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2020-01-29 00:45:19

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診療マル秘裏話  号外Vol.1447 平成31年3月28日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

 

 

 

 

 

 

目次

1)ステロイド誘発性代謝異常,グルココルチコイド受容体寄与
2)がん診断で、日本発の新技術が実用化に近づく

 

 

 

 

 

 

 

 

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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 

 

 

 

 

 

 

1】 ステロイド誘発性代謝異常,グルココルチコイド受容体寄与

 

 

 

 

 

 

 

大阪大学は2月28日、ステロ
イドによって生じる糖尿病等の
代謝異常に脂肪細胞のグルココ
ルチコイド受容体(GR)が寄与
することを明らかにしたと発表
しました。この研究は、同大大
学院医学系研究科の下村伊一郎
教授、大月道夫講師、奥野陽亮
助教、林令子大学院生(内分泌・
代謝内科学)らの研究グループ
によるものです。研究成果は「
Endocrinology 」に掲載されて
います。

ステロイドは、アレルギー性
疾患など、さまざまな疾患の治
療薬として用いられる一方で、
副作用として糖尿病などの代謝
異常や脂肪肝などを引き起こす
ことが知られています。しかし、
ステロイドは全身に作用するた
め、どの臓器の影響でこのよう
な副作用が生じるかは不明でし
た。そこで今回、研究グループ
は、ステロイドの「脂肪細胞へ
の作用」に注目して研究を行い
ました。

研究グループは、ステロイド
の受容体であるGRに着目しまし
た。脂肪細胞特異的に発現する
アディポネクチン遺伝子の転写
制御下にCre 遺伝子を発現する
「アディポネクチンプロモータ
Cre 」を用いて、脂肪細胞特異
的にGRを除去した遺伝子改変マ
ウスを作成しました。このマウ
スにステロイドを投与したとこ
ろ、脂肪組織が肥大する一方で、
肝臓への脂肪蓄積が減少し、イ
ンスリン抵抗性が改善されたこ
とから、「健康的肥満」が誘導
されていることが明らかとなり
ました。

次に、同遺伝子改変マウスを
用いてさまざまな実験を行い、
健康的肥満が誘導されるメカニ
ズムを詳しく調べました。その
結果、脂肪細胞におけるGRの役
割として、コラーゲン関連遺伝
子の発現抑制による脂肪細胞へ
の脂肪蓄積の抑制、前駆脂肪細
胞の増殖抑制、ATGLという酵素
による脂肪の分解、時計遺伝子
Per1を介した糖取り込み抑制を
行っていることを示しました。
これらにより、健康的な肥満が
抑制され、脂肪肝やインスリン
抵抗性といった代謝異常が生じ、
糖尿病を引き起こすことを明ら
かにしたということです。

今回の研究成果により、多様
な疾患の治療薬として使用され
るステロイドによって糖尿病が
起こるメカニズムの一端が明ら
かとなりました。この研究成果
を発展させることにより、ステ
ロイド糖尿病に対する新たな創
薬につながることが期待される
と研究グループは述べています。

ステロイドの副作用について

解説している動画です。

 

 



 

 

 

一反木綿の霊力の一端を垣間
見る。笑

 

 

 

 

 

 

 

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2】 がん診断で、日本発の新技術が実用化に近づく

 

 

 

 

 

 

 

遺伝子解析など海外に先行さ
れてきたがん診断で、日本発の
新技術が実用化に近づいていま
す。 わずか1滴の血液から、
がん細胞が分泌している微小な
マイクロRNA(リボ核酸)を
検出し、がんの種類や病期を早
期に診断します。国立がん研究
センター(NCC)主導の臨床
研究の成果を活用し、東レや東
芝、アークレイ(京都市)など
が体外診断薬として製品化しま
す。早ければ2019年度にも事業
化される見通しです。

マイクロRNAを用いたがん
早期診断技術の研究開発は、N
CCを軸に国家プロジェクトと
して実施されてきました。乳が
んや大腸がん、胃がん、すい臓
がんなど13種のがんに対する
臨床研究が一昨年に始まり、今
年度までにそれぞれのがんに特
徴的なマイクロRNAを見いだ
し、診断技術にめどをつけまし
た。たとえば卵巣がんであれば
血中の10種のマイクロRNAを
目印にし、99%の感度で診断で
きます。

マイクロRNAは正常細胞も
分泌しますが、とりわけ分泌の
多いがん細胞はがん種によって
異なるRNAを放出します。小
胞体(エクソソーム)と呼ぶ運
搬役に守られて血中を循環する
マイクロRNAは、他の細胞に
入りこむと血管を作る等の機能
を発現し、細胞間での情報のや
り取りを担う存在です。がんの
発生の初期や転移、終末期と全
過程で分泌しており、がんの進
行度の診断も可能になります。

プロジェクトでは東レのDN
Aチップ「3D-Gene」が
マイクロRNAの検出に用いら
れてきましたが、東レのほかア
ークレイ、東芝、プレシジョン・
システム・サイエンス(千葉県)
の4社がそれぞれが得意技術を
使って解析装置を製品化します。
東レはDNAチップを用いたシ
ステムを開発です。東芝はLA
MP法と呼ぶ遺伝子増幅・検出
技術を使って定量検出する装置
を目指します。

プレシジョン・システム・サ
イエンスはすでに販売している
遺伝子解析装置を改良し、エク
ソソームや、マイクロRNAを
抗体や磁性ビーズを使って単離
し、検出する装置を開発します。
アークレイは京都工芸繊維大学
と協力し、試薬の高感度化に取
り組んでいるほか、操作性に優
れる全自動装置を事業化します。

プロジェクトを主導するNC
Cの分子細胞治療研究分野の落
谷孝広主任分野長によると「4
社には一刻も早い事業化をお願
いしている」と話し、近く体外
診断薬として承認申請に進む見
通しです。承認後は人間ドッグ
などのがん検診で運用が始まり、
とくに乳がんや大腸がんは早い
段階に実用化します。 既存の
診断技術を駆逐するのではなく、
まずは1次スクリーニングとし
ての利用が見込まれます。

血液や尿、涙などの体液を用
いた診断は「リキッド・バイオ
プシー」と呼ばれ次世代の診断
技術として注目されています。
マイクロRNAによるがん診断
は、病変部に針を刺して組織を
採取する針生検に比べて診断コ
ストが10分の1ですむほか、放
射線の懸念のあるCTなど画像
診断に比べても安全性が高いと
いう特徴があります。2025年の
世界市場は、約3兆5000億円に
拡大するとの予測もあり、診断
だけでなく創薬研究にも応用は
広がります。

マイクロRNAのがん診断で
先行するのは日本となりそうで
すが、米政府は米国立衛生研究
所(NIH)に数百億円規模の
予算を注ぎ込み研究を加速させ
る等海外も追撃し始めています。

マイクロRNAのがん診断につ

いて解説している動画です。

 

 



 

 

アメーバーの仮足を加速する。


 

 

 

 

 

 

 

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編集後記

 

 

ステロイドによって生じる糖
尿病等の代謝異常に脂肪細胞の
グルココルチコイド受容体(GR)
が寄与することを明らかにした
と発表したのは素晴らしい業績
です。ステロイドは、アレルギ
ー性疾患など、さまざまな疾患
の治療薬として用いられる一方
で、副作用として糖尿病などの
代謝異常や脂肪肝などを引き起
こすことが知られていましたが、
しかし、ステロイドは、全身に
作用するため、どの臓器の影響
でこのような副作用が生じるか
は不明ということでした。また、
脂肪肝のモデルマウスを作るの
は、人間のようにただ単に脂肪
分の多い食事を与えるだけでは、
できないことが知られています。
即ち、人間とマウスでは脂質の
代謝に違いがあるのです。そう
した中で、人間の健康的肥満と
同等に扱うというのは、おかし
い気がします。
遺伝子解析など海外に先行さ
れてきたがん診断で、日本発の
新技術が実用化に近づいている
ことは、喜ばしい事です。ただ
TMCA検査と呼ばれる精密な腫瘍
マーカーの測定法も、日米同時
に提唱されていて、ドイツでは、
乳がんの検診が採血で行われる
ようにやがてなる等今や「リキ
ッド・バイオプシー」と呼ばれ
る次世代の診断技術は百花繚乱
と言えましょう。当クリニック
では、TMCA検査を導入する予定
ですが、コストパフォーマンス
によっては、マイクロRNAで
も良いかなと考えております。
どんなに優れた検査であっても
値段が高く保険適用にならない
ものでは、患者さんと医療機関
の利益を損なうものとなってし
まいます。 よく比較検討して、
次世代診断技術の「リキッド・
バイオプシー」を導入すること
を考えたいと思います。

低床の自動車が提唱される。


 

 

 

 

 

 

 

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発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
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