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2018-04-12 00:21:21

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診療マル秘裏話    号外Vol.884 平成29年6月9日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 

 

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

 

 

 

 

 

目次

1)膵臓がん幹細胞の機能を阻害する化合物を発見
2)劇症肝炎の進行抑制効果がある新化合物を開発

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 

 

 

 

 

1】 膵臓がん幹細胞の機能を阻害する化合物を発見

 

 

 

 

 

 

九州大学は、5月16日、膵臓
がん幹細胞の機能を阻害する化
合物を発見したと発表しました。
これは、緑茶カテキンの一種で
ある(-)-Epigallocatechin-3-O-
gallate(EGCG)の化合物「No.
19」というものです。 研究は、
同大大学院 農学研究院の立花
宏文主幹教授らの研究グループ
が東京工業大学田中浩士准教授
の研究グループと共同で行いま
した。 研究成果は、国際学術
雑誌「Scientific Reports」に
5月15日付けでオンライン掲載
されています。

膵臓がんは、治療が大変困難な
がんとして知られており、5年
生存率はわずか5%程度と非常
に低いのが現状です。 がんの
予後不良の原因として、転移と
再発が挙げられますが、それに
は、がん幹細胞が重要な役割を
担っていると考えられています。
がん幹細胞は、抗がん剤に強い
耐性を持っています。そのため、
既存の治療薬では、このがん幹
細胞が残存してしまい、これが
増殖・分化することで再発が起
こると考えられています。また、
がん幹細胞は転移にも関わると
言われています。 このがん幹
細胞を有効かつ安全に阻害でき
る治療法は、いまだ確立されて
いません。

研究グループは、先行研究で、
膵臓がんのがん幹細胞性の維持
に重要な分子として、FOXO3 を
同定し、cGMPがFOXO3 の発現を
低下させる事でがん幹細胞機能
を阻害することを明らかにして
いました。また、EGCGが、がん
細胞表面に高発現する膜蛋白質
である67-kDa laminin recepto
r(67LR) を活性化して、がん
細胞にcGMP産生を誘導すること
を報告していました。そこで、
EGCGとcGMPを分解する酵素とし
て知られる、PDE3阻害剤を膵臓
がん細胞に作用させたところ、
がん幹細胞機能の指標であるス
フェロイド形成能が抑制された
ということです。

EGCGとPDE3阻害剤の併用効果が
生体内でも発揮されるか確認す
るために、膵臓がんを移植した
マウスに、EGCGとPDE3阻害剤を
投与しました。その結果、原発
巣の腫瘍成長が劇的に抑制され
ました。その作用は現在、膵臓
がんの治療薬として用いられて
いるゲムシタビンよりも強力で
あることが示唆されたという事
です。更に、転移に対する効果
を検討したところ、EGCGとPDE3
阻害剤の併用は膵臓がんの肝臓
への転移も抑制することも明ら
かになりました。

また、EGCG誘導体の中からスフ
ェロイド形成能阻害活性に基づ
くスクリーニングを行いました。
その結果、EGCGの5、7および4’
位の水酸基がメチル化された化
合物「No.19 」が強力な作用を
示しました。また、膵臓がん幹
細胞を移植したマウスにNo.19
を投与した所、EGCGとPDE3阻害
剤の併用と同等以上にマウスの
生存期間延長作用が認められた
ということです。

今回の研究により、67LRの活性
化因子であるEGCGの作用増強が
膵臓がん幹細胞機能の阻害に、
有効である可能性が示されまし
た。67LRの強力なアゴニスト(
作動薬)は膵臓がんに対する新
たな治療薬となることが期待さ
れる、と研究グループは述べて
います。

エピガロカテキンについて言及

している動画です。

 

 



 

 

遺伝子の発現について発言す
る。笑

 

 

 

 

 

 

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2】 劇症肝炎の進行抑制効果がある新化合物を開発

 

 

 

 

 

 

東北大大学院などの研究グル
ープは、5月18日、劇症肝炎の
進行を抑える効果がある新たな
化合物を開発したと発表しまし
た。 肝移植以外に有効な治療
方法はなく、新薬の開発が期待
できるということです。

同グループによると劇症肝炎
はウイルス感染などで急速に肝
細胞が破壊され、肝臓が壊死し
て機能不全になる病気です。国
内で年間約400 人が発症し、肝
移植などを行わない対症療法の
みの場合、致死率は5割以上と
されています。

グループは、劇症肝炎になる
と血液中に増え、炎症や組織が
硬くなる「線維化」を引き起こ
す蛋白質に着目しました。これ
らの作用を抑制する、化合物を
開発しました。

急性肝炎について解説している

動画です。

 

 



 

 

ウイルス感染で艦船がパニッ
クになる。        笑

 

 

 

 

 

 

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編集後記

 

 

 

膵臓がん幹細胞の機能を阻害
する化合物を発見したと発表し
たのは偉大な業績です。しかも
緑茶の成分である、カテキンの
誘導体であるなんて驚天動地と
しか言いようがありません。あ
くまで誘導体なので、お茶をた
くさん飲めば、すい臓がん治療
ができるなどとは考えないで下
さい。膵臓がん幹細胞を移植し
たマウスにNo.19を投与した所、
EGCGとPDE3阻害剤の併用と同等
以上に、マウスの生存期間延長
作用が認められたということで
すので、動物の生体内で作用す
ることは、明らかであり、あと
は臨床試験が待ち望まれます。
劇症肝炎の進行を抑える効果
がある新たな化合物を開発した
と発表したのは偉大な業績です。
私が経験した劇症肝炎の患者さ
んは全て亡くなりました。死亡
率50%などというような生易し
い病気ではありません。 対症
療法として、血漿交換を行って
も昏睡に陥ってしまうと助ける
術は、ありませんでした。数年
前に肝細胞増殖因子(HGF)が
有効であるとの報告がありまし
たが、それ以来の新薬の発見は、
喜ばしい限りです。劇症肝炎に
なってしまった患者さんにとっ
ては、一刻を争う病態ですので、
早期の臨床試験を希望してやみ
ません。

高官でも血漿交換が必要とな
る劇症肝炎に成り得る。笑

 

 

 

 

 

 

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