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2020-06-28 21:33:53

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診療マル秘裏話  号外Vol.1577 令和1年8月26日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

 

 

 

 

 

 

 

目次

1)ヒトiPS細胞から骨格筋幹細胞を簡便,高効率作製
2)5歳以降,昼間の尿失禁の場合の診療手引を作成

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 

 

 

 

 

 

 

1】ヒトiPS細胞から骨格筋幹細胞を簡便,高効率作製

 

 

 

 

 

 

 

藤田医科大学は7月26日、線
維芽細胞およびヒトiPS 細胞か
ら骨格筋の源となる、骨格筋幹
細胞を遺伝子操作により簡便か
つ高効率に作製する新たなダイ
レクトリプログラミング技術を
開発したと発表しました。この
研究は、同大の佐藤貴彦講師お
よび京都府立医科大学の研究グ
ループによるものです。 研究
成果は、「Stem Cell Reports」
誌にオンライン掲載されました。

人間の身体を動かすために必
要になる骨格筋には、高い再生
能力があります。筋が損傷する
ような運動をする、あるいは病
気などで萎縮するときも、骨格
筋特有の幹細胞(骨格筋幹細胞)
が効率よく修復するために働い
ています。 この幹細胞は通常、
筋の修復が必要ない状態では増
殖せず再生が必要になると活性
化されますが、このとき骨格筋
を新たに作るのと同時に、再び
幹細胞を生み出して次の再生に
備えるという仕組みがあります。
この仕組みを応用して、難治性
筋疾患の一つである筋ジストロ
フィーなどでは幹細胞を移植し
補充することで再生を促す治療
の開発が期待されています。し
かし、ヒトにおける骨格筋幹細
胞を、どのように集めたらよい
のかという大きな課題がありま
した。

研究グループはこれまでに、
マウスを用いた実験で、骨格筋
幹細胞の成り立ちや基本的な性
質の解明や、この幹細胞を用い
た難治性筋疾患である筋ジスト
ロフィー治療への応用を目指し
てきました。特に成体の骨格筋
幹細胞は、がん細胞と違って常
に増殖しているわけではなく、
再生時にだけ増殖して新たな骨
格筋を作ります。このときに、
骨格筋幹細胞にPax3と呼ばれる
転写因子が強く発現しているこ
とを明らかにし、このPax3を発
現する幹細胞で発現する遺伝子
を網羅的に調べてきました。

これまでの骨格筋誘導研究に
より、転写因子MyoDを発現した
細胞は強制的に骨格筋細胞にリ
プログラミングされることが知
られています。 しかし、今回
研究グループが実験で調べたと
ころ、MyoDのみの強制発現では
Pax3陽性の骨格筋幹細胞へは誘
導出来ないことが明らかになり
ました。そこで研究グループは、
マウスPax3を発現する骨格筋幹
細胞中で、Pax3以外に非常に強
く発現する転写因子群を100 近
く同定しました。その中でも8
つの遺伝子を同時にマウス線維
芽細胞に強制発現させた場合に
Pax3陽性細胞へと直接リプログ
ラミング可能になることが判明
しました。

さらに8つの遺伝子から絞り
込んだ結果、試験管レベルで線
維芽細胞から骨格筋幹細胞へと
誘導する際には、PAX3、MYOD、
HEYL、KLF4の4種が必須であり、
MYODの短期的な発現上昇が骨格
筋幹細胞を誘導するために必要
であることが明らかとなりまし
た。(遺伝子名は、マウスの場
合は一文字目のみ大文字、ヒト
の場合は全て大文字)。

最後に研究グループは、この
手法を利用してマウスおよびヒ
ト線維芽細胞、そしてヒトiPS
細胞からPAX3陽性の骨格筋幹細
胞を1か月間程度で誘導するこ
とに成功しました。この誘導型
ヒト骨格筋幹細胞を筋ジストロ
フィーモデルマウスの下肢の骨
格筋へ移植すると、再生筋への
非常に高い生着能を示し、ジス
トロフィンの発現が劇的に回復
することが分かりました。一方、
通常の試験管培養したヒト骨格
筋細胞を用いてもほとんど筋再
生に寄与しなかったということ
です。

今回の結果でマウス、ヒトと
もに4種類の遺伝子を利用して
骨格筋幹細胞を作製出来ること
が明らかとなりましたが、今後
は遺伝子の強制発現方法や長期
的観察により生体内でこれらの
移植細胞が悪影響を及ぼさない
かなどの調査を進めていく必要
があります。 研究グループは、
「幹細胞を用いた治療や筋萎縮
の予防等に貢献できるよう、誘
導型ヒト骨格筋幹細胞を大量に
増殖培養する技術開発を目指し
たい」と、述べています。

ダイレクトリプログラミングに

ついて解説している動画です。

 

 



 

 

弔旗を長期に観察した。笑

 

 

 

 

 

 

 

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2】 5歳以降,昼間の尿失禁の場合の診療手引を作成

 

 

 

 

 

 

 

5歳を過ぎても昼間のおもら
し(尿失禁)があると学校生活
などで苦労します。日本小児泌
尿器科学会は今月、診療手引を
作成しました。家庭でできるト
レーニングで改善するケースも
あります。排尿は脳からの指令
でコントロールされています。
尿がたまって 膀胱が膨らむと、
脳にその情報が伝わります。脳
は勝手に排尿をしないよう、無
意識のうちに「我慢して」と指
令を出し、膀胱が縮まったり、
尿道が緩んだりすることを抑え
ます。トイレに入って準備が整
うと指令は解除されます。

おもらしは、このような脳の
働きが未成熟なことが主因とな
って起きます。個人差が大きい
のですが、膀胱の機能を調節す
る神経が発達し、膀胱の容量も
大きくなるに伴い、一般的には
5歳頃にはなくなります。ただ
広島大などのチームが小学生約
7000人に行った調査で、全体の
約6%に月1回以上、昼間のお
もらしがありました。

抑えがたい強い尿意が急に起
こるため、トイレに駆け込んだ
り、脚を交差させてモジモジし
たりするのが典型的なサインで
す。同時におねしょ(夜尿症)
や便秘があるケースも多いとさ
れています。下着が少し湿る程
度で、保護者が気づかないこと
もあります。適切な治療が行わ
れていないことも多いため、日
本小児泌尿器科学会は、診療手
引と、保護者向けの解説を作成
し、学会のウェブサイトに公開
しました。生活習慣の見直しを
中心とした「行動療法」の重要
性を強調し、保護者向けには家
庭でできるトレーニングを分か
りやすく紹介します。

家庭では、尿意がなくても約
2時間おきにトイレに行くよう
にします。繰り返すことで、膀
胱に尿が少したまったことを感
じ取れるようになります。時間
をかけ、おしっこを「出し切っ
た」ことを意識させることも大
切です。強い尿意が消えると尿
が残っていてもやめる子がいる
ためです。

また、膀胱にためられる尿量
を増やすため、夕方までに1日
500ミリ・リットル以上の水
分を取ります。さらに便秘の解
消も重要ということです。

栃木県内の小学2年生の女児
(7)は、入学を半年後に控え
た2017年秋、母親(42)ととも
に、自治医科大病院(同県下野
市)を訪れました。毎日数回の
おもらしがありました。検査で
異常はなく、医師から「まだ十
分に尿がためられていない」と
説明されました。

膀胱が縮まるのを抑える薬を
飲み、水分摂取や時間を決めた
排尿の促しなどにも取り組み始
めました。入学後は、尿漏れ用
のパッドを着けて登校しました。
担任教諭には授業が終わるごと
にトイレに行くように呼びかけ
てもらいました。それでも当初、
週2回は保健室で着替えが必要
でしたが、おもらしは次第に減
り、今は月2~3回程度になり
ました。母親は「具体的なアド
バイスをもらえて助かった」と
話しています。

おもらしは、神経や尿道の病
気、発達障害、精神的ストレス
などが関係していることもあり
ます。小学校に入学しても続く
場合は、医療機関に相談した方
が良いでしょう。学会のサイト
では、小児泌尿器科を専門にす
る医師を紹介しています。

自治医科大教授(小児泌尿器
科)の中井 秀郎ひでお さんは
「『放っておけば大丈夫』とい
う楽観論や厳しいしつけでは治
らない。各家庭で適切に対処し
てほしい」と呼びかけています。

小児のトイレトレーニングにつ

いて解説している動画です。

 

 

 



 

 

 

尿失禁の検査で以上のような
異常が認められた。笑

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

 

 

 

 

編集後記

 

 

 

藤田医科大学が7月26日、線
維芽細胞およびヒトiPS 細胞か
ら骨格筋の源となる、骨格筋幹
細胞を遺伝子操作により簡便か
つ高効率に作製する新たなダイ
レクトリプログラミング技術を
開発したと発表したのは偉大な
業績です。マウスおよびヒト線
維芽細胞、そしてヒトiPS 細胞
からPAX3陽性の骨格筋幹細胞を
1か月間程度で誘導することに
成功し、この誘導型ヒト骨格筋
幹細胞を筋ジストロフィーモデ
ルマウスの下肢の骨格筋へ移植
すると、再生筋への非常に高い
生着能を示し、ジストロフィン
の発現が劇的に回復することが
分かったということで、モデル
動物では、すでに治療が成功し
ている訳ですから遺伝子の強制
発現方法や長期的観察により生
体内でこれらの移植細胞が悪影
響を及ぼさないかなどの調査を
進めて、同時に誘導型ヒト骨格
筋幹細胞を大量に増殖培養する
技術開発を開発して、臨床応用
できるようにして頂きたいもの
です。
5歳を過ぎても昼間のおもら
し(尿失禁)があると学校生活
などで苦労することが分かって
いるので、日本小児泌尿器科学
会は今月、診療手引を作成した
のは非常に有意義なことだと思
います。おもらしは、神経や尿
道の病気、発達障害、精神的ス
トレスなどが関係していること
もあるということですが、私の
妹も尿管逆流症という病気があ
ったので、おもらしが日常的に
起こっていて、最終的に手術を
受けてやっと治ったということ
がありました。自治医科大教授
(小児泌尿器科)の中井 秀郎
ひでおさんは「『放っておけば
大丈夫』という楽観論や厳しい
しつけでは治らない。各家庭で
適切に対処してほしい」と呼び
かけていることの重要性が身に
しみて分かる気がしました。5
歳を過ぎても昼間のおもらし(
尿失禁)がある場合は、病気の
可能性を念頭に置いて、治療に
励んで頂きたいと切に願ってお
ります。

比留間さんが昼間に、仕事を
頑張った。        笑

 

 

 

 

 

 

 

 

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職業    医師の箸くれ(はしくれ)
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