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2013-05-27 20:34:44

カテゴリー:ブログ

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診療マル秘裏話 Vol.394 平成23年6月23日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

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目次

1) 不明熱のPETによる新診断法
2) 脳脊髄(せきずい)液減少症

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を
増やして欲しいという要望もあるのですが、私の能力の
なさから1週間に1回が限度となっています。これからも
当たり前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識
を吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思って
おります。不撓不屈の精神で取り組む所存ですので
どうかお許し下さい。

1】不明熱のPETによる新診断法

38度以上の発熱が2週間以上続き原因が分からない
「不明熱」の患者さんを陽電子放射断層撮影(PET)で検査
すると、体内のガンや炎症の場所を画像で把握でき、
原因究明につながりやすいとの研究結果を国立国際医療研究
センターなどが7日までにまとめました。

同センター放射線核医学科の窪田和雄(くぼた・かずお)
医長によると、不明熱は日本で毎年5万人が発症しています。
原因となるのは、ガンや感染症、膠原(こうげん)病などの病気
です。正しく診断されるまでに複数の診療科でさまざまな検査
を受ける患者さんも多かったのですが、PETの利用で、正確で
迅速な診断が期待できるということです。

PET検査は、ガンや炎症など代謝の盛んな部分に集まる
放射性物質を付けた薬剤を患者さんの体内に入れて撮影します。
体を透視したような画像の中で、薬剤が集まった場所は濃い色
が付き、病巣がどこにあるかが分かります。

窪田さんらは2006~07年、6病院で不明熱の患者さん
76人をPETで検査しました。画像から、特定の部分にガン
などの病巣がある患者さんの81%を発見できました。一方、
薬剤アレルギーなど特定の場所に異常が出ないタイプの患者さん
は75%を正しく判別しました。適切な治療法の選択に
つながったということです。

洗濯機の選択期。笑

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2】 脳脊髄(せきずい)液減少症

激しい頭痛などを引き起こす脳脊髄(せきずい)液減少症
(髄液漏れ)について、07年度発足の厚生労働省研究班
(代表、嘉山孝正・国立ガン研究センター理事長)が、
「髄液漏れの患者の存在が確認できた」とする中間報告書を
まとめました。発症は極めてまれとされていましたが、
報告書は「頻度は低くない」と指摘しました。MRI
(磁気共鳴画像化装置)などの画像の判定基準や診断の進め方
についても案をまとめており、今後関係学会の了承を得たい
ということです。治療法の基準作りや保険適用に向けて大きく
前進するとみられています。

報告書によると、研究班は「頭を高くしていると頭痛が
始まったり、ひどくなる」患者さん100人を分析し、
放射線科専門医がMRIなどの画像を判定しました。班会議
を重ね、うち16人は「確実」に髄液が漏れており、
17人は「疑いがある」と判定しました。

脳脊髄液減少症は、脳と脊髄の周囲を巡る脳脊髄液が漏れ、
頭痛を招く病気です。国内では00年以降、「交通事故被害者
らの中にいるのに見落とされている」との指摘が出ていました
が、「あり得ない」と否定する医学関係者がほとんどで、
患者さんは医療機関を転々としたり、補償面で置き去りにされる
など不利益をこうむることが多かったようです。

06年、日本脳神経外科学会の学術委員会が初めてシンポジウム
のテーマに採用しました。学術委員会の委員長だった嘉山理事長
(当時は山形大医学部長)が、医学分野の垣根を越えた診断の
ガイドライン作りに取り組むことを宣言しました。

補償の保証。笑

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編集後記

不明熱は非常に診断が難しい病気です。PETのような
武器が加われば、診断が正確となり、治療開始も早まる
のではと考えております。今までのように診断がつかず
患者さんが苦しむことがないようにお願いしたいもの
です。ただしPET検査は、自費診療となることと受けられる
施設が限られることは残念と言わざるを得ません。
交通事故後の脳脊髄液減少症の患者さんは、
当クリニックでも発見したことがあります。
ブラッドパッチ療法で良くなりましたが、交通事故の
保険会社と診療費の給付について揉めているようでした。
診断治療のガイドラインができれば、そのようなこと
もなくなるのではと考えています。

休符の給付。笑

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