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診療マル秘裏話  Vol.634 平成28年2月4日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

 

 

 

 

 

 

目次

1)ピロリ菌病原蛋白質がエクソソームに内包、全身に運搬
2)日米の医療研究司令塔が、共同研究の覚書調印

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 

 

 

 

 

1】 ピロリ菌病原蛋白質がエクソソームに内包、全身に運搬

 

 

 

 

 

 

 

京都大学は1月8日、ピロリ菌
の病原蛋白質CagAが細胞外小胞
エクソソームに含まれることを
初めて明らかにし、血流に乗っ
て全身に運ばれることを見出し
た研究結果を発表しました。こ
の研究は同大学大学院工学研究
科の秋吉 一成教授らの研究グ
ループによるものです。 研究
成果は、英国のオンライン科学
雑誌「Scientific Reports」に、
英国時間の1月7日付けで公開さ
れました。ピロリ菌は、世界の
総人口の約半数が感染しており、
日本人でも年齢が上がるにつれ
て、感染率が高まるとされてい
ます。中でも、病原蛋白質CagA
を持つピロリ菌(CagA陽性ピロ
リ菌)に感染すると、胃がんを
始めとする胃粘膜病変を発症し
ますが、日本人が感染している
ピロリ菌のほぼ100%は,このCa
gA陽性ピロリ菌だそうです。
ピロリ菌に感染するとCagAが
胃上皮細胞内の分子と結合し、
がん化を促進することが知られ
ています。最近の疫学研究では、
ピロリ菌感染は、心疾患や血液
疾患、神経疾患等の胃粘膜病変
以外の様々な全身疾患の発症に
関わることが示唆されています
が、そのメカニズムは明らかに
なっていないということです。
そこで、研究グループは、ピ
ロリ菌由来CagAが、何らかの形
で胃から他の組織や臓器へと運
ばれることによって、胃以外の
部位でさまざまな疾患を発症す
るのではないかと考え、細胞外
小胞エクソソームに注目しまし
た。CagA陽性ピロリ菌によって
細胞内に注入されたCagAがエク
ソソームとして細胞外へ分泌さ
れ、血液を通して離れた組織へ
運ばれるという仮説を立てまし
た。
CagA陽性ピロリ菌に感染した
胃がん患者さんの血清からエク
ソソームを回収し、液体クロマ
トグラフィー質量分析装置(LC
-MS/MS )を用いてエクソソー
ムに含まれる蛋白質を網羅的に
解析しました。その結果、エク
ソソームに含まれる代表的な蛋
白質とともに、ヒト胃がん由来
ピロリ菌株が持つCagAと同一の
配列を同定しました。
これにより、CagAが胃のみに
存在するのではなく、エクソソ
ームとして血液中へと運ばれて
いることが明らかになりました。
更に、このエクソソームは、他
の細胞内に、入って生物活性を
発揮することも分かったという
ことです。
この研究成果が、これまでCa
gA陽性ピロリ菌の感染で発症リ
スクが高まるとされていた、非
消化器疾患の病因・病態解明に
向けた第一歩となることが期待
されます。

ピロリ菌について解説している

動画です。

 

 



 

 

 

病院で病因を解明する。笑

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

 

 

2】 日米の医療研究司令塔が、共同研究の覚書調印

 

 

 

 

日米の医療研究の司令塔であ
る日本医療研究開発機構と米国
立衛生研究所(NIH)が11
日、5年間、共同研究を進めて
いくことで合意しました。

同機構の末松誠理事長とNI
Hのフランシス・コリンズ所長
がワシントンで覚書に調印しま
した。

今後、両国とも情報が乏しい
難病患者の遺伝情報などについ
て膨大なデータを共有し、早期
診断や治療法の開発につなげる
そうです。人の脳の機能を解明
するため、動物を使った共同プ
ロジェクトも進めます。研究者
同士の交流や、シンポジウムの
共同開催も実施します。

国が進める医療イノベーショ
ン政策の一環です。同機構は、
新年度、ワシントンのほか、ロ
ンドンやシンガポールにも事務
所を開設します。米国以外の先
進的な研究機関とも連携し、国
内の研究機関と繋げていく予定
だそうです。

末松理事長は、「遺伝情報の
比較などで協力体制を強化した
い」と語りました。 コリンズ
所長は「協力体制は科学的に極
めて重要で、興奮している」と
述べました。 笑

アメリカだけではなくイギリス

とも研究で連携するそうです。

 

 



 

 

協力体制は、強力でした。笑

 

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

 

 

編集後記

 

 

 

最近の疫学研究では、ピロリ
菌感染は、心疾患や血液疾患、
神経疾患等の胃粘膜病変以外の
様々な全身疾患の発症に関わる
ことが示唆されているというの
は、ある程度は、知っていまし
た。 それは、血液疾患の中の、
血小板減少性紫斑病がピロリ菌
感染と関係があり、ピロリ菌の
除菌療法が、その治療に役立つ
可能性があると知っていたから
です。更に悪性リンパ腫の一種、
MALTリンパ腫もピロリ菌感染と
関係があり、同じくピロリ菌の
除菌療法が、その治療に役立つ
可能性があると言われていたか
らです。しかし、心疾患や神経
疾患については、余り詳しく知
りませんでした。ピロリ菌の病
原蛋白質CagAが細胞外小胞エク
ソソームに含まれることが初め
て明らかになり、血流に乗って
全身に運ばれるという事実が確
かめられたので、本当に疫学的
調査の結果を裏付ける研究では
ないかと考えています。
日米の医療研究の司令塔であ
る日本医療研究開発機構と米国
立衛生研究所(NIH)が11
日、5年間、共同研究を進めて
いくことで合意したのは、喜ば
しいことです。なお一層の医学
研究の進展が期待されると思い
ます。 慶應大学医学部の医学
部長である末松誠教授が、日本
医療研究開発機構の理事長をさ
れているのは、知っていました
が、日米または、日米欧のこの
ような連携を計画されていると
いうことは、初めて知りました。

親展の手紙で、医療連携進展
が期待される。笑

 

 

 

 

 

 

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2017-12-23 00:04:44

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診療マル秘裏話    号外Vol.790 平成29年2月19日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 

 

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 

 

 

 

 

 

目次

1)メタボリックシンドロームで、胆石が増えるメカニズムを解明
2)体の一部がヒトの細胞でできたブタ胎児が成長

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 

 

 

 

1】 メタボリックシンドロームで、胆石が増えるメカニズムを解明

 

 

 

 

 

 

東北大学は1月25日、メタボ
リックシンドロームで胆石が増
えるメカニズムを、遺伝子改変
マウスを用いて解明したと発表
しました。この研究は、同大学
大学院 医学系研究科の糖尿病
代謝内科学分野の山田 哲也准
教授、浅井 洋一郎医員、片桐
秀樹教授らが消化器病態学分野
の下瀬川 徹教授、病理診断学
分野の笹野 公伸教授、東北大
学病院薬剤部の眞野 成康教授、
山形大学医学部 内科学第二(
消化器内科学)講座の上野義之
教授、東北大学加齢医学研究所
分子腫瘍学研究分野の田中耕三
教授らとの共同で行ったもので
す。研究成果は「Gastroentero
logy」オンライン版に1月13日
付けで掲載されています。

胆石は、欧米では成人の10~20
%、日本を含む東アジアでは5~
10%と非常に有病率の高い疾患
です。また、予後が不良ながん
のひとつである、胆のうがんの
危険因子であることが報告され
ています。 一方、近年増加の
一途をたどっているメタボリッ
クシンドローム患者さんでは、
脂肪肝に伴って胆石症が発症し
やすいことが知られていますが、
その理由は明らかとなっていま
せんでした。

研究グループは、メタボリック
シンドロームに伴う、脂肪肝の
状態では、肝臓内の血流が低下
し肝細胞が酸素不足に陥ること
に着目しました。ノックアウト
マウスを用いて研究を進めた所、
肝臓内脂肪蓄積により、肝細胞
では酸素不足が生じ低酸素誘導
因子(HIF-1α )が誘導・活性
化されることで、胆汁への水分
を供給する蛋白質(アクアポリ
ン8)が減少しその結果、胆汁
が濃縮されてコレステロールが
析出、胆石形成が促進される事
が明らかとなりました。

更に、メタボリックシンドロー
ムに伴った脂肪肝を有する患者
さんの肝臓生検サンプルを用い
た検討でも、胆石を有する患者
さんでは肝臓のHIF-1α が増加
していることも発見しました。
このことから、マウスの結果が
ヒトでも裏付けられヒトの胆石
の原因として脂肪肝に伴う肝臓
の酸素不足が重要であることが
分かったとしています。肝臓の
低酸素に介入することが、今後
脂肪肝に伴う胆石の治療、ひい
ては胆のうがん発症の予防につ
ながる可能性が考えられると、
研究グループは述べています。

メタボリック症候群について、

解説している動画です。

 

 



 

 

 

脂肪肝は、甘く見てると死亡
感につながる。笑

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

 

2】 体の一部がヒトの細胞でできたブタ胎児が成長

 

 

 

 

 

ヒトの人工多能性幹細胞(i
PS細胞)を、ブタの受精卵に
注入した後に、雌ブタの胎内に
移植し、体の一部がヒトの細胞
でできたブタ胎児に成長させた
と、米ソーク研究所やスペイン
のムルシア大などの研究チーム
が1月26日付の米科学誌セルに
発表しました。
移植から3~4週間後に胎児
を取り出したところ、体に占め
るヒト細胞の割合は低いことが
分かりました。ヒトiPS細胞
が脳神経細胞に変わる様子はな
く、筋肉などに変わっていたと
いうことです。
この研究は将来、ヒトの膵臓
などの臓器をブタの体内で作り、
患者さんに移植する再生医療の
実現が目標です。 その場合は、
ブタ受精卵に注入するヒトiP
S細胞が、特定の臓器に変わる
よう遺伝子操作で誘導します。
研究チームはこの実験の前に、
マウス受精卵に、ラットiPS
細胞を注入しマウス胎内に移植
する方法と遺伝子操作を組み合
わせ、ラットの膵臓や心臓、目
を持つマウスの子を誕生させま
した。ただ、ヒトとブタは種の
違いが大きく、ヒト臓器を生み
出すには技術の改良を積み重ね
る必要があるということです。

内在ウイルスの除去に成功した

という動画です。

 

 



 

 

 

捜査で遺伝子操作を行う。笑

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

 

 

編集後記

 

 

 

メタボリックシンドロームで
胆石が増えるメカニズムを遺伝
子改変マウスを用いて解明した
のは、偉大な業績です。脂肪肝
から脂肪肝炎(NASH)へと
すすみ、脂肪肝硬変になってし
まう症例が多くなっています。
初期、とくに脂肪肝の時は症状
がなく、推奨できない食事をと
り続けると脂肪肝硬変になって
しまうようです。そのため私は
脂肪肝が疑われる症例では患者
さんにL-カルニチンのサプリ
を内服するよう勧めています。
その理由は、肝臓内脂肪蓄積
により、肝細胞では酸素不足が
生じ低酸素誘導因子(HIF-1α)
が誘導・活性化されるとミトコ
ンドリアがジャイアントミトコ
ンドリアになり、やがてはミト
コンドリアが死滅してしまいま
す。ミトコンドリアが死ねば、
エネルギー産生が行われず肝臓
は機能不全に陥ります。この様
な事態にならぬよう脂肪をミト
コンドリアで燃焼促進するL-
カルニチンを摂取して頂きます。
ヒトの人工多能性幹細胞(i
PS細胞)を、ブタの受精卵に
注入した後に、雌ブタの胎内に
移植し、体の一部がヒトの細胞
でできたブタ胎児に成長させた
というのは素晴らしい業績です。
しかし、ヒトの移植に使う臓器
をブタに作らせるには、まだ道
半ばという感は、否めません。
移植から3~4週間後に、胎児
を取り出したところ、体に占め
るヒト細胞の割合は低いことが
分かり、ヒトiPS細胞が、脳
神経細胞に変わる様子はなく、
筋肉などに変わっていたという
ことですから、目的の臓器を作
れるようになるまで、試行錯誤
を繰り返しながら、技術の改良
をして進めてゆくしかないでし
ょう。

異種動物の力を借りる異色の
移植。笑

 

 

 

 

 

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