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2020-06-18 23:43:39

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診療マル秘裏話  号外Vol.1568 令和1年8月16日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

 

 

 

 

 

 

目次

1)抗痙攣薬に抗炎症、抗がん作用がある事を発見
2)プラズマクラスター 技術が水虫菌に対し抑制効果発揮

 

 

 

 

 

 

 

 

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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 

 

 

 

 

 

 

1】抗痙攣薬に抗炎症、抗がん作用がある事を発見

 

 

 

 

 

 

 

東京理科大学は、7月16日、
血管拡張、抗けいれん薬「パパ
ベリン」に抗炎症、抗がん作用
があることを発見したと発表し
ました。この研究は、同大学の
田沼靖一教授率いる研究グルー
プによるものです。研究成果は、
「Biochemical and Biophysica
l Research Communications(B
BRC)」、「PLOS ONE 」にオン
ライン掲載されています。この
研究の背景には、敗血症を根治
する有効な治療薬、膠芽腫に対
する有効な治療薬がないという
現実があります。敗血症は急性
の感染症や傷によって起こる症
状で、特に、高齢者では深刻な
課題となっています。また非常
に進行の速い悪性の脳腫瘍であ
る膠芽腫(GBM )も、抗がん剤
に耐性ができてしまうため、有
効な治療薬がほとんどないのが
現状です。田沼教授らのグルー
プは、炎症のプロセスにより産
み出されるHMGB1(high-mobili
ty group box 1)と、特異的な
細胞膜受容体RAGE (receptor f
or advanced glycation end-pr
oducts )の相互作用を阻害する
化合物が見つかれば、炎症を抑
える薬剤になり得るのではない
かと考え、研究を進めました。

研究グループは、蛋白質間相互
作用(PPI )を標的としたin s
ilico 創薬手法(ソフトウェア
「COSMOS」)を開発しました。
HMGB1 内のRAGE結合領域として、
14アミノ酸残基のペプチドを同
定し、さらにそれを最適化した
環状ペプチド「Pepb2 」を分子
設計しました。そして、Pepb2
がHMGB1 とRAGEとの結合を「競
合的に阻害」することを実験的
に証明しました。次に、「Drug
Bank」という薬剤データベース
の中に、Pepb2 と似た構造をも
った薬剤があるかどうかをin s
ilico スクリーニングしました。
その結果、ケシの実から抽出さ
れたパパベリンが見つかりまし
た。さらに、そのペプチド構造
類似性解析から、一般的な抗け
いれん薬である「パパベリン」
に、HMGB1 のRAGEへの結合を阻
害し、抗炎症、抗がんなどの新
規の薬効があることを発見しま
した。また、マウスを用いた実
験により、敗血症や膠芽腫など
に有効な治療薬となり得ること
を示しました。このようなin s
ilico 創薬手法と「ドラッグリ
ポジショニング(既存薬再開発)」
との組み合わせ法は、安全性が
確認された既存の薬剤に、まだ
知られていない薬効があること
を見出すのに有効です。全く新
規に新薬を開発するよりも、時
間面、コスト面、安全性面で非
常に効率よく、既存薬を新たな
治療に適応拡大することが可能
にし、新薬開発のリードとなり
ます。

研究グループは、「次のステッ
プとしては、ヒトの体内でパパ
ベリンが、どの程度HMGB1-RAGE
相互作用を阻害するのか、調べ
ることだ。今私たちは、もっと
効果的な薬剤をデザインするた
めに、パパベリンの構造を改変
させて最適化することを試みて
いるところだ」と/述べていま
す。

RAGEは、最終糖化産物AGEs

の受容体です。糖化について、

解説している動画です。

 

 



 

 

耕三さんが構造を解明する。


 

 

 

 

 

 

 

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2】 プラズマクラスター 技術が水虫菌に対し抑制効果発揮

 

 

 

 

 

 

シャープは、プラズマクラス
ター技術が白癬菌の一つである
水虫菌に対し抑制効果を発揮す
ることを実証しました。 また
水虫菌の胞子の発芽と菌糸の伸
長に対しても抑制効果を確認し
ました。

千葉大学真菌医学研究センタ
ーの矢口貴志准教授の監修の下、
プラズマクラスターイオンを発
生させるカビ試験装置を使い、
国内で感染が認められる水虫菌
の約90%を占める2種類を対象
に試験しました。サンプル菌の
胞子懸濁液を培地上に撒き、同
装置内で24時間照射後、3~4
日培養し、生育したコロニー数
を数えました。装置のイオン発
生素子と培地の距離は12センチ
メートル。その結果、2種類の
水虫菌に対し、99.9%以上の抑
制効果がある事が分かりました。

プラズマクラスター技術で浮遊

真菌や浮遊細菌を不活化するメ

カニズムについて、解説してい

る動画です。

 

 



 

 

瀟洒な館にレーザーを照射す
る。笑

 

 

 

 

 

 

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編集後記

 

 

 

東京理科大学が、7月16日、
血管拡張、抗けいれん薬「パパ
ベリン」に抗炎症、抗がん作用
があることを発見したと発表し
たのは、素晴らしい業績です。
in silico 創薬手法と「ドラッ
グリポジショニング(既存薬再
開発)」との組み合わせ法は、
安全性が確認された既存の薬剤
に、まだ知られていない薬効が
あることを見出すのに有効とい
うことですので全く新規に新薬
を開発するよりも、時間面、コ
スト面、安全性面で非常に効率
よく、既存薬を新たな治療に適
応拡大することが可能にし、新
薬開発のリードとなることを、
期待したいと思います。
シャープは、プラズマクラス
ター技術が白癬菌の一つである
水虫菌に対し抑制効果を発揮す
ることを実証し、また水虫菌の
胞子の発芽と菌糸の伸長に対し
ても抑制効果を確認したという
ことで、この技術を使えば水虫
は退治できると推測されます。
水虫菌は、水と少量の栄養さえ
あれば、生きていけるタフな、
生物です。そのタフさを潰す力
を秘めたプラズマクラスターの
技術は本当に凄いと言えるでし
ょう。カビが生えやすい浴室等
の空間に、プラズマクラスター
の技術を使う事で水虫菌の繁殖
を抑えることができれば、清潔
を保つことができて理想の除菌
と言えるのではないでしょうか。

高価な技術で真菌の抑制効果
を達成する。笑

 

 

 

 

 

 

 

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