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2019-05-15 23:46:01

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診療マル秘裏話    Vol.707 平成29年6月28日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 

 

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

 

 

 

 

 

 

 

目次

1)統合失調症のグルタミン酸系の神経伝達異常を発見
2)肥満症外科治療と生活習慣改善効果を比較検討

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

1】 統合失調症のグルタミン酸系の神経伝達異常を発見

 

 

 

 

 

 

 

 

東京大学と千葉大学は5月23
日、統合失調症におけるグルタ
ミン酸系神経伝達異常の一端を
解明したと発表しました。

同成果は、東京大学大学院医学
系研究科脳神経医学専攻 笠井
清登教授、千葉大学 社会精神
保健教育研究センター橋本謙二
教授らの研究グループによるも
ので、5月23日付けの英国科学
誌「Scientific  Reports」に
掲載されました。

音に対する自動的注意を反映す
る脳波指標、「ミスマッチ陰性
電位(MMN )」の振幅低下は早期
および慢性の統合失調症で認め
られ、最も有用な生物学的指標
の候補のひとつです。MMN は、
N-メチル-D-アスパラギン酸(NM
DA )受容体機能を反映すると考
えられており、何らかの原因に
よってNMDA受容体機能が低下す
る事で、脳内の電気信号が過剰
になったり、ドパミンの放出が
過剰になったりすることにより、
統合失調症のような精神病状態
が生じるとする、グルタミン酸
仮説がありますがMMN 振幅低下
はこれに合致しています。一方
で、統合失調症で認められる末
梢血グルタミン酸濃度の上昇も、
グルタミン酸仮説に矛盾しない
ものです。

今回の研究では、MMN のグルタ
ミン酸系神経伝達異常の指標と
しての妥当性をさらに高めるた
めに、末梢血グルタミン酸濃度
との相関を調べました。 この
結果、統合失調症を主とする初
発精神病群においては、MMN が
有意に小さく、血漿グルタミン
酸濃度が有意に高いことを見出
しました。また、血漿グルタミ
ン酸濃度が高いほどMMN が小さ
いという有意な相関があること
も分かりました。こうした変化
はすべての精神病で認められた
わけではないため、精神病群の
なかでもNMDA受容体機能低下が
ある一群とそうでない群がある
ことを示唆しているということ
です。

同研究グループは今回の成果に
ついて、初発精神病の一群にお
いて、NMDA受容体機能低下等の
グルタミン酸系神経伝達の変化
を示唆するものであり、統合失
調症を主とする精神病性障害の
病態解明の一助となる事が期待
されると説明しています。

精神障害と神経伝達物質異常に

ついて解説している動画です。

 

 



 

 

繁栄の効果を反映する事象。


 

 

 

 

 

 

 

 

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2】 肥満症外科治療と生活習慣改善効果を比較検討

 

 

 

 

 

 

 

 

オランダのグループが肥満に
対する外科治療の効果を検討し
ました。その結果をCircu­latio
n(2017; 135: 1577-1585 )に
発表しました。

肥満と心不全発症との関係が
観察されていますが、因果関係
は明らかではありません。同グ
ループは、スウェーデンの集約
的生活習慣改善プログラム全国
レジストリとScandinavian Obe
sity Surgery Registry から、
心不全歴がない肥満患者を登録
しました。中央値で4.1 年追跡
し心不全の発症を比較しました。

登録患者さんは生活習慣改善
群が1万3,701例、外科治療(胃
バイパス術)群が2万5,804例で、
両群の体重、BMI 、潜在的交絡
因子は同等でした。全ての解析
に登録時のBMI と登録時の変数
から算定した傾向スコアに基づ
く逆確率重み付け法を用いまし
た。

その結果、外科治療群は生活
習慣改善群と比べ体重の減少が
大きく、差は1年後が平均18.8k
g、2年後が平均22.6kgでした。
また、外科治療群では追跡期間
中の心不全発症リスクが有意に
低く、ハザード比(HR)は0.54
(95%CI 0.36~0.82)でした。
1年後の体重10kgの減少による
心不全発症HRは両群合わせて0.
77(同0.60~0.97)でこの結果
は感度分析でも有意でした。

減量外科医のスーパー外科医に

ついての動画です。

 

 

 



 

 

 

週刊誌の記事で、生活習慣を
改善する。笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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編集後記

 

 

 

統合失調症における、グルタ
ミン酸系神経伝達異常の一端を
解明したと発表したのは偉大な
業績です。統合失調症について
は、その原因は未だ解明されて
おらず、診断については客観的
な指標としての光トポグラフィ
ー検査等が分かっているにすぎ
ません。治療に至っては、未だ
副作用の多いメジャートランキ
ライザーを使っている所が多く、
レビー小体型認知症を統合失調
症と誤診し、メジャートランキ
ライザーが無効で服用量を増加
すればするほど症状が悪化する
などと言った悲劇の事例がまだ
まだ存在しています。このよう
なことを起こさないためには、
統合性失調症の原因をはっきり
させて、そのメカニズムを利用
した治療が発達することが必要
であると考えています。
肥満に対する外科治療の効果
を検討し、生活習慣の改善と比
べて体重減少や、心不全発症の
リスク低下が分かったのは素晴
らしい業績です。 しかし外科
治療では、肉体的への侵襲が大
きいということを忘れてはなり
ません。また患者さんの希望で
もとの胃腸に戻したいと言われ
ても、その希望を叶えることは、
容易ではないことを申し述べた
いと思います。 また副作用の
検討もなされずに効果だけとり
あげるのはよろしくないと思い
ます。生活習慣改善は外科的な
治療より、効果で劣りますが、
副作用がほとんどないと考えら
れています。どちらを選択する
かは、貴方次第であると考えて
います。

容易に用意した食料を食べつ
くす。笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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