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2012-07-12 00:00:00

カテゴリー:ブログ

当クリニック近隣の企業経営者の方にお知らせ致します。当クリニックでは、簡単な健康診断を行っています。健康診断は出張で行うことはできませんが、労基署の基準にもとづいて行う健康診断ともっと簡単で格安な健康診断の大まかに分けて4種類の検診を行っています。詳しくは、以下の健康診断に特化したページをご参照願います。ちなみに65歳以上の役所(川口市役所、足立区役所)が出している健康診断はできません。何卒、ご検討の程よろしくお願い致します。電話03‐5837‐2162 健康診断に特化したページを立ち上げました。アドレスは以下の通りです。



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最新号より100号前のメルマガ

2012-06-27 00:00:00

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診療マル秘裏話 Vol.345 平成21年7月15日作成



作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨





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目次



  

1) 大腸がんから肝臓への転移の仕組みの解明

2) ピロリ菌のガン化のメカニズム解明





◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



  

 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは

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当たり前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識

を吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思って

おります。不撓不屈の精神で取り組む所存ですので

どうかお許し下さい。





 

1】 大腸がんから肝臓への転移の仕組みの解明



 京都大大学院の武藤誠教授(遺伝薬理学)らのグループ

が、がんの中でも数が多い大腸から肝臓への転移の仕組み

をマウス実験で解明し、転移を防ぐ薬を見つけました。

成果は近く米科学アカデミー紀要(電子版)に掲載され

ます。



 大腸から肝臓へは多くの血液が流れ込むため、がんが

転移するケースが多いとされています。グループは

大腸がんを転移させたマウスの肝臓を観察しました。

がん細胞が分泌する「ケモカイン」というたんぱく質が、

周辺の組織を破壊する酵素を出す免疫系細胞の一種

「未分化骨髄球」を引き寄せ、転移を促していること

を突き止めました。



 骨髄球がケモカインと結合する受容体を持たない

遺伝子改変マウスでは転移が抑制されたため、グループは

多発性硬化症の治療を目指して開発された受容体阻害薬を

がんが転移したマウスに投与しました。その結果、転移が

抑えられ、約2倍長生きできることを確認しました。



 武藤教授は「今回の薬は人間に副作用が少なく、新たな

治療法の開発につながる可能性がある」と話しています。



 典医が転移を抑制した。笑



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2】 ピロリ菌のガン化のメカニズム解明



 胃がんの原因となるヘリコバクター・ピロリ菌が、

胃の細胞内に発がん物質を送り込む仕組みを

畠山昌則・東京大教授(微生物学)の研究チームが

解明しました。菌が胃の細胞膜を「畳返しの術」の

ように反転させ、現れた細胞膜の裏側に発がん物質

を結合させるということです。米科学誌に発表され

ました。



 人の細胞膜は二重の脂質からなり、内側の膜は

ホスファチジルセリンという脂質でできています。



 研究チームの紙谷尚子助教らが、ピロリ菌に

感染した細胞を観察したところ、菌が接触した

細胞膜の部分だけが反転して、ホスファチジルセリン

が表に出ました。そこに、菌から分泌された

発がん物質が結合しました。そのまま再び反転して

、細胞内に発がん物質が運び込まれました。



 畠山教授は「ピロリ菌がどうやって発がん物質を

細胞内に侵入させるかは不明だった。今回、忍者の

ように巧みな方法をとっていることが分かった」と

話しています。ピロリ菌は抗生物質で除菌できる

ものの、成功率は7-8割で、新たな予防、治療法の

開発につなげたい考えです。



 ピロリ菌がぴろりと反転させた。笑 



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編集後記



 がんの治療で難渋するのは、他の臓器に転移する

からです。転移を抑えられれば、原発巣の治療に

専念できるので治癒する確率が高くなります。

大腸がんに限らず、転移が抑えられるようになると

がんの治癒率も大幅に向上するのではないでしょうか?

ピロリ菌ががんを起こすメカニズムが分かったのは

重要な発見でしょう。折しも、MALTリンパ腫やITP

の治療に除菌療法が保険適応になりました。もっと

副作用が少なく、除菌率の高い除菌療法が開発される

ことを望みます。



 がんの予防の除菌療法は、がんがんできるように

なって欲しいものです。笑



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藤田 亨

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最新号より100号前のメルマガ

2012-06-27 00:00:00

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診療マル秘裏話 Vol.346 平成21年7月22日作成



作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨





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目次



  

1) 脊髄損傷マウスのiPS細胞を用いた神経再生医療

2) 細胞の移動を制御する「ブレーキ」のメカニズム





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1】 脊髄損傷マウスのiPS細胞を用いた神経再生医療



 腫瘍(しゅよう)にならない人工多能性幹細胞(iPS細胞)

を選び、脊髄(せきずい)を損傷したマウスに移植し、

運動機能を回復させることに、岡野栄之・慶応大教授と

山中伸弥・京都大教授の研究チームが成功しました。

iPS細胞はさまざまな組織や臓器の細胞になり、再生医療へ

の応用が期待されていますが、腫瘍を作る危険性がありました。

米科学アカデミー紀要(電子版)で発表されます。



 研究チームはマウスの脳にiPS細胞を移植し、

半年たっても腫瘍を作らなかったiPS細胞を選びました。

次に、さまざまな神経細胞になる神経幹細胞に変化させ、

脊髄が損傷したマウスに損傷9日目に50万個移植すると、

だめになった後ろ脚を使って歩いたりできるまでに回復

しました。



 一方、腫瘍化の可能性があるiPS細胞で同じように

実験すると、運動機能は一時的に回復しましたが、

約5週間後には脊髄内で腫瘍が形成され、機能も低下しました。

岡野教授は「安全性を厳密に評価すれば、iPS細胞を将来、

脊髄損傷の治療に使える道が開かれた」と話しています。



 治療に使える主要なiPS細胞は腫瘍を作らない。笑



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2】 細胞の移動を制御する「ブレーキ」のメカニズム



 細胞の移動を制御する「ブレーキ」のメカニズムの一端を

解明したと、名古屋大大学院理学研究科の武田修一

(たけだ・しゅういち)研究員らのグループが7月6日付の

米科学誌電子版に発表しました。細胞運動を理解するのに

役立ち、がん細胞の転移を防ぐ治療研究への応用も期待

できるということです。



 細胞は、細胞中に最も多いタンパク質「アクチン」が

複数結合(重合)すると移動し、「アクチンキャッピング

タンパク質」(CP)という物質がアクチンに結合すると

アクチンの重合を抑えて移動を止めます。CPの

「ブレーキ能力」は、別の二つのタンパク質とCPの結合

によって調節されることが分かっていましたが、詳しい

仕組みは未解明でした。



 研究チームは大型放射光施設「スプリング8」(兵庫県)

のエックス線解析を使い、二つのタンパク質とCPとの

結合構造を解析しました。アクチンより先にCPと結合

してアクチンとCPの結合を防いだり、アクチンとCPの

結合力を弱めて引き離すなどの方法で、二つのタンパク質が

CPのブレーキ能力を調節する仕組みを解明しました。



 音の長節を調節する。笑



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編集後記



 マウスの場合、in vivoで脳に移植後、腫瘍を作らない

といった芸当ができますが、人間に応用する場合は

どのようにその課程をクリアーするのでしょうか?

しかし、脊髄を損傷した患者さんにとっては、朗報と

いえるでしょう。細胞の移動に関するメカニズムを

解明する実験を特殊なエックス線解析装置を使って

行うのは、画期的な方法と言えるでしょう。早くがんの

転移に応用することができるようになることを祈って

います。



 懐石料理を会席して解析する。笑



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2012-06-27 00:00:00

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診療マル秘裏話 Vol.347 平成21年7月29日作成



作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨





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目次



  

1) がん細胞周辺の血管の修復で抗がん剤の効果を高める

2) 「Gタンパク質」の働きを、特定の化合物が阻害する仕組み







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1】 がん細胞周辺の血管の修復で抗がん剤の効果を高める



 骨髄中の白血球の一種を移植して、膵臓(すいぞう)の

がん細胞周辺にできる異常な血管を修復することに、

旭川医大の水上裕輔(みずかみ・ゆうすけ)講師

(腫瘍(しゅよう)学)らがマウス実験で成功し、

7月13日付の米医学誌キャンサーリサーチ電子版

に発表しました。



 膵臓がんなどは周りに不完全な血管が多くできて内部に

血流が届かないようになり、抗がん剤が効きにくくなります。

今回の手法を応用すれば、血流を改善させて抗がん剤の効果

を高める新たな治療法につながると期待されます。



 水上さんらは健康なマウスの骨髄から単核球を取り出し、

血管ができるのを促す物質などを加えて体外で約4週間培養

しました。これを膵臓がんを発症したマウスの静脈に投与する

と、がん組織内の血流が改善しました。



 このマウスに抗がん剤を投与すると治療効果の改善がみられ

ました。水上さんは「さらに効果や安全性を確認し、臨床応用

につなげたい」と話しています。



 高価な治療で効果が出現した。笑



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2】 「Gタンパク質」の働きを、特定の化合物が阻害する仕組み



 生命の維持機能を調節する体内の「Gタンパク質」の働きを、

特定の化合物が阻害する仕組みを奈良先端科学技術大学院大と

アステラス製薬のチームが突き止め、7月12日付の

米科学アカデミー紀要電子版に発表しました。



 Gタンパクは細胞にあり、光やにおい、ホルモンの感知や、

筋肉、心臓の動作などの機能に関与しています。過剰になる

などの異常があると、がんや心筋梗塞(こうそく)につながり、

奈良先端大の伊東広(いとう・ひろし)教授は「働きを邪

魔すれば治療薬の開発が可能」と話しています。



 細胞では、表面で分子レベルの信号を受け取るとGタンパクが

“開いた”構造に変化します。GDPという物質を放出し活発に

働きだし、血管収縮や神経系の興奮も起きます。



 チームは、土壌細菌が作り、血液の凝固を防ぐ化合物が

Gタンパクを阻害するのに注目しました。大型放射光施設

「スプリング8」(兵庫県)で構造を調べた結果、化合物が

Gタンパクのくぼみに入り込み、開いた構造になるのを

妨げていました。



 Gタンパクは人で約20種あり、くぼみの形が異なっています。

各くぼみに合う化合物を作れば、さまざまな病気の薬を開発できる

可能性があるということです。



 昨日の帰農から作物の機能が良くなった。笑



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編集後記



 抗がん剤が効きにくくなるのは、がん細胞周囲の

不完全な血管のためというのは初耳です。しかし、

血流を復活させてからの抗がん剤の投与で治療効果の

改善が認められたことは非常に大きな成果と考えても

差し支えないでしょう。恥ずかしながら私はG蛋白の存在

すら認識していませんでした。しかし阻害する物質まで

特定されているので、臨床試験の結果が待たれる所

です。



 欠課から悪い結果が生まれた。笑



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2012-06-27 00:00:00

カテゴリー:ブログ

診療マル秘裏話 Vol.348 平成21年8月5日作成



作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨





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目次



  

1) 乳がんの再発率を下げる薬の選択

2) 表皮水疱症に骨髄移植が有効







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1】 乳がんの再発率を下げる薬の選択



 乳がん患者さんの遺伝子を調べることで、再発予防に効果があり、

価格も低い薬を選ぶ手法を、中村祐輔・東京大教授らが開発

しました。四国がんセンター(松山市)など四国の5医療機関

で実際の治療に応用して有効性を検証します。乳がん手術後の

再発予防には、タモキシフェンとアロマターゼ阻害剤という

2タイプの薬が使われます。従来の研究では、タモキシフェン

を使う患者さんの20-30%が5年以内に再発し阻害剤より効果が

やや劣ることがわかっていました。



 研究チームは、タモキシフェンの効果に患者さんで差があること

に着目しました。徳島県で1986-2007年に乳がん手術を

受け、タモキシフェンだけを投与された282人の患者さん

を調べました。タモキシフェンは体内で分解され、がんに効く

成分ができます。遺伝子の違いによって分解酵素の働きが弱い

患者さんは働きが「正常」「やや弱い」患者に比べ、再発の

危険性が2・2-9・5倍高いという結果がでました。



 酵素の働きが弱いのは患者さんのうち2割の人です。

研究チームは「残りの8割にタモキシフェンを投与すれば、

再発率が10%未満に抑えられ、阻害剤よりも効果が高い」

と予測しました。タモキシフェンは後発医薬品が発売され、

価格が阻害剤の10分の1程度のものもあり、この手法を使えば

年間110億円を節約できると試算しています。

 

 高価な薬が効果があるとは限らない。笑



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2】 表皮水疱症に骨髄移植が有効



 皮膚が弱く、こすれると水ぶくれができる難病「表皮水疱

(すいほう)症」治療に骨髄移植が有効であることを、

阿部理一郎・北海道大講師の研究チームが突き止め、

米科学アカデミー紀要に発表しました。これまでの治療は

対症療法が中心でしたが、根治の可能性が出てきました。

患者さんは国内で500-600人程度と推測され、87年に

難病指定されました。



 研究チームは、骨髄の中にあって血液のもとになる造血幹細胞

が、皮膚を含めさまざまな細胞になることに注目しました。

人工的に表皮水疱症のマウスを作り、正常なマウスから骨髄を移植

しました。移植したマウス20匹は、皮膚の症状が改善し、移植後

200日の時点での生存率は73・7%でした。移植しなかった

マウス17匹の同時点での生存率は27・5%でした。



 移植による異色の治療法。笑



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編集後記



 がんの手術後の再発予防戦略は、絶対に必要です。

再発予防戦略が効果的だと患者さんの満足度は飛躍的

に上昇します。再発しても再手術ができないことも

多々あるのではないかと推測しています。1回の手術

と術後予防戦略で完全に押さえ込むことができれば

こんなにいいことはありません。欲をいえば、日本

では積極的でない乳房再建術に力を入れて頂きたい

ものです。ニコルスキー現象陽性の表皮水疱症は、

なかなかやっかいな病気です。ただ骨髄移植は、

かなりリスクの高い治療法なので、動物実験で成功

しても臨床試験での成果は難しい可能性が高いと

思います。ただ対症療法ではなく、根治療法が

見つかったことは偉大な発見であったと言えるでしょう。



 偉大な医大。笑





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2012-05-25 00:00:00

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診療マル秘裏話 Vol.343 平成21年7月1日作成



作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨





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目次



  

1) 骨折の治癒を早めるタンパク質

2) 自閉症の原因





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1】 骨折の治癒を早めるタンパク質



 骨折した患部に細胞増殖を促すたんぱく質を注入

すると、治癒を大幅に早める効果があることを、

東大病院のグループが臨床試験で確かめました。



 すねの骨折では治療期間が約4週間短縮されます。

実用化すれば、松葉づえが必要な期間を短くでき、

糖尿病などが原因で骨折が治りにくくなっている人

の治療にも役立ちそうです。



 同病院整形外科・脊椎(せきつい)外科の

中村耕三教授らは、骨や皮膚の細胞を増殖させる

FGF-2というたんぱく質を利用しました。

国内48施設の協力で、治療に時間がかかる、

すねの骨を骨折した直後の患者さん71人を対象に、

FGF-2を患部に注射した47人と、

注射しなかった24人とで効果を比較しました。



 その結果、FGF-2を注入した患者さんは14週間

で半数が治癒しました。24週間後に治りきらなかった

のは1人だけでした。一方、注入しなかった患者のうち

半数は治るまでに18週間かかり、24週間後も4人が

完治しませんでした。



 グループの川口浩准教授は「骨折が治りにくい人は

繰り返し折れたり、骨が変形したりしやすい。今後、

最終的な臨床試験を実施し、早期の実用化を目指したい」

と話しています。



 骨が折れるのは、注射の手間。笑



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2】 自閉症の原因



 新生児100人に1人の割合で生じるとされる

脳の機能障害「自閉症スペクトラム」が、複数の遺伝子

のコピーミスから起きる可能性があることが、

英オックスフォード大などの研究で分かりました。

症状や問診をもとにしてきた診断法の改善につながる

成果で、6月10日、英科学誌ネイチャー(電子版)

に掲載されました。



 自閉症スペクトラムは、他者とのコミュニケーション

や社会性の発達に遅れが見られるということです。

自閉症のほか、知的障害がなく特異な才能を発揮する

「アスペルガー症候群」なども含み、症状の多様さから

「スペクトラム(連続体)」と呼ばれています。



 チームはヨーロッパ人の患者さん996人と健康な

1287人のゲノム(全遺伝情報)を比較しました。

その結果、父と母から一つずつ受け継ぐべき遺伝子が

一つ足りなかったり、三つになるコピーミスが、

患者さんは健康な人より平均19%多く、健康な人

ではめったに起きない遺伝子で起きていました。

コピーミスは「コピー数多型(たけい)」と呼ばれ、

健康な人では病気のかかりやすさや薬の効き方の

個人差として表れます。チームは、鍵となる遺伝子の

複数のコピーミスが発症につながると推測されて

います。



 理化学研究所の古市貞一・分子神経形成研究チーム長は

「自閉症スペクトラムは早期に診断されれば改善が期待

できる。今回の成果は科学的診断法確立に向けた基本情報

になる可能性がある」と話しています。



 武井さんが遺伝子多型を発見した。笑



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編集後記



 骨折を早く治す方法としては、画期的と言える

でしょう。治りにくい骨折の患者さんに早く保険

適応して欲しいものです。自閉症は、その診断が

症状や問診に頼っていたという経緯があります。

遺伝子のミスコピーが原因なら診断がよりクリアー

カットに行われるようになるでしょう。ただ症状

や問診に頼る診断も科学的と強弁する人もいる

ので、遺伝子診断と言い換えた方がよろしいかと

思われます。



 猩々のような症状。笑





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2012-05-18 00:00:00

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診療マル秘裏話 Vol.342 平成21年6月24日作成



作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨





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目次



  

1) アレルギーの発症を抑える分子

2) 肥満治療に使えるタンパク質





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1】 アレルギーの発症を抑える分子



 花粉症やぜんそく、アトピー性皮膚炎などのアレルギーの発症を

抑える分子を突き止めたと、渋谷彰(しぶや・あきら)筑波大教授

(免疫学)らが6月6日付の米科学誌ネイチャーイムノロジー

電子版に発表しました。



 渋谷教授は「この分子の活動を強める薬を開発すれば、

アレルギーを抑える根本的な治療につながる」と話しています。



 渋谷教授らによると、花粉やダニなどのアレルギーの原因

となる抗原が体内に侵入し、「IgE」という抗体と結び付き、

肥満細胞と結合すると、肥満細胞から炎症を引き起こす

ヒスタミンなどの化学物質が放出されてアレルギー症状が

出るということです。



 渋谷教授らは、特定のアミノ酸配列を持つ分子が肥満細胞の

活性化を抑えると予測し、人間の肥満細胞の細胞膜上で、

この配列を含む分子を特定しました。この分子に刺激を加える

と活性化し、肥満細胞から放出される化学物質は約半分に

抑えられました。渋谷教授らはこの分子を「アラジン1」と

名付けました。



 遺伝子操作でアラジン1を持たないマウスを作り、抗原と

IgE抗体を投与すると、通常のマウスと比べ激しい

アレルギー反応が出ました。



 渋谷教授は「アレルギー症状の発症の仕組みは、マウスも人間

も基本的に共通で、アラジン1の活動を強める薬の開発に役立て

たい」と話しています。



 アラジン1は、魔法のランプのようにアレルギを止められる。笑



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2】 肥満治療に使えるタンパク質



 細胞内で脂肪のもととなる物質ができるのを妨げたり、

脂肪を溶かして減らしたりする作用があるタンパク質を

見つけたと、宮崎徹(みやざき・とおる)東京大教授

(疾患生命科学)らが6月8日付米医学誌

セルメタボリズムに発表しました。



 宮崎教授は「肥満治療の新薬開発につながる可能性

がある」と話してます。



 脂肪細胞には脂肪の貯蔵庫となる「脂肪滴(しぼうてき)」

があり、滴(しずく)の数が増えたり脂肪を蓄えて大きく

なると肥満になります。



 宮崎教授らは、免疫細胞の一種が分泌する「AIM」

というタンパク質が体重の増減に関与することに着目

しました。



 脂肪のもととなる「脂肪酸」を糖から合成する酵素の働きを、

AIMが抑制していることを突き止めました。AIMは

脂肪細胞の前段階の前駆細胞が成熟するのを抑制、細胞外

から脂肪酸を取り込めないように働いていました。



 培養した脂肪細胞にAIMを加えると、脂肪滴が溶けて

3日後には大きさが約4分の1になりました。脂肪酸の不足

を補うよう滴の脂肪が分解されるようです。



 AIMを分泌しないよう遺伝子操作したマウスは、通常の

マウスより体重増加が多くなりました。



 太り始めると血液中のAIM濃度が高まることも判明しました。

AIMは太りすぎを抑える役割を果たし、その能力を超える

脂肪蓄積が進むと肥満になることが推測されます。



 宮崎教授は「AIMはもともと人間が持つタンパク質なので

副作用もない。肥満になってから投与しても効果がある」と

話しています。



 副作用のない抗肥満薬の開発が期待されます。脂肪蓄積は

死亡蓄積。笑



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



編集後記



 アトピー性皮膚炎などの難治性アレルギー性疾患の

治療にアラジン1が役立つ時がきっとくると信じて

います。現在食物アレルギーには、減感作療法しか

ないようですが、アラジン1の発見により治療に進展

があるかもしれません。今までの抗肥満薬には、

依存性があったり、肺線維症などの副作用がありました。

AIMによって肥満が治療できるようになれば、これらの

薬を使わなくても済みます。



 依存症になるのに異存あり。笑





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発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長 

藤田 亨

職業    医師の箸くれ(はしくれ)

運営サイト http://www.eitokukaisalanuma.or.jp/

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最新号より100号前のメルマガ

2012-05-07 00:00:00

カテゴリー:ブログ

診療マル秘裏話 Vol.340 平成21年6月10日作成



作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨





★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

目次



  

1) 重症化すると死亡することもある感染症

2) 腱の発達に重要な働きをする遺伝子





◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



  

 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは

1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を

増やして欲しいという要望もあるのですが、私の能力の

なさから1週間に1回が限度となっています。これからも

当たり前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識

を吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思って

おります。不撓不屈の精神で取り組む所存ですので

どうかお許し下さい。





 

1】 重症化すると死亡することもある感染症



 犬や猫の口内に常在する細菌が、かまれたり引っかかれたり

した人に発熱や腹痛などを引き起こす「カプノサイトファーガ・

カニモルサス感染症」で、2002-09年の8年間に14人が

発病し、うち6人が死亡していたことが、厚生労働省のまとめ

で分かりました。



 同省は、ホームページで「めったに感染しないが、高齢者や

病気で免疫が低下している人は重症化しやすい」と指摘して

います。エサの口移しなど過度な接触を控え、さわった後は

よく手を洗うよう、注意を促しています。



 カプノサイトファーガ症の調査・研究をしている国立感染症

研究所獣医科学部の鈴木道雄主任研究官に話しを聞きました。

「最初の患者報告は1976年アメリカでのこと。89年に

カプノサイトファーガ菌と命名されました」。それ以降世界で

約250例報告されており、日本では2002年に最初の死亡者が

報告され、現在までに14例が(そのうち6例が死亡)知られています。

「ただこの菌は突然現れたわけではありません。恐らく人間と犬猫が

一緒に暮らすようになった大昔から存在していた菌です」とのこと。

新種の菌ではなく、医療が進んで原因菌として判明しました。



 積極的に調査して軽症の人も多く存在することがわかってくれば、

本当の死亡率は低い可能性もあるということです。事実、オランダの

患者調査では死亡率は約12%とされており、また発症するのは

人口100万人あたり0.7人(オランダ)、0.5人(デンマーク)

という報告もあります。未知な点が多く、患者数が少ないので

研究にはまだ時間がかかるということです。



 しかし死亡する可能性があるのは否めず、傷の大きさや深さに

関係なく感染する可能性があり、傷を舐められて感染した例も

あるので楽観はできません。口腔内細菌をゼロにすることは

できないので予防は難しいけれど、「比較的有名な猫ひっかき傷や

パスツレラ症と同じ、咬傷や掻傷の際の感染症のひとつとして

カプノサイトファーガ症もあると知っておくことは大事でしょう。

発症予防と治療に有効な抗生物質もあります。体に異常を感じたら、

早めに医療機関を受診することが大切」と鈴木先生は話しています。



 常在戦場は、錠剤洗浄。笑



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



2】 腱の発達に重要な働きをする遺伝子



 筋肉と骨を結合して筋肉の力を骨に伝え、動きの要となっている

腱(けん)が発達する際に重要な働きをする遺伝子をマウスで

見つけたと、国立成育医療研究センターの浅原弘嗣

(あさはら・ひろし)システム発生・再生医学研究部長ら

が5月24日付米科学アカデミー紀要電子版に発表しました。



 アキレス腱などの腱は、栄養を運ぶ血管が少なく再生力が

非常に弱いため、断裂した場合の治療が難しいことが知られて

います。こうしたけがの新しい治療法開発につながる可能性が

あるということです。



 浅原部長らは、筋肉など体の部位を作る際の司令塔の一つ

「Mohawk」という遺伝子が、腱の細胞だけで働いている

ことに注目しました。この遺伝子を持たないマウスを遺伝子操作

で作ったところ、腱が未成熟なマウスが生まれました。



 このマウスは、コラーゲンを主成分とする腱のらせん状のひもが

十分な太さに発達せず、引っ張りに対する強度は通常のマウスの

約半分しかありませんでした。



 浅原部長は「先天性の腱の病気の原因解明にもつながる可能性

がある」と話しています。



 けんけんのしすぎが腱に負担をかける。笑



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



編集後記



 人畜共通症とは、人間と動物が共通になる病気です。

しかし、カプノサイトファーガ・カニモルサス感染症

は、動物には病原性はなく、人にのみ病原性がある

感染症です。治療には、βーラクタマーゼ阻害剤入り

ペニシリンが用いられるようです。アキレス腱と言う

ように不死身のアキレスですら弱点といわれた腱の

再生は、非常に時間がかかると言われています。

腱の再生に関わる遺伝子の全貌を早く明らかにして

欲しいものです。



 遺伝子操作を捜査する。笑

   

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最新号より100号前のメルマガ

2012-04-26 00:00:00

カテゴリー:ブログ

診療マル秘裏話 Vol.339 平成21年6月3日作成



作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨





★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

目次



  

1) 健康的な日本食パターンにうつ病予防効果

2) 酒かす中のペプチドに肝障害予防効果





◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



  

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1】 健康的な日本食パターンにうつ病予防効果



 野菜や大豆食品、果物、海藻などをよく取る

「健康的な日本食パターン」の人は、うつ症状の

頻度が半分以下でした。こうした傾向を

国立国際医療研究センターの南里明子

(なんり・あきこ)研究員や溝上哲也

(みぞうえ・てつや)部長らが見つけ、論文を

5月19日付の欧州臨床栄養学雑誌電子版に

発表しました。



 食事のパターンに分けて解析した研究は欧州に

2例ありますが、日本では初めてということです。

南里さんは「自殺者が1998年以来年間3万人

を超え、うつ症状も増えているが、食事も視野に

入れ、日本食の価値を見直したらどうか」と提言

しています。



 研究グループは2006年、福岡県の勤労者

(21~67歳)521人に、1カ月間に食べた

ものを質問票で尋ね、それを基に食事のパターン

を調べました。同時に、世界的に広く使われている

質問票でうつ症状を聞きました。



 統計手法で「健康日本食」「肉などが多い動物性食」

「パンなどの洋風朝食」の3種類について、各人の食事

パターンを強、中、弱に3分類、うつ症状との関連を見

ました。



 健康日本食パターンの傾向が強い人は、その傾向が

弱い人に比べ、うつ症状の頻度が44%と低い結果が

でました。動物性食と洋風朝食のパターンでは、

うつ症状との明白な関連は見られませんでした。



 溝上部長は「特定の栄養素でなく、食事のパターン

で解析したことに意味がある。うつ症状になった人が

きちんと食べていないこともあり得るので、因果関係

までは言えないが、うつの予防に日本食が役立つ

可能性はある」と話しています。



 鬱を日本食で撃つ。笑



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



2】 酒かす中のペプチドに肝障害予防効果



 酒造大手の月桂冠(京都市伏見区)は、清酒の

製造過程で出る酒かすから取り出したアミノ酸化合物

のペプチドに肝障害の予防効果があることを突き止め、

5月23日に徳島市である日本栄養・食糧学会で発表

します。今後、機能性食品としての活用も検討していく

ということです。



 同社総合研究所が、解毒作用に効能のある抗酸化物質

・グルタチオンと同様の働きをするペプチドが酒かすに

含まれていることを確認しました。これをマウスに与えた

ところ、肝障害の指標となるGPTやGOTの値が

6週間後、与えなかったマウスより平均74-61%も

小さくなりました。



 同社は「成分を取り出して与えねば効果はなく、

酒を飲めば肝障害が予防できるわけではない」と話して

います。



 肝障害には、酒かすの鑑賞がいい。笑



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



編集後記



 うつ病には、季節もその発症に関与していると

言われています。冬場はセロトニンの分泌が減って

うつになりやすいと言われています。冬場、西洋式の

食事を摂っていると益々うつになりやすくなるのでは

と考えられます。酒かすの成分には、ペプチド以外

にも抗酸化物質のフェルラ酸が有名です。肝臓には

しじみエキス中のオルニチンもよいのではないかと

言われています。



 しじみ売りの「あさりーしじみー」が「あっさりー

死んじみー」に聞こえる。笑

  

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2012-04-19 00:00:00

カテゴリー:ブログ

診療マル秘裏話 Vol.338 平成21年5月27日作成



作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨





★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

目次



  

1)  神経変性から神経細胞を保護する酵素

2) 関節炎を起こしにくくする分子



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1】 神経変性から神経細胞を保護する酵素



 脳の神経細胞で働く酵素が、脳疾患につながる神経変性から

細胞を守る働きをしていることを、佐々木雄彦(ささき・たけひこ)

秋田大教授(医学)らの研究チームがマウスの実験で解明しました。

5月13日英科学誌ネイチャー電子版に発表しました。

パーキンソン病やハンチントン病など神経変性疾患の治療法開発に

つながる可能性があるということです。



 チームは、体内で脂質を分解する酵素で役割が未解明な

「INPP4A」に着目しました。この酵素を持たないマウスを

作ったところ、四肢が激しく震えるなどして動けず、症状が人の

ハンチントン病などの特徴に似ていました。



 調べると、マウスの脳で運動をつかさどる部位の神経細胞が

死んでいました。また酵素を働かなくさせた神経細胞に

グルタミン酸を与えると、細胞死することも突き止めました。



 脳にあるグルタミン酸は、神経伝達物質として記憶などの脳の

正常な働きに必須な一方、神経を興奮させすぎて細胞死させる毒性

も備えています。



 チームは、神経細胞がグルタミン酸を過剰に受け取るのを酵素が

防ぎ、毒性から保護していると判断しました。佐々木教授は

「”もろ刃の剣”とも言えるグルタミン酸から、細胞が守られる

仕組みの一端を初めて解明できた」と話しています。



 保護する酵素の働きをホゴにする病気。笑



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



2】 関節炎を起こしにくくする分子



 老化や免疫異常により関節の軟骨が破壊され、痛みや運動障害

の症状が出る関節炎を防ぐのに重要な役割を果たす小さな分子を

見つけたと、国立成育医療研究センターの浅原弘嗣

(あさはら・ひろし)システム発生・再生医学研究部長らが

5月12日付米科学誌電子版に発表しました。



 マウスの実験で、この分子を増やすと関節炎になりにくいこと

を確かめました。浅原部長は「関節炎やリウマチの新しい治療法

につながる可能性がある」と話しています。



 浅原部長らは、人間やマウスの軟骨細胞に、マイクロRNA

という分子の一種「miR140」が多く含まれることに注目

しました。遺伝子操作でこの分子をほとんど持たないマウスを

作り、人為的に関節炎を発症させると通常のマウスに比べて

軟骨が大きく損傷しました。この分子を増やすよう遺伝子操作

したマウスでは、軟骨の状態が良好でした。



 関節炎は、軟骨を構成するタンパク質が「ADAMTS5」

という酵素によって分解されるのが主な原因ですが、

miR140は、この酵素の働きを抑えていました。



 この分子をほとんど持たないマウスは、手足や尾が短くなり、

動物が誕生する「発生期」の骨格形成に重要な役割を果たすこと

も判明しました。



 RNAは通常、DNAの情報を写し取りタンパク質の合成を担い

ます。しかしマイクロRNAからタンパク質は合成されず、従来は

「がらくた」と考えられていたが、別の働きをすることが

分かってきました。



 間接的に関節炎を治療する。笑



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



編集後記



 ハンチントン病などの神経難病は治療法が少なく、

治療に難渋します。またパーキンソン病の様に

薬はあっても段々薬が効かなくなったり(オン・オフ

現象)、薬に対する依存性がでてきたりして治療に

困ることが多い病気もあります。なんとか基礎医学

の実験から臨床に応用できる方策を早く見つけて

欲しいものです。慢性関節リウマチや変形性関節炎

では、関節にある軟骨の構造が壊れてしまうと、

炎症が収まっても、元にもどりません。早期治療により、

関節の破壊が防げれば、患者さんにとっては大きな

福音となるでしょう。笑



 早期治療を想記する。笑

  

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