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2020-06-01 22:10:40

カテゴリー:ブログ



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診療マル秘裏話  号外Vol.1554 令和1年7月30日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

 

 

 

 

 

 

目次

1)骨組織が形成される、初期過程の仕組みの解明
2)多中心性細網組織球症の発症メカニズムを発見

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 

 

 

 

 

 

 

1】骨組織が形成される、初期過程の仕組みの解明

 

 

 

 

 

 

 

大阪大学は7月4日、生きたま
まの骨芽細胞が基質小胞を細胞
内で形成・分泌する過程を、新
しい顕微鏡技術を用いてナノレ
ベルの解像度で観察し、細胞内
で形成された基質小胞が、細胞
内の不要物を分解するリソソー
ムを使って運搬され、細胞外に
分泌されることを世界で初めて
明らかにしたと発表しました。
この研究は、同大学院歯学研究
科の岩山智明助教、村上伸也教
授らの研究グループが、産業技
術総合研究所(産総研)バイオ
メディカル研究部門の岡田知子
総括研究主幹、小椋俊彦上級主
任研究員、およびライオン株式
会社と共同で行ったものです。
研究成果は、「Science Advanc
es」オンライン版に掲載されて
います。骨組織が形成される初
期過程においては、骨芽細胞か
ら30~300nm の基質小胞が細胞
外へと分泌されることが必須と
考えられており、その仕組みの
解明が求められてきました。し
かし、nm オーダー(10億分の1
メートル)の微小物質を観察で
きる電子顕微鏡では、試料を化
学固定した上で真空中に置くた
め、生細胞を直接観察すること
が不可能でした。また、生細胞
を直接観察できる光学顕微鏡で
は、微小物質の観察が困難とい
う技術的なジレンマが存在して
いるため、詳細な解析は進展し
ておらず、骨組織形成の初期過
程に関する記載は、専門書にお
いても古くからの仮説レベルに
留まっていました。研究グルー
プは、これらの問題を克服し、
培養細胞を生きたまま高解像度
で観察するため、産総研の小椋
上級主任研究員が開発した独自
の走査電子誘電率顕微鏡(SE-A
DM)と超解像蛍光顕微鏡を併用
しました。その結果、生細胞中
の基質小胞の可視化を実現し、
さらに、基質小胞が細胞内に蓄
積し、リソソームによって運搬
され、細胞外に分泌されている
ことが明らかとなりました。

今回の研究成果により、骨や歯
といった硬組織形成の基本的な
メカニズムに関する理解が深ま
り、骨粗鬆症や歯周病などの硬
組織疾患の病態解明や、治療法
の開発につながることが期待さ
れます。研究グループは、「今
回観察に用いたSE-ADMは培養細
胞のみならず、さまざまな微小
物質を溶液中で直接観察するこ
とが可能であり、今後もさまざ
まな分野での応用が期待される」
と、述べています。

骨組織の代謝について解説して

いる動画です。

 

 



 

 

文屋が、様々な分野の取材を
敢行する。笑

 

 

 

 

 

 

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2】 多中心性細網組織球症の発症メカニズムを発見

 

 

 

 

 

 

名古屋大学は7月2日、多中心
性細網組織球症(MRH )の患者
さん2人の遺伝子解析を行い、
その成果として、同疾患の発症
メカニズムを発見したと報告し
ました。この研究は、同大学医
学部附属病院リハビリテーショ
ン科の西田佳弘病院教授、同医
学部附属病院ゲノム医療センタ
ーの奥野友介病院講師、整形外
科の酒井智久医員、同大学医学
部医学系研究科小児科学の村上
典寛大学院生らの研究グループ
によるものです。研究成果は、
ヨーロッパ血液学会(European
Hematology Association )か
ら発行されている科学誌「Haem
atologica 」電子版に掲載され
ました。MRH は多発性の皮膚腫
瘤・軟部腫瘤と全身の関節に関
節リウマチに類似した破壊性関
節炎をきたす自己免疫性疾患で
す。1937年に初めて報告されて
以降、これまでに世界でわずか
200~300例程度しか報告のない、
非常にまれな疾患です。これま
では、関節リウマチに対して行
われるような免疫抑制療法や生
物学的製剤を用いた治療が行わ
れていました。特に重症例では、
破壊性関節炎の進行により人工
関節を入れる手術が必要となり、
患者さんの生活の質(ADL )が
大きく損なわれてしまうことが
問題となっています。研究チー
ムは、2人のMRH患者に対し、次
世代シーケンサーを用いて「全
エキソーム解析」、「RNA シー
ケンス解析」を実施しました。
その結果、1人の患者さんで FG
FR1 融合遺伝子の活性型変異を
発見しました。FGFR1 は受容体
型チロシンキナーゼと呼ばれる
蛋白質をコードする遺伝子で、
肺がんや乳がんなど多くのがん
で、FGFR1 チロシンキナーゼが
関連した融合遺伝子が原因とな
ることが知られています。

またもう1人の患者さんでは、
MAP2K1(MEK1 )の活性型変異
を発見しました。MAP2K1(MEK1)
は RAS経路に関連した遺伝子で、
悪性黒色腫や急性骨髄性白血病
など多くのがんで、この遺伝子
の異常な活性化を引き起こす遺
伝子変異(活性型変異)が原因
となることが知られています。

これにより、MRH はこれまで考
えられていたような関節リウマ
チに似た自己免疫疾患ではなく、
腫瘍の一種である可能性が示唆
されました。この結果に基づい
て、重篤な関節炎の進行による
ADLの低下が大きいMAP2K1遺伝
子に変異を認めたMRH 患者に対
し、抗がん剤を用いた治療を行
った所、多発性の皮下腫瘤の縮
小、破壊性関節炎の改善が認め
られました。

この研究で得られた成果により、
今後、同疾患に対する新たな治
療アプローチを開発することが
でき治療の向上が期待されます。

組織球症の症状と治療について

解説している動画です。多中心

性細網組織球症では、検索でヒ

ットしませんでした。

 

 



 

 

工場で生産性の向上を図る。


 

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

 

 

 

編集後記

 

 

大阪大学が7月4日、生きたま
まの骨芽細胞が基質小胞を細胞
内で形成・分泌する過程を、新
しい顕微鏡技術を用いてナノレ
ベルの解像度で観察し、細胞内
で形成された基質小胞が、細胞
内の不要物を分解するリソソー
ムを使って運搬され、細胞外に
分泌されることを世界で初めて
明らかにしたと発表したのは、
素晴らしい業績です。nm オー
ダー(10億分の1メートル)の
微小物質を観察できる電子顕微
鏡では、試料を化学固定した上
で真空中に置くため、生細胞を
直接観察することが不可能であ
り、また、生細胞を直接観察で
きる光学顕微鏡では、微小物質
の観察が困難という技術的なジ
レンマが存在していおり、この
ジレンマを走査電子誘電率顕微
鏡(SE-ADM)と超解像蛍光顕微
鏡を併用することで解消しまし
た。その結果、生細胞中の基質
小胞の可視化を実現し、さらに、
基質小胞が細胞内に蓄積し、リ
ソソームによって運搬され細胞
外に分泌されていることが明ら
かとなり、骨や歯といった硬組
織形成の基本的なメカニズムに
関する理解が深まり、骨粗鬆症
や歯周病等の硬組織疾患の病態
解明や、治療法の開発につなが
ることを期待したいと思います。
名古屋大学は7月2日、多中心
性細網組織球症(MRH )の患者
さん2人の遺伝子解析を行い、
その成果として、同疾患の発症
メカニズムを発見したと報告し
たのは偉大な業績です。MRH は
多発性の皮膚腫瘤・軟部腫瘤と
全身の関節に、関節リウマチに
類似した破壊性関節炎をきたす
自己免疫性疾患です。1937年に
初めて報告されて以降、これま
でに世界でわずか、200~300例
程度しか報告のない、非常にま
れな疾患です。これまでは関節
リウマチに対して行われるよう
な免疫抑制療法や生物学的製剤
を用いた治療が行われていたと
言うことです。特に重症例では、
破壊性関節炎の進行により人工
関節を入れる手術が必要となり、
患者さんの生活の質(ADL )が
大きく損なわれてしまうことが
問題となっていました。MRH は
これまで考えられていたような
関節リウマチに似た、自己免疫
疾患ではなく、腫瘍の一種であ
る可能性が示唆され、この結果
に基づいて重篤な関節炎の進行
によるADL の低下が大きいMAP2
K1遺伝子に変異を認めたMRH 患
者に対し、抗がん剤を用いた治
療を行った所、多発性の皮下腫
瘤の縮小、破壊性関節炎の改善
が認められたのは、せめてもの
救いでしょう。

主要な腫瘍を破壊する治療法。


 

 

 

 

 

 

 

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