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2019-11-17 01:09:15

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診療マル秘裏話  号外Vol.1383 平成31年1月12日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

 

 

 

 

 

 

目次

1)治療薬「ゾフルーザ」に耐性多く出現の問題点
2)リンパ増殖性疾患「キャッスルマン病」の恐怖

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 

 

 

 

 

 

 

1】 治療薬「ゾフルーザ」に耐性多く出現の問題点

 

 

 

 

 

 

 

毎年流行を繰り返すインフル
エンザは、これからが本格的な
シーズンです。2000年から登場
した抗インフル薬が早期の解熱
など症状の改善、入院や重症化
防止などに効果を上げる一方で、
薬剤耐性ウイルスの出現などと
いった問題も指摘されてきまし
た。こうした中で、18年に登場
した治療薬「ゾフルーザ」が、
一度の内服で治療できることや
これまでのインフルエンザ治療
薬とは作用メカニズムが異なる
ことなどから注目を集めていま
す。ただ、耐性の発生頻度が他
の抗インフル薬に比べて高い事
が指摘されています。 現在、
日本国内ではインフルエンザの
感染を迅速に診断できる検査キ
ットが普及し、インフルエンザ
という診断が付けば早期に抗イ
ンフル薬を投与する治療が一般
的になっています。インフルエ
ンザ自体は健康な人なら数日か
ら1週間程度で治ります。また、
治療薬は患者体内でのウイルス
の増殖を抑制することで、発熱
や頭痛、全身倦怠(けんたい)
感、せきなどのインフルエンザ
症状が消えるまでの時間を短く
し 、患者さんの苦痛を早期に
改善します。それが結果的に、
小児や高齢者、呼吸器や免疫系
に持病のある人を中心に、入院
や重症化を防ぐことにつながっ
ています。

ゾフルーザもこれまでの治療
薬と同様に、ウイルスの増殖を
抑えます。 小児で最大1錠、
成人は体重に応じて2錠から4
錠を一回内服することで治療が
できるため臨床的には使い勝手
がいいとされています。 臨床
効果は、同じ内服剤で5日間、
朝夕2回服用が必要なタミフル
と同等と報告されています。ま
た、現在使用されている内服剤
のタミフルとそのジェネリック
剤、吸入剤のイナビルとリレン
ザ、点滴のラピアクタの5剤と
はウイルス増殖を抑制する作用
メカニズムが異なることから、
既存の5剤に対する耐性ウイル
スが出た場合でも有効と考えら
れています。ただ、問題もあり
ます。他の薬に比べると、価格
が高いこともありますが、それ
以上に問題なのが、日本感染症
学会のインフルエンザ委員会が
「ウイルスのアミノ酸変異を惹
起することが知られており臨床
効果への影響、周囲への感染性
については今後の検討が必要で
ある」というコメントを発表し
ている点です。

感染症学会の委員会で取り上
げられた「アミノ酸変異」とは
どういうことでしょうか。同委
員会委員で、神奈川県警友会病
院(横浜市)感染制御センター
長の菅谷憲夫医師は「インフル
エンザウイルスに耐性変異を引
き起こすこと。ゾフルーザを投
与した患者から検出されたイン
フルエンザウイルスの中から、
ゾフルーザの効き目(感受性)
を低下させる変異を起こしたも
のが検出されている。このため
インフルエンザ専門家の間では、
ゾフルーザの耐性が大きな問題
になっている」と語っています。
この変異ウイルスの発生頻度は
高く、A型 インフルエンザ患者
(主にA香港型 )の、小児で23.
4%、成人で9.7%とされています。
医薬品医療機器総合機構の資料
によると、変異ウイルスが発生
した場合、患者さんのインフル
エンザ症状は、成人では約12時
間、小児では約37時間長引く事
が報告されています。ただ変異
したウイルスが別の人に感染し
てインフルエンザを発病させる
かどうかは確認できていません。

菅谷医師は「A香港型インフ
ルエンザ患者で、ゾフルーザを
投与した場合、子供の4人に1
人、大人の10人に1人の割合
で薬が効きにくい、つまり解熱
など症状消失までの時間がかか
ったり、喉のインフルエンザウ
イルスがなかなか消えなかった
りする患者が出てくることにな
る。喉のウイルスが長く残るの
で、この耐性ウイルスが周囲の
人に感染するかどうかが懸念さ
れる」と話しています。このよ
うな分析を基に菅谷医師は「私
見であるが、迅速診断でA型イ
ンフルエンザと診断された場合
は、ゾフルーザは使うべきでな
いと考えている。B型の場合は、
耐性がほとんど出ていないので、
使うことも可能だろう」と言っ
ています。

ただ、ゾフルーザは使い方に
よっては非常に重要な薬になり
ます。一つは、既存の抗ウイル
ス薬と作用メカニズムが異なる
ため、既存のメカニズムの薬全
てに耐性を持つインフルエンザ
ウイルス、例えば、重症化しや
すい鳥インフルエンザのH5N
1やH7N9などのウイルスが
出現した場合、治療の切り札に
なる可能性があります。

もう一つは非常に重症な患者
さんに対して既存の抗ウイルス
薬と組み合わせて使うことで大
きな治療効果が期待できること
です。菅谷医師は「ゾフルーザ
はタミフルやラピアクタと一緒
に使用すると耐性が出ず、効果
も高まる可能性が基礎研究で明
らかにされている。小児の脳症
や高齢者の肺炎などの重症のイ
ンフルエンザ入院患者にはたと
えば、ゾフルーザとラピアクタ
を同時に使用することは有効と
考えている」と言っています。

このニュースのニュース動画で

す。

 

 



 

 

大勢が耐性菌となる。笑

 

 

 

 

 

 

 

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2】 リンパ増殖性疾患「キャッスルマン病」の恐怖

 

 

 

 

 

 

 

全身のだるさや、発熱、貧血
症状などさまざまな症状が表れ
るリンパ増殖性疾患「キャッス
ルマン病」。1950年代に米
国のキャッスルマン博士らによ
って初めて報告された病気で、
国内では約1500人の患者がいる
と推定されています。東京慈恵
会医科大学付属病院(東京都港
区)腫瘍・血液内科の矢野真吾
教授は「いまだ原因不明で、根
本的な治療法も確立されていま
せん」と話しています。キャッ
スルマン病は、リンパ節に1セ
ンチ以上の腫れが現れる病気で、
腫れの広がりにより、「単中心
性(限局型)」と「多中心性」
に分かれます。日本人患者の大
半は、「ヒトヘルペスウイルス
(HHV)8型」の感染がない
原因不明の「特発性多中心性」
と呼ばれるタイプです。これは
リンパ節の腫れの他、発疹やむ
くみ、胸腹水、腎障害、間質性
肺炎など多様な症状が表れます。

リンパ節が腫れる原因につい
て矢野教授は「炎症を引き起こ
す『インターロイキン6』とい
う蛋白質が関係していると考え
られています。しかし、どうし
てインターロイキン6が過剰に
作られるのかは分かっていませ
ん」と話しています。現在、キ
ャッスルマン病に対して、世界
中で治療法の開発が進められて
いますが、特発性多中心性キャ
ッスルマン病には、対症療法し
かないのが現状です。症状が軽
い場合には、ステロイドを少量
投与することで患者さんの約半
数は発熱やだるさが改善します。
ただ、「ステロイドを減らすと
症状が悪化する患者さんが多い」
ということです。

ステロイドで十分効果が得ら
れない場合や臓器障害も発症し
ている中等症以上の患者さんに
は、インターロイキン6の働き
を抑える「トシリズマブ」とい
う分子標的薬を使用します。こ
の薬は点滴薬であるため、原則
2週間に1度投与が必要になり、
途中で止めることはできないと
いうことです。

特発性多中心性キャッスルマ
ン病は、2018年度から医療費が
助成される指定難病となるため
「患者さんの経済的な負担が緩
和されるようになります」と矢
野教授は話しています。また、
診療経験が豊富な8施設を基幹
病院に指定するとともに、治療
可能な施設を増やそうという動
きもあるということです。

キャッスルマン病の症状と治療

について解説している動画です。

 

 



 

 

姉弟が対決相手を指定する。


 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

 

 

 

編集後記

 

 

ゾフルーザもこれまでの治療
薬と同様に、ウイルスの増殖を
抑えます。しかし、既存の薬は、
ウイルスを直接抑えるものでは
なく、感染した細胞から、他の
細胞に感染するのを抑えるノイ
ラミニダーゼ阻害剤と言われる
ものです。  小児で最大1錠、
成人は体重に応じて2錠から4
錠を一回内服することで治療が
できるため臨床的には使い勝手
がいいとされています。しかし、
菅谷医師が「私見であるが迅速
診断で、A型インフルエンザと
診断された場合は、ゾフルーザ
は使うべきでないと考えている」
とおっしゃったのは、衝撃的で
した。現在、流行の型は、ほと
んどがA 型のため、これに使え
ないのは、残念で仕方がありま
せん。
全身のだるさや、発熱、貧血
症状などさまざまな症状が表れ
るリンパ増殖性疾患「キャッス
ルマン病」について、あまり知
りませんでした。頻度が非常に
低い病気なので、大学病院勤務
時代に遭遇したことは、ありま
せん。いまだ原因不明で、根本
的な治療法も確立されていない
病気なので、既存の治療は困難
ということですが当クリニック
にはAWG という治療機器があり、
この治療機器による治療を試し
てみたい病気の一つです。ウイ
ルスで起こる病気に対するコー
ドや血液疾患に対するコード等
も存在するからです。ステロイ
ド治療は、対症療法そのものと
いう感じがするので、あまりお
勧めできません。「トシリズマ
ブ」という分子標的薬も途中で
止めることができないので治療
開始をためらうこととなりそう
です。

杜仲茶を途中で飲む。笑

 

 

 

 

 

 

 

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