最近の号外Vol.1560メルマガ

  1. Home
  2. 最近の号外Vol.1560メルマガ

2020-06-08 22:42:37

カテゴリー:ブログ



藤田のブログランキングアップにご協力お願いします。

以下のバナーをぽちっとクリックお願いします。


病院・診療所ランキング

 

診療マル秘裏話  号外Vol.1560 令和1年8月6日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

 

 

 

 

 

目次

1)十分に休養しても回復しない疲労感に注意必要
2)特発性血小板減少性紫斑病と、ピロリ菌の関係

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 

 

 

 

 

 

 

1】十分に休養しても回復しない疲労感に注意必要

 

 

 

 

 

 

 

梅雨から夏にかけては気圧の
変化や気温の急上昇などで体調
を崩しやすいのは、皆さん体験
済みですね。「何となくダルい」
「最近疲れ気味で……」といっ
た声をよく耳にします。一時的
な過労や過度の運動などによる
ものなら、問題はなく、十分に
休養すれば回復するでしょう。
しかし、問題が解決しても、症
状が続くなら病気かもしれませ
ん。たとえば糖尿病です。健康
な方は、体の仕組みで血糖値が
一定の幅にコントロールされて
いますが、糖尿病になると、そ
の幅を超えて血糖値が上がった
り、下がったりします。そのど
ちらの局面でも、だるさを感じ
やすいのです。一般に血糖値が
70mg/デシリットルを下回る
と、空腹感や眠気のほかに体の
だるさを感じるように。逆に高
血糖状態で血液中にブドウ糖が
豊富にあっても、インスリンの
不足や効き目の悪さから、エネ
ルギー源のブドウ糖を十分に取
り込めません。それで疲れやす
いのです。暑いときは、喉が渇
いて、水代わりにペットボトル
のスポーツ飲料などを飲む方が
います。そんな生活を繰り返し
ているうちに糖尿病を発症する
ことがあります。「最近、だる
くて……」と受診した方を採血
すると、ものすごい血糖値の高
さで糖尿病が判明することがあ
るのです。これをペットボトル
症候群と呼びます。 東洋人は、
もともとインスリンの分泌能が
低く、この程度の糖質付加でも
糖尿病になってしまうのです。
欧米人は、インスリンの分泌能
が高いため、高い血糖値は、す
べて脂肪となるため肥満が問題
になるのです。

肝炎もあるかもしれません。
アルコールの過剰摂取のほか、
肝炎ウイルスの感染です。たと
えば、A型肝炎ウイルスは、東
南アジアなどで不衛生な食品を
摂取したりすると感染すること
があり、B型とC型は、ピアス
の穴開けや入れ墨などでの注射
針の使い回しや輸血のほか、性
交渉、出産で感染することもあ
ります。それぞれの潜伏期間を
経て発症すると、発熱のほか、
倦怠感や食欲不振、嘔吐などが
表れます。採血で肝機能のほか、
ウイルスの有無をチェックする
のが決め手となります。肝炎が
無症状のまま慢性化すると、肝
硬変から肝がんに至るリスクが
高いので早期発見、早期治療が
欠かせません。各肝炎ウイルス
とも治療はありますので、早め
の治療に結び付けられれば幸い
です。

甲状腺の病気は女性に多く、
30〜40代の女性なら、甲状
腺機能が低下する橋本病なども
考えられます。甲状腺ホルモン
は代謝を調節する働きがあり、
それが不足すると、食欲がない
のに体重が増えたり、むくみが
ひどくなったりするほか、意欲
や気力の低下から、いろいろな
ことがおっくうになったり、す
ぐ眠くなったりするのです。疑
わしいときは、内分泌科を受診
しましょう。甲状腺のエコー検
査や甲状腺ホルモンのチェック
を受けるといいでしょう。ほか
に腎不全や貧血などもあります。
慢性腎臓病の内に治療を開始し
ないと血液透析に至る確率が高
くなります。 いずれの病気の
場合も、だるさが気になれば、
とりあえず内科受診をしてみて
下さい。

倦怠感が示す病気のサインにつ

いて解説している動画です。

 

 



 

 

今まで経験したことのない、
疲労感を披露する。笑

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

 

 

2】 特発性血小板減少性紫斑病と、ピロリ菌の関係

 

 

 

 

 

 

 

国が指定している難病の一つ
に、「特発性血小板減少性紫斑
病」という病気があります。英
語の病名idiopathic
thrombocytope
nic purpuraから頭
文字を取ってITPと呼んでい
ます。「特発性」つまり原因が
よくわからないまま血小板が減
少し、出血が止まりにくくなっ
て皮膚に内出血し、紫色の皮疹
が生じることから名前がつきま
した。皮膚の内出血だけではな
く、鼻出血や消化管出血、脳出
血を起こすこともあります。凝
固の異常即ち、血友病等の病気
に較べれば、症状は比較的軽い
のですが、油断は禁物です。

「特発性」とは言いますが、
血小板に対する自己抗体ができ、
そのために血小板が破壊される
自己免疫疾患であることが現在
ではわかっています。そのため
「免疫性血小板減少症」と呼ば
れることもありますが、これも
英語の病名immune th
rombocytopenia
を略すとITPになります。

このITPですが、感染症、
とくにピロリ菌感染との関連が
知られています。ピロリ菌は胃
粘膜に感染し、胃がんや胃潰瘍
(かいよう)の原因になること
で有名ですが、それだけではあ
りません。ピロリ菌に感染して
いるITPの患者さんに対して
ピロリ菌除菌療法を行うと、約
6割の患者さんで血小板数が回
復します。

2010年にピロリ菌陽性の
ITPに対して、ピロリ菌除菌
療法が保険適用になりました。
それまでITPの治療法は副腎
皮質ステロイドや脾臓(ひぞう)
摘出術でした。どちらも除菌療
法よりも副作用が大きいです。
7日間薬を飲むだけで血小板数
が改善する可能性のある治療法
はITPの患者さんにとって大
きな福音です。現在ではピロリ
菌陽性のITPの患者さんの治
療はまず第一に除菌療法が行わ
れます。除菌療法に反応しなか
った患者さんに他の治療法が行
われます。除菌療法に反応しな
かったり、除菌療法の副作用が
強かったりする場合には、除菌
療法を強行するのは得策ではあ
りません。

ただ、ピロリ菌感染だけでI
TPの全部が説明できるわけで
はないことをご理解下さい。ピ
ロリ菌に感染してもほとんどの
人はITPになりませんし、ピ
ロリ菌が陰性のITPの患者さ
んもいます。また、C型肝炎ウ
イルスやHIV(ヒト免疫不全
ウイルス)と関係しているIT
Pもあります。免疫と感染症の
関係はとても複雑で、そのため、
免疫異常の病気にならない予防
法が重要になります。

特発性血小板減少性紫斑病につ

いて解説している動画です。

 

 



 

 

とっておきの予防法を呼ぼう。


 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

 

 

 

編集後記

 

 

慢性的な疲労について一時的
な過労や過度の運動などによる
ものなら、問題はなく、十分に
休養すれば回復するでしょう。
しかし、問題が解決しても、症
状が続くなら病気かもしれない
という意識は、持つことが重要
だと思います。難しい病気にな
りますが、慢性疲労症候群、ま
たの名を筋痛性脳脊髄炎という
病気もあります。繊維筋痛症と
の鑑別が問題になりますが、私
は、根っこは同じで脳や脊髄の
炎症がミクログリアによって起
こるものと考えています。治療
は、抗生物質のミノマイシンを
使います。これを使うことによ
り、少なくともアロディニアは
改善されます。当クリニックで
もたくさんアロディニアの患者
さんを治療して治療効果を確認
しています。
「特発性」つまり原因が良く
分からないまま、血小板が減少
し、出血が止まりにくくなって
皮膚に内出血し、紫色の皮疹が
生じるITP という病気は、なか
なか厄介な病気です。血小板に
自己抗体がつくことで、脾臓で
免疫細胞に血小板がトラップさ
れ、そのため、巨脾(巨大な程
大きくなった脾臓のこと)を呈
します。血小板がトラップされ
ることが問題なので脾臓の摘出
が行われてきました。最近では、
腹腔鏡下の脾摘術が患者さんの
身体の負担、すなわち侵襲が少
ない治療法として推奨されてい
ます。当然、ピロリ菌除菌療法
が試されて、不応例に対して行
われることになりますが、通常
のピロリ菌除菌療法では、下痢
が必発という欠点があるので、
それを補う治療法が存在する事
だけを紹介しておきます。除菌
療法に失敗した人も当クリニッ
クで治療可能です。

占いで水晶玉を使う事を推奨
する。笑

 

 

 

 

 

 

 

************************

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」www.mag2.com/m/0000121810.html
(イジニイワト)

発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
運営サイト www.eitokukaisalanuma.or.jp/
ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp
このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。

このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント

コメント

コメントがありません。お気軽にどうぞ。