美しい肌Vol.238

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2013-06-01 14:59:17

カテゴリー:女性の美容と健康

ポピーとパンジー

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美肌の野菜&果物(各論:じゃがいも)

 
 
じゃがいもの正体

じゃがいもはナス科の野菜で、地下茎と

呼ばれる部分を食べます。根と地下茎の判別

を以下に述べます。先端に芽があるものは、

地下茎で、先端が細い根で終わっているもの

は根です。ジャガイモや蓮など肥大部分は

地下茎なので、先端に芽があります。これに

対し、大根やさつまいもなどの食用部分の

先端は細根で終わっているので根です。

じゃがいもの旬といわれる時期は、5月~6月

頃と9月~12月頃の年2回です。北海道は

通常の年では、5月~6月は梅雨がないので

じゃがいもの栽培に適しているといえます。

しかし、2回目の旬(9月~12月)では、台風

秋雨シーズンと重なるので、ここで過去収量が

少なかった年があるようです。

じゃがいもはビタミンCやビタミンB2、ビタミンB6、

食物繊維のほかに、過剰な塩分を排出する

カリウムも豊富に含んでいます。

じゃがいもはイモ類の中でも最も多くビタミンCを

含み、さらに加熱調理でも減少しないのが特徴

です。これはビタミンCがでんぷんにガード

されているため、加熱時にビタミンCを包み

込んで逃さないためです。特に皮ごと切らず

に茹でるとビタミンCの損失を防ぐことができます。

5月中旬から約1ヶ月間が一番の収穫時期です。

植え付けのときに芽を上に向けて植えること、

植え付け後1ヶ月くらいで芽かきをすることが

重要です。

 
 
じゃがいもの歴史

じゃがいもは南米アンデス地方が原産で、

大航海時代にヨーロッパ、東南アジアに渡り

16世紀に日本に広まったそうです。

保存性が高いという特徴から、当時は船乗り

たちの食糧として重宝されていました。現在

でも一年中安定した価格で市場に出回って

います。

 
 
じゃがいもの保存方法

じゃがいもは皮がなめらかで傷がなく、

ふっくらとして重量感のあるものを選ぶことを

お勧めします。表面にしわが寄っていたり、

芽が出ているものや緑色に変色しているもの

は避けるべきです。その理由は後述します。

低温に弱く、4度以下になるとでんぷん質

が変質するため冷蔵庫には入れず新聞紙

に包んだり、紙袋などに入れて日の当たら

ない風通しの良い場所で保存することが

おすすめです。まるごと茹でたじゃがいもは、

冷ましてポリ袋に入れ、冷蔵保存すれば

4~5日はもちます。

 
 
ジャガイモの芽の有害物質

じゃがいもの芽には、有害物質が含まれて

います。芽や緑色になった皮の部分には、

ソラニンといわれる有害物質が含まれ、

この物質を多量に摂取した場合、めまいや

吐き気、下痢などの中毒症状がまれに

起こることがあります。そのため、芽や皮が

緑色になっている部分は、完全に取り

除いてから調理しましょう。また発芽すると、

じゃがいもの栄養が芽に集まってしまいます。

栄養とおいしさ、安全のためにも芽が

出ていないものを選ぶべきです。また

じゃがいもは日光に当たると芽が出やすく、

皮も緑色になりやすいため、日蔭に保存

することが重要です。ソラニンは、通常の

いもの部分にも微量ふくまれています。

そのため、大量にじゃがいもだけを食べる

のはおすすめできません。ものの本によると

良く食べて一回の食事に4個分ぐらいまで

とする方がよろしいようです。なおじゃがいも

に美容効果があるからといって、ポテトチップス

をたくさん食べて美容を目指すという人が

いるようです。食材そのものに美容効果が

あったとしても、調理方法に問題がある時は

美容効果を期待するのは、無理があります。

またいかに美容健康に資する食材といえども

大量に、その食材単品で食べようとするのは

リスクが高いことも、覚えておいて下さい。

 
ジャガイモの栽培方法

じゃがいもは初心者に育てやすい野菜です。

秋作もできますが、春作が作りやすいでしょう。

タネいもは市販のタネいもを使用し、腐敗防止

のため切り口には草木灰や石灰をつけて

おきましょう。

タネいもの植え付け

3年~4年はナス科の野菜をつくっていない、

日当たりの良い場所に肥料を入れてよく

耕します。市販のタネいもを縦に2つか4つ

に切り分け、切り口に灰をつけます。畝の

中央に溝を掘り、芽が上に向くように並べて

肥料を入れて埋め戻します。

芽かき

ひとつのタネいもからたくさんの芽が出るので、

発育の良い芽を2本残し、残りを根元から

引き抜きます。不用意に抜くとタネいもごと

全て出てきてしまうので、残す芽の株元を

しっかり押さえて丁寧に作業します。

追肥と土寄せ

芽かき後は、追肥と土寄せが大切な作業

になります。花が咲き始めるころに、土中で芋

ができはじめるので余分目に肥料を与えます。

また株元にいもができてくるので、土を寄せて

いもが土から露出しないようにします。

収穫

5月中旬が収穫時期です。畝の肩からさぐって

いき、株元を少し掘ってみて、じゃがいもが大きく

なっているか確認してください。育っていたら

株ごと引き抜いて収穫します。葉が枯れるまで

土中に置いたじゃがいもは、長期保存可能です。

 
 
ジャガイモの有効成分

ビタミンCやビタミンB2、ビタミンB6、食物繊維、

カリウムなどです。ビタミンCやビタミンB2、

ビタミンB6は、抗酸化ビタミンであり、相乗的に

美肌に導いてくれます。カリウムは、余分な塩分

を尿と一緒に腎臓から排泄する働きがあり、

浮腫んでいる時に、効果を表します。

 
 
ジャガイモの美肌効果

ビタミンB2は、細胞の呼吸を助け、また細胞の

再生にも力を貸してきます。ビタミンB2は、皮膚や

粘膜の健康を維持する上で大切な栄養素で、

不足すると肌荒れや、眼の充血のもとになります。

じゃがいもに多く含まれ、蛋白質の代謝に関する

ビタミンB6とともに、皮膚科では、頻用処方と

なっています。当クリニックでも、たくさん処方

されています。ビタミンB2とビタミンCは、

水溶性の抗酸化ビタミンであり、活性酸素

を強力に除去してくれます。そこで、肌の細胞

の活性酸素が除去されれば、美肌の方向に

向かいます。じゃがいもに含まれる食物繊維は

便秘や大腸ガンの予防に役立ち、血中

コレステロールの上昇を抑えたり、血行を良く

して血圧を安定させます。

コレステロールは肉類を多く摂りすぎる現代人

は摂りすぎの傾向があります。摂りすぎると血管

をつまらせ、動脈硬化の原因となり悪玉コレステ

ロールを増加させてしまいます。食物繊維は、

さらに水分を吸収して毒素をからめとり、

しかも消化されることなく腸まで届いて、コレステ

ロールを吸着してから、便として体外へ排出する

働きがあります。これはデトックス効果といえる

でしょう。今回は、ここまでとさせて頂きます。

じゃがいもは、いもじゃが、いもは、いもにすぎません。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

女性の美容と健康についてのご相談は、当クリニック

皮膚科にて承ります。

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