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2019-07-06 01:17:23

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診療マル秘裏話  号外Vol.1269 平成30年9月1日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目次

1)ある種の乳酸菌がグリコサミノグリカンを分解
2)心臓形成に重要な遺伝子導入で心臓中胚葉細胞

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 

 

 

 

 

 

 

1】 ある種の乳酸菌がグリコサミノグリカンを分解

 

 

 

 

 

 

 

 

京都大学(京大)は、動物の細
胞外マトリックス成分であるグ
リコサミノグリカン(多糖類)を
対象とした、腸内細菌叢による
分解様式を解析し、その分解細
菌の中に,プロバイオティクス(
善玉菌) として知られるある種
の乳酸菌を見出したと発表しま
した。

同成果は、京都大学大学院農学
研究科の河合桂吾氏(当時)、橋
本渉教授、摂南大学の村田幸作
教授らの研究グループによるも
のです。詳細は英国の学術誌「
Scientific Reports」オンライ
ン版に掲載されました。

ある種の常在細菌や病原細菌は、
動物に共生または感染する際、
動物の細胞外マトリックスを標
的とすることが知られています。
動物細胞が分泌する細胞外マト
リックスの主要成分として、グ
リコサミノグリカン(GAG )が存
在します。ヒアルロン酸、コン
ドロイチン、硫酸、ヘパリン等
は典型的なGAG であり、食品や
医療分野で利用されている多糖
類です。

これまでに、ある種の病原細菌、
腸内細菌(バクテロイデスなど)、
および土壌細菌がGAG を分解す
ることが報告されていましたが、
腸内細菌叢(集団)によるGAG の
分解様式や健康に有益なプロバ
イオティクスによるGAG 分解に
関する研究は多くなされていま
せん。

研究グループは今回、ヒト腸内
細菌叢をGAG を含む栄養豊富な
培地で培養しました。その結果、
腸内細菌叢は、速やかに増殖を
開始しましたが、しばらくはGA
G を分解することはありません
でした。その後、培養数日目か
ら両方のGAG が分解され始め、
オリゴ糖を経て13日後には完全
に栄養源として利用されました。

これらの結果から、腸内細菌叢
には、コンドロイチン硫酸とヘ
パリンをそれぞれ分解する細菌
が存在することが分かりました。
また、GAG が遅れて分解される
ことから、腸内細菌叢は、最初
に食品由来の栄養成分を優先的
に分解し、その後、宿主(ヒト)
から分泌されるGAG を分解する
ことが考えられます。

また腸内細菌叢を対象に、バク
テロイデスのGAG 分解酵素遺伝
子を解析したところ、GAG 分解
酵素遺伝子が高頻度に検出され
ることを明らかになったとして
います。

なお今回の成果に関して研究グ
ループは「今後、腸内における
細菌の生存戦略の解明に繋げた
い」としています。

ヒアルロン酸について解説して

いる動画です。

 

 



 

 

最近の細菌は、耐性菌が多い。


 

 

 

 

 

 

 

 

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2】 心臓形成に重要な遺伝子導入で心臓中胚葉細胞

 

 

 

 

 

 

 

 

心臓の形成に重要な遺伝子を
発見しこの遺伝子を細胞に導入
するだけで心筋や心臓血管のも
との「心臓中胚葉細胞」に変え
る事ができたと、筑波大と慶応
大、産業技術総合研究所の研究
チームが発表しました。8月9日
付の米科学誌セル・ステムセル
電子版に論文が掲載されます。
筑波大の家田真樹教授は「将
来は心筋梗塞や拡張型心筋症の
再生医療を実現したい」と話し
ています。心臓のポンプ機能を
担わない線維芽細胞にこの遺伝
子「Tbx6」を導入し、心臓
中胚葉細胞を経て心筋や血管の
細胞に変えることができれば、
ポンプ機能の回復を期待できま
す。
研究チームはTbx6遺伝子
の導入実験で、マウスの線維芽
細胞のほか、ヒトの人工多能性
幹細胞(iPS細胞)を心臓中
胚葉細胞に変えることに成功し
ました。心臓中胚葉を心筋や血
管の細胞に変えることもできま
した。現在、ヒトiPS細胞か
ら新薬開発試験などに使う心筋
細胞を生み出すには高価な薬剤
が必要なため、コストダウンに
つながります。
家田教授はこれまで、心臓の
線維芽細胞にTbx6とは別の
遺伝子群を導入し、心筋細胞に
直接変える実験に成功してきま
した。しかし、患者さんに応用
するには、心筋細胞を増やす他、
血管と一緒に組織として再生さ
せる課題がありました。Tbx
6遺伝子で心臓中胚葉細胞に変
える方法により、課題を解決で
きる可能性があるという事です。

中胚葉について解説している

動画です。

 

 



 

 

高価な薬剤をパラシュートで
降下する。笑

 

 

 

 

 

 

 

 

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編集後記

 

 

 

動物の細胞外マトリックス成
分であるグリコサミノグリカン
(多糖類)を対象とした腸内細菌
叢による分解様式を解析し、そ
の分解細菌の中にプロバイオテ
ィクス(善玉菌)として知られる
ある種の乳酸菌を、見出したと
発表したのは素晴らしい業績で
す。腸内細菌叢は、最初に食品
由来の栄養成分を優先的に分解
し、その後、宿主(ヒト)から分
泌されるGAG を分解するという
段階を経るようなので、巧みな
生存戦略を展開しているのだな
という印象を受けました。今後、
腸内における細菌の生存戦略の
解明に繋げたいというのも夢の
ある話だと感じました。
心臓の形成に重要な遺伝子を
発見しこの遺伝子を細胞に導入
するだけで心筋や心臓血管のも
との「心臓中胚葉細胞」に変え
る事ができたというのは偉大な
業績です。細胞の先祖がえりを
実現したと言う点で画期的と言
えましょう。iPS 細胞は、そう
いう観点からすると先祖の先祖
の細胞に先祖返りしたと言える
のではないでしょうか。ただし
遺伝子導入はどのような副作用
があるかは、やってみないと分
からないという点があるので、
患者さんに応用するには、課題
を克服したとは言え、まだまだ
壁が厚いような気がします。

厚い壁を暑い気候の中ぶち破
る。笑

 

 

 

 

 

 

 

 

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