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2020-07-27 23:21:15

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診療マル秘裏話  号外Vol.1602 令和1年9月24日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 

 

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

 

 

 

 

 

 

 

目次

1)肝芽腫の原因となる遺伝子GREB1 の同定に成功
2)高度な技術を持った医師が遠隔地の患者を手術

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

1】肝芽腫の原因となる遺伝子GREB1 の同定に成功

 

 

 

 

 

 

 

 

大阪大学は8月28日、小児の
肝臓に発生する稀な悪性腫瘍で
ある肝芽腫の原因となる遺伝子
GREB1 の同定に成功したと発表
しました。この研究は、同大大
学院医学系研究科の松本真司助
教と菊池章教授(分子病態生化
学)らの研究グループによるも
のです。研究成果は、英科学誌
「Nature Communications 」の
オンライン版に公開されていま
す。肝芽腫は小児の肝臓に発症
する悪性腫瘍で、日本国内では
年間30~40名、世界的には、10
0万人に1名程度の頻度で発生す
る稀な疾患です。発生原因も明
らかにされていませんでした。
腫瘍が大きくなるまでは無症状
であることが多く、発見された
時点では、腫瘍が大きすぎて手
術が不可能なこともあり、すで
に肺などに転移している場合は
生存率が低下します。 しかし、
手術以外の化学療法では、重篤
な副作用が問題となっています。
そのため、副作用が少なく、良
好な治療効果の得られる新規の
分子標的治療薬の開発が待望さ
れています。今回研究グループ
は、肝芽腫における新たな分子
標的としてGREB1 を同定しまし
た。菊池教授らのグループは、
肝芽腫において、高頻度に異常
活性化することが知られている
Wnt (ウィント)シグナルによ
って誘導される下流遺伝子を網
羅的に探索してGREB1 を同定し、
肝芽腫の約90%の患者さんにお
いてGREB1 が過剰に発現するこ
とを見出しました。 GREB1 を
発現する肝芽腫細胞でGREB1 の
発現を抑えると、細胞の増殖が
阻害され、細胞死が誘導されま
した。 また、GREB1 は肝芽腫
細胞の核内でTGFβ シグナルの
主要構成因子であるSmad2/3 と
いう細胞増殖の制御因子と結合
して、その働きを抑えることに
より、肝芽腫の増殖を促進する
分子メカニズムを解明しました。

さらに、肝芽腫の治療開発を目
的として、細胞内蛋白質である
GREB1 の発現を抑制するための
修飾型アンチセンス核酸を大阪
大学大学院薬学研究科生物有機
化学分野との共同研究で新たに
開発しました。肝芽腫細胞を移
植したマウスに開発したアンチ
センス核酸を投与したところ、
GREB1 の発現と腫瘍形成を抑制
する効果があることがわかった
ということです。

今回の研究成果により、遺伝子
変異による高頻度なWnt シグナ
ルの異常活性化がGREB1 の発現
を介して、肝芽腫の形成を促進
する分子メカニズムが初めて解
明されました。また、開発した
GREB1 に対する修飾型アンチセ
ンス核酸が肝芽腫の形成を阻害
する効果を有していたことから、
今回の発見は、肝芽腫の新たな
分子標的治療薬の開発に貢献す
ることが期待されます。

肝芽腫の症状と治療について

解説している動画です。

 

 



 

 

 

核酸の効果が拡散される。笑

 

 

 

 

 

 

 

 

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2】 難治の片頭痛を心臓手術で治す新治療法の治験

 

 

 

 

 

 

 

 

内視鏡やメスが付いたアーム
を持つロボットを使ったロボッ
ト支援手術が広がっています。
昨年度から公的保険が使える手
術が大幅に増えたため手術数が
増えているほか、高度な技術を
持った医師が遠隔地の患者さん
を手術する遠隔手術に活用しよ
うと学会がガイドライン作りに
乗り出しています。ロボット支
援手術は米国製の「ダヴィンチ」
を使い、体に開けた複数の小さ
な穴からアームに付けた内視鏡
やメスを入れて手術します。胸
や腹を開く手術と比べて出血量
も少なく、患者さんへの負担が
少ない「低侵襲」な手術です。
医師は、手術台から離れた操縦
装置に座り、内視鏡の3D画像
を見ながら操作します。手ぶれ
を補正してくれるほか、座って
操作するので長時間の手術でも
医師の疲労が少ないなどのメリ
ットがあります。

一方、体に開けた穴を支点に
動きが反対になってしまう従来
の内視鏡手術に比べると操作は
易しいとされていますが、それ
でも十分な経験を積む必要があ
ります。ダヴィンチを使った手
術は比較的安全とされています
が、過去には患者さんが死亡す
る事故も起きています。 また、
機器の導入に1台2億~3億円
がかかります。

ロボット支援手術は2012年に
前立腺がんの摘出手術で初めて
保険適用されました。 その後、
腎臓がんも適用となり、2018年
4月からは肺がんや胃がん、心
臓の弁形成など12種類の手術が
追加されました。ロボット支援
手術を数多く実施する東京医科
歯科大学消化管外科の絹笠祐介
教授によると、保険適用以降に
直腸がんのロボット支援手術は
急増したそうです。「これまで
高額な自費診療のためロボット
支援手術を諦める人もいた。今
は望む人がすべて受けられるよ
うになった」と話しています。

現在、国内でのロボット支援
手術のほぼすべてに米国製のダ
ヴィンチが使われています。メ
ーカーによると、ダヴィンチの
原型は1980年代後半に米陸軍と
旧スタンフォード研究所によっ
て開発されました。当初は戦場
で負傷した兵士の手術を離れた
場所から行うシステムの開発を
目的としていました。しかし冷
戦の終結により軍事技術が民間
転用され、患者さんへの負担が
少ないことから様々な手術に使
われるようになりました。

通信技術が発達した現在、遠
隔手術の研究が世界で進んでい
ます。日本でも手術支援ロボッ
トを使った遠隔手術を目指して
います。厚生労働省は7月、オ
ンライン診療の指針を見直し、
遠隔手術が医師法に違反しない
ことを明記しました。実施にあ
たっては学会のガイドラインを
守ることとされ、日本外科学会
がガイドライン作りに着手して
います。

ダヴィンチは、患者さんから
離れた操縦装置から光ケーブル
でつながった本体を動かします。
弘前大の袴田健一教授は「ミニ
遠隔手術がロボット支援手術の
実情。この配線の距離が今後は
拡大するということ」と説明し、
遠隔手術実現の可能性は高いと
しています。まずは光ファイバ
ーで結んだ大学病院間での実施
を計画しています。

ダヴィンチは本体に操縦装置
を2台同時に接続できます。高
い技術を持った医師が離れた場
所にいる患者さんを手術する際、
ダヴィンチを使える医師が患者
さんの近くの操縦装置を扱いま
す。通信が途絶えた場合の対応
ができるほか、高度な技術を学
ぶこともできます。現在も医師
が高度な技術を学ぶ際には2台
の操縦装置を使っているそうで
す。遠隔手術が実現すると地方
の医師が高い技術を学ぶ機会が
増え、結果的に全国で質の高い
手術ができる医師が増えること
を目指しています。

ロボット支援手術について解説

している動画です。

 

 

 



 

 

病院の沿革を知る医師が遠隔
手術を行った。      笑

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

 

 

 

 

編集後記

 

 

 

大阪大学が8月28日、小児の
肝臓に発生する稀な悪性腫瘍で
ある肝芽腫の原因となる遺伝子
GREB1 の同定に成功したと発表
したのは偉大な業績です。肝芽
腫は小児の肝臓に発症する悪性
腫瘍で、日本国内では年間30~
40名、世界的には、100万人に1
名程度の頻度で発生する稀な疾
患です。発生原因も明らかにさ
れておらず、腫瘍が大きくなる
までは無症状であることが多く、
発見された時点では、腫瘍が大
きすぎて手術が不可能なことも
あり、すでに肺などに転移して
いる場合は生存率が低下する事
が分かっていました。 肝芽腫
細胞を移植したマウスに開発し
たアンチセンス核酸を投与した
所、GREB1 の発現と腫瘍形成を
抑制する効果があることがわか
ったのは、新薬につながる発見
と言っても過言ではありません。
内視鏡やメスが付いたアーム
を持つロボットを使ったロボッ
ト支援手術が広がっています。
昨年度から公的保険が使える手
術が大幅に増えたため手術数が
増えているほか、高度な技術を
持った医師が遠隔地の患者さん
を手術する遠隔手術に活用しよ
うと学会がガイドライン作りに
乗り出しているのは喜ばしい事
です。高額な自費診療ではなく、
公的保険が使えることで、普及
するのは、重粒子線治療と似た
傾向だと思います。ただ重粒子
線治療の場合、公的保険が使用
できるとなった時点で、施設の
利用が満杯になる現象が起きて
おり、ロボット支援手術もその
轍を踏まないことを期待したい
と思います。遠隔手術が実現す
ると地方の医師が高い技術を学
ぶ機会が増え、結果的に全国で
質の高い手術ができる医師が増
えることを希望します。

遠隔手術の機械に触れる機会
が増えた。        笑

 

 

 

 

 

 

 

 

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