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診療マル秘裏話    号外Vol.1145 平成30年4月9日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 

 

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

 

 

 

 

 

 

 

目次

1)食物アレルギーに対応した、米粉カフェを開店
2)ストレス耐性等に関わる転写因子がストレス防御に関与

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 

 

 

 

 

 

 

1】 食物アレルギーに対応した、米粉カフェを開店

 

 

 

 

 

 

 

金沢市の料理研究家村井公美
さん(44)は、食物アレルギー
に対応した「米粉カフェ」を市
内で1月に始めました。アレル
ギーの子どもを持つ母親として
の経験をもとに、誰もが安心し
て楽しめる食の提供を心掛けま
す。「心も体も喜ぶおいしいも
のを出したい」と前を向いてい
ます。

同市新竪町の飲食店「いただ
き繕 金沢新竪町」。村井さん
はここで毎週火曜に米粉カフェ
を開いています。明るい店内に
は、小麦や卵を使わず、米粉を
使ったカップケーキやミニ食パ
ン、きんぴらをはさんだ米粉パ
ンサンドなどが並びます。「お
かげさまで完売します。うれし
いですね」とほほ笑みました。

米粉の料理に取り組み始めた
のは、長男(12)が重度の食物
アレルギーを持ったことがきっ
かけでした。離乳食を始めた頃、
牛乳や卵の入ったホットケーキ
をほんの少し食べました。する
と、目や唇が腫れ上がり、呼吸
困難を起こして病院に運ばれま
した。

その日から「自分の不注意で
この子が命を落としてしまうか
もしれない」と不安の日々が続
きました。同じ境遇の人たちと
接しても暗い話になってしまい、
落ち込むことも多かったという
ことです。

それでも、子どものためにア
レルギーに対応した弁当を作り
続けました。ある日、書店で米
粉の料理本を見つけ、米粉パン
がレパートリーに加わると、弁
当作りの幅が一気に広がりまし
た。長男は「今日はパンが食べ
たい」と言うように。食べ物が
制限される生活の中で、食を選
べる喜びを知りました。次第に
前向きになり「自分の経験を皆
と共有しよう」とアレルギーに
対応した料理の研究を本格的に
始めました。

さまざまな料理教室に通って
腕を磨きました。アレルギーの
子を持つ他の母親やパン店を開
いていた人らと交流し、情報交
換もします。米粉パンは小麦を
使わず、パンが膨らみにくい等
難しさがあります。材料や焼き
方を工夫し試行錯誤を重ねまし
た。

そうして立ち上げた米粉カフ
ェは、食物アレルギーを持つ人
や健康に関心を持つ人でにぎわ
っています。テニスのノバク・
ジョコビッチ選手ら著名人が体
質改善のために小麦を摂取しな
い食事療法を取り入れたことも
話題となり、アレルギーのない
人も店を訪れます。

今は、誰にとっても優しくお
いしいものを作ることが自分の
使命だと感じています。「アレ
ルギーのある子どもだって皆と
同じ普通の生活を送りたいと思
っている。だから、アレルギー
があっても食をいろいろ選べる
世界が大切。それをこの金沢か
ら始めたい」と話しています。

米粉蒸しパンの作り方について

の動画です。

 

 



 

 

電話不通のせいで普通の生活
が送れなくなった。笑

 

 

 

 

 

 

 

 

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2】 ストレス耐性等に関わる転写因子がストレス防御に関与

 

 

 

 

 

 

 

 

国立遺伝学研究所は3月9日、
ストレス耐性などに関わる転写
因子「Mbf1」が転写促進活性と
は異なる新たなメカニズムによ
ってポリコーム抑制やストレス
防御に関わっていることを見出
したと発表しました。同成果は、
情報・システム機構国立遺伝学
研究所の広瀬 進 名誉教授らの
グループと佐賀大学医学部の西
岡 憲一 講師らのグループの共
同研究によるものです。詳細は
英国の科学誌「Development 」
に掲載されました。

Mbf1は主として細胞質に存在し
て、アミノ酸飢餓、酸化、熱シ
ョック、細菌感染などさまざま
なストレス条件下で核に移行し、
転写制御因子の補助因子として
働き、ストレス応答遺伝子群を
誘導することが分かっていまし
た。

Mbf1の転写活性化因子としての
働きは、さまざまな種において
保存されていることが分かって
いました。しかし、ストレスが
ない時のMbf1の細胞質での役割
は分かっていませんでした。

今回の研究では、Mbf1が転写促
進活性とは異なる新たなメカニ
ズムによって、ポリコーム抑制
やストレス防御に関わっている
ことを見出しました。

細胞には、パックマンと呼ばれ
る「悪役」酵素が存在し、メッ
センジャーRNA を分解していま
す。このメッセンジャーRNA に
Mbf1が結合し、パックマンによ
る分解からメッセンジャーRNA
を守っていることが判明したと
しています。

また、Mbf1によって守られてい
るメッセンジャーRNA が作る蛋
白質には、パックマンの発現を
抑えるポリコーム抑制やストレ
ス耐性に関わるものなどがあっ
たということです。

これらから、Mbf1は、ポリコー
ム抑制を強固にすると共に「ス
トレス耐性遺伝子の転写の促進」
と「メッセンジャーRNA の分解
抑制」という2つの機能によっ
てストレス防御を制御していた
と研究グループは説明していま
す。

今回の成果を受けて研究グルー
プは、Mbf1は長寿との関係が示
唆されていることから、今後、
長寿の仕組みを理解するための
糸口となりヒトの健康寿命延長
の研究の基盤になることが期待
されるとしています。

ポリコーム抑制:蛋白質複合体
によるヒストン修飾を介したク
ロマチン修飾を通じて,遺伝子
発現を抑制すること

ストレス防御について解説して

いる動画です。

 

 



 

 

基盤の布地が黄ばんだ。笑

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

 

 

 

編集後記

 

 

 

食物アレルギーに対応した「
米粉カフェ」を金沢市内で開店
したのは、素晴らしいことです。
小麦や牛乳等の食材を使う西洋
風の料理を食べることで、酷い
アレルギー症状を来す人が増加
しています。小麦のグルテンと
牛乳のカゼインが、人間の腸を
傷害することが分かっています。
カゼインが分解するとカソモル
フィンというペプチドができて、
このペプチドには、麻薬の様な
依存性があります。グルテンに
も同様に依存性があることが分
っています。この二つの蛋白質
が人間の腸を傷害し、更に糖質
摂取が多いと腸にカビが生える
ようになります。更に放置する
とリーキーガット症候群(腸も
れ症候群)といって腸に穴が開
くことになってしまいます。
ストレス耐性等に関わる転写
因子「Mbf1」が転写促進活性と
は異なる新たなメカニズムによ
ってポリコーム抑制やストレス
防御に関わっていることを見出
したと発表したのは偉大な業績
です。現在、欧米では、色々な
病気を治療する前にストレスの
制御に関係する、副腎の疲労を
治療することが行われています。
副腎皮質ステロイドホルモンは、
ストレスを緩和してくれますが、
体中の炎症がたくさんある場合
は、その炎症を消しきれず副腎
疲労の状態となります。 副腎
疲労の治療は、まず腸の健康か
らはじめます。それは、上記の
二つの蛋白質を摂取しないこと
から始まります。更に糖質制限
を行うとともに、不足したビタ
ミンB群やビタミンCや亜鉛等
のミネラルを補います。L-カル
ニチンも不足しやすいのでサプ
リで摂取することが必要です。

副腎疲労の症状を披露しては、
いけない。笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2019-02-10 00:48:11

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診療マル秘裏話    号外Vol.1144 平成30年4月8日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 

 

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目次

1)免疫細胞Tリンパ球を簡単に検出する方法を開発
2)場面緘黙(かんもく)症という小児期の不安症

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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1】 免疫細胞Tリンパ球を簡単に検出する方法を開発

 

 

 

 

 

 

 

富山大の研究グループは3月
16日、がん患者さんの腫瘍の中
から、がん細胞を殺す免疫細胞
「Tリンパ球」を簡単に検出す
る方法を開発したと発表しまし
た。従来はTリンパ球の検出に
約3カ月掛かっていましたが、
新しい方法では約10日で検出で
きるということです。研究グル
ープは数年内に臨床試験を開始
するとしており、Tリンパ球を
使った新たながん治療法の確立
が期待されます。

研究グループによると、がん
細胞を攻撃することができるT
リンパ球は、がん細胞を見つけ
るセンサー「TCR」を持って
います。Tリンパ球のTCR遺
伝子を取り出して、患者さんの
Tリンパ球に入れることで患者
さんのTリンパ球が、がん細胞
を攻撃できるようになる可能性
があります。

従来は、Tリンパ球を培養し、
クローン細胞を大量に作る方法
で、TCR遺伝子を取り出して
いましたが、時間を要するのが
課題となっていました。

研究グループはマウスのがん
細胞を使った研究で、Tリンパ
球1個1個からTCR遺伝子を
検出する独自の方法を開発し、
検出するまでの期間も、大幅に
短縮されました。検出したTC
R遺伝子100~200個を解析し、
がん細胞を見つけることができ
るTCR遺伝子を突き止めまし
た。

さらに、がん細胞を見つける
ことができるTCR遺伝子を入
れたTリンパ球を培養し、がん
細胞を持つマウスに注入した所、
がん細胞が増殖することはあり
ませんでした。

研究グループは、富山大大学
院医学薬学研究部免疫学講座の
岸裕幸准教授、村口篤名誉教授、
先進がん免疫治療学講座の浜名
洋客員准教授、下岡清美客員助
教らで構成されます。研究成果
は3月12日、米国科学誌「キャ
ンサーイミュノロジーリサーチ」
電子版に掲載されました。

MHCについて解説している動画

です。TCRについても解説されて

います。

 

 



 

 

 

厚生労働省の委員会が構成さ
れる。笑

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

 

 

 

2】 場面緘黙(かんもく)症という小児期の不安症

 

 

 

 

 

 

 

自宅ではおしゃべりなのに幼
稚園や保育園、小学校などでは
話すことができない。 そんな
様子が1カ月以上も続くような
ら、場面緘黙(かんもく)症と
いう小児期の不安症かもしれま
せん。「無理に話をさせるので
はなく話さなくてもいいと安心
させてあげて下さい」と、梅花
女子大学(大阪府茨木市)心理
こども学部心理学科の伊丹昌一
教授はアドバイスします。場面
緘黙症は幼稚園や学校といった
「場所」、授業中などの「場面」、
「特定の人」と一緒にいるとき
など、限られた状況で話すこと
ができない症状で、文部科学省
が定める情緒障害教育の対象に
なっています。

幼稚園児から小学生に多く、
男児よりも女児に目立ちます。
限られた状況以外では普通にし
ゃべることができるので、言葉
の発達の遅れとは異なります。
主な原因は話すことや人間関係
を築くことへの不安だと考えら
れています。

「不安の正体は、子どもによ
ってさまざま。例えば、滑らか
に言葉が出てこない吃音(きつ
おん)などにより、話すと周り
の子どもたちにからかわれる事
がストレスとなって緘黙になる
こともあります」と伊丹教授は
話しています。

無理に話をさせようとしたり、
話をしないことでいじめられる
ような経験があったりすると、
症状が悪化して不登校につなが
る恐れもあります。原因となっ
ている不安は一朝一夕には解消
できないという事です。「原因
を見つけようと焦らず、『その
ままでいい』と子どもに伝える
ことがとても大切です。褒める
ことを通して言葉や行動に少し
ずつ自信を持てるようにしてや
り、不安を和らげてほしい」と
いうことです。

もし、場面緘黙が疑われると
きは心療内科や精神科を受診し、
幼稚園や学校などにも相談しま
す。無理に話さなければならな
い状況をつくらないなど理解と
見守りが得られれば、多くの場
合、年齢とともに症状は改善し
ます。

伊丹教授は「場面緘黙の子ど
もたちは、人見知りやわがまま
で話さないのではなく、話すこ
とができない状態なのです。周
囲がこの病気を理解してあげる
ことが何よりも必要です」と話
しています。

場面緘黙症について解説してい

る動画です。

 

 



 

 

 

緘黙状態が常態化する。笑

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

 

 

 

 

編集後記

 

 

 

がん患者さんの腫瘍の中から、
がん細胞を殺す免疫細胞「Tリ
ンパ球」を簡単に検出する方法
を開発したと発表したのは偉大
な業績です。従来はTリンパ球
の検出に約3カ月掛かっていま
したが、新しい方法では約10日
で検出できるということですの
で大幅な時間短縮を実現した事
は素晴らしいという他ありませ
ん。研究グループは、数年内に
臨床試験を開始するとしており、
Tリンパ球を使った新たながん
治療法の確立が期待されるとい
うことです。ただTリンパ球に
既にがん細胞からブレーキがか
かっているとするとブレーキを
外す必要があります。またブレ
ーキが掛かっていないがん細胞
だけを検出したとすると患者さ
んに投与時にブレーキがかかる
可能性があります。
自宅ではおしゃべりなのに幼
稚園や保育園、小学校などでは
話すことができない。 そんな
様子が1カ月以上も続くような
ら、場面緘黙(かんもく)症と
いう小児期の不安症かもしれな
いということで、幼稚園児から
小学生に多く、男児よりも女児
に目立つことから不安というよ
り、羞恥心によるものと私は、
考えています。女児でも容易に
話すことができる環境を作る事
が必要だと思います。羞恥心を
克服しやすい環境を作るという
のは簡単そうで、なかなか難し
い課題であると思います。いず
れにしても羞恥心や不安を克服
しなければ、社会に出た時に、
本人が困ることになります。そ
の克服のきっかけを作ってあげ
ることをためらってはならない
と私は考えています。

話すのが容易になるように、
用意する。笑

 

 

 

 

 

 

 

 

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