美しい肌Vol.236

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2013-05-31 10:15:18

カテゴリー:女性の美容と健康

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美肌の野菜&果物(各論:ゆず)

 
 
ゆずの正体

ゆずはミカン科ミカン属に属する柑橘類です。

ゆずの果実は比較的大きく、果皮の表面

がでこぼこしています。木にあるたくさんの鋭い

トゲは、天敵から果実を守るために身にまとって

いるものです。ゆずの木は、寿命が長く

病気に強いことが知られています。さらに

ゆずは成長が遅いことでも有名です。「ゆずの

大馬鹿18年」などといわれるように、種から育

て実を実らせるまでに10数年もかかることが

あるようです。未熟な青ゆずは7~10月頃、

完熟した黄ゆずは10~12月頃に手に入る

ようになります。このブログでゆず種子に

ついては、書いたことがありますが、今回は

「ゆず」の果実の方です。ゆずを譲る。笑

 
 
 
 
ゆずの名前の由来

ゆずは漢字で「柚子」と表記されますが、その

語源には2つの説があります。中国でゆずの木

は「柚(ユウ)」、果実は「柚(ユ)の実(ズ)」と

呼ばれ、それが「柚子」に変化したと考えられ

ています。また、ゆずは古来より食酢として

使われていました。そのため、本来の「柚」

から「柚酢」となり、更に「柚子」と変化した

との説もあります。ゆずポン酢をみなさん鍋物

などで使ったことがあると思います。それぐらい

生活の中に取り入れられるには、美容と健康の

効果がなければ、ありえないことだと私は考えて

います。

 
 
ゆずの原産・生産地

ゆずの原産地は、中国の揚子江上流です。

日本には奈良時代もしくは飛鳥時代に

伝えられ、その当時は薬用などの用途で

生産されていたと考えられています。その後、

柑橘類としては珍しく寒さに強い性質を持つ

ため、東北地方を含む日本全域で生産される

ようになりました。現在では、全国の生産量の

約70%は高知県と徳島県で作られています。

 
 
ゆずの豆知識

ゆずは、主に料理の引き立て役です。

その香りや酸味、果皮の鮮やかな黄色

が食欲をそそります。

また、果皮を刻み料理の風味付けに

したり、果汁をポン酢やドレッシング、

ジュース、果実酒などに使っています。

ここ数年で飛躍的に知名度を上げ、

今や全国レベルで愛されるように

なったゆず胡椒は、九州の有名な

調味料です。ゆずの皮と唐辛子を

すり下ろし、 塩を加えて混ぜてつくります。

緑のゆずに青唐辛子を加えた緑色の

タイプと、 熟した黄色いゆずに赤唐辛子

を加えたオレンジ色のタイプがあります。

九州では青唐辛子のことを「胡椒」と呼んで

いたため、ゆず胡椒と命名されました。

主に鍋料理や味噌汁、刺身などの

薬味として用いられますが、知名度

の上昇とともにゆず胡椒味のお菓子

が販売されるなど、より多様な使い方を

されています。

日本では、銭湯ができた江戸時代より

冬至にゆずを浮かべた湯舟に入浴

する習慣があります。

これは、冬至を湯治(とうじ)、ゆずを融通

にかけて「お湯に入って融通を利かせ

ましょう」という意味があるといわれています。

ゆず湯に入れば風邪をひかないと

いわれています。また、ゆずの香りには

精神をリラックスさせる効果があり、ゆず

の皮には血行促進や疲労回復、肩こり改善、

美肌、保湿など多くの効果があることから、

ゆず湯の習慣が日本に定着したといわれて

います。

 
 
ゆずの有効成分

ゆずにはビタミンCをはじめ、クエン酸や

酒石酸、リンゴ酸などの有機酸、カリウム

やカルシウムなどのミネラル類などが

豊富に含まれています。果皮にも

ビタミンCや香り成分であるリモネン、

β-カロテン、ヘスペリジン、食物繊維

であるペクチンなどが豊富に含まれて

います。

β-カロテンは、体内で必要な量だけ

ビタミンAに変換され、ビタミンAとして

働きます。ビタミンAは脂溶性のビタミン

であるため、その性質上、過剰摂取

に対し注意が必要なビタミンですが、

β-カロテンは体内で必要な量しか

ビタミンAに変換されないため、

過剰摂取の心配はありません。

ヘスペリジンとはビタミンPとも呼ばれる

ポリフェノールの一種で、強い抗酸化

作用や末梢血管を強化する作用を持つ

成分です。

ゆずに含まれるビタミンCやβ-カロテン、

ヘスペリジンは、強い抗酸化作用を持つ

ことで有名です。

抗酸化作用とは、紫外線や喫煙、

ストレスなど生活の様々な場面で発生

する活性酸素を除去し、体が酸化

することを防ぐ働きのことです。

人間の体内に活性酸素が過剰に

発生し酸化が起こると、病気や老化、

肌トラブルが引き起こされます。

ゆずに含まれる抗酸化物質が体内

で強い抗酸化力を発揮して酸化から

体を守ることで、病気や老化、

肌トラブルを予防することが可能となり

ます。

 
 
ゆずの美肌作用

ゆずに豊富に含まれるビタミンCには、

ストレスをやわらげる副腎皮質ホルモン

と、心地良さなどの感情をつくり出す

ドーパミンや気持ちを落ち着かせる

GABAなどの神経伝達物質の合成

を促進する働きがあります。さらに、

ゆずに含まれるリモネンなどの香り成分

が大脳に直接作用することで、脳を

すっきりさせ、ストレスをやわらげるなど

のリラックス効果をもたらします。ゆずの

皮に豊富に含まれるヘスペリジンやリモネン

には、血流を改善する効果があります。

血液は全身に酸素や栄養はもちろん、

保温する働きも担っています。

そのため、毛細血管などが縮むこと

で血流が悪くなり、末梢まで血液が

運ばれなくなると体の冷えが生じます。

ヘスペリジンには、毛細血管を広げ血液

が流れやすいように働きかけ、温度を

末梢血管まで運ぶため、体を温める効果

が期待されます。これは、ミカンなどの他の

柑橘類の皮でもあてはまることです。

 
日本で古くから冬至の習慣として慣れ親しんだ

ゆず湯は、ゆずの皮に含まれている

ヘスペリジンやリモネンの血流を改善し、体を

温める効果の有効的な活用例であると

いえます。毛細血管には体の組織に栄養や

酸素を運ぶ役割があり、毛細血管の透過性は、

悪すぎても良すぎても体にとっては悪く、

適度に保たれている必要があります。透過性

が良くなりすぎるとむくみなどの症状を引き

起こします。ゆずの皮に多く含まれる

ヘスペリジンには、この透過性の亢進を抑え、

毛細血管を強くする働きがあります。さらに、

ゆずに含まれるカリウムには、体内の余分な

水分を排出する働きがあります。そのため、

ゆずには、むくみの予防・改善に効果がある

といわれています。ゆずには食物繊維である

ペクチンが豊富に含まれています。ペクチ

ンは腸内で善玉菌のエサとなり、腸内環境

を整える働きがあります。そのため、便秘の

解消に効果があります。尿からも便からも毒素

を排出することから、デトックス効果が現れ

やがて美肌につながります。シミやそばかすの

原因となるメラニン色素は、アミノ酸の一種

であるチロシンから生成されます。ゆずに

豊富に含まれているビタミンCには、チロシン

を生成する酵素であるチロシナーゼの働きを

抑制し、メラニン色素の沈着を防ぐ働きが

あります。そのため、シミやそばかすの予防

に有効です。

また、ゆずに含まれるヘスペリジンには肌の

構成成分であるコラーゲンの合成促進効果

があることが分かっています。さらに、肌など

の健康を保つβ-カロテンも豊富に含むゆず

には、美肌効果が期待されています。

今回は、ここまでとさせて頂きます。

ゆずでゆうずう(融通)を効かせる。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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皮膚科にて承ります。

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