美しい肌Vol.156

2013-05-03 00:00:00

カテゴリー:女性の美容と健康

町医者のブログ



美肌の野菜&果物(各論:クコ、枸杞)



クコとは、ナス科クコ属に属する落葉低木植物



です。樹高は0.5~1.5mで、枝にはトゲがある



ので触れる時は注意して下さい。



6月~7月と9月の2回に渡り直径



1cm程の薄紫色の花を咲かせます。秋になると



先のとがった楕円形の真っ赤な果実をつけます。



クコは海岸や河原、空き地などの周りに高い木が



生えず、ある程度湿り気のある水地や砂地でよく



育ちます。虫による食害を受けても耐え抜く強い



生命力を持っており、樹齢は最高100年だそう



です。栽培が簡単で肥料も必要としないため、



家庭の庭などで植えられていることもあります。



クコの原産地は東アジアです。



クコは漢字で「枸杞」と表記されます。枸橘



(からたち)のようにトゲがあり、杞(ヤナギ)



のように枝がたおやかなため中国で枸杞と命名



されました。



また、クコの根が骨のような形をしているため、



根皮は生薬名で地骨子(ジコツヒ)と呼ばれて



います。



中国では3000~4000年もの昔からクコの果実や葉、



根皮が漢方薬や民間薬として使われてきました。



日本には平安時代に伝えられたといわれ、文徳天皇



はクコを植えるための庭園を持っていたそうです。



健康志向が高く、自ら漢方薬を調剤していた



江戸時代の初代将軍である徳川家康は、クコを好んで



摂取していました。現在でもクコは、中国医学に



おいて最も多く利用されている植物のひとつです。



日本ではクコを漢方薬としてよく利用します。乾燥



させた果実・根皮・葉は、それぞれ枸杞子



(クコシ)・地骨皮(ジコツヒ)・枸杞葉



(クコヨウ)と呼ばれ生薬として使われています。



枸杞子は肝臓が脂肪肝となることを防いだり、ホルモン



分泌を盛んにしたりするとされ、中国では薬膳料理



にも用いられています。地骨皮は血圧や血糖値を



下げ、解熱作用があります。



中国では薬用だけでなく普段の食事にもよく取り入れ



られています。クコの果実は甘みがあるため、生のまま



食べたり、ドライフルーツやスープ、お粥、お茶、



お酒、デザートなどに用いたりと食べ方は様々です。



クコには、ルチンやタンニンなどのポリフェノール、



ビタミンC、色素成分であるゼアキサンチンが豊富に



含まれており、これらの成分は強い抗酸化作用を保持



しています。



抗酸化作用とは、紫外線や喫煙、ストレスなど生活の



色々な場面で発生する活性酸素を除き、体が酸化する



ことを防ぐ働きのことです。酸化が人間の体内で起こる



と、病気や老化、肌トラブルの原因となります。



クコに含まれるこれらの成分が体内で強い抗酸化作用



を発揮して酸化から体を守ることで、病気や老化、



肌トラブルが予防されます。



他にもクコには、ベタインやβ-シトステロール、



ビタミンB₁、ビタミンB₂、リノレン酸、ミネラル類など



も豊富に含まれています。



また、クコに豊富に含まれるビタミンCは、丈夫な血管



や筋肉、骨、肌などをつくるコラーゲンの合成に



必要不可欠な成分です。コラーゲンはたんぱく質の一種で



体内のたんぱく質の約30%を占めており、体の組織や細胞



をしっかりと結びつける接着剤のような働きがあります。



さらに、ルチンにはビタミンCの吸収率を高める働きが



あります。コラーゲンの合成がサポートされることで



壊血病の予防や骨の強化が二次的に達成されます。



クコに豊富に含まれるビタミンCやタンニンには、シミ・



そばかすを予防し、ハリと水分量のある若々しい肌を



保つ効果があります。



シミ・そばかすの原因となるメラニン色素は、アミノ酸の



一種であるチロシンから生成されます。ビタミンCには



チロシンからメラニンをつくり出す、チロシナーゼという



酵素の働きを抑え、メラニン色素の沈着を防ぐ作用が



期待できます。今回はここまでとさせていただきます。



ルチンのおかげで、ルチーンの仕事ができるようになった。笑



最後までお読み頂き、ありがとうございました。



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美しい肌Vol.157

2013-05-03 00:00:00

カテゴリー:女性の美容と健康

町医者のブログ



美肌の野菜&果物(各論:ルッコラ)



ルッコラは炒ったごまにそっくりな香りや



独特の辛みが特徴のアブラナ科の1年草ハーブです。



葉形は大根に似ており、生葉に辛みと香りが



備わっています。成熟すると香りが強すぎるので



サラダに利用する場合は若採りします。主な



調理法としては、サラダへの利用が一般的ですが、



油炒め、お浸し、和え物などにも使われています。



ルッコラはイタリア語で、イタリア料理では



ルッコラの他に「ルーコラ」また、「ルケッタ



(ruchetta)」と名前があり、広く知られた



野菜です。正式な名称はルッコラ・コルティヴァータ



(Rucola Coltivata)です。フランス料理では



「ロケット(roquette)」、英語でも「ロケット



(rocket)」と呼びます。和名ではキバナスズシロ



という、黄色い大根の花という意味の名前が付け



られていますが、実際は、白っぽい花が咲きます。



葉を食べるイメージが強いハーブですが、インド



では種子から採った油をピクルスに使用したり、



種子を砕いて作られるハーブティーなどとしても



利用されています。



ルッコラは地中海沿岸が原産といわれています。



古代ギリシャや古代ローマ時代にすでに食用ハーブ



として栽培され、「エルーカ」と呼ばれていたという



記録が残っている歴史あるハーブです。古代エジプト



では世界3代美女のひとり、クレオパトラが美しさ



を保つために、好んでルッコラを食べたといわれて



います。楊貴妃がライチや生薬の「阿膠」を食べ、



クレオパトラがルッコラを食べて、美しくなりました。



3大美女のうちの残りの西施は、美しさの秘密は



なんだったのでしょうか?前2者と較べて圧倒的に



古い時代なので、記録が残っていないというのが本当



のところでしょう。



言い伝えがあったとしても、尾ひれはひれがついて



いて真偽のほどは、藪の中ということが正しいのでは



ないでしょうか?日本ではイタリア料理が一般的



になるに伴ってルッコラが普及するようになりました。



ルッコラは年中各地で栽培され出荷されているので



旬を感じにくい食材です。ルッコラは地中海性の



温暖な気候に適したハーブなので、日本での美味しい



旬の時期は地中海沿岸の気候に近い春と秋ということ



になります。



ルッコラの辛みの元は、わさびや、からし、大根にも



含まれる刺激成分のアリルイソチオシアネートです。



栽培方法や土壌によってもその辛みの度合いは大幅に



違ってきます。アリルイソチオシアネートは強い



抗酸化力・殺菌力を持っています。冷蔵庫のない時代



(あっても氷を入れる冷蔵庫)にわさびを食べること



で食中毒(特にお寿司、お刺身)を防いでいたと



いわれています。



また、ルッコラは栄養価が高い緑黄色野菜でもあり、



β-カロテンを初めビタミンEやビタミンKを豊富に



含んでいます。ビタミンKに関しては、大麦若葉の所



で述べましたが、ワーファリンとの飲み合わせが悪い



ので、ワーファリンを飲んでいる方では、ルッコラを



大量に食べることは許されません。しかし、最近では



ワーファリンに作用が類似していて、なおかつ相互作用



がない薬が、処方されるようになり、この問題は、解決



に向かっています。ルッコラには、特にビタミンCが



非常に豊富で、ほうれん草の約2倍も含まれています。



多く含まれている葉の部分には、血液を浄化する働きや、



利尿作用、上腹部のむかつきを抑える作用などが



あります。さらに、鉄は豊栄養野菜で知られる



モロヘイヤと同等に含んでいます。



カルシウム含有量は、ピーマンの約15倍も



あります。体を支え、心臓や脳を保護する役割がある



ため欠かせない成分です。また、体の解毒機能を強化



するといわれているグルコシノレートも含んでいます。



アリルイソチオシアネートの強い抗酸化力作用により、



肌の老化を防ぐことができ、ビタミンCを豊富に含んで



いることから美容効果が期待できます。今回はここまで



とさせて頂きます。



つルッと手を滑らせて、コラと怒られた。笑



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美しい肌Vol.158

2013-05-03 00:00:00

カテゴリー:女性の美容と健康

町医者のブログ



美肌の野菜&果物(各論:アロエ)



アロエとは、ユリ科アロエ属の常緑多肉多年草



です。



園芸品種を含めると、現在までに300以上の品種



があります。



アロエは品種によって色々な形態をしています。



世界で一番大きなものは高さ20mを超え、一番



小さなものは5㎝に満たないものまであります。



アロエに品種が多い理由は、アロエが強い生命力



を持ち、どのような環境にも形態を変えながら



適応してきたためと推測されています。



アロエベラは、地面近くから葉が出ているため、



横から見ると逆円錐状に広がって見えます。



アロエベラはアメリカやメキシコで多く栽培



され、海外ではアロエというとアロエベラのこと



を指します。



葉のゼリー質の部分が多く、ヨーグルトや



ドリンク剤などの健康食品に多く利用されて



います。



最近では、肌の潤いを保つ働きや肌を引き締める



働きなどがあると分かっていることから、化粧品



などに使われています。



ケープアロエは、南アフリカのケープ地方が原産



で、日本では健胃、瀉下(しゃか)の医薬品



として規定されています。



アロエという名前はアラビア語で「苦い」という



意味であることから、アロエの原産地はアフリカ



やアラビア、地中海地方であると推測されています。



アロエの歴史は古く、今から4000年程前にはすでに



薬として使われていたと考えられています。



紀元前1550年頃のエジプトのミイラの足元から発見



されたパピルスにも「数百年前からアロエが



使われている」といった記述が見られます。



紀元前4世紀、ギリシャやペルシャなどに遠征して



マケドニア帝国をつくったアレキサンダー大王は、



アリストテレスの進言により、遠征前にソコトラ島



で熱心にアロエを栽培させました。その理由は、



兵士たちの健康のためだったそうです。



また、このとき栽培されていた種類はアロエベラ



であったと伝えられています。



また世界三大美女のひとりであるクレオパトラの



美貌はアロエでつくられたといわれています。



クレオパトラは、アロエの樹液をベースにしたジェル



や化粧水をつくって肌に潤いを与え、エジプトの強い



日差しから美しい肌を守っていたそうです。ルッコラ



に続いて再び登場のクレオパトラですが、何か国語も



流暢に話し、このような薬草の使い方にも長けている



など素晴らしい女王だったことが伺えます。百戦錬磨



のローマ将軍シーザーやアントニウスがメロメロに



なったのも、うなずけます。



このブログを読んでらっしゃる女性の方々は、ぜひ



クレオパトラを目指していただきたいと思います。



日本には、鎌倉時代にすでにアロエが伝来していた



という記録があります。江戸時代には「盧薈(ろかい)」



という名前でアロエが漢方薬として使われていた



との記録があります。



現在のように、アロエが食品として、また化粧品や



軟膏として幅広く利用され始めたのは第二次世界大戦



の頃からです。アロエの効果が科学的に解明される



につれて、活用の幅はさらに広がっています。 



アロエには約200種類もの有効成分含有されています。



原産地である砂漠の厳しい環境でも生き抜くことが



できるよう、多くの栄養成分がその葉に蓄えられた



ためであると推測されています。



アロエの主成分の一つは、ゼリー質に含まれる多糖体



です。多糖体とは、たくさんの糖が繋がり、様々な



働きを持つ重合体のことです。



アロエには他にも、胃の調子を整え、健胃作用を持つ



アロエモジン、殺菌作用を持つアロエチン、緩下作用



(かんげさよう)を持つアロイン、抗腫瘍性の働きを



持つアロミチンやアロエウルシンなどが有名です。



います。また、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、



ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンEと



いったビタミン類、カリウム、鉄分などのミネラル類



など多くの成分が含まれています。



アロエに含まれる約200種類もの成分が協力し合って



健康に働きかけることから、アロエの健康効果は



「シンフォニー・オーケストラ効果」と表現されます。



アロエには肌の調子を整えるための様々な作用が



あります。そのひとつが、肌の入れ変わりの周期を



整える働きです。肌は、表面に近いところから



表皮・真皮・皮下脂肪組織という3つの組織に



分けられます。この表皮で起こる細胞の入れ変わり



のことを、ターンオーバーといいます。



表皮で生まれた細胞が表面に押し上げられ、最後に



垢となって剥がれ落ちるまでの期間が約28日間である



ことが理想的なターンオーバーの周期だといわれて



います。しかし、紫外線や加齢などで肌の水分を保つ



力が低下すると、表皮にある古い角質が固くなり、



剥がれ落ちなくなります。アロエには、ターンオーバー



の周期を整え、理想的な周期に近づける働きがあるそう



です。



肌の弾力と潤いの元は、動物性たんぱく質のコラーゲン



です。コラーゲンは真皮に存在し、肌を内側から支える



ことで肌にハリや弾力をもたらします。



ヒトの体の中では古くなった硬いコラーゲンが分解され、



やわらかく新しいコラーゲンが日々生成されます。



しかし、加齢とともにつくられるコラーゲンの量は



減少し、肌からハリや弾力、潤いが失われてしまいます。



アロエから抽出したエキスを肌に塗ると、肌の



コラーゲン量が増えたという研究結果が出ています。さらに、



食用として摂取しても効果が得られるということが確認



されたため、アロエを内と外の両方から摂取することが



効果的だそうです。今回はここまでとさせて頂きます。



砂漠の民を裁く。笑



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美しい肌Vol.153

2013-05-02 00:00:00

カテゴリー:女性の美容と健康

町医者のブログ



美肌の野菜&果物(各論:まいたけ)



マイタケは、サルノコシカケ科のキノコです。



独特の香りと食感、うま味を持ち食用として



人気があります。まいたけに含まれるうま味



成分のグアニル酸を壊す酵素は、60度付近で



働かなくなります。一方、グアニル酸を作る



酵素は、70度付近で働かなくなります。よって、



60~70℃ではうま味が急増します。食感



を損なわず、60~70℃で調理するには



「強火短時間」+「加熱後の予熱」が重要



だそうです。グアニル酸は、キノコ類に沢山



含まれるうま味成分です。他のうま味成分と



合わせることで相乗作用が得られ、美味しく



なるようです。脱線はここまでとします。



野生のマイタケは秋にミズナラやクリ、ブナ



などの広葉樹の根本周辺に生えますが、非常に



数が少ないため昔から「幻のキノコ」と呼ばれ、



マツタケと同等もしくはそれ以上に珍重されて



います。こうしたキノコのことを希少キノコと



呼んでいます。現在では、販売しているマイタケの



ほとんどが人工栽培されているものです。



マイタケという名前は、「思わず踊り(舞をまう)



だしてしまう」ほど味がいいことから、「舞茸」



の名前がつきました。



マイタケは、アジアやアメリカ、ヨーロッパ



をはじめ日本にも古くから自生していました。



周期的にマイタケが生育するミズナラなどの木



はマイタケの採集者によって極秘とされ、家族



にもその場所は明かされなかったといわれる程、



貴重なキノコとして扱われていました。



1983年頃から人工栽培で大量に生産されるよう



になり、食用として普及しました。



マイタケの自然栽培は、しいたけやなめこの



ように直接原木に種菌を接種しても育たないこと



から困難とされていました。しかし、原木を殺菌



して栽培する方法が開発されてからは、大型で、



より天然に近いマイタケが栽培できるように



なりました。



さらに、1990年代頃から菌床栽培法が普及し始め、



日本での生産量は年々増加しています。



マイタケにはカルシウムの吸収を高め、骨や歯の



代謝のサポートをするエルゴステロールや、便秘の



改善に効果のある不溶性食物繊維・水溶性食物繊維、



血行の促進に働くナイアシン等が豊富に含まれて



います。



エルゴステロールは活性型ビタミンDの前駆物質で、



紫外線が当たることで活性型ビタミンDに変化します。



また、マイタケには免疫力を高める成分である水溶性



食物繊維の一種β-グルカンが、キノコ類の中で群を



抜いて多く含まれています。



近年、マイタケに含まれているグルカンから、



MD-フラクションやX-フラクションと呼ばれる成分が



発見されました。



MD-フラクションは、細胞性免疫を活性化する効果が



期待されており、X-フラクションは血液・血管系の



生活習慣病に有効であるという研究結果が報告されて



います。



マイタケのうまみ成分や栄養素は水溶性のため、茹でる



と流れ出てしまいます。味噌汁や炊き込みご飯など煮汁



ごと食べることができる料理に入れると、無駄なく



栄養素を摂取することができます。



マイタケにはマイタケプロテアーゼというたんぱく質



分解酵素が多く含まれるため、生のまま茶碗蒸しに



入れると茶碗蒸しが固まりません。茶碗蒸しに入れる



場合は、この酵素を失活させるため加熱してから



用いると良いでしょう。



また、細かく刻んだ生のマイタケを肉にまぶして調理



すると、マイタケプロテアーゼの働きにより硬い肉も



柔らかくなり、うまみも増します。



シミやそばかす、くすみの原因となるメラニン色素は、



アミノ酸のチロシンがチロシナーゼという酵素によって



反応することにより発生します。



マイタケには、チロシナーゼ阻害物質が存在し、



それによりメラニン色素の発生を抑える効果が



あります。



この働きによりメラニン色素の産生が抑制され、シミや



そばかす、くすみを予防することができます。



今回はここまでとさせて頂きます。



まいたけの菌糸まいたっけ。笑



最後までお読み頂き、ありがとうございました。



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美しい肌Vol.154

2013-05-02 00:00:00

カテゴリー:女性の美容と健康

町医者のブログ



美肌の野菜&果物(各論:ドクダミ)



ドクダミは東アジア地域に分布する多年生草木で、



日本でも全国各地で見ることができ、6月の梅雨



の時季に黄色い穂状の花を咲かせます。一般的に



白い花びらのように見えるのは、植物学的には花



ではなく「蔀(ほう)」と呼ばれる部分です。



ドクダミは、生のドクダミが持つ特有の臭気が



まるで毒を溜めているようで「毒溜み、毒矯み



(ドクダミ)」に由来し命名されました。



ドクダミの漢方生薬名は「十薬」といい、



馬に食べさせると10もの効果があるということ



から命名されました。



ドクダミには特有の香りがあり、繁殖力が強い



地下茎は長く伸びて分岐するため、一度根づくと、



なかなか退治することができません。そのため、



ドクダミは除草しにくく、しぶとい草であること



から別名「シブト草」と呼ばれています。



ドクダミには強い独特な香りを持つデカノイル



アセトアルデヒドという精油成分やクエルシトリン、



イソクエルシトリン、ミネラルなどの成分を含んで



おり、デトックス効果、美肌効果など様々な効果



を持ちます。クエルシトリンは、お子様が嫌う



ピーマンの苦みおよび香り成分でした。ドクダミを



自宅で煎じたことがありますが、香りというよりは



強烈な臭いという印象を受けました。もし、自宅で



煎じようと考えている方は、換気扇を回し、窓を



全開にしてから、煎じるようにして下さい。



ドクダミは江戸時代の書物である『大和本草』や



『和漢三才図絵』に記載があるほど、古くから



健康効果が知られていました。



江戸時代の儒学者・本草学者である貝原益軒が著書



『大和本草』の中で、ドクダミは「和流ノ馬医用之馬



ニ飼フ、十種ノ薬ノ能アリトテ十薬ト号スト云



(わが国の馬医がこれを馬に用いると、十種の効能



があるので、十薬と呼ぶことにした)」と書かれて



います。



また古くからドクダミの強い殺菌・抗菌効果は



知られており、よく洗った新鮮なドクダミの生葉を



もみ、葉汁を膿んでいるところや痔などの患部に



直接塗るなどの民間療法としても使われていました。



日本では民間薬として、化膿性皮膚炎や水虫などの皮膚



に関する病気に用いられており、研究が進むにつれ、



ドクダミの色々な効果が解明されています。



ドクダミは、厚生労働省の発行する「日本薬局方」に



「十薬」という生薬名で書かれています。



「日本薬局方」は、薬事法によって医薬品の適正を図る



ために、厚生労働大臣が薬事・食品衛生審議会の意見



から定めた医薬品の規格基準書です。



ドクダミの収穫の最盛期は、開花時期である5月下旬



~6月頃です。この時期が最盛期とされているのは、



花をつけたドクダミが利尿作用や毛細血管の強化、炎症



を抑える効果を持つクエルシトリンを最も多く含んで



いるためです。



ドクダミの開花時期は2ヶ月程で、秋以降は葉や茎もなく



なるため、開花時期には1年分のドクダミが収穫されます。



ドクダミには、多くの種類のフラボノイドが含まれて



いますが、その中でも、クエルセチンには血管を拡張



させたり、尿の排出を促進したり、炎症を抑える効果



があり、ドクダミの効果を得るためには欠かせない成分



です。



ドクダミの葉は乾燥させると、揮発性成分のデカノイル



アセトアルデヒドが分解されるため、殺菌効果が失われ



ますが、乾燥ドクダミ(全草)にはフラボノイド成分で



あるクエルセチン、ルチンやクエルシトリンが含まれて



います。



ドクダミに含まれるルチンには、血管の透過性を適度に



保ち、血管を丈夫にする働きがあります。



血管は、体内の細胞との間で栄養や酸素などのやりとり



を行っていますが、その機能は血管が持つ透過性によって



維持されています。



透過性とは、物質を通り抜けさせることができる性質



のことです。血管の透過性は、高すぎても低すぎても体に



良い影響を与えません。血管の透過性が高すぎると



アレルギー疾患が増悪します。そこでアレルギー疾患の



治療には血管の透過性を低くすることが必要になります。



しかし、血管の透過性が低すぎると酸素や栄養素などが



全身にいきわたらなくなり、これも非常に問題です。そこで



酸素や栄養素など、細胞に与える物質の大きさに応じて



適度な透過性を保つことが必要です。ルチンは、



この血管が持つ透過性を適切に調節する作用があります。



また、ルチンは丈夫な血管に不可欠なコラーゲンの合成



を助けるビタミンCの吸収を促進し、血管の老化を抑制



します。ルチンには、記憶力をアップさせる作用



があり、動物実験と臨床試験でその効果は、認められて



います。ω-3系の不飽和脂肪酸(特にDHA)やニンニク



を加熱(100℃以下で)してできるアホエンなどとともに



記憶力をアップする数少ない栄養素です



このように、ドクダミに含まれる水溶性のビタミン様



物質であるルチンには、毛細血管の透過性を改善し、



さらにビタミンCの吸収を促進することで、血管を丈夫



にする働きがあります。



生のドクダミに含まれているデカノイルアセトアルデヒド



という成分は、非常に強力な殺菌・抗菌作用を持って



います。ドクダミには、食中毒や傷口の膿みの原因となる



黄色ブドウ球菌や、水虫などの原因となる糸状菌(カビの菌



すなわち真菌)などの細菌を抑制する働きがあります。



デカノイルアセトアルデヒドは蒸発しやすい性質を持つ



(揮発性が高い)ため、この効果は新鮮な生の葉のみに



限られます。



また、植物の色素成分であるフラボノイドも多く含み、



抗酸化作用や便秘の改善、血管の強化、老廃物の排泄促進



などの効果が期待されているため、血管を丈夫にする効果



や炎症を抑える効果があります。



ドクダミには、高血圧の要因となるナトリウムを排出する



カリウムが高濃度に含まれているため、血圧を下げる効果が



期待されます。もちろんカリウム以上にナトリウムの摂取



が多ければ、なかなか塩分は減りません。



肌荒れは、細菌が皮膚の毛穴などに詰まった油分や汚れを



栄養にし、繁殖した炎症のもととなる物質を分泌すること



で引き起こされます。また、便秘などにより肌荒れが引き



起こされます。



生のドクダミに含まれているデカノイルアセトアルデヒド



は、殺菌・抗菌効果があるため、肌荒れの原因となる細菌



の働きを抑制します。



ドクダミに含まれるクエルシトリンやイソクエルシトリン



には、利尿効果や毛細血管の強化作用があり、新陳代謝を



促すため、体のすみずみまで栄養を届け、肌の生まれ変わり



を促進します。



さらにドクダミは、体内に生じた老廃物や毒素を排泄する



効果(デトックス効果)があり、血液を浄化し、ニキビや



吹き出物などの肌トラブルも生じにくい体質へと改善する



といわれています。このように、ドクダミには美肌にする



効果があります。今回はここまでとさせて頂きます。



十日で透過性を改善する。笑



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2013-05-02 00:00:00

カテゴリー:ブログ

町医者のブログ



診療マル秘裏話 Vol.391 平成23年6月2日作成



作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨





★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

目次



  

1) 「血管新生」を抑制する遺伝子「ARIA」

2) 歯周病菌が動脈硬化を悪化させることの因果関係



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



  

 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは

1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を

増やして欲しいという要望もあるのですが、私の能力の

なさから1週間に1回が限度となっています。これからも

当たり前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識

を吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思って

おります。不撓不屈の精神で取り組む所存ですので

どうかお許し下さい。



 

 

1】「血管新生」を抑制する遺伝子「ARIA」



 京都府立医大の松原弘明教授、池田宏二講師(循環器内科学)

らの研究グループはこのほど、血管が枝分かれしてがん細胞の

増大などに大きな役割を果たす「血管新生」を抑制する遺伝子

「ARIA」のメカニズムを解明したと発表しました。



 グループは、血管の内側にある血管内皮前駆細胞などに多く

存在するARIAが、がん抑制遺伝子の一種「PTEN」と

細胞膜付近で結合することで、血管新生に必要な細胞内部の

リン酸化が抑制される作用を、マウスを使った実験で実証

しました。



 松原教授は「ARIAの働きで血管新生を制御すれば、

動脈硬化による血流低下を改善したり、がんの増大を食い止め

たりする新しい治療法が可能になるのではないか」と話して

います。



 血管新生は、欠陥申請ではありません。笑



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



2】 歯周病菌が動脈硬化を悪化させることの因果関係



 歯周病菌が動脈硬化を悪化させることの因果関係について、

新潟大歯学部の山崎和久教授(歯周病学)の研究グループ

が、遺伝子レベルでの証明に成功しました。5月19日

(日本時間20日)の米科学誌プロスワン電子版に発表

されます。



 山崎教授らは実験用マウスに週2回、歯周病菌を投与

しました。一定期間経過後に肝臓や血管の組織を調べた

ところ、動脈硬化のリスクを減らす善玉コレステロールを

生み出す遺伝子の発現量が低下していたことが判明しました。



 また、動脈硬化を起こしているマウスへ同様に菌の投与

を約5カ月間行い、動脈の内側を調べたところ、菌を

与えていないマウスでは病変の面積が6%だったのに対し、

投与したものでは45%に拡大したということです。



 山崎教授は「歯周病が動脈硬化を悪化させることは

これまでも統計調査などで明らかになっているが、

遺伝子レベルで証明したのは世界初。歯周病の予防や治療で

動脈硬化の発症が抑えられ、医療費の抑制にも結びつく」

と話しました。



 刺繍は美しいが、歯周病菌は汚い。笑



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



編集後記



 血管新生が思うがままにコントロールできたら、

医学は画期的にすすむと考えられます。遺伝子治療

のグレードも素晴らしく変わってくることでしょう。

歯周病菌は、動脈硬化にかくも深く関わっているとは

知りませんでした。ただ学生時代に歯を大切にしない

人は長生きできないと教わりました。それは真実だった

と改めて感じました。



 デノミ効果を降下させる高価な硬貨。笑



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美しい肌Vol.155

2013-05-02 00:00:00

カテゴリー:女性の美容と健康

町医者のブログ



美肌の野菜&果物(各論:ホウレンソウ)



ほうれん草はヒユ科の緑黄色野菜です。原産地は



ペルシャ(現在のイラン)で、英語のspinachは



ペルシャ語が語源です。また、中国語でペルシャを



「ほうれん」と呼んでいたために、日本語名が



ほうれん草となったわけです。ほうれん草は、



鉄やβ-カロテンなどを豊富に含み、栄養価が高い



ことは、誰でも知っています。ポパイがほうれん草の



缶詰を食べることで「元気」になり、悪役プルート



をやっつけることは、皆さんご存知の通りです。



ほうれん草はカスピ海西部のペルシャ地方を原産



とし、北アフリカを経て、12世紀以降にヨーロッパ



に伝わりました。東アジアにはシルクロードを



通って広まり、7世紀頃に中国に伝えられました。



日本には17世紀頃の江戸時代に、唐船によって東洋種



のほうれん草が長崎に伝わりました。



西洋種は江戸時代末期にフランスから伝来しました



が、当時の西洋種はアクが強いことからあまり普及



しませんでした。



明治時代までは、ほうれん草が高級品として扱われて



おり、広く一般に普及したのは大正時代中期以降です。



本格的な栽培が始まったのは昭和に入ってからでした。



最近では、主に東洋種と西洋種をかけあわせた交配種



が出回っており、生産の主流となっています。



世界のほうれん草の9割近くが中国で栽培されています。



次いでアメリカ、日本と続きますが、生産量は中国と



大きく離されています。最近中国が元気がいいのは、



ほうれん草を食べているからでしょうか?



日本では千葉県で最も多く生産されており、次いで



埼玉県、群馬県と並びます。



ほうれん草は11月~2月に旬となる野菜ですが、現在



はハウス栽培されているものが多く、一年中入手可能です。



旬の時期には、特に根本部分の甘みが強く、栄養価が



高くなります。



ほうれん草には、β-カロテンやビタミンB群、ビタミンC



が豊富に含まれており、のどの粘膜を丈夫にし細菌感染



を防ぐ働きを持つとして、呼吸器疾患の予防に最適であると



考えられています。とくに旬を迎える11月~2月は、インフル



エンザを初めとして呼吸器疾患が花盛りの季節となります。



レモンの2倍のビタミンCや、造血に必要な鉄や葉酸も豊富



に含まれています。



鉄分が多い野菜として有名ですが、体内で吸収される量は



2~5%と微量です。たまごなどの動物性たんぱく質と一緒



に食べると効率よく鉄が体内で吸収されます。



また、ほうれん草にはカロテノイドの一種であるβ-カロテン



が豊富に含まれています。β-カロテンは必要な分のみが



体内でビタミンAに変換されるため、ビタミンAで心配される



過剰摂取の危険性がなく、安心です。



ほうれん草にはβ-カロテンが豊富に含まれています。



β-カロテンから変換されたビタミンAには皮膚や粘膜を丈夫



に保ってくれる働きがあり、肌のカサつきや肌荒れの改善が



期待できます。



また、β-カロテンには紫外線によって発生した活性酸素を



無効化する働きがあり、ビタミンCの効果とあわせてメラニン



色素の発生を抑制する効果もあります。他にも、ほうれん草



には若返りのビタミンといわれているビタミンEが含まれて



います。さらに、豊富に含まれるビタミンCがコラーゲンの



生成を促進し肌のハリが保たれることにより、シワの予防や



改善にも役立ちます。



様々な栄養素の相乗効果により、ほうれん草は美肌を導く効果



があるといわれています。ルテインは、カロテノイド系の



ファイトケミカルですが、人間の身体には、必要不可欠なもの



です。とくに眼の機能に関係し、ルテインが不足すると



加齢黄斑変性症が起こる可能性があります。ルテインには2つの



種類があります。その一つ「フリー体ルテイン」は人間の体内



に存在するものと同じルテインであるため、そのまま体内に吸収



されます。「ルテインエステル」は「フリー体ルテイン」に



「脂肪酸」がエステル結合されたもので、マリーゴールドから



抽出された未精製のままのルテインです。未精製なので、原料的



にも安価で、人の体内に入ってもそのまま吸収されることは



ありません。そのため、摂取された「ルテインエステル」は、



体内で消化酵素の力を借りて、脂肪酸が取り除かれ



(脱エステル化)、フリー体ルテインだけが吸収されることと



なります。このルテインは、眼の健康だけではなく、皮膚の健康



にも大きく関与しており、美肌になるためには、ルテインが



不可欠です。その理由は、ルテインは、肌の細胞を構成する成分



の一つであるからです。例えば、コラーゲンなどが年齢を重ねる



ごとに肌から失われていくことは広く知られていますが、ルテイン



も酸化や光ダメージから肌を守る作用により消費されていきます。



もともと肌に備わっていて消費されてしまったルテインを再び



補給することで肌の細胞を「リフォーム」し、肌本来の状態や



機能を整えていかなければなりません。今回はここまでとさせて



頂きます。リゲイン、ルテイン、ぼくらのルテイン。笑



最後までお読み頂き、ありがとうございました。



女性の美容と健康についてのご相談は、当クリニック皮膚科



にて承ります。



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美しい肌Vol.150

2013-05-01 00:00:00

カテゴリー:女性の美容と健康

町医者のブログ



美肌の野菜&果物(各論:エルダーベリー)



エルダーベリーとは、スイカズラ科ニワトコ属の



エルダーという落葉低木植物の果実です。



エルダーベリーの木の高さは3~10mで、葉は



フチにギザギザがある細長い楕円形です。



初夏にエルダーフラワーと呼ばれる小さな白い花



を各枝先に一斉に咲かせます。エルダーフラワー



が咲くとマスカットのような甘い香りが漂います。



その後、ビルベリーによく似た黒色を帯びた紫色



の果実をつけます。



日本のエルダーベリーは完熟すると赤くなりますが、



ヨーロッパのエルダーベリーは完熟すると黒くなります。



エルダーベリーの「エルダー」は、



アングロ・サクソン語で「炎」を意味する「エルド」から



きています。エルダーベリーの枝の芯を抜き取り、



ストロー状にしたものを火おこしの道具として使って



いたためです。



日本では、エルダーベリーの木の枝や幹などを打撲や



骨折、打ち身などの湿布薬として使用していたため、



折れた骨を接ぐ木という意味で「接骨木(せっこつぼく)」



とも呼ばれています。柔整師の木ですね。笑



エルダーベリーの歴史は古く、ヨーロッパでは石器時代



から食べられていました。



ギリシャ・ローマ時代には「万能の薬箱」や「田舎の薬箱」



と呼ばれ、エルダーベリーやエルダーフラワーは歯痛を



鎮めたり、風邪などの感染症の薬などに使用されて



いました。葉や幹、根の皮は傷や火傷の塗り薬として



使われており、捨てるところがありませんでした。



その当時、高価な薬や治療を受けることができなかった



人々にとってエルダーベリーの木は不可欠なものでした。



18世紀には、エルダーフラワーを入れた水が肌の美白や



そばかすの除去のために使われたため、ヨーロッパ



で流行しました。



現在では日本でもエルダーベリーのサプリメントなどが



販売されています。



エルダーベリーの原産地は、北米やヨーロッパです。フランス



中部のトゥレーヌ地方では、ロワール川沿いやシェール川



沿いに多く自生しています。



エルダーベリーには、ポリフェノールの一種である



イソケルセチンやルチン、アントシアニンが豊富に



含まれています。さらに、抗酸化物質を含むビタミンAや



ビタミンCも含まれるため、とても強い抗酸化作用が



あります。 イソケルセチンについて検索して調べました



が、よく分かりませんでした。もしご存じの方は、コメント



でご教示下さい。



抗酸化作用とは、体内のサビつきの原因となる活性酸素



を除去し、体が酸化することを防ぐ働きのことです。



酸化は体内で起きると、病気や老化、肌トラブルの原因



になってしまいます。



紫外線を浴びると、体内でシミやそばかすの原因となる



メラニン色素が生成されます。メラニン色素はアミノ酸の



一種であるチロシンからつくられます。



エルダーベリーに豊富に含まれるポリフェノールや



ビタミンCには、このチロシンの働きを抑えて、シミや



そばかすの原因となるメラニン色素の沈着を防ぐ効果



があります。



ビタミンCにはメラニン色素を早く分解する働きもあり、



日焼けをした肌を元の白い肌に戻すために力を発揮します。



今回は、ここまでとさせて頂きます。



エルダーベリーをくれて、サンキューベリーマッチ。笑



最後までお読み頂き、ありがとうございました。



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美しい肌Vol.151

2013-05-01 00:00:00

カテゴリー:女性の美容と健康

町医者のブログ



美肌の野菜&果物(各論:ローズヒップ)



ローズヒップはハーブの一種で、ヨーロッパ産の



ドッグ・ローズをはじめとする、バラ科バラ属の



果実です。主に、ローズヒップティーでおなじみ



の方も多いと思います。



ドッグ・ローズとは野バラの一種で、ヨーロッパ



においては薬用のローズヒップとして重宝されて



いる品種です。



ドッグ・ローズは、ローマ時代には狂犬病に効



くとされたことから、ラテン語で「犬のバラ」を



意味する名称となり、英語でもドッグ・ローズ



と名づけられました。



ローズヒップは、バラが咲いた後に、緑色だった



丸い果実が橙色から濃い赤色に熟すると収穫され



ます。乾燥したローズヒップを熱湯で煎じてお茶



として飲むローズヒップティーは、爽やかな甘味



とほのかな酸味が人気で、ローズヒップティーを



昔から愛飲しているドイツでは、カルカーデ



(ハイビスカス)の花を乾燥させて一緒に飲む



のが一般的です。



また、ローズヒップのオイルには保湿効果がある



として、化粧品としても高い人気を誇っています。



ローズヒップが世界中に広まったきっかけは、



第二次世界大戦までさかのぼります。



第二次世界大戦中、物資の供給を絶つというドイツ軍



の戦略により、イギリスは柑橘類が不足していました。



柑橘類は当時、ビタミンCを補給する重要な食材で



あったため、イギリスはビタミンC不足による壊血病



が国中で起こるという危機感に覆われていました。



そこで、イギリス政府は国民がビタミンC不足に陥る



ことを予防するために、国全体にイギリス中のローズ



ヒップを摘むように呼びかけました。



そして、集めたローズヒップで幼児などに栄養補給



をしたそうです。



このような出来事がきっかけで、ローズヒップの高い



健康効果が世界中に知れわたるようになりました。



また、ドイツなどの北ヨーロッパでは、冬の間の



ビタミンC不足を補うためにローズヒップティーを



愛飲しており、ローズヒップは「北国のレモン」と



いわれていました。



ローズヒップは、「ビタミンCの爆弾」と呼ばれる程



ビタミンCを豊富に含んでおり、その量はレモンの



約20倍にも達します。



ローズヒップに含まれているビタミンCは、



バイオフラボノイドを20%含んだ天然のビタミンCです。



バイオフラボノイドとは、ビタミンPとも呼ばれている



フラボノイドの一種で、ヘスペリジン、ルチン、



ケルセチンなどの成分もバイオフラボノイドに属します。



本来は熱に弱い性質を持つビタミンCですが、



バイオフラボノイドにはビタミンCを壊れにくくする



作用があるため、ローズヒップのバイオフラボノイドを



含んだビタミンCは酸化されにくく、熱に強い性質を持ち、



体内でより効率的に吸収されます。そのため、ローズ



ヒップティーにして熱をかけてもビタミンCが大量に



失われることはありません。



また、ローズヒップには、赤色のカロテノイドである



リコピン、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンEなど



のビタミン類、ミネラル類などを豊富に含んでいるほか、



炎症促進酵素シクロオキシゲナーゼの働きを少なくする



作用が知られており、抗炎症効果も期待されています。



さらに、ローズヒップの種子にはポリフェノールの一種



であるティリロサイドが含まれています。



ティリロサイドには、ミトコンドリア]内で脂肪燃焼を



促進する作用があることが確認されているため、



ローズヒップの摂取によって、脂肪の燃焼効果が期待



できます。成熟したマウスにティリロサイドを与えた



ところ、摂取しなかったマウスに比べ、体重の増加が



抑えられました。ローズヒップサプリメントの摂取で、



健康な人の内臓脂肪が44%、皮下脂肪が20%も減少した



(腹部CTでの脂肪の面積比で計算)著効例もあった



ようです。植物ステロールのコレステロールを抑制する



メカニズムは、吸収の抑制ですが、ティリロサイドは



脂肪の燃焼効果によるものですから本当に凄いとしか



いいようがありません。美肌でなおかつ痩身効果がある



ので、美容にはもってこいの果実といえましょう。



ローズヒップに含まれる豊富なビタミンCは、肌に美しさ



を与えます。



ビタミンCは強力な抗酸化作用を持つため、体内に過剰に



発生した活性酸素を除去する働きがあります。



活性酸素は、人間の体内に存在している物質で、外界から



侵入してきたウイルスや細菌を撃退する力を持った酸素



です。しかし、喫煙やストレス、不規則な生活習慣や



紫外線などの外的要因によって増加しすぎた活性酸素は、



強力なパワーを持つ余り、体内のたんぱく質、脂質、DNA



などを傷つけるとされており、その結果、活性酸素は



肌細胞を劣化させることで、肌荒れや老化などの大きな原因



になります。さらにDNAを活性酸素が傷つけた場合、皮膚の



悪性腫瘍が発生する可能性が高くなります。肌は、表皮、



真皮、皮下組織の3層で成り立っており、この構造を



正常に維持することが、肌のハリおよび水分量を保つため



には必要不可欠です。しかし、活性酸素が体内で増加する



と、真皮を構成している主成分であるヒアルロン酸や



エラスチン、コラーゲンなどの成分を生成する力が減退し、



それらの成分は体内から減少していきます。その結果、



真皮の構造が崩れ、その部分がしわやたるみとなって



現れます。



ローズヒップに含まれているビタミンCやビタミンEには



強力な抗酸化力があるため、肌の構成成分である



ヒアルロン酸やエラスチン、コラーゲンなどの劣化を



抑制することができます。



また、ビタミンCにはコラーゲンの生成を促進する作用も



あるため、ローズヒップを摂取することによって、肌のハリ



および水分量を保つ効果も期待できます。



また、シミやくすみも日光に含まれる紫外線を浴びること



によって増加する活性酸素が原因です。



シミやくすみは、体内で生成されるメラニン色素が表面に



表れたものであり、メラニン色素は、皮膚の深部に存在



しているチロシナーゼいう酵素が、外界から侵入してくる



物質から身を守るために作る色素です。



チロシナーゼは紫外線が当たることによって、肌を守ろう



とし、メラニン色素を生成します。



ローズヒップに含まれているビタミンCは、チロシナーゼの



働きを阻害するため、メラニン色素の生成を抑えられます。



このような作用によって、ローズヒップを摂取することで



美肌を保つ効果が期待されます。



今回はここまでとさせて頂きます。



ヒップホップを踊りながらローズヒップティーを飲む。笑



最後までお読み頂き、ありがとうございました。



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美しい肌Vol.152

2013-05-01 00:00:00

カテゴリー:女性の美容と健康

町医者のブログ



美肌の野菜&果物(各論:カムカム)



カムカムとは、フトモモ科キブドウ属に属する



常緑低木植物です。成木になるまで約8年かかり、



樹高は平均2~3m、中には5m程度まで成長する



個体もあります。



さくらんぼのような直径2~3cmの赤い果実と



大きな葉がトレードマークです。果実の表面は



熟すにつれて緑色から赤色に変化し、果肉は



ピンク色です。



カムカムはペルーのアマゾン川上流域を原産地



とし、標高200m程の熱帯湿地帯に自生しています。



この地域の強烈な日照や1日に10℃以上ある



寒暖の差、年間を通しての平均気温が25℃である



ことなどがカムカムの生育に適しているとされて



います。また、雨季の増水により、栄養成分に



富んだ土壌が蓄積されるため、栄養価の高い



カムカムが育つといわれています。



完熟したカムカムの果実がアマゾン川に落下し、



この実を群って食べる魚たちからいつも



「キャムキャム」や「ヒャムヒャム」という音



が聞こえてきていたため、いつの間にか



「カムカム」と呼ばれるようになったといわれて



います。



野生のカムカムは古くからアマゾン川上流域の



先住民に食べられてきました。



カムカムの栽培は、1990年頃にアマゾン川流域で



始められました。



当時、世界的に問題となっていたコカインの原料



となるコカ栽培の代わりに、ペルー政府によって



カムカムの栽培が推奨されたことがきっかけでした。



最近では、カムカムの栽培がアマゾン川流域で問題



となっている森林伐採による地球温暖化や砂漠化



の歯止めになるのではないかと、世界の自然保護



団体などから注目されています。ここでもアサイー



と同様にアグロフォレストリーが進行しています。



日本では2004年の浜名湖花博で初めてカムカムの木



が一般に公開されました。



以前はカムカムの果実の加工品を除き、生の果実や



木、種子などのペルー国外への持ち出しが禁止されて



いましたが、アマゾン川流域で広くカムカムが栽培



されるようになってからは、カムカムの種子や苗木の



輸出が解禁され日本でも手に入るようになりました。



カムカムはアマゾン地域が雨季になる12月から5月に



かけて収穫されます。それ以外の時期にも1年を通して



収穫可能ですが、この時期に収穫されるカムカムが、



最も多くのビタミンCを含んでいます。



カムカムは現在知られている植物の中で最も多くの



ビタミンCを含んでいる植物です。カムカムの果実



100g中に2800mgものビタミンCが含まれています。その



ビタミンCの量はレモンの約56倍、アセロラの約1.7倍、



いちごやキウイフルーツの約40倍にも匹敵します。



カムカムに非常に多く含まれているビタミンCは、強い



抗酸化作用を持っています。



抗酸化作用とは、紫外線や喫煙、ストレスなど生活の



様々な場面で発生する活性酸素を除去し、体が酸化



することを防ぐ働きのことです。



人間の体内で酸化が起こると、病気や老化、肌トラブル



が引き起こされます。カムカムに含まれるビタミンCが



体内で強い抗酸化作用を発揮して酸化から体を守ること



で、病気や老化、肌トラブルの予防効果を出します。



他にも、カムカムはエネルギーをつくり出すために



必要不可欠なビタミンB₁、ビタミンB₂、ナイアシンや



疲労回復や老化予防に効果があるクエン酸、体を構成



するために欠かせないミネラルであるカルシウム、リン



なども豊富に含んでいます。クエン酸は、体内で



ミネラルを包み込み吸収されやすくする働きもあります。



カムカムに豊富に含まれるビタミンCには、シミや



そばかすを予防し、ハリのある若々しい肌を保つ効果が



あります。



日光に当たり続けると、紫外線が原因となってメラニン



色素がつくられます。その際チロシンと呼ばれるアミノ酸



からメラニン色素が作られます。このメラニン色素が皮膚



に沈着することでシミやそばかすができるわけです。



ビタミンCには、チロシンに働く酵素の作用を抑制し



メラニン色素の沈着を防ぐ働きがあるため、



シミ・そばかすの予防に効果があります。ビタミンCには



メラニン色素を素早く分解する作用もあるため、日焼けを



した肌をできるだけ早くもとの状態に戻す美白効果も



期待できます。



また、カムカムには抗炎症作用を持つことが報告されている



ことから、紫外線による炎症にも予防に役立つことも期待



されています。



カムカムにはビタミンB₁やビタミンB₂、ナイアシンも多く



含まれており、細胞の新陳代謝を促進し、肌や爪、髪の毛



の健康を維持する作用があります。今回はここまでとさせて



頂きます。カムカムをよく噛んで食べた。笑



最後までお読み頂き、ありがとうございました。



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