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2012-01-26 00:00:00

カテゴリー:ブログ

診療マル秘裏話 Vol.326 平成21年3月4日作成


作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨





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目次



  

1)  左巻きDNAの検出法

2) わさびの辛みの成分が人の老化や疾病を防ぐ





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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは

1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を

増やして欲しいという要望もあるのですが、私の能力の

なさから1週間に1回が限度となっています。これからも

当たり前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識

を吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思って

おります。不撓不屈の精神で取り組む所存ですので

どうかお許し下さい。



 

1】 左巻きDNAの検出法



 富山大学院の井上将彦・医学薬学研究部教授らの

グループは2月16日、仕組みが解明されていない

左巻きのDNA(デオキシリボ核酸)を世界で

初めて区別して検出することに成功したと発表

しました。同日付の欧州共同化学誌電子版に

掲載されました。



 生物のDNAの大半である右巻きは、研究が進み、

科学や医療などに役立てられているが、左巻きは

極めて少ないそうです。単独で検出できるように

なれば、DNAの研究、応用がさらに進む可能性

があります。



 DNAはアデニン(A)、チミン(T)、

グアニン(G)、シトシン(C)の4種類の

塩基物質が2本の鎖状に連なり、らせん構造を形成

しています。DNAには異なる遺伝情報が

組み込まれており、個体の識別や病気の解明、

治療に役立てられています。



 同グループは左巻きにだけ反応する色素を

組み込んだ試薬を開発しました。この試薬を

DNAにつけて測定装置に入れることで、左巻き

を検出します。同グループの藤本和久助教は

「この方法を使えば左巻きのDNAの研究が

一層進み、医療に役立つ可能性もある」と話して

います。



 四役を同時にこなす試薬。笑



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2】 わさびの辛みの成分が人の老化や疾病を防ぐ



 わさびの辛みの成分が人の老化や疾病を防ぐ

一定の効果があることを解明したとして、中部大

(愛知県)の三輪錠司(みわ・じょうじ)教授

(応用生物学)の研究チームが2月17日、

米科学誌プロスワン電子版に発表しました。



 三輪教授は、辛み成分「アリルイソチオシアネート

(AITC)」には老化や疾病などを引き起こす

「酸化ストレス」を防ぐ体内酵素を活性化させる効果が

あると分析しています。



 研究チームの実験で、土壌に生息する体長約1ミリの

線虫に酸化ストレスを加えると、6時間後、AITCを

与えた線虫は6割弱の生存率だったのに対し、

与えなかった線虫は2割弱の生存率だった

ということです。



 三輪教授は「古くからわさびは体によいと伝えられて

きたが、科学的に証明できた」と話しています。



 わさびの辛みが絡みつく。笑



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編集後記



 ありふれた右巻きDNAより、貴重な左巻きDNAに

入っている遺伝情報が何なのか?非常に気になって

います。ワサビの辛みは、大量に食べると鼻にツン

ときていやな感じがしますが、ストレスにはいい

ようです。だだ線虫のみの寿命を延ばすのに有利に

働いた可能性もあります。具体的に人間でどのように

身体にいいのかを指摘して頂きたいものです。



 酸化ストレスの臨床試験に参加する。笑



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