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2015-04-21 16:58:48

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診療マル秘裏話 号外Vol.92 平成26年12月9日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 

 
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目次

1)Charcot-Marie-Tooth病の原因タンパク質が蓄積するメカニズム
2)眼科用VEGF阻害剤が,「糖尿病黄斑浮腫」の適応追加承認を取得

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 

 

 

1】Charcot-Marie-Tooth病の原因タンパク質が蓄積するメカニズム

 

 

 
群馬大学・生体調節研究所・細胞
構造分野の佐藤健教授ら研究グルー
プは11月12日、
Charcot-Marie-Tooth disease
(CMT病)発症の原因となる変異PMP
22タンパク質(PMP22)が細胞内に、
蓄積するメカニズムの一端を解明す
ることに成功したと発表しました。

遺伝性疾患の神経難病であるCMT病
についてはこれまで複数の原因遺伝
子が発見されているものの、根本的
治療法は確立されておらず、研究・
開発の進展が求められています。
通常、野生型PMP22は小胞体で合成後
に細胞膜へと輸送され、神経細胞を
保護するミエリンの形成に働きます。
一方、変異PMP22は小胞体に蓄積して
細胞毒性を示し、細胞を変性させて
しまうことが判明しています。

研究グループは今回この変異PMP22
の小胞体における分解に関わる因子と
して、新たにHrd1とgp78の同定に成功
したそうです。また変異PMP22の1種で
あるPMP22(L16P)の小胞体蓄積に、
関与する因子として、カルネキシンと
Rer1を発見することにも成功しました。
これらを同時に機能抑制すると、変異
PMP22の小胞体蓄積が劇的に緩和され、
細胞膜などへの輸送が促されることを
確認したそうです。

変異膜タンパク質が小胞体に蓄積す
る多様な疾患の発症機構解明、治療法
開拓に光となる可能性が示唆されまし
た。
Hrd1とgp78は、タンパク質にユビキ
チンを付加し、分解を促進する因子で
す。この機能を低下させると、野生型
でも変異PMP22でも、小胞体における
タンパク量が顕著に増加したという事
です。

Rer1はゴルジ体タンパク質で、遺伝
子ノックダウン法により機能低下させ
て検証したところ、小胞体に蓄積して
いたPMP22(L16P)変異体の一部が、
細胞膜やリソソームへと輸送されるよ
うになったということです。

一方、ヒト・カルネキシン遺伝子の
機能低下実験では、変異PMP22の小胞
体蓄積に違いは確認できませんでした。
そこでカルネキシンの機能低下により
変異PMP22が小胞体から搬出されても、
Rer1によって捕らえられ小胞体へと送
り返されているのではとの仮説を立て、
Rer1とカルネキシンの機能低下を同時
に施しました。すると、変異PMP22
(L16P)の小胞体蓄積が大きく緩和さ
れ、細胞膜などへの輸送が促進された
ということです。

よって、カルネキシンが小胞体で、
変異PMP22と結合し小胞体に蓄積させ、
Rer1が漏れ出てきた変異PMP22をゴル
ジ体で認識して小胞体へ送り返すとい
う2段階のプロセスが存在することが
分かったとしています。

今回の研究で、これまで不明だった
CMT病の発症機構の一端と、新たな
創薬ターゲットを見出すことができま
した。研究グループでは、さらにCMT
病のみならず変異タンパク質が小胞体
に蓄積する様々な疾患の原因解明や
治療薬開発にも寄与する可能性がある
と話しています。

神経難病の患者さんは、差別と偏見に

苦しんでいるという動画です。



 

 

 

 

 

 

 

キヨさんが疾患の原因解明に寄与
した。笑

 

 

 

 

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2】眼科用VEGF阻害剤が,「糖尿病黄斑浮腫」の適応追加承認を取得

 

 

 

 

 

バイエル薬品株式会社と参天製薬
株式会社は11月18日、「中心窩下脈絡
膜新生血管を伴う加齢黄斑変性(滲出
型加齢黄斑変性)」、「網膜中心静脈
閉塞症に伴う黄斑浮腫」、「病的近視
における脈絡膜新生血管」の治療で使
われる眼科用VEGF阻害剤「アイリーア
(R)硝子体内注射液40mg/mL」「アイリー
ア硝子体内注射用キット40mg/mL」で、
新たに「糖尿病黄斑浮腫」の適応追加
承認を取得したことを発表しました。

糖尿病黄斑浮腫は、網膜の血管が、
障害される糖尿病網膜症と並んで、
糖尿病患者によくみられる、細小血管
合併症です。黄斑部中心窩に血漿成分
が漏出することで起こり、高度な視力
障害や失明の原因になる場合がありま
す。糖尿病黄斑浮腫は、多くの先進国
で若年・中年層の成人の失明原因とし
て最も高い割合を占めており視力障害
と併せて全糖尿病患者さんの約3%で
発現すると推定されています。

今回の承認は、合計862人の患者
さんを対象とした第3相臨床試験であ
るVIVID-DME試験およびVISTA-DME試験
の1年目のデータなどに基づき行なわ
れました。欧州や日本などで実施され
たVIVID-DME試験では、アフリベルセ
プト2mgを4週ごとに5回投与後、8週
ごとに投与する群と、黄斑レーザー光
凝固術を施行する群に割り付け比較し
ました。

8週ごとに投与した群では、52週目
のBCVAがベースラインと比較して平均
10.7文字改善しました。レーザー治療
群では、平均1.2文字の改善でした。
同条件で米国で実施されたVISTA-DME
試験では、アフリベルセプト投与群が、
ベースラインと比較して平均10.7文字
改善でした。レーザー治療群では平均
0.2文字の改善でした。レーザー治療
群では、ほとんど改善していないこと
がだれの目にも明らかですね。

今回の適応追加承認についてVIVID-
DME試験の治験調整委員会メンバーの
名古屋大学眼科学 寺崎浩子教授は
「糖尿病網膜症は、日本における視覚
障害の原因疾患の第2位となっていま
す。そのうち約20%を占めるとも言わ
れる糖尿病黄斑浮腫は高度な視力低下
につながるリスクがあります。第3相
臨床試験でレーザー治療群と比較して
統計学的に有意な視力改善を示した、
アイリーアが、このたびの承認により
糖尿病黄斑浮腫に対し視力改善をもた
らしうる治療選択肢となることは、
糖尿病を抱える患者さんにとって大き
な福音になると期待しています」とコ
メントを寄せています。

糖尿病性の黄斑浮腫に対しての効能

追加がなされたのは、良かったと考え

られますが、もともとの滲出型加齢黄斑

変性症と言う病気に対する治療をグラ

フィックスで解説した動画です。



 

 

 

 

 

 

 

 

皮革製品を比較する。笑

 

 

 

 

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編集後記

Charcot-Marie-Tooth disease
(CMT病)発症の原因となる変異PMP22
タンパク質(PMP22)が細胞内に蓄積
するメカニズムの一端を解明できた事
は、本当に喜ばしい事だと思います。
今まで何の治療法もなかった(CMT病)
ですが、治療法開拓に希望の光が見え
たことによって患者さんにも希望が持
てる時代になったと思います。眼科用
VEGF阻害剤の臨床試験は、最後まで行
われなかった可能性があります。この
ように失明につながるような成績が、
レーザー治療群で認められた場合には、
そのレーザー治療を中止してVEGF阻害
剤の投与に切り替えることが人道上、
絶対必要と考えられるからです。何は
ともあれ、素晴らしい治療成績を残し
たVEGF阻害剤の効果は、素晴らしいと
しか言いようがありません。

聖蹟を訪ねて、成績について考える。


 

 

 

 

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