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2020-01-06 00:30:42

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診療マル秘裏話  号外Vol.1427 平成31年3月4日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 

 

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目次

1)ヒト薬物代謝遺伝子を持つヒト型ラット の作製に成功
2)iPS細胞を使う再生医療の現状と将来の展望

 

 

 

 

 

 

 

 

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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 

 

 

 

 

 

 

1】 ヒト薬物代謝遺伝子を持つヒト型ラット の作製に成功

 

 

 

 

 

 

 

鳥取大は2月6日、薬がヒト
の体内でどのように代謝される
かを調べるためのヒト遺伝子を
持つヒト型ラットの作製に成功
したと発表しました。開発中の
新薬の効き目だけでなく、毒性
などに対する、ヒトへの安全性
予測を向上させることができる
ということです。成果はアメリ
カの科学誌オンライン版に2月5
日付で掲載されました。ヒト型
ラットを作製したのは、鳥取大
染色体工学研究センターの香月
康宏准教授らのグループです。
ヒトの薬物代謝酵素に関係する
多くの遺伝子群を載せた染色体
1本を人工的につくり、その人
工染色体をラットに導入しまし
た。ヒトの体内で薬がどのよう
にとどまり分解されていくかを
再現できます。

新薬開発時には重さ300グ
ラムほどあるラットの10分の1
ほどの大きさのマウスが用いら
れることが多いのですが、体が
小さいために薬の複数回投与や
採血ができません。そのため、
薬の効き目や毒性がいつまで続
くかなど代謝を調べるためには
ヒト型ラットが必要でした。

香月准教授によると薬物代謝
の重要な酵素のヒト遺伝子をラ
ットに導入するのは世界初とい
い、「医薬品のヒトに対する安
全性予測が向上すると共に開発
のスピードアップと成功率向上
に大きく貢献できると考えられ
る」と話しています。

賢くなった人間の脳細胞を移植

したマウスのニュース動画です。

 

 



 

 

精巧な技で成功を収める。笑

 

 

 

 

 

 

 

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2】 iPS細胞を使う再生医療の現状と将来の展望

 

 

 

 

 

 

 

iPS細胞は血液や皮膚など
の細胞に、特定の四つの遺伝子
を加えて作ります。更に、一定
の条件で培養することで、神経
や、心臓といった様々な細胞や
組織にすることができます。こ
うして変化させた細胞を患者さ
んに移植し、病気やけがなどで
失われた機能を回復させようと、
07年に山中教授がヒトiPS
細胞を発表して以来、国内外で
研究が進められてきました。

ヒトに初めて移植されたのは
14年です。理化学研究所など
が、目の難病「加齢黄斑変性」
の患者さんで臨床研究をしまし
た。この病気は網膜の組織が傷
むことで、視野の一部が欠けた
りゆがんで見えたりします。そ
こで、患者自身の皮膚から作っ
たiPS細胞を網膜の組織にし
て、目に移植しました。

このようなiPS細胞を使っ
た臨床研究には、期待が大きい
一方、まだ新しい試みなので体
への影響などで未知の部分もあ
ります。そのため、臨床研究を
始めるに当たっては、厚生労働
省に認められる必要があります。

そんな中、昨年は実用化に向
けた動きがいくつかありました。
これまでは加齢黄斑変性だけだ
ったのが、昨年10月、京都大
がパーキンソン病患者さんにi
PS細胞から作った神経細胞を
移植する治験を行いました。

またiPS細胞を心臓の筋肉
の細胞にして重い心不全の患者
さんに移植する大阪大チームと、
血を止める働きをする血小板を
iPS細胞から作って、血液の
難病「再生不良性貧血」の患者
さんに輸血で移植する京都大チ
ームの臨床研究計画が、国に認
められました。慶応大チームは、
脊髄(せきずい)損傷の患者に
神経のもとになる細胞を移植し
て、運動や感覚の機能を取り戻
そうとする計画を昨年末に提出
しました。順調に行けば、この
3例は今年中に実施されるとみ
られます。

他にも、理研のチームが、N
KT細胞というがんを攻撃する
細胞をiPS細胞から作り、頭
頸部(けいぶ)がんを治療しよ
うとする治験を年内にすること
を目指しています。

実用化に向けてはコストダウ
ンも必要です。そのため、他人
の細胞から作った複数のタイプ
のiPS細胞をストックしてお
く事業もあります。また、腫瘍
(しゅよう)化のおそれが指摘
されるiPS細胞ですが、慶応
大のチームはあらかじめ特殊な
化合物を加えることでリスクを
抑える工夫をしています。

大学などの研究機関だけでな
く、企業でも再生医療をめぐる
動きが活発になっています。目
をひくのは、国から承認を受け
た再生医療製品の製造販売です。

ジャパン・ティッシュ・エン
ジニアリング社の「ジェイス」
は皮膚の再生を目指した製品で
す。重い熱傷等の患者さん自身
の細胞を採取して培養し、シー
ト状にして移植します。他に、
ひざの軟骨を再生させる製品や、
足の筋肉由来の細胞をシート状
にして心不全の患者に移植する
製品などもあります。昨年末に
は、脊髄損傷を対象とした細胞
製剤が加わりました。

関係企業でつくる団体、再生
医療イノベーションフォーラム
の菅野秀則・運営委員長は「承
認を待っている製品も複数ある」
とし、再生医療の現状を「夜明
けから日が昇っている状況に変
化している。これからどんどん
明るくなるだろう」と表現しま
す。一方で再生医療とうたいつ
つ、有効性がわかりづらいもの
もあります。 高額な治療費を
請求される場合もあるので注意
が必要です。

iPS細胞について解説している

動画です。

 

 



 

 

 

間隔を空ける感覚を重視する。


 

 

 

 

 

 

 

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編集後記

 

 

 

薬がヒトの体内でどのように
代謝されるかを調べるためのヒ
ト遺伝子を持つヒト型ラットの
作製に成功したと発表したのは、
偉大な業績です。新薬開発時に
は重さ300グラムほどあるラ
ットの10分の1ほどの大きさの
マウスが用いられることが多い
のですが、体が小さいために薬
の複数回投与や採血ができない
というのは本当です。私もマウ
スを使った実験をしていたので
分かります。眼の下の静脈から
採血するので複数回採血は無理
です。そのため、薬の効き目や
毒性がいつまで続くかなど代謝
を調べるためにはヒト型ラット
が必要ということも十分理解で
きます。医薬品のヒトに対する
安全性予測が向上すると共に、
開発のスピードアップと成功率
向上に大きく貢献することを、
期待したいと思います。
iPS細胞は血液や皮膚など
の細胞に、特定の四つの遺伝子
を加えて作り、更に一定の条件
で培養する事で、神経や、心臓
といった様々な細胞や、組織に
分化することができるという夢
のような万能幹細胞です。山中
先生がこれを作ったということ
は、同じ日本人として誇らしい
限りです。 このようなiPS
細胞を使った臨床研究には期待
が大きい一方、まだ新しい試み
なので体への影響などで未知の
部分もあるほか、一定基準以上
の設備がないと患者さんの身を
危険にさらすことになります。
そのため、臨床研究を始めるに
当たっては、厚生労働省に認め
られる必要があるということは、
妥当な判断と言えましょう。再
生医療とうたいつつ、有効性が
わかりづらいものもあると指摘
されていますが再生医療を本当
に実施するには学内の倫理委員
会、厚生労働省などを説得させ
るだけのエビデンスが必要だと
思います。高額な医療費をこれ
らのプロセスを得ずに徴収して
いる場合は、怪しいと見ていい
でしょう。

工場で生産性を向上させる。


 

 

 

 

 

 

 

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藤田 亨
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