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診療マル秘裏話 Vol.358 平成22年10月14日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次
1) 「経口免疫寛容」の仕組み
2) 細胞表面にあるセンサータンパク質の役割

 

 

 

 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

1】 「経口免疫寛容」の仕組み

本来、異物である食べ物が体内
に入っても、免疫機構が攻撃を仕
掛けない「経口免疫寛容」の仕組
みをマウスの実験で明らかにした
と、理化学研究所の佐藤克明
(さとう・かつあき)チーム
リーダーらが9月30日付の
米科学誌ブラッド電子版に発表し
ました。

生きるのに必要な食べ物を異物
と判断してしまうと、食物アレル
ギーを引き起こし、命にかかわる
こともあります。佐藤さんは
「アレルギー治療につながる成果」
と話しています。

佐藤さんらは、食べ物が吸収さ
れる腸の粘膜では、免疫細胞の
一種「樹状細胞」の表面に
「B7H1」と「B7DC」とい
う2種類の分子が顔を出し、免疫
を抑制するT細胞を作り、異物を
攻撃する抗体の生産を抑えるなど
重要な役割を果たしていることを
突き止めました。

普通のマウスに、あらかじめ
アレルギー物質のタンパク質を
食べさせると、1週間後に同じ
タンパク質を皮下注射した場合に
できた抗体の量は、事前に食べさ
せなかったマウスの約20%に減
り、経口免疫寛容が成立すること
を確認しました。遺伝子操作で
この2種類の分子をなくしたマウ
スで同様の実験をすると、抗体は
70~80%できました。

免疫機構の解剖生理学に関する

動画です。

www.youtube.com/watch?v=yCn_GjLuxxs

 

 

 

 

 

 






























経口免疫寛容では、腸の粘膜の
樹状細胞が肝要です。笑

 
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2】 細胞表面にあるセンサータンパク質の役割

細胞表面にあるセンサータンパク
質が、周りにあるタンパク質の
信号を受け取り、細胞内に周囲の
情報を伝える仕組みを大阪大
(大阪府吹田市)と横浜市立大の
チームが明らかにし、9月29日
付の英科学誌ネイチャー電子版に
掲載されました。

体内での信号のやりとりは神経
などの形成のほか、がんや自己
免疫疾患、アトピー性皮膚炎など
の病気の進行に関与しています。
信号を遮断すれば免疫の働きを抑
え自己免疫疾患の治療につながり、
信号を強くすればアトピー性皮膚
炎を抑えられるということです。

チームはマウスの信号タンパク
質「セマフォリン」と細胞表面の
センサー「プレキシン」の結晶
構造を大型放射光施設
「スプリング8」(兵庫県)など
で解析しました。

通常は細胞表面でくっついてい
る2個のプレキシンが、近くに来
たセマフォリンを間に挟み込み、
細胞内に情報を伝えるとみられて
います。

大阪大蛋白質(たんぱくしつ)
研究所の高木淳一(たかぎ・
じゅんいち)教授は「信号授受の
様子を原子レベルで明らかにでき
た。信号の働きを調節する薬を
コンピューターでデザインできる
かもしれない」と話しています。

タンパク質の構造解析に関する動画

です。

www.youtube.com/watch?v=Zs-A2qhJ7T0

 

 

 

 

 

 

 


























 

結晶構造の解析は、汗の決勝。笑

 
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編集後記

免疫の仕組みは神秘のベールに
つつまれて来ました。しかし経口
免疫寛容の仕組みが明らかになり、
細胞内情報伝達系の経路が明らか
になりつつある現在では、自己
免疫性疾患やアトピー性皮膚炎の
完治も夢ではないという気がしま
す。地道な結晶構造の解析などの
基礎的データが応用されたもので
本当に日本の研究者の根気には恐
れ入ります。ノーベル化学賞を
日本人が受賞するのも分かる気が
します。さらなる免疫機構の解析
に期待したいと考えています。

流線型の機体に期待した。笑

 

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