最新号より100号前のメルマガ

  1. Home
  2. 最新号より100号前のメルマガ

2019-06-05 23:41:50

カテゴリー:ブログ



藤田のブログランキングアップにご協力お願いします。

以下のバナーをぽちっとクリックお願いします。


病院・診療所ランキング

 

診療マル秘裏話    Vol.710  平成29年7月19日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 

 

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

 

 

 

 

 

 

 

目次

1)上皮間葉転換(EMT)を制御するマイクロRNAを同定
2)がん関連遺伝子変異一括検査を保険診療で行う

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

 

医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

1】 上皮間葉転換(EMT)を制御するマイクロRNAを同定

 

 

 

 

 

 

 

 

東京医科歯科大学は6月22日、
独自のEMT 可視化システムとマ
イクロRNA ライブラリーを組み
合わせることにより、上皮間葉
転換(EMT )を制御するマイク
ロRNA(miRNA)を、同定したと
発表しました。この研究は、同
大難治疾患研究所・分子細胞遺
伝分野の村松 智輝助教、稲澤
譲治教授ら研究グループによる
ものです。 研究成果は、国際
科学雑誌「Scientific Reports」
オンライン版で発表されていま
す。

上皮間葉転換(EMT:Epithelial
Mesenchymal Transition)は、
がん転移のステップの一部とし
て知られています。EMT は上皮
系の細胞が、間葉系形質を獲得
する現象であり、間葉系形質を
獲得したがん細胞は移動・浸潤
能が亢進し、がん転移を起こし
やすいと考えられています。EM
Tを促進する遺伝子やEMTとは逆
方向の、間葉系形質から上皮系
形質へ誘導する(MET: Mesench
ymal Epithelial Transition)
遺伝子も、数多く報告されてお
り、その分子機構は徐々に解明
されてきています。

今回の研究では、独自に開発し
たレポーターシステム(EMT 可
視化システム)と1,090種類のm
iRNA を搭載したmiRNAライブラ
リーを組み合わせた大規模EMT
関連miRNA スクリーニングを用
いて、EMT抑制性のmiRNAを同定
することを目的として、解析を
実施しました。

その結果、EMTにかかわる2種類
のmiRNAとして「miR-509-5p」
と「miR-1243」を同定しました。
miR-509-5pとmiR-1243は、それ
ぞれ異なる経路でEMT を抑制す
ることが明らかになりました。
さらに、これらmiRNAを介して、
EMT を抑制することで、膵がん
治療で最も使用される抗がん剤
のゲムシタビンの効果が上昇す
る事も判明したということです。

今回の研究で同定したmiR-509-
5pとmiR-1243のがん組織中での
発現を調べることにより、予後
のバイオマーカーとしてだけで
はなく、抗がん剤の効果を予測
することができる可能性があり
ます。 また、これらmiRNA を
対象とした核酸薬が開発されれ
ば、がん組織中においてこのmi
RNA の発現がない場合でも、抗
がん剤との併用治療を行うこと
により、腫瘍抑制効果を増強で
きる可能性がある、と研究グル
ープは述べています。

がん増殖を抑制するmiRNAにつ

いての公演動画です。

 

 



 

 

 

主要な腫瘍抑制効果。笑

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

 

 

 

 

2】 がん関連遺伝子変異一括検査を保険診療で行う

 

 

 

 

 

 

 

 

厚生労働省は、がんに関連し
た遺伝子の変異を一度に調べら
れる一括検査を保険診療で行え
るようにする方針を固めました。

2018年度中の実現を目指
します。個々の遺伝情報を活用
して、最適な治療法を選択する
がんゲノム医療の加速化を狙っ
ています。

がんは遺伝子の変異によって
増殖などの仕組みが違い、効果
的な薬も異なります。肺、膵臓
などのがんでは、特定の遺伝子
を調べる検査が保険適用されて
います。

一括検査は、次世代シーケン
サーと呼ばれる装置を使い採取
したがん細胞の遺伝子を網羅的
に調べます。100種類以上の
遺伝子を一度に調べ、その変異
を検出することができ、がんの
診断や治療薬の選定がより効率
的に行えます。

現状では保険が利かず、一部
医療機関で、患者が費用を全額
負担する自由診療として行われ
ています。費用は40万~10
0万円程度です。

厚労省は今年度中に、一部で
保険が使える、「先進医療」の
制度を使って一括検査を導入し
ます。有効性などを確かめた上
で、がんゲノム医療で中心的な
役割を担う中核拠点病院に限定
し、公的医療保険で受けられる
ようにします。厚労省は7か所
程度の中核病院を、今年度中に
指定する方針です。

一括検査の広がりで、医療費
増加も懸念されますが、厚労省
は不要な投薬などが減り、効率
的ながん診療につながると期待
しています。

【次世代シーケンサー】高速で、
大量の遺伝情報を読み解くこと
ができる装置です。1人分のゲ
ノム(全遺伝情報)を数日程度
で解読する性能を持っています。
がんに関連する遺伝子を1種類
ずつ検査する従来の方法と異な
り、多くの遺伝子を一度に調べ
ることができます。

がん遺伝子検査について解説し

ている動画です。

 

 



 

 

 

芙蓉の花は不要と言われた。


 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

 

 

 

編集後記

 

 

 

独自のEMT 可視化システムと
マイクロRNA ライブラリーを組
み合わせることにより、上皮間
葉転換(EMT )を制御するマイ
クロRNA(miRNA)を、同定した
と発表したのは偉大な業績です。
実際にマイクロRNA(miRNA)は
現在、臨床試験が行われており、
主に、抗がん剤治療が副作用等
のためにできなくなった人を、
対象としての臨床試験と聞いて
います。そのように抗がん剤の
治療が出来なくなった人を行う
のではなく、はじめから使って
の効果はいかがかを知りたいと
思います。また、抗ガン剤との
併用など、集学的治療をという
意見が多いようですが、本当に
効果的な治療であればわざわざ
副作用の多い、工夫のない抗が
ん剤の治療をあてがう必要は、
更々ないと考える次第です。
厚生労働省は、がんに関連し
た遺伝子の変異を一度に調べら
れる一括検査を保険診療で行え
るようにする方針を固めたのは、
喜ばしいことです。ただしがん
の診断や、治療薬の選定がより
効率的に行えるということです
が、治療薬のほとんどは抗がん
剤であり、時間治療学を用いた
工夫や、DDS を用いた工夫がな
されている治療はほとんどない
ことを考えると患者さんの心身
の負担が大きい治療を押し付け
る可能性があります。 心身の
負担が、少ない治療の選択肢を
用意するべきであると考えてお
ります。

洗濯機購入の選択肢を与える。


 

 

 

 

 

 

 

************************

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」www.mag2.com/m/0000121810.html
(イジニイワト)

発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
運営サイト www.eitokukaisalanuma.or.jp/
ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp
このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。
ただしお友達への転送はご自由はご自由です。

このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント

コメント

コメントがありません。お気軽にどうぞ。