美しい肌Vol.142
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2013-04-28 00:00:00
カテゴリー:女性の美容と健康

美肌の野菜&果物(各論:だいこん)
大根は、アブラナ科ダイコン属に属している
1・2年生草本で、春の七草のひとつ「すずしろ」
として日本で古くから知られている野菜です。
大根の根は淡色野菜、葉は緑黄色野菜に分類され
ます。原産地は様々な諸説がありますが、地中海
沿岸や華南高地、中央アジアなどが有力です。
大根という名前がついたのは
室町時代以降といわれており、当初は大きな根と
書いて「大根(おおね)」と呼ばれていましたが、
後に音読みにされ、大根と呼ばれるようになった
そうです。英名のラディッシュ(radish)
はラテン語のradix(根)の意に由来します。
大根の歴史は古く、紀元前2700~2200年頃のエジプト
ではピラミッドを建築する際の食物として二十日大根
が支給されていたそうです。中国でも紀元前
500年頃には作られていました。一方、
ヨーロッパ各地への普及は遅くイギリスでは15世紀、
フランスでは16世紀頃から作られるようになりました。
日本へは中国、朝鮮半島を経て伝播しました。日本最古
の書物である「古事記」に記載されており、仁徳天皇
の条に「淤富泥(おほね)」として大根が登場する歌が
あることから、奈良時代には伝わっていたと考えられて
います。
江戸時代前期には栽培が本格化し、各土地の風土に適した
品種となり、現在でも多くの地域的な品種がみられます。
大根は全国的に作られています。主な生産地は北海道、
千葉県、青森県、宮崎県、神奈川県などです。
冬は暖地、夏は寒冷地の出荷量が多く、季節によって
生産地が入れ替わります。大根は季節ごとに栽培に適した
品種があり、一年中安定して出荷されますが一般的には
冬が旬と考えられています。
また、北海道産は5~12月、千葉県産は2~6月・10~12月、
青森県産は7~11月・10~12月に旬を迎えます。
大根の根にはアミラーゼ、オキシターゼ、ビタミンCが多く
含まれています。
アミラーゼはでんぷん消化酵素のひとつで、別名ジアスターゼ
とも呼ばれています。アミラーゼは熱に弱く酸化しやすい性質
を持ちます。一般的にアミラーゼは、唾液腺と膵臓で分泌され
ます。どこから分泌されているかによって、同じアミラーゼ高値
でも疾患がことなります。これを明らかにするのが、アイソザイム
検査です。オキシターゼはたんぱく質や脂質の消化を助ける作用
があります。ビタミンCは根の皮部分に多く含まれています。
これらの成分は熱に弱いため、大根を生で食べた方が効果的に
摂取することができます。大根おろしにして食べると味も良く
手軽です。大根のピリっとした辛さは辛み成分である
イソチオシアネートによるものです。
大根の葉にはビタミンAやビタミンB2、ビタミンC、カルシウム、
鉄、食物繊維などが含まれています。また、大根の葉は殺菌力を
持ち、食中毒予防に効果的だといわれています。 大根には美肌
ビタミンと呼ばれているビタミンCが豊富に含まれています。
ビタミンCはコラーゲンの生成に欠かせない成分です。コラーゲン
は動物の細胞や組織をつなぎ合わせる接着剤の役割を果たしている
たんぱく質の一種で、体内のたんぱく質の30~40%を占めており、
体の形成や機能の正常化に不可欠の成分です。コラーゲンが不足
すると、肌の水分量が減り老化が進み、場合によっては壊血病を
発症します。ビタミンCにはシミの原因となるメラニン色素の生成
を防ぐ働きもあるため、若々しい肌を保つ効果があります。
大根足ほど健康的な足はないと考えています。笑
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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