌荒れを改善する効果が

あると期待されています。肌のくすみやシミの

原因となるメラニンは、体内でチロシナーゼ

という酵素の働きによって生成されます。この酵素

を豊富なビタミンCによって、阻害することで、

美肌の方向へと導かれます。

今回は、ここまでとさせて頂きます。

沙耶が、さやいんげんを食べた。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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