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2020-06-27 23:01:20

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診療マル秘裏話  号外Vol.1576 令和1年8月25日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

 

 

 

 

 

 

目次

1)蛋白尿の有無が腎機能の経過や生命予後に影響
2)食道がんを血液で検出する診断モデル作成に成功

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 

 

 

 

 

 

 

1】蛋白尿の有無が腎機能の経過や生命予後に影響

 

 

 

 

 

 

 

金沢大学は7月31日、2型糖尿
病で腎疾患を併発した患者さん
の比較検証を行った結果、蛋白
尿の有無が腎機能の経過や生命
予後において重要だということ
を明らかにしたと発表しました。
この研究は、同大医薬保健研究
域医学系の和田隆志教授らの研
究グループが、全国18の医療機
関の研究者と共同で行ったもの
です。研究成果は国際学術誌「
Diabetes Care 」にオンライン
掲載されています。糖尿病患者
さんは蛋白尿などの腎疾患を併
発することが多く、その原因は、
腎臓の糸球体に障害が発生する
ためと考えられてきました。し
かし、昨今の研究から、2型糖
尿病患者さんでは腎機能が低下
しているにも関わらず、腎疾患
症例の約4割は蛋白尿の進展が
みられないことが確認されてい
ます。今回の研究では、昭和60
年1月から平成28年12月までの
間に各医療機関において腎臓組
織の一部を採取し検査を実施し
た腎生検レジストリーを解析し、
インスリンの機能低下による代
謝異常を特徴とする2型糖尿病
で腎疾患を併発した患者さんの
比較検証を行いました。研究グ
ループは、2型糖尿病で腎疾患
を併発し、かつ生検を行った患
者さんのフォローアップを統計
学的な手法を用いて比較検証し
ました。その結果、蛋白尿を示
さない患者群は蛋白尿を示す患
者群より、腎不全などの腎症進
行イベントを起こす率および生
存率のいずれもが有意にリスク
が小さいことが明らかになりま
した。

「今後、非蛋白尿のままでいる
メカニズムや腎保護作用のメカ
ニズムについての研究を進展さ
せることにより、腎不全の進行
抑制につながることが期待され
る」と、研究グループは述べて
います。

蛋白尿について解説している

動画です。

 

 



 

 

皮革製品を比較する。笑

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

 

 

 

2】 食道がんを血液で検出する診断モデル作成に成功

 

 

 

 

 

 

 

国立がん研究センターは7月
11日、高い精度(感度96%、特
異度98%)で食道がんを血液か
ら検出する診断モデルの作成に
成功したと発表しました。同研
究は、国立がん研究センターと、
同センター中央病院、国立長寿
医療研究センター、東レ株式会
社、株式会社ダイナコムら共同
研究グループによるものです。
研究成果は、米国科学誌「JAMA
Network Open 」に掲載されま
した。食道がんは予後不良なが
んで、転移性の腫瘍では根治は
難しく、局所のみの病変で見つ
かっても、腫瘍の進行によって
は手術や放射線治療といった局
所治療と薬物治療を組み合わせ
た比較的負担が大きい治療が必
要となります。一方、早い段階
で診断された食道がんは内視鏡
を用いた負担の少ない治療での
治癒を目指すことができますが、
早期には自覚症状がないことが
多いため、簡便で有用かつ早期
診断が可能な診断マーカーの開
発が急務の課題です。同研究グ
ループは、食道がん(扁平上皮
がん)に特異的なバイオマーカ
ーを同定することを目指し研究
を行いました。今回の研究では、
食道がん566 例と、がんを有さ
ない4,965例の計5,531例全例の
血液(血清)中マイクロRNA を
網羅的に解析し、食道がん患者
さんで有意に変化する多くのマ
イクロRNA を同定しました。そ
れらの組み合わせを利用した統
計的解析により食道がん患者さ
んを特異的に判別できる判別式
(診断モデル)を作成しました。
解析対象例を探索群と検証群に
分け、その精度を検証した結果、
同モデルは検証群の食道がん患
者さん全体の96%を正しくがん
であると判別することができ、
診断精度の極めて高い(感度96
%、特異度98%)診断モデルの
作成に成功したことを確認しま
した。ステージ別の検証におい
ては,ステージ0、ステージ1、
ステージ2、ステージ3,ステ
ージ4の患者群それぞれを89%、
95%、98%、97%、100%の感度
で陽性と診断できたことが分か
りました。

同研究により作成された診断モ
デルは、極めて高い診断精度で
あり、かつその精度を血液から
の情報のみで実現できたことは
大変意義の大きい成果だと研究
グループは述べています。今後、
実際の患者さんで確認する前向
きの臨床研究で検証および最適
化を重ねることで、食道がんス
クリーニング検査確立の実現に
向けた大きな前進が期待される
としています。

食道がんの腫瘍マーカーは、扁
平上皮がんではSCC (扁平上皮
がん関連抗原)とCEA (がん胎
児性抗原)です。 腺がんではC
EA です。 これらは、全身のが
んの大きさや数などの状態の変
化を把握するのに使われていま
すが、早期診断における有用性
は確立されていないという所に
食道がんスクリーニング検査の
難しさがあります。

リキッドバイオプシーについて

解説している動画です。

 

 



 

 

全身を使って匍匐前進する。


 

 

 

 

 

 

 

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編集後記

 

 

 

金沢大学が7月31日、2型糖尿
病で腎疾患を併発した患者さん
の比較検証を行った結果、蛋白
尿の有無が腎機能の経過や生命
予後において重要だということ
を明らかにしたと発表したのは、
偉大な業績です。糖尿病患者さ
んは蛋白尿などの腎疾患を併発
することが多く、その原因は腎
臓の糸球体に障害が発生するた
めと考えられてきたのは周知の
事実です。しかし、昨今の研究
から、2型糖尿病患者さんでは
腎機能が低下しているにも関わ
らず、腎疾患症例の約4割は蛋
白尿の進展がみられないことが
確認されていたということは、
初耳でした。蛋白尿を示さない
患者群は蛋白尿を示す患者群よ
り、腎不全などの腎症進行イベ
ントを起こす率および生存率の
いずれもが有意にリスクが小さ
いことが明らかになり、いかに
蛋白尿を示す例での症状悪化の
リスクが高いかということが分
かります。
国立がん研究センターが7月
11日、高い精度(感度96%、特
異度98%)で食道がんを血液か
ら検出する診断モデルの作成に
成功したと発表したのは素晴ら
しい業績です。生検を行わず、
血液検査などの低侵襲な手法で
診断が可能になることをリキッ
ドバイオプシーと言います。こ
のリキッドバイオプシーについ
ては、低侵襲であるため世界中
の研究者がしのぎを削って研究
しています。食道がんの場合、
超初期のがんでは、MRI などの
画像検査ではがんの有無を判別
できず、内視鏡検査のみで検出
可能という場合が多いのです。
さすれば、がん治療の経過を診
てゆくのは、困難ということに
なります。ところがリキッドバ
イオプシーであれば、画像検査
をするか否かのあたりをつける
ことができます。場合によって
は画像検査が不要になることも
あり得るのです。今後、実際の
患者さんで確認する前向きの臨
床研究で検証および最適化を重
ねることで、食道がんスクリー
ニング検査確立の実現に向けた
大きな前進が得られることを切
に期待したいと思います。

扶養が不要になる。笑

 

 

 

 

 

 

 

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