紫外線の悪影響Vol.2

2013-03-12 00:00:00

カテゴリー:女性の美容と健康

町医者のブログ-妖精



紫外線の内、皮膚に影響を及ぼすのは、UV-AとUV-Bでしたね。



前のブログ読んで頂けましたか?ではUV-Cは、絶対に影響



しないのでしょうか?オゾン層で吸収されるということ



でしたが、数年前、フロンがオゾン層を破壊したために、



欧米で皮膚ガンが増えたということがありました。フロンが



オゾン層を破壊する過程を簡単に申し上げると以下のように



なります。ほとんどの種類のフロンは普通の環境では分解



されない安定した性質をもっているので、使われた後は、



大気中にたまります。私達が日々暮らしている対流圏の大気



から長い間徐々に成層圏にまじっていきます。成層圏には



強い太陽光線が届き、フロンが分解して、塩素を放ちます。



この塩素がオゾン層を壊して酸素を放つのです。ただ皮膚ガン



が増えたのは、白人がほとんどで、黄色人種と黒人は、あまり



増えなかったということです。紫外線をうけると皮膚の老化は



早まり、皮膚が肥厚してきて、きめが粗くなり、しわが深く



なります。屋外で仕事をする機会の多い人の首や額、手の甲



などに深いしわができているのは、紫外線を長く受けている



ためです。海水浴やスキーなどで急に強い紫外線に当たると、



皮膚は赤くなり水疱ができてヒリヒリと痛くなります



(日焼け)。全身の広い範囲に水疱(みずぶくれ)が生じた



ようなときには、ヤケドと同様に生命の危険すらあります。



数日で急性の炎症が治まった後は、皮がむけ色が黒くなり



(色素沈着)、シミができたりする。ソバカスやシミのある人



は、紫外線によってその部分だけが黒くなって、特に目立つ



ようになり、また、日光に過敏な体質の人の場合、普通の人



では何の影響もない程度の紫外線が皮膚炎や蕁麻疹などを



引き起こしたりもします。



これはビタミンB2やナイアシンの不足、長年の大酒家で肝臓の



機能に障害がある場合、また、ある種の植物や薬を飲食して



起きる場合もあります。今回は、ここまでとします。



お肌の相談、クリニック皮膚科にて承ります。



なお、クリニックのホームページ、Facebook pageは、以下の


とおりです。



ホームページURL:www.eitokukaisalanuma.or.jp/



Facebook page URL:www.facebook.com/Eitokukai
このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント

紫外線の悪影響Vol.3

2013-03-12 00:00:00

カテゴリー:女性の美容と健康

町医者のブログ-テントウムシ



紫外線は、皮膚にだけ、影響を及ぼすと考えていませんか?



紫外線は、眼からも吸収され、全身のメラニン色素を増やし



ます。ですから、紫外線の強い場所、雪山や海などでは、



UVカットのサングラスをかけたほうがよいのです。眼から



の悪影響を全く考えないでいると、大変なことになること



があります。私もUVカットの眼鏡をかけています。眼鏡を



かける人は、全てUVカットにするというのが、望ましい



ようです。スポーツ選手も伊達に眼鏡をかけているのでは



なく、眼を保護して、厳しい戦いを戦い抜いているということ



をお伝えしたいと思います。今回はここまでとさせて頂き



ます。紫外線は、皮膚にとっても、眼にとっても、とても有害



であることが分かりました。



当クリニックのホームページとFacebook pageのURLは以下の


通りです。



クリニックホームページURL:www.eitokukaisalanuma.or.jp/



Facebook page URL:www.facebook.com/Eitokukai



このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント

美しい肌Vol.1

2013-03-12 00:00:00

カテゴリー:女性の美容と健康

町医者のブログ-チューリップ



美しいお肌の条件とは、潤いがある(保湿力がある)、なめらか、



張りがある、弾力がある、血色が良い(循環が良い)、ツヤがある



などです。こういった状態を保つためには、精神的な安定、規則



正しい生活、バランスのとれた食生活、内臓、生理の正常化、



角化がスムーズに行われ、新陳代謝の活発化、正常な皮脂膜形成



血行が良く、皮膚全体の良好な栄養状態が必須となります。お肌



美人を目指すなら、最低こうした必須条件を満たすことが必要に



なります。皮膚の老化を防ぎつつ、これらの条件が満たされれば、



もち肌と言われる最高のお肌となることでしょう。ちょっと短い



ですが、本日はここまでとさせていただきます。



クリニックホームページURL:www.eitokukaisalanuma.or.jp/



Facebook page URL:www.facebook.com/Eitokukai

このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント

紫外線の悪影響Vol.1

2013-03-11 00:00:00

カテゴリー:女性の美容と健康

$町医者のブログ-菜の花



本日フェイスブックで、紫外線がお肌に悪いということ



を紹介しました。では、紫外線とはどういうものか、



どうお肌に悪いのかについて書いて見たいと思います。



まず、第一に紫外線とはどういうものかについてお話



したいと思います。



紫外線について



紫外線は、波長により長波長紫外線、中波長紫外線、



短波長紫外線に分けられます。およそ400~320



nmのものを長波長紫外線(UVA)、



およそ320~280nmのものを中波長紫外線(UVB)、



さらに波長の短いものを短波長紫外線(UVC)といいます。



日焼け(皮膚が急性の炎症を起こし、紅斑(赤い斑点)を



生ずること)を起こすのは、中波長紫外線(UVB)の影響です。



メラニン形成細胞を刺激し、メラニン色素を形成し黒化現象



(皮膚が黒くなること)を起こすのは、日焼けを起こさず、



ガラスを通過する長波長紫外線(UVA)の影響です。



短波長紫外線(UVC)はオゾン層で吸収され、地上には



ふりそそぎません。



今日は、ここまでです。明日を楽しみにしていて下さい。



なお、クリニックのホームページ、Facebook pageは、以下の


とおりです。



ホームページURL:www.eitokukaisalanuma.or.jp/



Facebook page URL:www.facebook.com/Eitokukai
このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント

最新号より100号前のメルマガ

2013-03-07 00:00:00

カテゴリー:ブログ

診療マル秘裏話 Vol.384 平成23年4月14日作成


作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨





★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

目次



  

1) 住民同士の信頼感が低い地域ほど高血圧を誘発する

2) スポーツや楽器演奏などの技能を習得に重要な働きのアミノ酸



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



  

 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは

1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を

増やして欲しいという要望もあるのですが、私の能力の

なさから1週間に1回が限度となっています。これからも

当たり前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識

を吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思って

おります。不撓不屈の精神で取り組む所存ですので

どうかお許し下さい。



 先号383号の見出しが先々号382号のものとなっておりました。

誠に申し訳ありませんでした。

 

1】住民同士の信頼感が低い地域ほど高血圧を誘発する



 住民同士の信頼感が低い地域ほど高血圧を誘発する?

 そんな結果を、島根大疾病予知予防研究拠点の濱野強

専任講師らの研究グループが突き止めました。

ソーシャル・キャピタル(社会関係資本)と呼ばれる

地域社会の人間関係から血圧に与える影響にアプローチ

したもので、濱野講師によるとこの手の研究成果は

世界でも初めてだそうです。米国の学術誌「アメリカン

ジャーナルオブハイパーテンション」電子版に掲載

されました。



 調査は08~09年に行い、雲南、出雲両市に住み、

特定検診を受けた住民を対象に実施しました。

インタビュー形式で有効回答を得た335人(平均年齢

69・7歳)を、居住地域の郵便番号ごとに30地区に

分け、血圧について調べました。



 その中で、地域内で「他人は機会があればあなたを

利用すると思うか」という問いに「はい」と答える人の

割合と血圧の関係について調べました。投薬や喫煙など

12項目の影響を除いて分析したところ、「はい」と

答えた人の割合が1%上がると最大血圧は22・9

ミリHg高くなる傾向がありました。調査では、糖尿病の

投薬治療▽喫煙習慣▽肥満▽高齢–によって血圧が

上がる結果も出ていましたが、人間関係も高血圧に影響して

いることも明らかとなりました。



 ソーシャル・キャピタルに詳しい静岡県立大

経営情報学部の藤澤由和准教授(医療政策学)は

「これまで高血圧対策の主眼は、個々の生活習慣の改善

を通して行うものが主流だった。今後は地域内の人間関係

を深めるなど居住地域ごとの対策も加味することで、より

効果的な予防が期待できるのではないか」と今回の

研究成果を評価しています。



 盛夏の青果の成果。笑



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



2】スポーツや楽器演奏などの技能を習得に重要な働きのアミノ酸



 スポーツや楽器演奏などの技能を習得するのに、「Dセリン」

という特別なアミノ酸が重要な働きをしていることを慶応大学の

柚崎通介(ゆざきみちすけ)教授(生理学)らが明らかにしました。



 Dセリンは、幼若期のマウスの小脳に豊富にあるが、成長する

とほとんどなくなってしまいます。Dセリンを上手に活用すること

で、大人でも効率的に技能の習得ができるようになるかも

しれません。科学誌「ネイチャー・ニューロサイエンス」に4月

4日発表しました。



 練習の繰り返しで上達する技能は、小脳の神経細胞同士をつなぐ

シナプスで、情報伝達を担うたんぱく質の数が増減することで、

記憶されると考えられています。



 柚崎教授らは、通常のアミノ酸とは構造の異なるDセリンが、

技能習得が容易な幼若期にだけ小脳に大量に存在するのに注目

しました。マウスの実験で神経細胞を刺激すると、Dセリンが

放出され、小脳のシナプスの情報伝達を担うたんぱく質が減ること

を発見しました。Dセリンが働かないようにしたマウスでは、

技能習得が著しく低下することもわかりました。



 柚崎教授は「人でもマウスと同じようにDセリンが重要な役割を

担うと考えられる。Dセリンの働きを制御することで、大人でも

効率的に技能の習得ができる可能性がある」と話しています。



 成魚の出荷制御。笑



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



編集後記



 人間関係が悪いと血圧が上昇するのは、ストレスが

生じた結果、交感神経系のホルモン(アドレナリンや

ノルアドレナリン)が上昇するからではないでしょうか?

Dセリンについては、人間の技能習得能力に対し、驚愕の

成果を与えるのではないかと期待しています。



 男女共学の高校の驚愕の実態。笑



************************



このメールマガジンは以下の配信システムを利用して

発行しています。

  解除の手続きは下記ページよりお願い致します。

「まぐまぐ」http://www.mag2.com/m/0000121810.htm
(イジニイワト)



発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長 

藤田 亨

職業    医師の箸くれ(はしくれ)

運営サイト http://www.eitokukaisalanuma.or.jp/
ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。

sara2162@atlas.plala.or.jp

このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること

を禁じます。

ただしお友達への転送はご自由はご自由です。

このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント

最新号より100号前のメルマガ

2013-03-02 00:00:00

カテゴリー:ブログ

診療マル秘裏話 Vol.383 平成23年4月7日作成


作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨





★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

目次



  

1) 海洋生物「シアノバクテリア」から医薬品

2) 環境ストレスが及ぼす肌老化への影響について改善効果



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



  

 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは

1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を

増やして欲しいという要望もあるのですが、私の能力の

なさから1週間に1回が限度となっています。これからも

当たり前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識

を吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思って

おります。不撓不屈の精神で取り組む所存ですので

どうかお許し下さい。





 

1】胎児の心臓での増殖と分化



胎児の心臓では特有のタンパク質が働き、心筋細胞の増殖に

一定のブレーキをかけ、心筋への細胞分化を促進して増殖と

分化の両方がバランス良く進むように制御していることを

鳥取大の竹内隆(たけうち・たかし)教授(元三菱化学

生命科学研究所)のチームが世界で初めて明らかにしました。



 心筋細胞を再び増殖させる再生医療や、人工多能性幹細胞

(iPS細胞)から効率良く目的の細胞を作製するのに役立つ

可能性があります。



 細胞は、特殊な機能を持つさまざまな細胞に分化して

いきます。細胞の増殖が活発な時は分化が抑えられますが、

分化が進むと増殖は抑えられます。しかし胎児では成長に

合わせた心臓のポンプ機能が必要なため、分化と増殖の両方

が欠かせません。



 竹内教授らはマウスで、jumonjiというタンパク質が

胎児の発生途中から働きはじめ、増殖を抑えつつ維持し、

同時に分化を進めていることを解明しました。成果は3月

29日付の英・発生生物学専門誌デベロップメント(電子版)

に掲載されました。



 胎児の心臓が9万回~10万回死ぬまで打ち続けるための

工夫がこのタンパク質でしょう。胎児の敵を退治する。笑



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



2】画期的インフルエンザ治療薬



 富山化学工業は、自社創製のインフルエンザ治療薬

「ファビピラビル(一般名)」の製造販売承認を厚生労働省に

申請したと3月30日発表しました。ウイルスの細胞内での

複製を阻害し増殖を防ぐ新規作用機序の薬剤です。成人の

A/B型インフル治療で申請しており、小児適応は承認取得後

に開発を検討します。



「タミフル」など既存の4製品は、いずれも細胞からのウイルス

放出を阻害するノイラミニダーゼ阻害剤です。ファビピラビルは

RNAポリメラーゼ阻害剤で、臨床試験では1日2回を5日間

経口投与し効果を確認しました。非臨床試験ではノイラミニダーゼ

阻害剤の耐性ウイルスや、鳥由来の高病原性ウイルスに効果を示す

ことも確認されました。



 心機一転、新規のインフルエンザ治療薬。笑



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



編集後記



 胎児の心臓はひとときも休むことはあり得ません。

もし休んだら死んでしまいます。そのような死を

起こさないために増殖を維持しながら分化を促進

するという機構が存在するのでしょう。開発名T-705

(ファビピラビル)は長い間世にでるのを待っていた

薬でした。動物実験では、高病原性ウイルス(H5N1型)

にかかっていても薬の投与を行うことで97%程度の

生存率が維持できたと聞いています。高病原性ウイルス

(H5N1型)のパンデミックが起こる前に上梓して

欲しいものです。



 文化が分化する。笑



************************



このメールマガジンは以下の配信システムを利用して

発行しています。

  解除の手続きは下記ページよりお願い致します。

「まぐまぐ」http://www.mag2.com/m/0000121810.htm
(イジニイワト)



発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長 

藤田 亨

職業    医師の箸くれ(はしくれ)

運営サイト http://www.eitokukaisalanuma.or.jp/
ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。

sara2162@atlas.plala.or.jp

このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること

を禁じます。

ただしお友達への転送はご自由はご自由です。

このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント